機動戦士ガンダムSEED ~哀・戦士~   作:単眼駄猪介

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前回の後書きは一応、交渉先のお方の事も考えての予防線だったので怒らないで下さいっ!
ああっ!?物を投げないで!ハロを投げないで!アークスターも投げないで!ケツが焼けるぅっ!?


……お借りした機体は………鼠、と言えば知る人なら解るかな?



ep5 バレットライン

ムウを救う光は、ブリッツを確実に捉えた。

 

「グワアアァァァッ!?」

 

「ニコルッ!?」

 

ブリッツのコクピット内ではバゴォンッ!!と、耳鳴りがするほど大きい音が起きていた。

そして凄まじい衝撃だったのか、ブリッツは派手に吹き飛ばされている。

同時にブリッツのPS装甲はダウンして、灰色の本来の姿を顕にする。

 

「い、一撃でフェイズシフトダウン!?レールガンにしては強力過ぎでしょう!?」

 

「ニコル!無事か!?」

 

「なんとか!バッテリー切れの前に帰還します!」

 

「解った!後は黄昏の魔弾様に任せておけ!」

 

ミゲルは戦闘不可能なニコルを下がらせ、先程の狙撃を行ったアルテミスがある方角にジンハイマニューバのモノアイを向かわせる。

 

「あれほどの威力、そうそう連射はできまい…!」

 

そのミゲルの予想は正しく、アルテミスの傘の内側にてその狙撃者はいた。

 

 

 

 

 

「チッ、PS装甲なんていう厄介なモン作りやがったの誰だい!」

 

「それ言ったらウチらが戦犯じゃねぇかよ、姉貴」

 

「ウッサイわね!アンタはさっさと救援に行きな!」

 

「オーケーオーケー!最大加速だぜ!」

 

褐色肌の黒人女性は弟の大音量の声量に怒鳴り返し、当の弟は推力を大幅にカスタムされた機体でアークエンジェルが戦闘している宙域に向かう。

一方で、黒人女性……アジェ・アイルンは一息つくためにヘルメットを外し、手入れをかかさないためか綺麗に輝く黒髪が無重力に投げ出される。

 

「性能としてはまさにテスト。対PSスナイパーレールガンを一発撃つだけで右腕がイカれるなんてね。まあ試作量産モビルスーツにそこまで要求するのは高望みね」

 

アルテミスの基地の一角にて、白と灰色で構成されたモビルスーツがイカツイ右腕から火花を散らしながら抱えていた対物スナイパーライフルを巨大化させたかのようなレールガンを抱えたその機体の名は【テスター】。

アジェの機体は今回の武装のためだけにカスタムされた機体である。

 

「さぁて、後は待つだけだねぇ……」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「あの方角は……アルテミスからか!」

 

救いの光によって助けられたムウは思わず喜びの声をあげる。

アークエンジェルの面々も味方の救援に暗い空気が明るくなる。

 

「よお!待たせたな!此方はアルテミス所属、マウス隊だ!」

 

「あれは……テスター!」

 

「た、助かったのか?俺達……?」

 

張りつめていたものが抜け、アークエンジェルの面々は脱力する。

が、その直後にウェサリウスからの砲撃によってすぐさま気を引き締める。

 

「スレッジハマー、発射準備完了です!」

 

「てぇぇーっ!」

 

お返しにと、アークエンジェルもミサイルを撃つ。

そんな様に、アムロは圧巻されていた。

 

「み、短かったけどこんなに長く感じたのは初めてだよ……」

 

「アムロ!ユダン!キンモツ!」

 

ハロはそんなアムロに忠告するが、既に勝敗は定まったようなもので、アムロは帰還するのみだけであった。

 

 

 

二個小隊によるMS試験運用部隊【マウス隊】。

常にOSや武装のアップデートが行われるこの部隊では、一人一人の癖が強い反面、その腕は確かなものである。

 

「ヒャッホーイ!俺についてこれるかな!?」

 

アジェの弟、オクトルはブースターやスラスター、プロペラントタンクを増設した【空間高機動型テスター】。

武装はAK-47をモチーフにしたマシンガン、ヒートナタを二本、腰部に懸架し後のストライクダガーが用いるシールドのプロトタイプを装備する。

 

「オラオラ!とっととやられな!」

 

「なんだこのデタラメなスピードはっ!?」

 

アークエンジェルへ攻撃を仕掛けていたジンの一機が、オクトルに張りつかれてしまい相手を見失う。

 

「っ!アイン!逃げろ!」

 

ミゲルはジンの真上から来ることに気付き、彼に伝えるも遅かった。

 

「う、うえk」

 

ーダダダダンッ!!

 

上を向いたジンにテスターは軽く引き金を引き、四発の弾丸がコクピットを穿つ。

 

「ヘヘッ、遅すぎるぜぇ?」

 

「コイツら、手慣れた部隊かっ!?」

 

ミゲルはテスターのパイロットを経験済みのコーディネーターと推察するが、オクトルはナチュラルである。

ジンを落としたオクトルは仲間に突撃の合図を出し、遅れてやってきたテスターたちも攻撃を開始していく。

 

「黄昏の魔弾か!ここで死合えるとは!」

 

「コイツはエースか!?なら!」

 

ミゲルの前に現れた黒と白のカラーリングに染められたテスターは、両手に保持させているビームサーベルを抜刀。

急加速してミゲルのジンハイマニューバとぶつかり合う。

スラスター出力を彼好みに調整されたジンハイマニューバだが、テスターはそれ以上の推力を持つようで、ミゲルは押され気味だ。

 

「対ビームコーティングした重斬刀があるんだ!やれるさ!」

 

「フハハハ!流石と言っておこうか!」

 

【近接特化型テスター type-β】……それがこの黒いテスターの名前であり、主であるハム・タンローグの愛機であった。

武装は頭部に増設されたバルカンポッド、肩に設置された試作ショットキャノン、専用増設バックパックに供給ケーブルが接続されたビームサーベル二本。

飛び道具は最低限だが、しかし初見殺しと格闘戦に特化させたこのテスターはパイロットの技量次第でXナンバーを撃破可能なステータスを持つ。

実際、ミゲルがその身をもってアスランに教えてくれた。

何回もサーベルと剣が打ち合い、しかしムウもアスランも手を出せない中、遂に決着が着く。

 

「フッ…私としてはこのまま剣での戦いで決着を着けたいが、戦争なのでな!悪いがご退場願おう!」

 

「な、何をぉっ!!」

 

敢えて、オープン回線でミゲルを煽るような言葉を吐く。

ここまで焦らされるようにギリギリを切りあっていた二人だが、煽りによって冷静さを欠いたミゲルは次の瞬間、ミンチになることなど予想もつかないだろう。

 

「さらばだっ!」

 

近付いてきたジンハイマニューバに、ハムは更に煽るようにビームサーベルを放り出し、四肢を宇宙に投げ出す。

突然のそれに困惑したミゲルは、思わず動きを止め、ハムはショットキャノンを連射する。

オレンジのジンハイマニューバは火薬を増やした散弾によってドンドン穴が空いていき、そしてジンハイマニューバは沈黙するのだった。

アスランは絶叫する。

 

「ミゲルゥゥゥゥ!!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ーーーーーーーーーー

 

機体紹介

 

【空間高機動型テスター】

武装)マシンガン、ヒートナタ、プロトタイプシールド

 

開発コンセプトは「宇宙空間での高機動特化」。

マウス隊のテスターは試験部隊という特性もあって、各所が改造されており、パイロットの特性に合うようにカスタムされており、オクトルに合わせた機体がこのテスターである。

機体各所に機体制御装置スラスターであるバーニアや、スラスターユニットの強化&増設をされている。

試作兵器にヒートナタを二本装備。

これにより、実体剣の中では最高位の武器となるが生産に希金属を用いる為、生産コストは高いので量産は少数生産に留まる。

欠点もそれを助長しており、赤熱化させると電力をビームサーベルよりも消費し、尚且つビームサーベル程コンパクトではないので邪魔になりやすいのがネックになっている。

増加スラスターユニットのイメージとしてはスタークジェガン。

 

 

 

【近接特化型テスター type-β】

武装)バルカン・ポッド、ショットキャノン、ビームサーベル

 

開発コンセプトは「高い機動性による強襲攻撃」

ハム・タンローグに合うようにカスタムされた、近接戦闘に特化した機体。

ビームサーベルを主兵装とし、二本流による圧倒的な格闘能力で敵を撃破する。

試作されたショットキャノンは、ビームサーベルだけでは手数が足りないと懸念して、試験的に装着されたショットガンをキャノンのように引っ付けた物。

射角はないに等しいが、ショットガン由来の至近距離での攻撃力はとても高く、ジンの装甲を一撃で砕くことができる。

テスターは本来、ジンと同じくビーム兵器を携行できないが増設したサブバッテリーを搭載した専用のバックパックに供給ケーブルと接続してビームサーベルの使用を可能にしている。

同時に機体重量の増加による推力の低下を補うために、バックパックにはザフトが試作して放置している【土星エンジン】を連合が独自に製作されたものを積載している。

限界を超えるとテスターでは空中分解するのでリミッターが強く掛けられており、自爆コードを入力しなければ起動できない仕掛けになっている。

後に、このデータを元にエースパイロット向けに作られたストライカーパックが開発される。

 

 

【試験テスター】

武装)対PSレールガン

 

対PS装甲レールガンを撃つためだけに右腕を大規模改造した名もなきテスター。

結局、基地から電力を供給さた対物スナイパーライフルに模したレールガンを出力最大で撃ち、テスターでは耐えきれずオーバーホール確定になった。

右腕がイカツイ以外は特に変更点はない。

 

 

 




はい!お借りしたのはUMA大佐の【機動戦士ガンダムSEED パトリックの野望】より、テスターでございました!
マウス隊の名前や改造等の許可も頂けて感謝が絶えない……っ!
続けられるよう精進しないと…!
それと後書きの前に機体解説を書いたのは後書きに書くと長いし、萎える方もいるかと思い、本文に入れました。
アムロがフェードアウトしている?
今回はテスターに活躍させて下さいよ……痛い痛い!?
だからハロとかナックルクラスター投げないで!?
では、次回予告……




ピンチのムウを救った光はアルテミスからの狙撃だった。
黄昏は討たれ、またもや敗北したクルーゼ隊は体勢を整える為に撤退する。
更なる増援を要請するクルーゼは何を思うか?
そして、本来の道から外れたアルテミスに待つ男の影………

次回、【到来する寒き時代】!

あらゆる可能性を進め!テスター!




そして思い付いたつまらん茶番劇を初投稿。

【ガンダムOOファーストシーズンより】

刹那「砲撃!?どこから!?」

???「助けに来たぞ、少年よ」

刹那「ガン……ダム……!?」

スペガン「私の名はスペリオルガンダム。まあ、強いて簡単に言えばガンダムの神様だ」

刹那「俺の神は………ガンダムは……ガンダァァァム!!」(歓喜)

CB一同「いや、まるで意味が解らねぇ!?」

黄金大使「いや、あの、私の出番なんですが……」

リボンズ「DO☆N☆MA☆I」

黄金大使「おのれリボンズゥゥ!」バンッ!

ードカーン!

スペガン「これで悪は滅び去った……」

刹那「ガンダムガンダムガンダムガンダムガンダム…」

ロックオン「刹那ぁー!?正気に戻れぇぇ!?」

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