39話
そんな訳で、今日は待ちに待った夏休み!私は貰ったその日で宿題を終わらせて、後は取材のみ!と思ったけど、魔王様からは若手悪魔の会合に出て欲しいと言われ、私がムカついたら塵も残さず殺す事を条件にOKした。うん、なんでグリゴリを辞めたのにこんな事してるんだろ・・・。
そんな訳で、真夜中に駒王町の駅に来た。クソ眠・・・。私の荷物は滞在用に、キャリー3つにセカンドバッグ1つ。当然、全て兄さんに持たせた。だって、『か弱い女の子』だも〜ん。
リアス「来たわね・・・って、凄い荷物ね・・・」
聖「まあ、夏休みの大半は冥府にいますし。」
イッセー「お、重い・・・」
アザゼル「お?来たな。ほら、とっとと乗るぞ。」
イッセー「あの、冥界に行くのに駅なんですか?」
朱乃「ええ。人間界と冥界は1つの壁で区切られていますわ。魔法陣等を使わずに来るには、電車で来るしかないのです。」
イッセー「へ〜。そうなんですね。」
聖「良かったね、兄さん。生きてるうちに地獄に行けて。そのまま、閻魔様に舌抜かれたら?」
イッセー「お前、怖いこというんじゃねえよ!?」
木場「部長、連れてきました。」
リアス「お疲れ様。」
アーシア「ダンボール・・・?」
なんだ、あれ?てか、連れてきた?つまり、ギャスパーかな?あ、なんか、モゾモゾ動いてるわ。絶対、ギャスパーだわ、あれ。
リアス「イッセー、アーシア、レイヴェル、聖さん。紹介するわ。私のもう1人の
イッセー「あのダンボールが!?」
ギャスパー「ヒイッ!ご、ごめんなさい!ごめんなさい!」
聖「ちょっと、兄さん!なに、怖がらせてるのさ!デリカ・・・それだぁ!!!」
木場「?なにか思いついたのかい?」
聖「ええ!とりあえず、お礼を言わなきゃ!!」
私はガバッとダンボールを開けて、中にいた金髪女装の子の手を握る。
聖「ありがとう!!あなたのおかげでいいアイディアが浮かんだわ!!」
ギャスパー「ヒィィ!し、知らない人!」
イッセー「おぉ!金髪美少女!」
リアス「イッセー、この子は男の子よ。」
イッセー「・・・へ?」
聖「シャア!早く冥界へ行きましょう!とりあえず、めちゃくちゃ急いで行きましょう!!」
みんなをめっちゃ急がして列車内へ。ああ・・・。早く衣装を完成させなくちゃ!私は席に着くなり、すぐさま衣装を作り始める。とは言っても、おじさんから教えてもらった制作の魔法をちょっと弄っただけだけど。
レイヴェル「聖様。一体何をお作りに?」
聖「ん〜?レヴィアタン様に頼まれた衣装〜。レイヴェルさんとアーシアさんのものも一緒に作るからね〜。」
レイヴェル「い、いいのですの!?」
聖「当然!なんなら、レヴィアタン様も並んで一緒に写真を撮りたい位だし!」
アーシア「ま、魔王様とですか!?」
レイヴェル「そ、そんなおこがましい事など出来ませんわ!」
聖「大丈夫、大丈夫〜。レヴィアタン様もOKしてくれたし〜。あ、そうだ。兄さん、これ着くまでに全て読み終わりな〜?」
そう言って、私はテーブルマナーの本を渡す。だって、当然でしょ?今から行くのは貴族階級のお城だよ?
イッセー「テーブルマナー?なんでまた・・・」
聖「なら、聞くけど、兄さんは超高級料理店に行った時、「ナイフとフォークは使い慣れてないから箸をください。」なんて言うわけ?まあ、要らないっていうなら・・・」
イッセー「いえ、いります!是非とも読ませていただきます!」
聖「よろしい。」
アザゼル「聖、リアス、レイヴェル。ちょっと話があるから来てくれ。」
リアス「ええ、分かったわ。」
レイヴェル「わかりましたわ。」
聖「ほいほ〜い。」
私は一度魔法を中断し、2人について行く。ここは確か、タンニーン襲撃だっけか?まあ、レイヴェルさんは当然として、何故リアス先輩まで?こういう時って、眷属とその主を見極めるんじゃないの?
アザゼル「リアスには話したが、今からリアスを抜いたグレモリー眷属を襲撃させる。あくまでもどれほどの力を持っているか把握する為だ。」
聖「へ〜。いいんじゃないですか?」
レイヴェル「確かに、実力が分からなければ、トレーニングのしようもありませんし・・・」
アザゼル「そういうこった。もう時期、転移が始まる。備えておけよ。」
聖「へ〜い。」
レイヴェル「はい。」
リアス「・・・分かったわ。」
それから5分もしないうちに強制転移が始まり、兄さん達の前に巨大な元龍王が現れるのでした。