サーゼクス「ふふ、早速やらかした様だね。」
聖「ルシファー様にレヴィアタン様。まあ、先に攻撃されたので。」
セラフォルー「全くも〜!絶対に手を出すなって言ったのに!」
聖「他の悪魔にも言いました?特に今から会うお偉いさんには。」
サーゼクス「ああ。しっかりと全員に伝えた。しかし、聞く耳を持たずに君の力を奪おうとするだろうね。」
聖「その時はバグスターウイルスに感染する様、仕込みをいれますよ。」
サーゼクス「それは怖いものだね。」
セラフォルー「ねえ、聖ちゃん!頼んでいたものはどう?」
聖「もちろん、完成しましたよ。しっかり四着。当然、レヴィアタン様とソーナ先輩のサイズで。」
セラフォルー「やった☆ありがとう、聖ちゃん☆」
サーゼクス「君は私の隣だ。どうぞ。」
聖「ありがとうございます。ルシファー様。」
私は、バグスターバックルを巻き、魔王様の隣へ座る。目の前には、悪魔の老人共。こっちを見てなんかヒソヒソしてるし。嫌がらせか?あ、リアス先輩達が入ってきた。
上級悪魔「若手悪魔の会合だというのに、早速やらかしてくれたようだな。」
上級悪魔「特にそこの人間殿。いくら魔王様の客人といえど、勝手な行動は控えてもらいたいですな。」
聖「なら、ちゃんと教育してくれません?礼儀を重んじる貴族の称号は単なる飾りでは無いと思いますが?それとも、冥界での貴族の称号はそんなちっぽけなもんなんですか?」
上級悪魔「貴様!!たかが人間の「その人間に、旧魔王の子孫は殺されましたが、どう思います?」黙れ!!」
サーゼクス「静まりたまえ。この場は若手悪魔の会合の場であり、決闘の場では無い。」
上級悪魔「し、しかし!そこにいる人間は我ら悪魔を滅ぼしかねません!今すぐに力を取り上げるべきです!!」
聖「そんなに私の力が欲しいならあげるよ。」
上級悪魔「なんだと・・・?」
聖「それも、私の持っている力の中でもトップクラスのものをね。まあ、当然条件はある。変身して、変身解除、その後1分間死ぬ事が無ければ、生き残った方にプレゼントしましょう。」
サーゼクス「・・・本気なのかい?」
聖「ええ、魔王様。」
聖「変・・・身」
上級悪魔「っ!?なんだ、それは!!」
上級悪魔「そんなもの、情報には!」
聖『名はクロノス。ギリシャ神話に登場する神と同じ名であり、同じく時を支配する。こんな風にね。』
私はバグルドライバーIIのボタンを押して時を止める。本当に、この能力はチートだよねぇ〜・・・。まあ、オーフィスやグレートレッドには効かないだろうけど。あ、でも、確かドライグには透過でアルビオンは反射があったな・・・。なら、生前の二天龍にも効かないか。私は入口の方へ歩いていき、時を動かす。
上級悪魔「な!?いないだと!?」
上級悪魔「どこへ!!」
聖『ここよ。お馬鹿さん達。』
上級悪魔「ほ、本当に時を止めたというのか!?」
聖「もし、さっきの条件をクリア出来たらこの力をあげる。でも、できなかった場合には死が待ってる。」
私はバグルドライバーIIとガシャットを置いてその場を離れると、我先にと老害上級悪魔共が奪い合う。うはは、面白〜。
セラフォルー「ちょっと、いいの?」
聖「大丈夫です。そもそも、誰も変身出来ないんですから。」
サーゼクス「どういう事だい?」
聖「あのドライバーとガシャットの中には、致死量を遥かに超える、バグスターウイルスが内蔵されているんです。装着した瞬間、一気に使用者の体に流れ込み抗体を持たない者はこの世から消滅します。」
上級悪魔「取った!人間!!貴様に思い知らせてやる!!」
聖「それに、もし適合者が現れたとしても、あれを超えるガシャットは完成していますし。」
1人の上級悪魔がベルトを巻いた瞬間、緋?に近い色の電流的なのが流れた。感染したか。もう、助からないな〜・・・。あ、消滅した。私はしっかりと死のデータを取る。はぐれだけじゃ足りないんだよね〜。正直。
上級悪魔「し、死んだのか・・・?」
聖「あ〜あ・・・消滅しちゃった。さ、次は誰?」
上級悪魔「わ、私なら!!」
お?チャレンジャーだな〜。まあ、無理だろうけど。・・・ほら、やっぱり。ガシャットを起動して数秒経たないうちに消滅か。リアス先輩達なんて、明らかに動揺してるし、老害共は更に動揺してる。私は2つを取り上げ、魔王様の隣へ再び着席する。
聖「すみません、魔王様方。早速、会合を始めましょう。今すぐ。」
お通夜の雰囲気で会合は始まり、本来なら悪態の1つでも付いたであろう老害共は一言も言葉を発する事無く、ソーナ先輩もバカにはされなかった。まあ、結果オーライか。会合が終わって部屋から出ようとした時、サイラオーグさんに声を掛けられた。
サイラオーグ「兵藤聖殿。」
聖「聖でいいですよ。サイラオーグさん。どうかしましたか?」
サイラオーグ「うむ、分かった。では、聖。何故、あの者達は消滅したのだ?」
聖「私の作ったウイルスに感染したからです。それも、異形でも耐える事の出来ない量の。」
サイラオーグ「初めから分かっていてやったと?」
聖「はい。とりあえず私の凄さを見せつけると同時に、恐怖心を与えました。私に歯向かえばこうなると。」
サイラオーグ「そうか・・・。人間への認識を改めなければいけないな。」
聖「確かに人間は非力で弱いです。でも、自分を守るためなら、どんなに卑怯な力だろうと、どんなに残酷な力だろうと迷いなく選択し相手を滅ぼします。リアス先輩は、前に「悪魔は欲を与え、欲を叶え、欲を欲する。」と言っていました。なら、人間は「欲を与え、欲を喰らい、欲に徹する」だと私は思っています。」
サイラオーグ「それが、お前を構成すると?」
聖「ええ。私は自分の欲の為なら命だって簡単に捨てますから。」
サイラオーグ「・・・そうか。済まなかった、時間を取らせて。」
聖「いえ。それと、私と戦いたいならいつでも連絡待ってますから。」
サイラオーグ「ああ。」
あの目はかなり怒ってたな・・・。多分、今にも殴り掛かりそうな目。まあ、命の尊さを知れって意味だろうけど、他人と自分の死に慣れた私に言うことでは無いよなぁ〜・・・