転生DxD   作:ぺへ

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63話

レイヴェルside

 

はあ・・・退屈ですわ・・・。私は現在、自室でハティにもたれてリラックスしているようにも見えますが、ただやる事が無いだけ。聖は私をあの貴族(変態)から守る為に、新たなガシャット制作をしていて1週間近く会えていない・・・。まだ、言葉として返事は貰えてはいませんがあの行動は返事そのもの・・・。彼女をほったらかしてゲームを作るなんて・・・。

 

レイヴェル「はあ・・・。ハティ、あなたが居てくれて助かりましたわ。」

ハティ『わふ!』

 

本当にこんな子が神殺しの牙を持っているのでしょうか・・・?どう見ても甘えん坊の子犬にしか見えませんわ・・・。しかし、可愛いのもまた事実。まあ、フェンリルを使い魔にできる日が来るとは思ってもいませんでしたが。

そんな事を考えているとドアがノックされる、侍女でしょうか?

 

レイヴェル「はい。開いていますわ。」

聖「お邪魔しま〜す」

レイヴェル「ひ、聖!?」

 

私は思わず立ち上がってしまう。なんせ、今日も会えないと思っていたものですから、かなりだらけていたので恥ずかしいですわ···!聖は大きめのアタッシュケースを持っていますが何が入っているのでしょう···。

 

聖「ごめんね、1週間も放置しちゃって···。」

レイヴェル「本当ですわ!どれだけ退屈だったことか···」

聖「お詫びといってはなんだけど、ゲームが始まるまでずっと一緒にいるっていうのはどう?」

レイヴェル「ほ、本当ですの!?し、しかし、それだけでは足りませんわ!」

聖「まあ、だよね〜。だからこそ、レイヴェルの言うことはなんでも聞いてあげる。それと、このプレゼントも。」

 

聖は私に持っていた大きめのアタッシュケースを渡してくれる。何が入っているのでしょうか···?っ!こ、これは!?私はアタッシュケースを開いた瞬間、驚きを隠せませんでした!何故なら、聖の使っているベルトに複数のガシャットが入っているんですもの!

 

レイヴェル「か、完成したのですか!?」

聖「なんとかね。それと、適合手術の時に私が言ったこと覚えてる?」

レイヴェル「え?確か、必ずしも変身出来る訳では無いでしたか?」

聖「あ〜、それもそうなんだけど、そこじゃないんだよね〜。抗体の方だよ。」

レイヴェル「抗体···?あ、すぐに出来ないという話ですね。」

聖「そうそう。あれなんだけど、よく良く考えれば私とレイヴェルって種族が違ったな〜って。」

レイヴェル「···抗体が出来る期間が変わると?」

聖「そういう事。だから検査してみてもいい?」

レイヴェル「は、はい!」

聖「あ、それと、忘れない内にこれも。」

 

そう言うと聖は、パーティの際に使用した特殊な形をしたガシャットを渡してくれる。アタッシュケースの中にも同じ形のガシャットがありますが、ラベリングが違いますわね···。『タドルファンタジー』と『バンバンシュミレーションズ』?

 

聖「これはギアデュアルβ。2つのゲームが内蔵されていて、1つは『タドルファンタジー』。主人公の魔王が勇者を倒して世界を征服するゲーム。2つ目は『バンバンシュミレーションズ。』艦隊を操って敵の軍を殲滅するゲームだよ。」

レイヴェル「魔王が勇者を倒すゲームですか···。」

聖「まあ、たまには逆もいいでしょ?一応、魔王リスペクトって意味も込めてだけど。」

 

魔王リスペクト···?聖が···?ま、まあ、いいですわ。とにかく、明日のゲーム開始まで聖と一緒に居られる!その後、検査をしてもらうと無事に抗体が出来ており変身もしっかり出来ましたわ。本当に良かったです···!

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