聖「・・・兄さん。私は今、夢を見てるのかな?」
イッセー「・・・聖。俺も夢見てるのかもしれないから1発殴ってくれ。」
聖「とぅ!!」
イッセー「おごぉ!」
アーシア「い、イッセーさぁぁぁん!!」
冥界から家に帰って来たはずなのに、なんでこんな高層マンションみたいになってんの?今、兄さんに蹴りを入れたから夢じゃないって言うのは分かるけど・・・
母「あら、おかえりなさい!」
聖「えっと、母さん?これ、なに?」
母「実はあなた達が合宿に行った後、フェニックスさんっていう方が来たのよ!それで、リフォームしてくれたの!」
私はすぐさまレイヴェルを見ると、少し気まずそうに目を逸らされた!?え、知ってたの!?嘘、なんで言わないの!?
イッセー「あれ・・・?フェニックスって、レイヴェルさんの所の?」
聖「・・・とりあえず、中に入ろう。それと、レイヴェル。後から少し話し合いね。」
レイヴェル「うっ・・・は、はい・・・」
そんな訳で家の中に入ったはいいものの・・・。広すぎでは?なんなら、全部屋にギングサイズのベットがあるんですが??つか、私の部屋のパソコンは!?え、まさか、撤去されたの!?あのパソコンの中には、バグスターウイルスの改良データとか大切なものが沢山あったんだけど!?と、そこへ、ルヴァル様からの連絡!
ルヴァル《やあ、聖さん。家は気に入ってくれたかい?》
聖「は、はい、まあ・・・。そ、それよりも、私の部屋にあったパソコンってどうしたんですか!?」
ルヴァル《心配しなくとも捨ててはいないよ。ベットの近くに小さな冷蔵庫があるだろう?》
聖「は、はい。しかし、パソコンとなんの・・・!?か、隠し通路!?」
私が冷蔵庫を開けるとその中には飲み物などではなく、階段があった!え、まさかの秘密基地!?
ルヴァル《その階段を降りると、君専用の研究室がある。好きに使ってくれて構わない。妹を守ってくれたささやかなお礼だよ。》
聖「あ、ありがとうございます!で、でも、いいんですか・・・?」
ルヴァル《当然だ。聞くところによると、今回のテロを予見していたとして魔王様方から直々に報奨もあるようだ。》
聖「ほ、報奨!?」
ルヴァル《ああ。それでは、これから1件仕事が入っているからもう切るよ。冥界に来た時には、是非また家に来てくれ。》
聖「はい!必ず!」
魔法陣が消え、私とレイヴェルは早速階段をおりて行く。少しするとかなりスペースのある開けた空間に出て私のパソコン以外何も無い状態。てか、これ、ビルドに出てきた秘密基地じゃん!って、そんなことより!私はすぐにパソコンを起動して全てのデータがあるかを確認する。当然、コピーされてないかも入念に調べる。
聖「よ、良かったぁ〜!」
レイヴェル「にしても、ここは凄いですわね・・・。」
聖「確かにね。さて、さっき言ってた報奨とやらがお金だったら、色々買うかなぁ〜。」
レイヴェル「確かに、その方が良さそうですわね。流石に殺風景過ぎますわ。」
聖「さて、レイヴェル。さっきの話だけど、なんで黙っていたの?」
レイヴェル「っ!そ、その・・・。実家の方から言うなと・・・」
口止めされてたのか。そりゃ、しゃーない。まあ、別に怒ってる訳でもないけど。てか、グレイフィアさんってどこに住んでるんだろ?もしボロアパートとかなら紹介しようかな。
こんな感じで残り少ない夏休みの一日をお家探索に費やした。え?宿題?そんなの、貰ったその日で全て終わらせたよ。兄さんは帰りの冥界列車の中で泣きながらやってたけど。