転生DxD   作:ぺへ

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92話

次の日の朝、何か物音がして目が覚めると兄さんがストレッチをしていた。

 

聖「んあぁ〜・・・おはよぉ〜・・・」

イッセー「あ、悪い。起こしちゃったか?」

聖「いいよ、別に・・・。んで、なんでストレッチ・・・?」

イッセー「軽く体を動かそうと思ってさ。いざと言う時にすぐ対応しなくちゃだから。」

聖「そういう事ね・・・。」

 

うん。それはいい心掛けだ。でもね?そういうのははだけた服を見ながら言うべきではないと思うのよ。私は服を着直して大きく背伸びする。

 

聖「体を動かしたいなら模擬戦でもする?その方が効率的だとも思うけど。」

イッセー「だな!じゃあやるか!」

 

私と兄さんは二人で屋上へ向かい、魔力の使い方が下手な兄さんに代わって認識阻害と防御魔法陣を展開する。え?ゲームエリアでやれって?めんどいじゃん。

 

聖「これなら、鎧を着ても大丈夫だよ。」

イッセー「しゃあ!じゃあ行くぞ!!バランス・ブレイク!」

 

Welsh Dragon!!

Balance Breaker!!

 

聖「んじゃ行くかぁ。」

 

私は武装色を使い兄さんと殴り合う。と言っても、見聞色で察知してギリギリで避けて流桜の練習台にしてるだけなんだけど。う〜ん・・・上手くいかないなぁ・・・。でもモノにしないとだし・・・

 

イッセー「はあ・・・はあ・・・あ、当たらねぇ!」

聖「ま、覇気を使ってるからね。」

イッセー「は、覇気って腕が黒くなったりするやつだろ!?なんでそれで当たらないんだよ!」

聖「覇気は私が確認しているだけで4種類。いつも腕を黒くしている武装色、今兄さんを練習台にしている流桜、相手の気配を読み取り瞬時に攻撃場所を把握する見聞色、相手を威圧する覇王色。兄さんの攻撃が分かるのは見聞色で先読みしてるからだよ。」

イッセー「な!?それ、ズルじゃねえか!」

聖「そんな事は無いよ。攻撃が来るのを分かっていても躱せるだけの反応速度が無いとダメだし。つまりは自力を鍛えなきゃダメなの。」

イッセー「・・・お前以外も使えるやついんの?」

聖「さあ?まあ、いるんじゃない?私は会ったことないけど。生前のドライグの時代にはいた?」

ドライグ『ああ。居たぞ。』

 

へえ〜。居たんだ〜。って、居たの!?え、マジで!?・・・いや、私が原因か!特典の覇気か!

 

ドライグ『戦いと死を司り邪龍最強と言われた龍、三日月の暗黒龍(クレッセント・サークル・ドラゴン)クロウ・クルワッハ。手こずったものだ。』

イッセー「邪龍って、サジの神器に宿ってるあれか?」

ドライグ『ああ。しかし、クロウ・クルワッハは既に滅んだと聞いた。会うことはないだろう。』

 

おぉい!!フラグ!!え、ここで立てるの!?てか、クロウ・クルワッハかぁ・・・。確か、原作では二天龍超えしてたよなぁ・・・。え、私、そんなやつと戦わなきゃいけないの!?絶対、今の私より強いじゃん!

 

聖「・・・まあ、滅んでるならいっか。さ、そろそろ戻るよ〜。」

イッセー「あ、ああ。」

 

私は部屋に備え付けられているお風呂で汗を流して制服を着る。さて、確か英雄派が来るのは今日だったし、警戒はしないとなぁ・・・。

準備を終えた私達は京都駅へと向かう。おじさんから、まずは京都駅へ向かってから観光に行くように言われたからだけど。

 

桐生「ねえ、なんで京都駅?」

聖「なんか、おじさんが案内人がいるって。」

松田「アザゼル先生の知り合いか?」

元浜「ま、まさか、着物美人か!?」

イッセー「な、なんだと!?」

 

変態達は何か盛り上がってるけど、確かここって九重が来るんだっけ?そんな事を考えていると九重の気配を感じる。ビンゴだ。

 

九重「む?私が最後か・・・」

イッセー「く、九重!?」

松田「おい、イッセー!誰だ、この幼ゴホゥ!」

元浜「ぶべら!」

 

あ、やべ。うるさくて思わずノックダウンさせちゃった。まあ、いっか。

 

桐生「ねえ、兵藤!聖!この可愛い娘誰なの!?」

九重「な、馴れ馴れしいぞ!小娘!」

桐生「お姫様口調なのがまたいいわね!」

聖「この子は九重。ガチのお姫様だよ。」

桐生「・・・マジ?」

聖「マジ。」

桐生「聖!私、あなたと友達で本当に良かったわ!」

 

ありゃ?逆に熱を上げちった。ま、いっか!こんな感じで九重姫案内の元、京都のあらゆる場所へ向かう。お昼休憩の為、九重姫のオススメの湯豆腐屋へ。入ると、おじさんとロスヴァイセさんがいた。

 

アザゼル「お?なんだ、お前たちも来たのか。」

イッセー「アザゼル先生!?なんでここに?」

アザゼル「なに、ちょっと休憩にな。お、来た来た♪」

 

めっちゃウキウキでお店の人から酒を受け取るおじさん。いや、ダメでしょ。

 

ロスヴァイセ「ちょっと!学生が居るんですよ!?教師が昼間からお酒を飲むなんて!それなら、もう私が飲みます!」

聖「いやいや、ロスヴァイセさんこそダメじゃん。ロスヴァイセさんだって未成年でしょ?という訳でも〜らい♪」

アザゼル「あ、おい!」

 

私はおじさんから酒を奪い取り一気に飲む。な、なにこれ・・・!!

 

イッセー「お、おい、聖・・・?お前大丈夫か・・・?」

聖「の、喉が焼ける・・・!おぉぉぉ・・・」

ロスヴァイセ「ち、ちょっと!あなた、何を考えているんですか!?」

 

こんな騒動があって、なんとかロスヴァイセさんの酔いを見せずに済んだ。やっば、ムカムカする・・・。一応、湯豆腐が来る前には収まったけど。

 

聖「ん〜♪湯豆腐ってこんなに美味しいんだぁ〜♪」

イッセー「本当に美味いな!」

ゼノヴィア「ああ。何度か買って食べた事があるが別格だな。」

アーシア「は、はい!本当に美味しいです!」

九重「うむ!そうじゃろう、そうじゃろう!」

 

良かった、良かった。九重姫も笑顔だ。しかし、そう幸せな時間は続かない。なんせ、あの気持ち悪い感覚と共に霧に包まれたのだから。

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