side火野有太
……ん。
布団の中で目が覚める。
有太「知ってる天井だ…俺、負けたのか」
どうやら技の途中で気絶したようだ。
あの技は未完成だしな…
サッ
襖が開く。
ルーミア「あ、起きたのだ!」
有太「負けちまったよ。スマンなルーミア」
ルーミア「負けたのは残念だったけど…ソレでも有太はカッコよかったのだ!」
有太「そうか。ありがとな」
スタスタ
靈夢「あら、起きたのね」
有太「初代か。俺はいつ気絶したんだ?」
靈夢「ラストワードを発動して…15分ぐらいした後かしら?」
有太「…Oh」
15分も最終奥義を発動してたのかよ…そりゃ気絶するわな。
靈夢「私も下手したら負けてたわよ?何よあの規格外な技」
有太「姉さんが編み出した技だ。万全な状態でやると…そうだな、異空間1つ消し飛ぶ威力だ」
ルーミア「」( ゚Д゚)
靈夢「…さっきのは威力を抑えてたって事?」
有太「15分も出せたんだ、そりゃぁ抑えてるだろ」
靈夢(ヤバっ、弾幕ごっこじゃなかったら多分負けるわ)
有太「ま、万全な状態で使う事はほぼないだろうけどな」
靈夢「あったら逆に怖いわよ、そんなバケモン技を使うタイミングなんて」
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布団から起き上がり、縁側に出てみると…
有太「…Oh my god」
そこには綺麗な火桜の木が…
霊夢「アンタが技を使った後あの木が何処からともなく生えてきたんだけど」
有太「技の副作用でああなるの、忘れてたぜ…」
霊夢「今秋なんだけど?季節外れにも程があるわ」
有太「安心しろ霊夢、火桜は年中咲いてる」
霊夢「…動かしてくれない?」
有太「はいはい」スタスタ
火桜の木の前まで移動する。
有太「スマンな火桜、ちょっと動かすぜ」スッ
俺は木に手を当て…
有太「転送!」ギュン
シュッ
木を丸ごと転送した。
霊夢「…何処に転送したの?」
有太「赤い場所だ」
霊夢「ああ…」
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その頃。
シュッ
美鈴「どこからともなく木が!?」
門番は突然現れた木に驚いていた。
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有太「視線を感じる」
霊夢「…誰もいないわよ?」
有太「いいや、絶対いるな」スッ
スパッ
俺は空間を開き…
有太「出てこいゆかりん!」グイッ
「きゃっ!?」
ドサッ
34話越しのデジャブだな(メタい!)
紫「いきなり引っ張り出さないでよ!驚いちゃうじゃない!」
有太「ゴメンゴメン。んで、さっきからなんで俺らを見てたんだ?」
紫「…ちょっと話があるの」
真面目な顔になる紫。
…なるほどな。
有太「分かった。霊夢、また後でな」
霊夢「ええ…」
スルッ
俺と紫はスキマの空間に移動した。
解説:火桜の木
生命を司る木。つまり死を司る西行妖と対を成す桜。
花びらは真っ赤。アルミは火桜にちなんで炎天桜舞などの技を作った。
天界(幻想郷のではない)などに年中咲いている。
次回もよろしくおねがいします。