兄さん達が新世界(意味深)に進出して1週間。遂に、試験当日。私達は二台に別れ、一台目にリアス先輩、木場君、兄さん、アーシアさん、ゼノヴィアさん、塔城さん。二台目に私、レイヴェル、おじさん、グレイフィアさん、黒歌、ルフェイ、オーフィス、フェンリル。ちなみにオカ研は私も含めて制服。
何故グレイフィアさんがいるかと言うと、ちょうど冥界に行く用事がありそのついでに乗ったとか。なんでも、今は教師をしつつエージェント的な仕事もしているそうでその報告だろう。
アザゼル「にしても、聖。お前の傷は治りが遅くないか?いくら邪龍と言ってもそこまで長くはないだろうに。」
聖「そんな事言われても知らないよ。これが邪龍の呪いなのか覇気によるものなのかも知らないし。」
レイヴェル「な、何故そこで覇気が出てきますの?」
聖「え?だって、クロウ・クルワッハも覇気使ってたし。」
そこで、リムジン内の空気が凍った様に感じる。あ、ありゃ・・・?も、もしかして私・・・。そこまで思った途端、おじさんから特大のゲンコツを貰う。
聖「〜〜〜〜っ!!」
それはもう言葉にならないくらいの痛さ。いや、待って。本当に痛いんだが?
アザゼル「この、馬鹿野郎が!!なんでそれを言わねえんだ!!」
聖「い、言ったつもりだったの!わ、わざとじゃない!!だから私は悪くない!!」
レイヴェル「悪いですわ!!」
そこからは二人からの怖いお説教。え?グレイフィアさん?笑ってましたが?
そんな感じで試験会場まで移動し、グレイフィアさんはルシファードに行くためにそのままリムジンへ乗って行ってしまった。そして、みんなはそれぞれ激励の言葉を送っているけど私だけは違う。
聖「兄さん。全てのガシャットを出して。」
イッセー「はあ!?なんでだよ!」
聖「だって使うじゃん。ドライグ、兄さんが本気を出さないようお願い。」
ドライグ『ああ。任せろ。』
イッセー「何言ってんだよ!本気で行かなきゃ試験に合格出来ないだろ!?」
聖「はあ・・・。このバカは・・・」
レイヴェル「イッセーさん。私達はこれまで誰と戦ってきたか、全て言葉にして言ってみてください。」
イッセー「いや、はぐれ悪魔にはぐれ
アザゼル「ああ、そうだ。お前さん達はあらゆる強敵と戦い勝利してきた。なら、逆に聞くがこの試験会場にいる悪魔達は、そんな強敵と戦ったか?」
イッセー「・・・あ。」
リアス「イッセー。聖さんにガシャットを渡しなさい。」
イッセー「せ、せめて1つだけでも!」
聖「それ以上、駄々をこねるなら試験に集中出来ないほどボコボコにするよ?」
私のその一言で、不服ながらも一応渡してくれた。念の為、兄さんが隠してないかのボディチェックもしたし、これで相手を殺す事はないだろう。
これで、「力加減をミスって殺しました。」なんて事があれば大変な事になる。だからこそ、これは徹底してやらなければいけない事だ。
兄さん達を見送ったあと、おじさんの魔法陣で高級ホテルへ。でも試験が終わるまでの数時間は特にやることもない為、ホテルの部屋で各自自由行動。
ゼノヴィアさんとアーシアさんと塔城さんは3人で話し合う事があるそうで部屋に行き、リアス先輩は最近忙しかったせいか疲れが溜まっているようで仮眠するといい、おじさんは黒歌さん達と話し合い。私はいつもの様にレイヴェルと一緒。てか、今更だけど・・・
聖「ロスヴァイセさんとギャスパー君は?」
レイヴェル「本当に今更ですわね・・・。ロスヴァイセさんは自身の強化の為に北欧へ戻り、ギャスパー君も強くなりたいと、1人でグリゴリの門を叩いたそうですわ。」
聖「何気にゲームの事、気にしてるんだなぁ・・・。まあ、強くなることはいい事だけど。それよりも・・・」
私は防音魔法を部屋に張り巡らせて、レイヴェルをベットに押し倒す。
聖「久々にどう?」
レイヴェル「全く・・・。で、でも、私も久しぶりにしたいと思っていたので・・・///」
あぁ・・・私の彼女が可愛すぎる・・・!!私達はシワにならないよう制服を脱いでそのままイチャイチャする。最初こそ私が攻めていたけど、数十分もしないうちに主導権を握られ、めちゃくちゃ虐められた。レイヴェルはドSなのかもしれない。いや、きっとドSだろう。
時間ギリギリまでイチャイチャして、二人で一緒にお風呂に入って、貸切にしたという高級ホテルへ。サラッとやるよなぁ・・・。
私達二人が最後だったらしく、試験組以外は集合していた。てか、おじさんなんてジョッキで飲んでるし。
アザゼル「お?熱々なお二人さんが来たな。」
聖「ま、未だに彼女の出来ないおじさんよりはいいでしょ?」
アザゼル「な!?んだと、お前!」
リアス「二人ともやめなさい。朱乃達は試験を終えて向かってるそうよ。」
アザゼル「お?そうか、そうか。ま、アイツらなら大丈夫だろうよ。」
そんな話をしていると魔法陣から兄さん達が現れる。うん、やっぱ、転移魔法って便利だな。
聖「お疲れ、兄さん。試験はどうだった?」
イッセー「あ、ああ・・・。筆記の方は一応大丈夫だけど、実技の方は・・・」
アザゼル「呆気なかったわけだ。聖がガシャットを取り上げた意味が分かったろ?」
イッセー「は、はい。俺、1度しか倍加を使ってないのにあっさり勝てちゃって・・・」
リアス「こればかりは仕方ないわ。イッセーは悪魔になってまだ半年。それに、強敵とばかり戦ってきたもの。これを機に学びなさい。」
イッセー「は、はい!」
アザゼル「ま、とりあえずお疲れ様って事で、美味いもんでも食って気持ちをリセットしろよ。」
おじさんの掛け声と共にみんなが座ろうとすると、何度も味わったヌルりとした感覚が肌に纏わりつき、薄紫色の霧が現れる。でも、1つ違うのは私の胸に何かが刺さった瞬間、体から何か大事なものが抜け落ち力が入らなくなったことだった。