28話
ゼノヴィア「と、言うわけで、今日からリアス・グレモリーの眷属になった。よろしく頼む。」
イッセー、アーシア「「えぇ!?」」
リアス「これで、祐斗とゼノヴィアの騎士の2人が揃ったわね♪」
イッセー「いや、揃ったわね♪って!てか、聖剣はどうしたんだ?」
ゼノヴィア「しっかりと返したさ。紛い物とはいえ、返しとかないと流石にヤバいからね。・・・兵藤聖。」
聖「ん?なに、ゼノヴィアさん。」
ゼノヴィア「私は君の言葉に救われた。あの言葉が無ければ、正直立ち直れなかっただろう。この恩は一生忘れない。本当にありがとう。」
そう言って、ゼノヴィアさんは頭を下げてきた。いや、ありきたりな言葉でそんなに感謝されても・・・。いや、でも、ここまで言うなら受け取らない方が無礼か。
聖「もし、また迷った時は私を頼ってよ。助けになれるかは分からないけど、アドバイス位は出来るから。」
ゼノヴィア「ああ。そうさせてもらう。」
リアス「さて・・・。聖さん、そろそろ教えてくれてもいいんじゃないかしら?何を調べていたのか。」
イッセー「あ、そ、そうだよ!」
聖「それについては今から話します。でも、その前にやる事が。兄さん。」
イッセー「な、なんだよ・・・?」
私は兄さんの前で跪き、頭を地面に叩きつけるという、日本の伝統である『DOGEZA』をする。これには皆驚いていたけど、やっておかなきゃいけない。
聖「本っ当にごめんなさい!」
イッセー「い、いやいやいや!いきなり土下座されても困るんだけど!?」
ゼノヴィア「それは確か、『DOGEZA』だったか?日本では最大限の謝罪方法と聞いた事があるが・・・」
リアス「・・・どういう事かしら?」
聖「・・・リアス先輩。私が自作のウイルスに自ら感染させたって言う話はしましたよね?」
リアス「え、ええ。」
木場「それが、調べていた事に関係するのかい?」
聖「えっとですね・・・その・・・誠に言い辛いのですが、兄さんも感染していまして・・・」
「「「「「はあっ!?」」」」」
聖「いや、でも、誤解しないで!あれは故意にした訳では無いことを理解してほしいの!」
イッセー「ま、まさか、漏れだしたのか!?」
聖「いや、その、なんていうか・・・。仮面ライダークロニクルを作る際に、純日本人で人間の血液が必要になって、兄さんが寝てる間に頂戴した事があったんだけど、その時に注射針を間違えてしまいまして・・・」
イッセー「いや、お前、どんなドジやらかしてんだよ!!え、俺、下手したら、死ぬところだったの!?」
聖「ま、まあ、結果的に言えば・・・。で、でも、これだけじゃないの!今はもう、死ぬ確率はゼロだから!」
レイヴェル「どういう事ですの・・・?」
聖「私の作ったウイルス・・・バグスターウイルスって呼んでるんだけど、兄さんが完全に適合して抗体を持ったの。」
子猫「・・・つまり、先輩は聖先輩と同じ力を使えると?」
聖「篭手限定だけど・・・。まあ、そういう事に。」
ゼノヴィア「・・・なるほど。そのバグスターウイルスとやらの抗体を持っていたからこそコカビエルを圧倒出来たという訳か。」
聖「そういう事。そして、兄さんにしか使えない未知のガシャットまで誕生した。・・・まあ、今は私が預かっとくけど。」
イッセー「はあ!?なんでだよ!それがあったら、俺はみんなを」
聖「いやいやいやいや。渡せないよ。前は変異した直後だった上に激情してたからなんとかなったけど、今の兄さんがこれを使ったら完全消滅だよ?」
アーシア「か、完全消滅・・・?」
聖「そう。それどころか、下手をすれば兄さんだけじゃなくて、この世界の半分は滅びる。そうでしょ?赤い龍帝さん?」
ドライグ『お前の言う通りだ。そのガシャットとやらは、強制的に覇を纏う。つまり、今の相棒が使えば即暴走という訳だ。』
子猫「・・・即暴走。」
リアス「確かに、それは使わせられないわね・・・」
レイヴェル「使いこなす方法はあるのですか?」
聖「ないことは無いけど・・・。正直無理ゲーかな。」
ゼノヴィア「方法を聞いても?」
聖「おじさんから聞いたのは、
リアス「と言うと?」
聖「兄さんは所謂、覇道とは逆の道である王道を歩む存在。王道とは、周りを助け助けられる道を歩む者。」
朱乃「つまり、私達と共に強くなるしかないと?」
聖「そういう事です。・・・まあ、別の方法も無いわけじゃないけど。」
木場「どんな方法だい?」
聖「簡単だよ、兄さんだけの覇龍と同等のものを作る。」