アザゼル《な!?それは、本当か!?》
聖「マジマジ。しっかり感知したから。」
アザゼル《ったく・・・。面倒な事だぜ・・・》
聖「まあ、お相手はレイヴェルをご所望みたい。多分、次のゲームでアクションを起こすと思うよ。」
アザゼル《何か対策を立てないといけないな・・・。分かっていて逃す訳にもいかん。しかし、もう1週間しかないな・・・》
聖「一応、方法はあるよ。そこでおじさん達にお願いがあるの。」
アザゼル《なんだ、言ってみろ。》
聖「ゲームが始まる1日前まで魔王様方とおじさんとで私の相手をして欲しいの。」
アザゼル《分かった。サーゼクス達にも一応は話しておこう。しかし、全員が参加できるわけじゃないぞ?》
聖「分かってる。目的はあくまでもデータ収集だから。」
アザゼル《レイヴェルに関しては当日、魔王とVIPしか入れない部屋での保護を取り付ける。当然、お前も一緒にな。》
聖「了解〜。」
私は秘匿用の連絡魔方陣を解除して、木場君とゼノヴィアさんに声を掛ける。タドルクエストはほとんど実戦データが取れてないから、この際剣術と一緒に習得してしまおうという魂胆。ちなみに、レイヴェルはフェニックス家でハティとお留守番。
木場「模擬戦?構わないよ。」
ゼノヴィア「私もだ。それに聖相手なら本気で行けるからな。」
聖「ありがとう、2人とも。早速だけど今からいい?」
木場「もちろん。」
ゼノヴィア「当然だ。」
私はゲーマドライバーを装着してステージセレクトを行う。今回のステージはデパートの中。まあ、練習には丁度いいだろうし。
聖「術式レベルー2。変身!」
ゼノヴィア「・・・またプロトタイプか?」
聖『そうだよ。正規版を作る為に必要なデータが揃ってないから。』
木場「レイヴェルさんに怒られても知らないよ?」
聖『怒られる事には慣れっこだから大丈夫!』
私はガシャコン・ソードを手に突貫する!最初に狙うは当然、木場君!彼のテクニックを勉強させてもらおう!
木場「氷の聖魔剣よ!」
木場君は刀身が氷で出来た聖魔剣を作り対応!のように見せかけての蹴り!?え、この子蹴りも使うの!?私はなんとか左手に着いてる盾、リヴァーサルシールドで防ぐもゼノヴィアさんが振り下ろしているのが見えて、ガシャコン・ソードで受け流すけど重い・・・!!それに、2人とも強くなってる!
ゼノヴィア「む?上手く行ったと思ったが・・・」
木場「聖さんは強すぎるからね。」
聖『2人も夏休み前より強くなってるじゃん。』
ゼノヴィア「聖から褒められるなんて、私も女子力を鍛えたかいがあったな! 」
木場、聖『「え?」』
ゼノヴィア「ん?なんだ?」
木場「ゼ、ゼノヴィア・・・?今なんて言ったんだい・・・?」
ゼノヴィア「む?だから、女子力を鍛えたかいがあったと言ったんだ。」
うわ、マジか〜・・・。いや、確かに『女子』の『力』と書いて女子力と読むよ?けど、腕力じゃないのよ・・・。
聖『あのね、ゼノヴィアさん。女子力ってのは腕力って事じゃなくて、女性らしさを表す言葉なの。』
ゼノヴィア「そ、そうなのか?しかしイリナは・・・」
木場「はあ・・・。」
うん、木場君の気持ちはめっちゃ分かる。まさか、ここまでおバカだったなんて・・・。さてと。そろそろ現実逃避はやめよう。レベル2じゃ歯が立たない。でも、データはもっと欲しい・・・。仕方ない、コンティニューしまくるか。レイヴェルに怒られるだろうけど、圧倒的にデータが足りないしね!
その後、私達は半日以上模擬戦をしまくってデータを集めまくった。ちなみに、コンティニュー回数は0回。意外となんとかなったけど強くなったなぁ〜。2人共。