side火野有太
普通の部屋に案内されたので、そこにあった椅子に座る。
さとり「ご用件は…なるほど」
脳内:引っ越してきたばっかりだから、各地に挨拶に行ってる。
有太「それで、友好の証だ。受け取ってくれ」スッ
俺が出したのは…鈴だ。
さとり「コレって…えっ、知ってるんですか?」
脳内:お前の妹の能力対策だ。
有太「まあな。てか…」スッ
さとり「…そこにいたの?」
脳内:ココにいるしな。
有太「ほら、出て来な」ポンポン
「見つかっちゃった~」スッ
俺の隣に緑髪の少女が現れる。
さとりと瓜二つだが、サードアイは閉じている。
さとり「こいし、いつから有太さんの隣にいたの?」
こいし「この人が地底に入ってきてから!」
有太「いや、もうちょっと前だろ?」
さとり「気付いていたんですか?」
有太「おう。無意識に関しては俺も得意だしな」
脳内:俺の戦術にも入れる程だし。
さとり「なるほど…」
有太「んじゃ…こいし、コレを帽子につけてくれ」スッ
こいし「うん!」
シャリーン
こいし「できた!似合うかな?」
さとり「ええ、似合ってるわ」
こいし「有太は?」
有太「似合ってるぞ」
こいし「ありがと!」ニコッ
そういえば、元いた幻想郷のこいしは極稀に目を開けて覚醒してたが…
さとり「…何ですか、それ?」
有太「いやな、お前ら姉妹は普段と逆の事をすると一時的に強くなるんだよ」
初めて見た時は妖怪もスーパー化できるんだな~なんて思ってたな。
☆説明しよう!
スーパー化とは、MULAストーリーで見られる特定の条件下で起きる覚醒状態である!
髪色は変わらず服や目の色が変わり、パワーが倍増するぞ!
さとり「そんな事ないですよ?……多分」
不確定かよ。
こいし「なになに、何の話~?」
有太「何でもねぇよ。……なぁ」
2人『?』
有太「こいし、その目を閉じたのはトラウマが原因だろ?」
こいし「………うん」
有太「だよな…普通の人からしたら、心を読むなんて気持ち悪いだろ。…でもな」
こいし「?」
有太「それはソイツらからしたら"読めないのが当たり前"だからだ。つまり、読めるのが当たり前の世界だったら、そんなトラウマ植えつけられなくて済むだろ?」
さとり「確かにそうですが…そんな事がありえるんですか?」
有太「ああ、ありえる。てか、俺が元いた世界は一定以上の強さを持つ奴ら全員表面上の思考が読めとれた。そんな集団にお前らがいても、何ら違和感はないと思うぞ?」
こいし「ふーん…でも、なんで有太はそんな話を?」
有太「うーん…特に理由はないな。でも、コレで少しはトラウマが和らいだだろ?」
こいし「…うん!」
有太「それでいい。じゃ、次は面白い話をしてやる」
どの話にしようか…よし、アレだ。
こいしが目を開けたら、実際はどうなるんだろ?
次回もよろしくおねがいします。