機動戦士ガンダムSEED ~哀・戦士~   作:単眼駄猪介

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ボケーとランキング見てたら79位だった件。(7/21 0:02時点)
ええ……なんでぇ……!?(歓喜)
感謝を捧げるために更に投稿!無理はしてない!たぶん!

いけるなら一位取れるよう頑張りたいが、流石にガンダムを知る人も好きな人も少なめのこのご時世、中途半端な文才()と鳥頭もあってうまくいっても二位だろうなぁ……世知辛い……

話は変わって異世界おじさん、面白いよね。
流石は覇権アニメと言われる事はある!(無知)




ep12 共同戦線

 

 

アークエンジェルと明けの砂漠。

両者は共に守るものは違うが、しかし敵は同じだった。

 

「こちらは明けの砂漠だ。ここらのゲリラをしている者だがそちらと交渉したい」

 

この申し出にアークエンジェルと面々はどうするべきか、困惑する。

確かにザフトに敵対する勢力だろうが、所詮ゲリラでザフトから見ればテロリスト同然の存在。

しかし、彼らならば水の補給や消耗した弾薬等も補充できるのではと淡い期待も寄せる。

その判断をするマリューはどうするべきか、少し考える。

その結論は彼らと交渉することに決めた。

どのみちミイラになるか虎に首を噛み千切られるか、そんな未来しか見えない今、交渉せざるをえない。

 

「……解りました。今からそちらへ向かいます」

 

若干、クーラーの効いたアークエンジェルから暑い砂漠に出ることに気だるさがあったが。

 

「……」

 

その後ろでナタルは軍紀違反だと言いたい気持ちはあったが、こんなところで死ぬよりはマシだと思い直した。

任務遂行以前に戦わず飢え死にするなど、恥でしかない。

そんな風に多少の妥協をできるようになったナタルは、確かに軍人として成長していた。

 

 

 

 

 

 

 

アークエンジェルの影になるところにて、交渉をすることになった。

アークエンジェル側としてはこの交渉は捨てがたい物なので、明けの砂漠側は有利なポジションを持っているがとある爆弾を抱えている。

まあ、それが早々バレるとは思えない明けの砂漠のリーダー、サイーブはそんな不安を巧妙に隠しつつアークエンジェルの艦長、マリュー・ラミアスに視線を向ける。

 

「まずはモビルスーツのパイロットを降ろして貰おうか。交渉はその次だ」

 

「……了解したわ。フラガ大尉、アムロ君、聞いてたわね?」

 

「了解っと」

 

「了解です」

 

ストライク二機のコクピットから出てくるのはパイロットスーツを着込んだ二人。

律儀にこのクソ暑い中、機密を考えてヘルメットも被ったままだがどっちもすぐに耐えかねて仕方がなくヘルメットを脱いだ。

熱中症になってはこれからの戦い、厳しくなる中そんなしょうもないことで戦力低下はアホしかやらない。

それはさておき、アムロがヘルメットを外すと明けの砂漠の一人らしき少女が彼に突如として近寄る。

 

「お前……なんでこんなものに乗っているんだ!?」

 

そんな言葉より先に平手打ちがアムロの頬に決まりそうになる………が、アムロは手に持ったヘルメットでガードした。

そこそこ堅いヘルメットの部分に手をぶつけてしまった少女は「あたっ!?」と軽く悲鳴をあげて痛みの残る手を擦っていた。

 

「カガリ、それは理不尽過ぎだ」

 

「カガリ……すまん、うちのもんが。短気なもんでね…」

 

「うっ……サイーブ、キサカ、わ、私は……」

 

そんな光景を見せられているアムロは、まづカガリの暴力に殴られる筋合いはないと静かに怒り抱く。

が、よく見るとカガリと呼ばれた少女はヘリオポリスで見たあの少女だった。

 

「あっ……君はヘリオポリスの……!?」

 

そんな呟きはタイミングの良いことに突風でかき消され、本人やカガリのお目付け役らしいキサカという男の耳にも届かなかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

交渉はそれほど時間もかからずに成立した。

明けの砂漠本拠地で次の戦闘の作戦を立てるのと同時に、それまでにバナディーヤで水と食料等の補給をする準備もしていた。

だが、そんな彼らに最悪の報せが届く。

 

「ま、町が!町が焼かれている!」

 

「何!?」

 

明けの砂漠のメンバーの大半はその町の出身である。

故に、故郷が焼かれたと聞かされて多くの者が大きく動揺する。

アークエンジェルからも救援を送ることを決定し、ジョンのスカイグラスパーが先行し、ムウのスカイグラスパー二号機も続く。

そんな彼らが目撃したのは恐らく生存は望めないだろう程に炎で燃え盛る町と、その近くの丘でこちらに手をふる町の人々の姿だった。

事情を聞くに、バルトフェルドが事前に町を焼くことを通達し、そして避難後にこうして焼かれたと聞かされた明けの砂漠のメンバー、特に若い者は復讐と怒りに燃え上がる。

それが自惚れであることも知らずに。

 

「やられたらやり返す!でなきゃ舐められたまんまだ!リーダー!攻撃の許可を!いや、無くてもいく!」

 

「いつまでも舐め腐りやがってぇ……!」

 

サイーブはそんな彼らを止めようと説得しようとするが、結局止められず自分までも行くことになった。

そんな彼らに更に油を注ぐような事をムウは言ってしまう。

 

「まだ優しい方じゃないの?あの砂漠の虎が皆殺しにせず、町だけ焼くんだから」

 

「ちょ!?フラガ大尉ッ!?」

 

ジョンはそんな彼に馬鹿野郎とぶん殴りたい気持ちを抑えて注意するが、もう既に遅し。

冷静さ所か更に怒りを増長させて彼らは行ってしまった。

その報告にマリューはこめかみを押さえながら、アムロに出撃命令を出すのであった。

 

 

 

 

 

 

結果から話せば明けの砂漠たちの大半が死ぬことになった。

脳筋プレイなバズーカによる攻撃など、バクゥやジン等のモビルスーツからすればただの小石による投擲で、重要な部分でもない限りモビルスーツの装甲を貫く事など不可能だ。

宇宙世紀に存在した固定砲台の【リジーナ】でもあれば、ある程度対抗は可能だろうが……どのみち無いものねだりはいくらしても何も出ない。

ジープから放たれるバズーカは予備機らしいバクゥ二機から見れば当たっても痛くもない(整備兵には文句を言われるが)攻撃だ。

それに直線的にしか飛ばないので、回避も簡単で、バクゥが回避する度にジープが宙を舞って死傷者が出るバカみたいな光景が起きていた。

ストライクの到着が遅れていれば、カガリやキサカも含めて死ぬか大怪我を負っていた可能性は非常に高い。

何せ、余計な手出しをされてしかも戦意のないものを殺した明けの砂漠には今のバルトフェルドは容赦はない。

普段の地雷を使った戦術も使わずに勝てるなど、本当にただの自惚れでしかないのだ。

モビルスーツが現段階で最強の兵器科である由縁である。

ストライクの出現でバクゥはストライクを攻撃することもなくその場を離脱し、無謀な復讐劇は終わりを迎えた。

そんな彼らを、アムロは軽蔑していた。

戦う覚悟を決めたアムロからすれば、守りたいものがあるくせに勝手に死んだのだから。

明確に守りたいものがないアムロにとっては羨ましくも、存分意義を見出だせる今の環境でしかアムロに居場所はない。

複雑な感情が彼の中を回り続けるが故に、目の前で親しい者の死を悲しむ少女や明けの砂漠のメンバーに罵倒を浴びせる。

 

「あなたたちは……死にたいだけ何ですか?そんなバズーカと車一つで勝てると思ってたんですか?」

 

「お、お前!?人が死んだのに、何様だ!?」

 

「貴方達は守りたい存分がいるのに、自分から手放しているようにしか見えない。はっきり言って無駄死にですよ、こんなの」

 

カガリは怒り狂う。

人を人だと思わないような発言に、また暴力を振るおうとする。

しかし、そんな彼女の肝を冷やす言葉がアムロから投げかけられる。

 

「お前ッ!」

 

「何となくですけど貴女はどこかの良いところのお嬢さん何でしょう?学がある筈なのに、そんなことも解らない癖に殴られる筋合いはない!」

 

「ッ!?」

 

飛び出した拳は止まらずアムロに突き進むが、アムロは回避して殴るために踏み出された足にめがけて足を引っかけて転がす。

美少女の顔が砂とキスして同時に砂が鼻や口に入って咳き込むカガリを余所に、アムロはストライクのコクピットに戻る。

このとき、初めてカガリは赤の他人から暴力を振るわれた。

その事実にカガリはその後しばらく呆然とするが、それは余談だろう。

一人の少年が背負うには重すぎる今と覚悟を抱えるアムロと、覚悟もなくただ祖国の理念を唱える現実を知らぬ少女カガリ。

相対する二人の未来はどうなるのかは、今はまだ解らない。

 

 

 

 

 

 




自惚れって怖いよね……どうやら自分はそれによる失敗を極度に恐れているっぽい。

ちなみに読者の皆様はクロブなりマキオンなりやってますかね?
自分は家庭版のマキオン(時折クロブ)やってますが、上手い人のテクニックが羨ましい……単調な申年格闘と運任せでしか少佐に上がれない無能はX1やシャイニング、バエルを使えても降格と昇格の狭間しか生きられない……
まあ、時折ガチのアホンタラがいるからストレス溜まるぅ!
というかマジでシャフのシステム修正して……なんで金プレの間に挟まれないといけないの……?
なんで黒とプラチナに混ざるの……?運営仕事しろ(諦観)
閑話休題。ということで次回予告行くぜ!





戦争は人間である限り、永遠に離れられない呪縛であった。
少年と少女は虎に問われる。
戦争はどうしたら終わるのか?と。

次回、【バナディーヤ】!

戦争の最中で、君は何を見る?


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