76話
異世界から帰ってきて既に1週間。現在、私達は冥界にいます。何故かって?私はおじさんから大事な話があるって言われて、リアス先輩達はサイラオーグさんとの試合に向けてインタビューがあるのだとか。ちなみに、
そんな訳で、私はレイヴェルにフェニックス家へ拉致され食事。その後、軽く世間話をしてリアス先輩達とテレビ局で合流。出番を待ちながら軽く話をしていると見慣れた人物が。
サイラオーグ「む?リアスか。」
リアス「サイラオーグ!あなたもインタビュー?」
サイラオーグ「ああ。俺は今終わったところだ。」
係員「リアス様とその眷属様方。お時間です。」
リアス「ええ。それじゃあね。レイヴェル、聖さんがやらかさないようによろしくね。」
レイヴェル「ええ。分かっていますわ。」
聖「私なんかやったっけ・・・?」
レイヴェル「はあ・・・」
はて・・・?私がやった事といえば、堕天使を倒して、
サイラオーグ「ふむ・・・。聖、もし時間があるのならお茶でもどうだ?」
聖「いいですよ。レイヴェルも一緒ですが大丈夫ですか?」
サイラオーグ「ああ。当然だ。」
という訳で、レイヴェルも一緒にテレビ局内にあるカフェへ。貴族も来るからなのか、凄い値段のスイーツ等も置いてある。貴族怖い。まあ、サイラオーグさんが奢ってくれると言うので欲を出して高いのを注文しようとしたら、レイヴェルに思っいっきりハイヒールで足を踏まれたけど・・・。私とサイラオーグさんはコーヒーを、レイヴェルとサイラオーグさんの
サイラオーグ「聖、聞きたい事があるがいいか?」
聖「?大丈夫ですが・・・」
サイラオーグ「何故、お前は戦う?」
聖「え?私の平穏を邪魔するから?」
サイラオーグ「平穏?」
聖「はい。今の私の平穏は、私の周りの人達が笑って過ごせる事です。正直な事を言うと和平を結ぼうが戦争をしようがどうでもいいです。みんなの笑顔を奪わなければの話ですが。あむ。ん〜!このエクレア、美味〜!」
いや、冥界のエクレア最高か?めっちゃ美味いんだが?こんなん食べたら、他のものを食べれなくなってしまう!あ、話題が途切れそうだから私も聞いとくか。
聖「サイラオーグさんはなんの為に戦うんですか?」
サイラオーグ「母上の為だ。」
聖「サイラオーグさんのお母さんですか?」
サイラオーグ「ああ。これでも、幼少の頃は虐められててな。悪魔だと言うのに魔力を持たずに生まれ、階級が低いものにすら虐められていた。生傷が絶えずよく泣きながら家に帰ったものだ。しかし、母上はそんな俺を見て厳しく諭してくれた『魔力の才能が無くとも腕力でも、知力でも良い。努力して結果的に素晴らしい力を得られればそれは何より尊いモノであると』な。」
レイヴェル「素敵な方ですわ。なら、初めてのレーティングゲームで勝利を飾った際は、『もっと精進しなさい』等のお言葉を?」
あ、レイヴェルが盛大に地雷をぶち抜いた。いやまあ、今の話を聞けば誰でもそう思うけど。・・・事情を知らなければ。それに、サイラオーグさんの目も一瞬悲しそうに変わったし、やっぱり『眠りの病』にかかってるんだろうな・・・。
サイラオーグ「・・・いや。俺はここ数年、母上と会話をしていない。」
レイヴェル「え?」
クイーシャ「サイラオーグ様、その話は・・・」
サイラオーグ「いや、構わない。2人に話したところで、俺の弱みになる事でもない。」
クイーシャ「申し訳ありません。出過ぎた真似を。」
サイラオーグ「いや、その心遣い。感謝するぞ、クイーシャ。母上は数年前から眠りの病に掛かっているのだ。」
レイヴェル「っ!も、申し訳ありません!し、知らなかったとはいえ・・・!」
聖「眠りの病?」
一応、ここは知らないフリをしとこう。レイヴェルにしか、私が転生者って事話してないし。
サイラオーグ「眠りの病。悪魔のみが発症する稀有な病でな。発症すれば眠り続けるのだ。病例が少なく、治療法も確定しない不治の病だ。」
聖「不治の病ですか・・・」
レイヴェル「も、申し訳ありません!知らなかったとはいえ、大変失礼な事を!」
サイラオーグ「構わんさ。例え母上の事が知れたとしても俺の弱みにはならないからな。」
聖「あの。もし良かったらでいいんですけど、私に検査させてくれませんか?」
サイラオーグ「なに?」
聖「気になるんです。何故、突然発症するのか。それに、もしウイルス性のものなら私の得意分野ですから。」
サイラオーグ「・・・わかった。担当医には話を通しておく。」
そう言ってサイラオーグさんは立ち上がり、カフェを後にした。でも、実際気になるんだよなぁ・・・。細胞が突然変異するとしても、何故悪魔だけなのかってのが。あ、おじさんも来た。という事は時間か。
アザゼル「待たせたな。っと、あの後ろ姿はサイラオーグか?若手とは思えない程の実力を持つ2人が仲良くお茶か?」
聖「いいじゃん、別に。おじさんも早く相手を見つけないと、置いてかれるよ〜。」
アザゼル「おい、今その話は関係ないだろうが!ったく・・・。こっちだ。」
私とレイヴェルはおじさんに着いて行くと、会議室に連れてこられたんだけど・・・。なんで当然の様に魔王様がいるの!?しかもお巫山戯が好きそうなサーゼクス様とセラフォルー様が!!
サーゼクス「やあ、聖さん。レイヴェル。先のテロ以来だね。あの時は本当に助かったよ。悪魔を代表して例を言わせてもらうよ。本当にありがとう。」
聖「い、いえいえ!あの・・・なんで私呼ばれたんですか・・・?」
セラフォルー「それについてはもうちょっと待ってね〜。そろそろ、赤龍帝君も来るから。」
え?兄さん?あれ?なんか、見覚えがあるな・・・。確かこれっておっぱいドラゴンのやつじゃなかった・・・?い、いやいや!レイヴェルも居るから気のせいだ!気のせいだよね?あ、兄さんも入ってきた。
イッセー「失礼します。って、聖!?というより、魔王様方も!」
サーゼクス「やあ、兵藤一誠君。座りたまえ。」
イッセー「は、はい!」
聖「あの・・・。話っていうのは・・・?」
セラフォルー「君たちの活躍は聞いているわ。特に兵藤聖ちゃんは、赤龍帝君とコカビエルの撃破、疲弊していたとはいえ白龍皇を退け、コピーのフェンリル、フェンリルの子であるハティとスコル、悪神ロキの撃破、テロを事前に予測してテロ鎮圧に貢献。
赤龍帝君の場合は、白龍皇を疲弊させて、SS級のはぐれ悪魔である黒歌の撃退、下級悪魔でありながらもロキを疲弊させて前回のテロでも冥界を守ることに尽力してくれた。」
サーゼクス「目覚ましい活躍だね。そこで、2人に提案があるのだが、君たち2人をモデルにした特撮番組を作ろうと思っているんだ。」
イッセー「と、特撮!?」
聖「はい!私とレイヴェルは悪役がいいです!」
レイヴェル「聖!?」
アザゼル「まあ、お前は正義のヒーローっていうより、悪の親玉って感じだしな。よし、それでいこう!」
よっしゃ!!これなら、檀黎斗を再現できる!!兄さんの意見はガン無視され、冥界を盛り上げるためのプロジェクトは開始された。その名も・・・!!