聖side
英雄派をきちんと逃がし、私達も現実世界へ戻ってくる。疲れた・・・。
九重「母上!」
九重姫が九狐の御大将の元へ行くが、何故か目を覚まさない。何故に・・・?私がロスヴァイセさんを見ると説明を始める。
ロスヴァイセ「・・・九尾の御大将の体内を調べたところ、大量の封印魔法や催眠魔法が検出されました。一般的な魔法ならば私でも解くことが出来るのですが、そのほとんどが禁術でした。」
アザゼル「クソ!だとすれば解呪するだけでもかなりの時間が掛かる・・・。」
イッセー「な!?だとすれば、この人は!」
ガブリエル「・・・最悪の場合は。」
九重「そ、そんな!嫌じゃ!嫌じゃ!」
みんな、容赦ねえな・・・。あれ?そういえば、ワンピースでも似たようなことあったな・・・?確か、レイリーが人魚の首輪ちぎったやつ・・・。あれって、もしかして流桜を使ってたんじゃ?でも、流桜は未完成だし・・・。いや、仕方ない。
聖「方法はあるよ。でも、私自身もまだ完全には習得出来てないから。」
九重「ほ、本当か!?た、頼む!母上を!母上を!!」
こんなに泣きそうになられたらやるしかねえよなぁ・・・。私は九尾の御大将の胸に手を置き武装色を纏う。
九重「な!?手が黒く!」
イッセー「聖!お前何を!!」
聖「集中するから黙って!」
私は自分の魂を覇気に委ねる。いくら未完成と言えど、ここまで集中すればあるいは・・・。いや、必ず出来る。決して自分を疑わない。私なら出来る。なんせ、私は神の才能を持つ転生者なんだから!!
聖「流桜!!」
覇気を一気に流し込み、禁術を全て破壊出来た感覚を掴む。・・・良し、前に兄さんを殴った時と同じ感覚だ。
聖「これで大丈夫だと思う。一応、検査の・・・方・・・を・・・」
そこで私の意識は途切れた。
イッセーside
イッセー「ひ、聖!?」
俺は聖が倒れそうになるのをギリギリで抱き抱える。な、なんで!?ま、まさか、寿命が!
聖「zzz」
ゼノヴィア「ね、寝てるのか・・・?」
イッセー「よ、良かったぁ〜・・・」
アザゼル「だが、なぜ急に・・・」
パラド「覇気の使いすぎだな。」
ガブリエル「覇気・・・?あの手を黒くしたものですか?」
パラド「ああ。覇気ってのは、『気合』『気配』『威圧』『殺気』等の精神的強さ及び意思の強さを武器として具現化させたものだ。こいつは、今日一日でかなり覇気を使ってる。兄貴との朝の鍛錬に、渡月橋での一戦、さっきの戦いに今。倒れてもおかしくはねえよ。」
そうか・・・。かなり、無理させてたんだな・・・。俺たちは聖に頼り過ぎてる・・・。
八坂「ん・・・?ここは・・・」
九重「は、母上!」
八坂「九重・・・。お前はいくつになっても泣き虫じゃな。」
良かった、こっちも目が覚めたんだな。九尾の御大将は周りを見て状況を察したのか、アザゼル先生達に頭を下げる。
八坂「アザゼル総督殿、ガブリエル殿、セラフォルー殿。此度はご迷惑をお掛けした。」
アザゼル「なに、気にすんな。つっても、今回の功労者は今寝てる奴だがな。」
八坂「この子が・・・。起きたら礼を言わねばなるまいな。」
木場「そうだ!京都は大丈夫だったんですか!?」
セラフォルー「ええ。問題ないわ。妖怪に加えて、天界の新しい戦力である、
アーシア「
な、なんだそれ?アーシアとゼノヴィアも首を傾げてるから、最近開発されたものなのか?
ガブリエル「
ゼノヴィア「つまり、人から天使になれると・・・?」
ガブリエル「ええ、そうです。」
人から天使!?す、すげぇ!聖が聞いたら、絶対食いつくよな。それから軽く言葉を交わして俺たちはホテルへと戻った。聖は俺の背中で気持ち良さそうに眠ってるし。今日は二人分の布団があった為、聖を先に寝かせて俺も着替えてから眠りについた。