駅から新幹線へ乗り、現在私達は暇つぶしの為お喋り中。メンバーは、私とゼノヴィアさん、アーシアさんに藍華のイツメン。兄さん達は少し離れた所で、誰が最初に覗き見するかを決めるためにトランプをしている。うん、めっちゃアホ。
桐生「全く飽きないね〜。あの三馬鹿。」
ゼノヴィア「私には覗きの何が楽しいのかさっぱりだ。」
アーシア「はうぅ・・・。わ、私もやった方がいいのでしょうか・・・」
聖「いや、アーシアさんが覗きやったら大変な事なるから。絶対やめな?」
こんなやり取りをしていると私の携帯に1件のメールが届く。レイヴェルからだと思いメールを確認するとまさかのハーデス様からだった。あれ?私、メル友になった覚えないんだが?文書は短く、(英雄は狐を好む)とだけ。なるほど、もう攫われた訳か。多分、サマエルを借したんだろう。とりあえず私は、(実は熟れれば熟れるほど美味しい)と返しておいた。
ハーデス様ならすぐに意味を理解するだろう。2時間程、新幹線に揺られていると目的地である京都へ到着。ほえ〜。ここが京都か〜。前世でも来たこと無かったけどすげぇ〜・・・ん?
私は一瞬視線を感じ上を見上げるも誰もいない・・・。確実に誰か見てたな。兄さんも気付いてたみたいで一緒に見上げている。
イッセー「・・・今、感じたよな?」
聖「誰かに見られてたね。ま、害が無いならいいんじゃない?」
桐生「ほら、とっとと行くわよー。邪魔になるから。」
違和感を感じながらもバスへ揺られること数十分。絶対に高校の修学旅行程度では泊まれないであろう、超高級ホテルに連れてこられる。名前は『セラフォルーホテル』って・・・。いや、もうツッコまないよ。
パラド『(おい、また見られてるぞ。)』
聖「(分かってる。多分、妖怪だから。)」
パラド『(何かあったら起こせ。手伝えることはやる。)』
聖「(ありがと。)」
ホテル内に入ると、もう諦めも着く。だって、ロビーでもうヤバいし。そして、荷物を持って注意事項等を聞く。一応、これが終わったらおじさんに伝えておくか・・・。ロスヴァイセさんの百均講座は割愛され、部屋が割り振られるも私は何故か兄さんと同じ部屋。いや、何故に?え?兄妹だから間違いは起きない?なら、起こしてやろうか!?
聖「おじさん、後で覚えといてね・・・」
アザゼル「いや、割り振ったのはグレイフィアで・・・」
聖「じゃあ、グレイフィアさんへの罰もついでに受けて。」
アザゼル「おい、それはおかしいだろ!?なんで俺なんだよ!」
聖「なら、逆に聞くけど、あんな超完璧巨乳美人に飛び蹴りとか出来ると思う!?かと言ってガブリエル様にやれば天界との和平は消えるし!なら、ロスヴァイセさん?グレモリー家に出入り出来なくなるわ!!」
アザゼル「だから俺ってか!?ふざけんな!!」
聖「後、駅で視線を感じた。兄さんも感じ取ったから気の所為では無いよ。」
アザゼル「っ!カオス・ブリゲードか?」
聖「そこまでは分からない。もしかしたら、妖怪サイドかも。まだ和平を結んでないんでしょ?」
アザゼル「ああ・・・。分かった。ガブリエルとロスヴァイセには俺から伝えておく。」
そして兄さんと一緒に部屋の方へ進んでいく。ドアを開けると、やっぱりオンボロ部屋。クソが!!はあ、ふざけんな!!よし、アーシアさんと夜に代わろう!
松田「ぶはははは!イッセー、なんだその部屋は!」
元浜「まさか、修学旅行費のしわ寄せがここに来るとはな。ざまあみろ、イッセー!」
聖「・・・それ私への嫌味で言ってる?」
松田「い、いやいや!なんでそうなる!?」
イッセー「だあぁぁぁ!!なんで聖と同じ部屋なんだよ!」
元浜「な、なんだと!?」
松田「い、イッセーと聖ちゃんが同じ部屋・・・!?」
聖「はあ!?それ、こっちのセリフなんだが!?なんで、朝起きたらすぐに兄さんの顔を見るわけ!?どうせなら、美少女の顔見ながらの方がいいんだけど!?」
イッセー「そんなん、俺が思ってるわ!!なんで、朝起きたら美少女の顔じゃなくてお前を見るんだよ!!」
聖「はあ!?やんのか!?」
イッセー「ああ、やってるよ!!」
互いに睨み合うもお互い不毛だと感じ、ため息を着く。どうせ、今更何かを言ったところで変わるわけでもないし・・・。お互い荷物を置いて、財布などを持ち観光の準備を始める。