という訳で空いた時間でチョクチョクと書き続けて二話目です。
独自解釈ありありですが、それでもよろしければお気に入り登録等をよろしくお願いします。
唐突だが、時間を少し遡ろう。
ヘリオポリス襲撃前、ナスカ級【ヴェサリウス】のブリッジの艦長席に座る男がいた。
その男の名はラウ・ル・クルーゼ。
奇抜、というには少々趣味の悪い仮面を着けた金髪の男だ。
そんな彼は、艦長席でとてつもない冷や汗を訳も解らずかいていた。
(なんだ!?このプレッシャーはっ!?ヘリオポリスから感じるおぞましい気配は!?)
彼のルーツによって超能力とも言える先読みを持つクルーゼは、その力で今までの戦いを生き抜いてきた。
しかし、彼は訳も解らない冷や汗に彼の人生で初めて、恐怖を感じていた。
世界に半ば憎悪し、狂気に捕らわれている筈のクルーゼが、である。
もし、それがザフトにしろ、連合軍にしろ、どちらにとっても良い意味でも悪い意味でも最強のパイロットと呼ばれる化け物がいる、と解ればクルーゼはヘリオポリスを崩壊させてからGを奪取しただろう。
まあ、クルーゼにそんな力があれば先の戦いで既に【エンデュミオンの鷹】を墜としていただろうし、そもそもこんな回りくどい事はしないかもしれない。
しかし、結局それはタラレバの話で、クルーゼは不安を抱えつつも愛機を損傷させられて本調子ではない、ミゲル・アイマンをヴェサリウスの護衛に付けさせる事で不安を少しでも払おうとした。
幸か不幸か、その用心深さで本来死ぬ定めだったミゲルは生き残ることになる。
それが彼をどう成長させるかはまだわからない。
だがしかし、根本的な問題は解決できなかった事は確かであった。
アムロ・レイという、一人の少年を。
ーそして時と場所は戻り……
「くっ、来るなぁぁぁ!!」
ストライクは腕を交差させて相手のジンの攻撃を防御していた。
OSの書き換えはストライクを防御姿勢にさせている間になんとかマトモに動けるようにはなった。
僕としては、武器がアーマーシュナイダーとバルカンしかないので、今はPS装甲という物理攻撃を無効化できる装甲で何とかなっているが……
「このままじゃやられる…!」
先程からの攻撃の衝撃で、席の後ろにいた女性は気絶しているし、そうなると僕しかコレを動かせないということになるが………
「このままされるがままにされるか!」
自分を激励を入れてバルカンをジンに当てる。
が、流石にバルカン程度で壊れる装甲はしていない。
でなきゃ、連合軍が地球の一部を奪われるなんていう失態など、起こさない筈だ。
「やるしかない……やるしかないんだ!」
もう、バルカン以外にはアーマーシュナイダーしかない。
ナイフ一本でどうすればいいんだと、開発者に文句を言いたいがPS装甲があるのなら……!
「うおおおおお!!」
突然、アーマーシュナイダーを突き出したことに驚くジンだが、やはりというか、僕の攻撃はアッサリと処理される。
「へへへ……コイツ、怯えていやがる……!」
「やっぱりリーチが短すぎる……!」
素人丸出しの様子に、相手は慢心したのだろうか。
このときの僕は必死だったからあまり覚えていない。
けど、その時に脳裏に浮かんだ光景は忘れられない。
緑の巨人が白い巨人の輝く剣によって貫かれていた光景が。
ジンが大振りに重斬刀を振り上げてきた。
がら空きの胴体に、僕はアーマーシュナイダーを突き刺す。
「たああぁぁっ!」
「なっ!?」
アーマーシュナイダーはコクピットに寸分違わずに、突き刺さった。
その光景は、奇しくも脳裏に浮かんだあの光景と同じだった。
「何!?ジーンが殺られた!?クッ!俺が残りのGを捕獲する!」
「デニム!……チッ、まさかナチュラルにジーンが殺られる等と……!!」
一方、ストライクと対峙していたジンのパイロット、ジーンの戦死を伝えられたデニムはストライクを捕獲するためにヘリオポリスにへと戻った。
その様子を、【デュエル】を操るイザークは友を失ったデニムに同情しつつも、コーディネーターがナチュラルの駆るモビルスーツによって撃破された事実を、信じられないでいた。
「イザーク、仇討ちは後でできる。今は……」
イザークが任務を放り出して行きそうな雰囲気を感じた【バスター】に乗るディアッカは、イザークをいさめる。
「解っている!」
それに軽く苛つきながらも、イザークは声を荒げつつもデュエルをウェサリウスに進路を進める。
「デニムさん……」
そんな彼らとは裏腹に、【ブリッツ】に乗り込んだニコルはつい先程、ヘリオポリスに戻ったデニムの身を案じるのだった。
そして、【イージス】のコクピットに収まるアスランは先程の出来事を頭の中で何度も再生し、悪夢だと思った。
「アムロ……なんでお前があんなところに……」
ヘリオポリスにいるのは良かった。
しかし、何故連合軍の軍事施設にアムロがいたのか、現段階のアスランではいくら考えようが答えは出ない。
だが、同時に心のどこかでアムロの無事と再会を喜んでいた。
が、この事は親しい間柄のニコルにしろ、何かとライバル視してくるイザークらには言えない秘密となってしまったことに、アスランは人知れず頭を抱えるのだった。
そして場所は変わりヘリオポリスのとある公園にて、アムロはストライクから降りて仲間たちと無事を喜びあう。
『アムロ!』
「皆!」
皆からの抱擁でもみくちゃにされるアムロだが、それも心地よく感じる程、アムロは精神的に追い詰められていた。
そんな彼らを見つめるのは同じくストライクから降りてきた連合軍の整備服を着た女性。
アムロは改めて彼女を見ると、美人で巨乳であることに色々あって彼女をはっきり見ていなかったのもあって驚く。
が、しかし連合軍の服を着ている時点でトール達の彼女に向ける視線はやや冷たい。
当の本人は致し方なさそうに、ガックリと落ち込む様子を見せるがすぐに気を取り直して自己紹介する。
自分の名はマリュー・ラミアスだ、と。
そしてこんなことになった経緯も含めて現状を彼らに話し、ストライクでG兵器の母艦【アークエンジェル】に向かうことにした。
しかし、戦いはまだ終わらない。
先の戦闘で宇宙港は停泊していた連合軍の艦が爆散して大破、かつ空気が流出しており、被害の規模から現段階で即座に空気の流出を止めることは不可能。
そしてアークエンジェルにやって来たアムロに待っていたのは、ストライクを扱えるから、という理由でストライクやその他のG兵器の部品の回収という、酷い有り様であった。
だが、アムロには拒否権はない。
軍事機密を動かし、そしてヘリオポリスの空気が無くなりつつある今、アムロは言われるがままにしか動けなかったのだから。
そして、更なる敵がアムロのすぐ間近に迫ってきていた………
尚、我輩は手癖が悪くて時折、いやしょっちゅうつまらんコメディ要素を本編内に入れるかも。
そういうのが無理だ、という方にはとても申し訳ないですが、なるべくないよう努力するので許して!(土下座)
運命によって少年はガンダムに導かれた。
ガンダムを駆るアムロ少年は、迫り来る脅威に立ち向かうことができるか!?
次回、【ストライク】!
まだ見ぬ明日へ跳べ、ガンダム!
後、なんか思い付いた茶番小話。
【機動戦士ガンダムTBより】
イオ「俺があんな義足野郎に負けるなんて……!」
ダリル(ダース・ベイダー)「……シュー…コー……」
イオ「は?」
ダリル「…………シュー…コー」
イオ「出てくる作品間違えてるだろ?」
ダリル「不本意だが、俺もそう思う………」
カーラ「テヘペロ♪」
イオ&ダリル「フジャケルナァァァ!!」
作者「」