ぶっちゃけ原作の方がマシだけど、したらしたでアムロが衰弱する前に修正パンチをくらい、ガチでストライクに乗らなくなりそうなのでカット。
というかまぁたオマージュ入れたよ、俺ぇ………
嬉しいとか言われたらもっと入れたくなる性分なんで、程々を意識しないと………
でも、テスターで一番やりたかったシーンなんで許してクレメンス。
というかテスターがどうしても自分の考える物と被るしね………うーん、発想力のなさがなぁ……
尚、ラクスの影が薄い!と言われても仕方がない内容です。
タイトル【歌姫】なのにね……
そういえばフレイも完全にフェードアウトしてますが、そもそも父親死んでないしアムロがナチュラルかつフレイに接点がないのでそもそもフレイって誰?って時折そんな感じになってますね、自分の中ではw
今のところ、かなり処遇に困るキャラ。
それは偶然だった。
月の第八艦隊所属モビルスーツ部隊【デルタ隊】のテスターたちは、母艦のドレイク級と共に暗礁宙域の見回りをするだけだった。
その部隊はようやくぎこちなさが抜けた三人一組の小隊。
連合の量産機で最初期のテスターに乗れる事を彼らは喜んだが、同時に不安も多々あった。
まあ、そんな細かいことはともかくその暗礁宙域には【血のバレンタイン】で破壊されたコロニーの残骸や、その後の大規模なり小規模なりと戦闘で発生した鉄屑が集まっている。
故に、テスターたちは暗礁宙域での戦闘や運用の安全性を上げるために【サブアームパッケージ】を装着していた。
宇宙世紀でいう、サンダーボルト宙域のジムが装着していた物と変わらない。
シールドはストライクら、Xナンバーのシールドになっているが、重しを着けているように見えるテスターたちは鉄屑の中を自由に飛び回っていた。
そんな時だった。
「ん?救難信号?」
隊長機が救難信号をキャッチした。
隊長機ということで通信系統を強化されているテスターであるため、他の二機よりも先に気付いたのだ。
「一先ず、救難信号ということは民間人でしょう。行きましょう」
彼らは知らなくて当然だが、中にはプラントの歌姫【ラクス・クライン】が婚約者から貰った小さなハロと戯れながらザフトの救出を待っていた。
平事なら事故、というよりは事件だろう。
連合の戦艦が民間船を撃沈したのだから。
プラントだから、という理由だけで。
そして時は少し流れて残り一機となり、身を隠しているテスターに乗るテリー・サンダースJr.は、己の不運と付けられていた二つ名に恐怖と不安と戦っていた。
死神サンダース、そう名付けられていたのは以前の部隊の三度目の出撃の時の後だったか。
戦場の兵士たちは嫌でもジンクスというものを気にする。
サンダースは今までの部隊で三度目の出撃で彼を除いて全滅していた。
もし、敵からの二つ名であればどれほど誇れたのだろう。
だが、味方にとっての死神は第八艦隊提督、ハルバートンも頭を悩ませていた。
しかし、それももう終わるのかもしれない。
何故なら偵察型のジン二機に、少し前に聞いた奪われたG兵器の一つがこちらに牙を剥いているのだから。
「ここが、年貢の納め時、か……」
サンダースのテスターはシールド全損、サブアームも一本イカれ、両足に至っては太股から先は無くなっている。
マシンガンの残弾も残り少ない。
絶体絶命のピンチだった。
彼が現れるまでは。
「そこのテスター!二時方向に輸送船がある!出来るのならそこへ避難しろ!」
突然、仲間が墜ちてからはウンともスンともなかった通信機から、若い男の声が聞こえた。
「何!?」
思わず、その方向を確認すると確かに輸送船の光が見えた。
しかし、若い男が乗っていたのはモビルポッドよりはマシだったが、しかし丸腰のテスターだった。
武器も何もない、丸腰だ。
何ならOSもアップデートされていないのか、挙動が不安定だ。
「そんな丸腰では無理だ!G兵器にやられるぞ!」
「やってみなければ解らん!」
「よせ!死ぬぞ!」
そんな押し問答が短い間に起きたが、青年の次の発言で彼は従わざるをえなかった。
「……俺はシロー・アマダ少尉だ。貴官の階級は?」
「…………自分はテリー・サンダースJr.軍曹であります」
「ならば、これは命令だ、軍曹。輸送船へ向かえ」
「了解であります」
軍では上官の命令は絶対。
しかし、丸腰で行かせるほどテリー・サンダースは腐ってはいなかった。
「アマダ少尉、弾数は少ないですが持っていって下さい」
と言って持たせていたマシンガンをアマダ少尉の元へ流す。
受け取ったアマダ少尉は感謝の意を告げながら、戦地、いや死地にへと入る。
「………(もう二度と、訓練時代の二の舞は御免だっ!)」
そんな覚悟と共に。
一方で、アークエンジェルは物資補給が済み、暗礁宙域を越えるために鉄屑の中を注意深く進んでいた。
そんな中、爆発の光がアークエンジェルのブリッジにいた者たちに届く。
「戦闘の光!?」
短期間でクルーゼ隊との戦いで少なくとも厳しい戦いを経験したために、戦闘への移行は初めての時よりもスムーズに進む。
「第一次戦闘配備!」
マリューとナタルの指示でブリッジにいるメンバーは各々のすべき事をこなしていく。
そして、パイロットであるアムロたちはパイロットスーツに着替え、主を待つメビウス・ゼロとストライクに乗り込む。
「戦い、か………」
そんな呟きは誰にも届くこともなく、アムロはガンダムを発進させる。
カタパルトから射出された二機は、デブリ帯の中を突き進み、そしてその爆光の正体が露になる。
「テスター?だけど、あの動きは……」
「船外作業用に調整された物なんだろうな!援護するぞ!」
明らかにかろうじて戦闘を行っているように見えるオレンジ色に塗装されたテスター。
偵察型のジンを既に一機を大破、もう片方を中破させていた。
これだけでも大戦果というのに、イージス相手に四肢を幾つか失いつつも回避し続けるテスターは、パイロットに天性の才能でもあるのだろうか。
とはいえ、本人は常にギリギリの綱渡りをしているような物なので、本人にはその自覚はない。
手に持つマシンガンは弾切れなのか、放り出して腰部のサイドアーマーに懸架されていたバーナーを今度は振り回す。
「そんなものでっ!!」
イージスのパイロット、アスランは片手に脱出ポッドを携えながらも、テスターの攻撃をいなしては蹴って相手を吹き飛ばす。
しかし、初陣というのもあってシローは半ばパニック状態であり、とにかくしっちゃかめっちゃかに動かしている。
ロールアウトしてもマトモさなどないテスターでは、どう動こうがコーディネーターには練習相手にもならない的である。
しかし、アスランの経験の浅さ、特に護衛という経験が訓練時代以外で行った事がないため、デブリ帯での戦闘ということもあってラクスの脱出ポッドを過剰に気にしていた為に慎重になっていた。
故に、辛うじてシローはOSが古いテスターでも、何とか食いついていけたが………
「イージス!行ってください!」
「しかし、置いていくことなど!」
「私がコイツを抑え込みます!」
中破していたジンがテスターに取り付き、イージスから離されていく。
「行ってください!ラクス様をお願いします!」
「クッ………すまない……!」
届かぬ謝罪をしつつ、アスランは脱出ポッドを抱えてナスカ級にへと帰投しようとしたが、そこでアムロたちと遭遇してしまった。
「ストライクッ!?」
「イージス……アスランか!」
お互いに銃口を向け会うが、しかしどちらも引き金を引くことに躊躇する。
ストライクの後ろでバックアップについていたムウは、そんな彼らに違和感を抱き、同時にイージスの片手に脱出ポッドらしき物を抱えているのが解った。
しかし、その後ろにジン五機が此方に銃口を向けていた。
「アムロッ!!避けろ!」
「え?グワァ!?」
ストライクの装甲にジンのキャトゥスから放たれた弾頭に当たり、衝撃をもろにくらう。
「やったなぁっ!!」
「チッ!三機は俺に任せろ!残りは頼む!」
ムウはガンバレルを展開し、ジンに攻撃を開始。
アムロは仕返しにとビームライフルで先程撃ってきたジンを攻撃する。
「アスラン殿!早く離脱をッ!!」
「我々が抑えている内に!」
「すまない……ッ!」
決死の戦いを挑むジンたちはイージスを逃す為の肉壁となり、アスランは彼らの意思を無駄にしないためにもアスランは離脱する。
「そこぉ!」
「なんと……っ!?」
蒼い火の尾を引きながら、ストライクから放たれたビームは左腕を破壊する。
体勢を崩したジンは後ろへ下がろうし、カバーの為に後ろにいたジンが前に出るがアムロはエールストライカーの特徴である突破力を駆使し、前に出たジンを抜き去り、トドメの一撃を小破したジンに撃ち込む。
「今の僕は軍人なんだ……!銃を向けられたら殺るしかないんだッ!」
自分の本心を封じ込めたその理論武装で、アムロは人を殺す恐怖を紛わらせていた。
「モビルスーツなら人じゃないんだ!うおぉぉぉ!」
「あ、悪魔か……っ!?」
ムウが相手をしていた三機の方向へストライクを飛ばすと、死角となる後ろからジンのコクピットを的確に狙い撃ち、更にそのジンを盾に他のジンを撃つ。
「やるな!アムロ!」
その戦いぶりを見たムウは賞賛しながらも、ガンバレルでストライクの後ろに回り込もうとしたジンをバックパックに銃弾をぶちこんで撃墜させる。
「はぁ……っ!はぁ……っ!」
残りの二機が回避に専念し始め、ストライクはビームライフルを撃ち続けた為、弾切れを引き起こす。
カチッ、カチッと空回りした音が響くにも関わらず、アムロは気付かずトリガーを引き続ける。
しかし、ハロが「アムロ!タマギレ!タマギレ!」と叫ぶと、ハッと正気を取り戻しアムロは近付いてこないジンに近づいてビームサーベルを抜く。
「仲間の仇ィィ!」
「でゃああぁぁぁ!」
重斬刀とビームサーベルが交わり、ビームコーティング処理されていない重斬刀が半ばから刀身が切り離される。
「な、何ぃ!?」
「コーティングもしないでそんな物!」
先程のジンが持っていた重斬刀は、コーティングされていない物の為、鍔競り合いに持ち込む事などできない。
元々、こうなる事など想定していないのでコーティングなど、しようがないがコーティングに関して抜け落ちていたジンのパイロットは新兵からようやく抜けてきた様なパイロットだったため、こうなるのは当たり前だったかもしれない。
「さ、避ければ問題ないっ!」
「逃げるなぁ!」
とはいえ、ジンが回避に専念すれば新兵よりも下である素人のアムロには近接戦闘への技量など高い筈もなく、ジンの射撃が被弾してバッテリーが消費されていく。
「アムロ!レイセイ!レイセイ!」
ハロにそう言われてようやく冷静になるアムロ。
ハロに感謝しながら、アムロはストライクをデブリを遮蔽物にしてジンの攻撃を防ぐ。
一方で、メビウス・ゼロはガンバレルの内一基を破壊されてしまい、ムウは相手がベテランのパイロットであることを悟る。
「古強者って奴か……!」
双方、膠着状態に陥ったその時。
地球側から凄まじい閃光が起きる。
「何の光!?」
最初に墜ちたのは、アムロと対峙するジン。
光に気を引かれた隙にアムロはエールストライカーの力でジンの懐に飛び込んだ。
勿論、アムロも突然の閃光に驚いていた。
しかし、ハロの的確なアドバイスでアムロは突撃を敢行したのだ。
ビームサーベルがコクピットに突き刺さり、パイロットは光の正体に気を取られながら死亡した。
ムウの方では、同じく隙をついたガンバレルによる攻撃によってジンにダメージを与えていた。
しかし、ベテラン故にダメージは最小限だ。
スラスターが不調になった以外は問題ないようだ。
「やっちまったかなぁ……!」
ガンバレルに頼りすぎた自分を恥ながらも、ジンの攻撃を回避する。
「流石はエンデュミオンの鷹と言った所か!」
最後のジンのパイロットはモビルアーマーでよくやる、と感嘆しながらも攻撃の手は緩めない。
しかし、そんな彼の頑張りも無に帰した。
ロックオンアラートが鳴り、パイロットは周囲を見渡したその瞬間…………
「墜ちろっ!!」
投擲されたビームサーベルがジンの胴体に刺さり、ストライクのサーベルを狙った足蹴でビームサーベルが爆発し、同時にジンも誘爆する。
「アンナ………ッ!」
妻の弁当を思い出しながら、名もなき古強者は炎に巻かれた。
こうして、遭遇戦によってアムロはモビルスーツによる戦闘センスを開花させた。
その端で、連合とザフトのパイロット同士による禁断の恋が始まっていたのだが、それはまた別の話。
しかし、それはきっと荒んだこの世界においてナチュラルとコーディネーターの微かな人類の希望になることには変わらないだろう。
後書きじゃなくて前書きに書けよ!と思うかもしれないけど許してクレメンス。
ミラコロとPSの設定ミスってた♪(テヘペロ)
感想にて指摘されたのでマジで感謝。
基本的には原作と変わらない設定なので、間違ってたら指摘お願いします………本当に申し訳ない。
尚、シローらは原作通りの展開です。
時折、気分が高じて番外で他にも色々書くかも。
では次回予告。
偶然の対峙はムウにアムロへの疑念を芽生えさせた。
アムロはそうとも知らずに精神的に追い込まれていく。
そして、地球への道は険しいものとなる。
次回、【大気圏突入】!
重力の井戸にて戦え、ガンダム!
で、思い付いた汚い茶番。
【ガンダムSEEDより】
アスラン「お前も来い!キラ!」
キラ「でも、あの船には、アークエンジェルには僕の友達が……!」
アスラン「クッ……」
ラクス「………お二人は同姓愛者なのですか?」(頬を赤らめながら)
アスラン「断じて違うっ!」(抱きつかれながら)
キラ「えっ……」
アスラン「え?」
キラ「……アスランのバカぁ!」
ラクス「腐腐腐腐………」(恍惚)
アスラン「あっ、ちょっ、ヌゥォォォォォォ!?」
クルーゼ「最後の扉が開いたか……」(吐血)
アデス「隊長ぉぉぉぉーー!?」
作者「こうして、世界は平和になりましたとさ」
アズラエル「こんな平和はいやだぁぁ!」(イキ顔)
ウズミ&パトリック「」