転生DxD   作:ぺへ

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123話

聖side

 

レイヴェルにガチでキレられた私。まあ、オリジナルの私は今頃地獄なんだろうなぁ・・・。それに、私にはやらなければならない事が山ほどある。まず、()()を使いこなし、新しい体に慣れ、英雄派を潰さなければならない。それに、サマエルから生まれた私は、その身にドラゴンスレイヤーを宿していると考えられてもおかしくは無い。

 

私は普通のバグスターとは違い、かなり人間寄りでもある。骨もあれば血液も流れ、内蔵もある。まあ、寿命は無くなったし、瞬間移動も出来るけど。そんな時、サーゼクス様の耳元に魔法陣が展開される。

 

サーゼクス「・・・それは本当かい?・・・分かった。頼むよ。」

アザゼル「どうした?」

サーゼクス「・・・英雄派が攻めてきたようだ。大量の死神を連れてな。」

アザゼル「な、なんだと!?」

ハーデス『恐らくはプルートとタナトスであろうな。』

聖「ハーデス様、ご準備は?」

ハーデス『先程、全勢力に通達した。問題は無い。』

聖「レイヴェル。とりあえず冥界に戻りな。私はやらなきゃいけないことがあるから後から行くよ。」

レイヴェル「・・・ええ。必ず来てください。でなければ、説教だけでは済ましませんわ。」

 

レイヴェルは魔法陣を展開し冥界へ転移していく。さ〜て、私も頑張るか〜。

 

サーゼクス「聖さん。悪いが、君を冥界へ行かせる訳にはいかない。」

聖「それは、私がサマエルを解放した極悪人の一人だからですか?」

サーゼクス「そうだ。」

アザゼル「流石に今のお前さんが行けば取り返しのつかない事になる。それこそ、永遠に封印されることだって・・・」

聖「いいよ、別に。私は大事な家族を守ることが出来ればいいんだから。」

 

私は手に真っ白な球体型のオーラを纏いそのまま虚空に振るう。すると、大気に思いっきりヒビが入り、少し遅れて地震が起こる。

 

アザゼル「な、なんだ!?」

サーゼクス「地震だって・・・!?」

聖「まだ調整不足か・・・。ま、少しずつ慣れるか。」

ヴァーリ「・・・今のは君がかい?」

聖「そのまんま復活する訳ないじゃん。それとも、勝負でもする?」

ヴァーリ「ハハハ!面白い!」

 

Vanishing Dragon

Balance Breaker!!

 

ヴァーリ君は突っ込んで来るけど、私はギリギリまで引き付けて、武装色で硬めた蹴りをカウンターとして鳩尾に当てる。・・・うん、体のだるさが一切ない。あ、鎧が一瞬で砕けた。

 

ヴァーリ「カハッ!」

聖「どう?また、私を目標に出来そう?」

ヴァーリ「ああ・・・!!以前の強さを取り戻しているとはね・・・!!」

 

うわぁ・・・。めっちゃニコニコじゃん、引くわぁ・・・。さて、ヴァーリ君でもう少し能力に慣れるとするかぁ・・・。

 

 

 

レイヴェルside

 

レイヴェル「さあ、避難所はあちらですわ!」

「あ、ありがとうございます!」

 

冥府から出て1時間。私は首都ルシファードでグレモリー眷属と共に一般人を避難させていた。冥府から戻ってきた時には街は破壊され、あらゆる建物が崩壊していた。

 

それに、首都の方へ巨大生物が向かっているという報告も受けている。

 

リアス「レイヴェル!こちらは終わったわ!」

レイヴェル「こちらもですわ!」

 

私がグレモリー眷属にロスヴァイセ先生とギャスパー君が居るのに気付いた。良かった、間に合ったのですね・・・!しかし、パラドは・・・?彼女はどこに・・・。そんな時、リアス様の耳元に魔法陣が展開される。

 

リアス「な!?分かったわ!すぐに向かうわ!!みんな、ソーナ達の元へ今すぐ向かうわよ!」

木場「何があったんです?」

リアス「ソーナ達の護衛していたバスが英雄派に襲われたらしいの!」

 

な!?英雄を名乗っておきながらどこまでも・・・!!少し離れたところで黒炎が見えた為、あそこなのでしょう。私達は急いで向かうとソーナ様達がバスを守る様に立っているものの、シトリー眷属、特に匙さんは大怪我を負っていた。そして目の前には英雄派と思わしき人間達と死神がいる。何故・・・?

 

リアス「ソーナ!」

ソーナ「リ・・・アス・・・?」

曹操「化け物と言えど所詮はそんなもの。俺たち人間には勝てないのさ。」

仁村「ふざけないで!!あんた達が子供達の乗るバスを襲ったからでしょ!?そのせいで元士郎先輩は・・・!!」

 

な!?そ、そんな事を・・・!!

 

リアス「・・・ソーナ。私達があとを引き継ぐわ。アーシア、ソーナ達の回復を。」

アーシア「は、はい!」

 

私とイッセーさんはベルトを装着して変身しようとするも邪魔が入る。

 

プルート『ご機嫌よう。蝙蝠共。』

タナトス『随分と面白い事になっているようだな。』

レイヴェル「プルート!それに、タナトス!!」

イッセー「てめぇら!!なんでここにいるんだよ!!」

プルート『あの忌々しい小娘のせいで追放されたからな。』

タナトス『その腹いせに冥界を潰そうと英雄派と手を組んだのだ。』

レイヴェル「・・・どこまでも本当に中途半端ですわね。」

曹操「なんだと?」

レイヴェル「中途半端と言ったのですわ。あなた方が我々異形を倒して英雄になる。そう聞きましたが、実際は異形の力を借りなければ何も出来ない子供ですわ。」

ゲオルク「っ!お前もあの女のように俺たちを・・・!!」

ジークフリート「いいだろう!!お前もあの女のように苦しみながら死ね!」

 

全員が構える中、1人だけ違う反応を見せる。それはギャスパー君だった。彼はまさか・・・

 

ギャスパー「ひ、聖先輩が死んだ・・・?う、嘘ですよね・・・!?」

リアス「ギャ、ギャスパー。聖さんは・・・」

曹操「ああ!死んださ!俺たちが殺した!!あの化け物は面白い程に苦しんでいたよ!」

 

ああ、そうか・・・。こいつらは知らなかったのですわね。それに、皆さんにも伝え忘れていましたわね・・・。私も人のことを言えませんわ・・・。そんな事を思っているとギャスパー君が突然狂ったように笑い出す。そして、ギャスパー君らしくない声でこう言い放った。

 

死ね

 

その瞬間、辺りに闇に包まれ、死神や英雄派の構成員達が闇から生まれた獣に喰われ始める。こ、これは・・・!?そ、それに、先程ギャスパー君から発せられた不気味な声は一体・・・!?

 

他のみんなも驚いている様で声が出ないようにも見える。英雄派の幹部やタナトスとプルートは逃げ延びたみたいですが、それ以外は全滅・・・。ギャスパー君も力を使い果たしたのか気を失ってしまう。ですが、これで集中出来ますわ!

 

そう思った矢先、聖に捕らえられたはずの大男が現れる。まさか、グリゴリから抜け出して・・・!!直後、男の体から大量のミサイルが現れバスの方へ!

 

レイヴェル「全員、防御魔法陣を!!」

 

私の声に反応して、リアス様達が防御魔法陣を展開する。私はと言うと腕を炎に変化させ、思いっきり踏み込み放つ。聖がサイラオーグ様との戦闘の際、腕を伸ばしていたのを見て思いついた、フェニックス家に生まれた者のみが使える技。

 

その名も━━━

 

火拳!!

 

握り拳の形をした炎がミサイルを捕らえ、全て爆発する。くっ・・・まだ、制御が完璧では無いですわね・・・!!

 

ヘラクレス「チィっ!!クソ悪魔が!!」

小猫「・・・凄い。私も負けない・・・!!」

朱乃「あらあら・・・私も負けられませんわね。」

ヘラクレス「なら、これならどうだ!!」

 

大男と魔剣を持つ青年は注射器のようなものを取り出す。あれは・・・?

 

ヘラクレス、ジークフリート「魔人化(カオス・ブレイク)!!」

 

自身の首元に刺した瞬間、血管が浮かび上がったと思ったら身体がどんどん変態していく。青年の方は大蜘蛛の様な姿になり、大男の方は全身にミサイルを纏い丸みを帯びる。子供達も恐怖からか泣いてしまっていますわね・・・。

 

曹操「これこそが俺たちの秘密兵器!異形を研究して作り上げた最高傑作だ!!」

リアス「本当、人間って悪魔より強欲だわ・・・。でも確かにレイヴェルの言う通り中途半端ね。」

パラド「それがこいつらだろうよ。」

 

声のした方を見ると、シスター服がボロボロになり、片手に何かが入った籠を持ったパラドが歩いてくる。

 

プルート『っ!忌々しい顔がお見えになるとは・・・!!』

タナトス『仕方あるまい。あの女の代わりに貴様の魂を刈りとるとしよう・・・!!』

 

パラドは二柱の言葉を無視して子供達の元へ歩いていく。

 

パラド「おい、ガキ共。これでも食ってな。怖いやつらは姉ちゃん達が倒してやるから心配すんな。」

 

パラドはそう言って子供達にお菓子を配る。まさか、この為に集めたと言いますの・・・?・・・ふふ、パラドったら、やっぱり優しいですわね。

 

プルート『っ!!無視をするなァ!!』

 

プルートが斬撃を!私達は防御魔法陣を展開しようとするも間に合わず、子供達に当たりそうになった所をパラドが弾く。子供達には風圧すら当たらなかった。

 

パラド「屑神が。てめぇらの相手は私がしてやるよ。」

タナトス『貴様ごときに私達を屠れると?』

パラド「ああ。()()なら余裕だ。」

プルート『私達・・・?』

ヘラクレス《死に晒せェ!!》

 

っ!しまっ!私達が大男の方を見た瞬間に、白い巫女服が金棒で大男の顔面を殴り付けていた。当然、赤黒い稲妻を纏って。

 

雷鳴八卦!!

 

大男は吹き飛び、全員が目を見開いている中、「カランッカラン」という下駄の音と共に着地する。顔には般若の仮面を被っているものの誰だか一瞬で分かってしまう。全く・・・。遅刻もいい所ですわ・・・。

 

パラド「遅かったじゃねえか。」

レイヴェル「全くですわ。何か言い訳でもあるなら今で聞きますが?聖。」

聖「ちょっと、デートの誘いが多くてね〜。」

 

仮面を外せばやはり聖の顔が現れる。本当、良い登場の仕方ですわね・・・。こうして、私達全員が揃った瞬間ですわ。

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