真面目に考察する馬鹿転生者は、やっぱり一夏とバカ話をする。   作:目此

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早くできたので投稿です。
作中登場する量子に関する物は解釈が間違っているかもしれないのでご容赦ください。


えくすとら

EX 真面目に考察する馬鹿転生者は、やっぱり一夏とバカ話をする。

 

 

「彼女ができた気がしたが気のせいだった」

「……ゲームのやりすぎか?」

「うっさいわ」

 

【量子変換とかいう魔窟】

 

〜VTシステム戦〜

 

「僕のエネルギーを一夏に譲渡すればなんとかなるでしょ?」

「一撃くらいはできそうだな」

「それだけあれば十分。ありがとうシャルル」

「なら、場は俺が整えよう」

「任せた」

「ライザーシステムで意識共有領域を作る!切り開け一夏!」〈既に専用機乗りなオリ主〉*1

「「ボーデヴィッヒ、お前は何を望む!?(ラウラ!)答えろぉぉぉぉぉ!」」パァアアアア

 

『私は……ただ強く……』

『最初は借り物でもいいさ』

『お前は小室……』

『借り物、真似っ子、大いに結構』

『だが私にはっ!』

『(前世で憧れた人の)おばあちゃんが言っていた。“人の真似をするのも悪くない。本当の自分を見つける為には”とな、ラウラお前はしっかり自分の強さを持ってるよ』

『しかし……』

『それでも分からないって言うなら、聞いて回れ。お前が追っかけてる千冬さんや、それこそ一夏にでも聞いてみればいい。答えてくれるさ』

 

〜現在〜

 

「で、マジで聞いて回った結果、一夏に惚れる(原作通り)ってどんなミラクル起こしたの?」花の飾りを作ってた手を止める

「俺が知りてぇよ……」

「あの流れから惚れさせるのはさすがに一夏の雪片二型が零落白夜したのではと疑いたくなる」

「お前時々思い出したように下ネタへ振り切る時あるよな」

「人はパンを食すに在らず」

「いやまぁ、そうなんだろうけどさ」

「んで、態々俺のところに来たのは?」

「……勉強教えてください」

「何が知りたいんだ?」

「量子変換について、ってなんで露骨に嫌そうにするんだよ!?」

「先に断っておくがその質問に対して俺は誰であろうとこの顔になる」

「え、なんでさ?」

「説明してもいいが……正直理解しきれるとは思えん。理解するには理系の教育要項を高校卒業相当までは終わらせてからにして欲しいからだ」

「え、マジで?」

「大マジだ。少なくとも俺はそこまでの(前世で培った)知識が無ければ、一夏側にいた自信すらある」

「そこで俺を槍玉にあげるな」

「だが事実だ」

「反論できねえ」

「だから量子について話は超ざっくりにする。いいな?」

「おう」

「ぶっちゃけ量子そのものの理解はふわっとでいい。言うなれば一粒(単位レベル)でのめっちゃ容量が大きい物とだけ分かればいい」

「容量?」

「ああ、よく量子力学の説明で用いられる例えに“シュレディンガーの猫”があげられる」

「あー、なんか猫がどうのってやつか」

「そうだ、定時間でガスが出る箱の中に猫を閉じこめて時間を進めた時、箱の中身を観測するまで猫は“生きている状態”と“死んでいる状態”が重なっている。という話だ」

「何度か聞いたことはあるが、未だ聞いても理解できねぇ」

「ややこしいから理解しなくていい。ようは“死んでる(ゼロ)生きてる(イチ)だけじゃない状態”があるというのがミソなんだ」

「どゆこと?」

「そうだなぁ、さっき言った話の蒸し返しになるが二進数はわかるよな」

「なんとなく」

「二進数で二桁を表すと00、01、10、11の4パターンあるよな?」

「あー、なんとなく」

「だけど、量子力学だとこの二進数の表示も“数字を見る(観測)するまでわからない”って5パターン目が出てくるのだが、……ぶっちゃけここを理解しようとするともっとややこしいからそのまま納得してくれ。今言ったように4パターンのところを5パターンになることが大切なんだ」

「お、おう」

「こんな感じで、確率に絡む話なんだが、逆に言えば観測すればそれが確定するんだ」

「???」

「良し、イメージしてくれ。一夏の目には俺が写ってる。イメージできたか?」

「おう」

「一夏の耳には俺の声が聞こえる」

「おう」

「一夏の鼻には俺の匂いを感じる」

「……おう」

「一夏の肌には俺の熱が感じる」

「…………お、おう」

「一夏の━━「この流れで言わせねえよ!?さすがに味はわかんねえよ!」……だろうな。だが、大切なのはここからだ。ようはお前の五感でもし俺を感じたら、それは目の前に俺がいることになるよな?」

「まあ、そうなる……よな?」

「つまり、俺がいるという事実が()()するわけだ」

「???それがどうしたんだ?」

「わからないか?もしこれが俺ではなくて、“白式”ならどうだ?」

「それは……白式が“在る”ってことじゃないか?」

「そうだ、それがISの真骨頂*2“量子変換”の正体だ」

「は?え?は?」

「一見すると存在していない。だが呼べば、腕には金属の重みと軋む音、そして人工筋肉(マッスルパッケージ)の生み出すパワーを兼ね備える白色の装甲を備えた鋼鉄の(かいな)が現れる。ありえないよな?つい一瞬前まで空き缶ひとつなかった所に金属の腕が生えてくるんだ。ただの物理法則じゃあ、そんなことは不自然」

「…………」

「さっき確認したよな?目の前に俺の姿で、俺の声で、俺の俺のと重ねた通り、全ての()()を備えれば、それは目の前に俺が居る事と同義だと。これこそがISがエネルギーを消費して機体を維持する仕組み、量子力学的に機体を()()()()()事で()()()()物質化(有るもの)する逆転現象“量子変換”だ」

「え、なに、じゃあ、俺らが操縦()てるISってなんか妄想とかそういう類なの?」

「妄想とは面白い例えだな、ある意味合ってるぞ。ただし、それは他人の目だけじゃなくて物理法則すらも騙せる妄想だがね」

「え、ぇえええ!?そんな仕組みだったの!?」

「これは少しだけ前した俺の説明が誤解を産んだ。俺は前に量子変換されたものを“異界の格納庫に収まってる”と言ったせいだな」

「いや、確かにそんな感じで説明されたけどさ」

「ただ、誤解しないで欲しいのは別に完全にこの世には無いものを形作ってるのではないんだ」

「どういうことだ?」

「言葉だけなら覚えてるだろうが“質量保存の法則”とか聞いた覚えあるだろ?」

「あー、なんか覚えてるわ。閉じた瓶の中で気体を作っても重さが変わんないみたいなやつだよな?」

「そうだ、物理法則の(ともがら)である物質は決して“総量”が変動することは無い。火が燃えるのも空気中の酸素を取り込んでいるからだし、光合成だって二酸化炭素を取り込んで酸素を吐き出してるだけだ。今言ったのはその場での(化学)反応だけど、ISの場合は俺らが観測できないA地点にあったものが消滅し、手元というB地点に生成されるっていう、“()()()()()()()()()()()()()()”でしかないんだ」

「はえー」

「っていうか、量子変換されているからこそ《第一次移行(ファーストシフト)》や《第二次移行(セカンドシフト)》ができるんだぞ」

「なして」

「一般の乗用車がダンプカーに変わることは無いだろ?あくまでそれはダンプカーを作る際に乗用車のパーツを流用しなければ乗用車がダンプカーに変わるとは言えない。ISが量子力学的に存在するから、形状がその場のノリで変わるんだ。形状記憶合金なんかもあるが、あれはあくまで周囲の状態で見た目が変わってるだけであって体積(中身)は変わってないぞ」

「そういうものなのか?」

「世の中には“金属が生えてくる”なんておもしろ現象もあるが、あくまであれは化学反応のおかげで生えてくるように見えるだけだ。必ず生まれた分はどこかでなにがしかが減ってるんだ。*3

「なるほどなぁ」

「そうだな。実感の伴った話で言えば、タッグトーナメントで白式がエネルギー不足で消えた後、デュノアからバイパスを繋いで補填した時を思い出してくれ」

「おう」

「もし別のところから取り出した物なら取り出すためにエネルギーを使うのであって、エネルギーが無いからと消滅するのはおかしいよな?」

「あ、確かに」

「エネルギーがISの存在そのものを保ってるために使われなければ起きない現象だ。*4ようは毎回、エネルギーで白式の物質を生成し直してるんだよ」

「生成かぁ、確かに毎回作ってるなら形状とかは変え放題か」

「あとはド〇えもんのど〇でもドアってあるだろ?」

「あるな」

「あれは昔のワープ理論を本来使われてるから本来は関係ないんだが、近年の量子力学に搦めた都市伝説があってな」

「そうなのか?」

「ああ。その説だとどこでもドアを通る時、実は通る前の自分は通る瞬間に消滅して、通った先の場所に自分の記憶やらなんやらを引き継いだ同じ状態の新しい自分が作られてるっていう、近年だと“量子テレポート”なんて言われる現象が起きてるんだが……」

「だが?」

「その都市伝説だと、ドアを通るのに失敗して、新しく自分が作れずに、消滅する瞬間を味わうってエンドだったな」

「怖っ!」

「今言ったように量子変換は量子テレポートって言い方もISには適切だな。それこそ別の格納庫に仕舞ってたISが呼び出しに呼応して消滅、自分の体の周りで再生成されるって感じよ」

「はえー、マジすげーな」

「空飛ぶとか力が強いとか絶対防御とかチャチに感じるくらい凄いのが“量子変換”だ。……もちろんどれもISには欠かせないがな?」

「量子変換ちょっと奥が深すぎるぞ」

「とんでも発明だよ、ホントに」

「というわけで、量子変換についてのざっくり考察(かいせつ)は以上だ。これ以上の説明は一夏の頭が量子力学になっちまう」

「人の臓器をあるかないかわからない状態にすな」

 

 

〜謎の暴走巨大IS戦〜

 

セシリア「私達にはまだ希望がありますわっ!」

(視界に映る粒子の光条)

 ラウラ「来たか!(粒子色で)」

   鈴「遅いのよ!(広域センサーで)」

  一夏「良いとこ取りだなぁ、立秋!(愛で)」

(光る粒子をまき散らして現れる左右非対称のIS)

 オリ主「小室立秋、運命を切り開く!」(ダブルオークアンタ)

 束さん*5『やっちゃうぞー、りっくん!』

 オリ主「ああ、クアンタムバーストで共有領域を作る!」

 束さん『ふたつのISコアとふたりのオーバースペックが全てを受け止めてあげる!』

 オリ主「応えろ、お前は何を望んでいる!」

 

(溢れる粒子の奔流)

 

 オリ主『そうか……お前は……』

 束さん『地球から遥か遠い宇宙から……』

 オリ主『行こう、彼らの星へ。俺たちにできることを、俺たちにしかできないやりたいことを』

 

宇宙(せかい)の遥か彼方〜

 

『とは言ったものの、さすがにこの広い宙で一人は堪えるな』

『ふっふっふ、こんなこともあろうかと!』

『え、肉体持ってるの俺だけじゃないの束()()?』

『量子変換のちょっとした応用だよ。どこまで行っても世界(うちゅう)は繋がってるからね』

『まあ、ありがたいし、おっぱいは柔らかいし』

『半ばお互い新しい種族になりかけてるからさ!この状態でも……ね?』

『え、ちょ、さすがにこの状態で卒業はっ』

 

『世界の果てで愛し合おう?』

『アッー!』

 

《ワタシモイルヨ(自我を獲得したELS・ISちゃん)(名付けるならエリーゼ?)*6

*1
IS版ダブルオーライザー(粒子貯蔵タンク仕様)

*2
諸説ある

*3
フルサイコフレーム、神コーン、……うっ頭が

*4
機体の損傷率で致命的なバグが残るのもあまりに元の状態からかけ離れたものを直すのに誤差が大きすぎるためと思われる(考察)

*5
ホログラム表示

*6
シドニーの言語学校のことではない




・メモ書き程度の他ルート
まやてんてールート……宅飲みからのお持ち帰りエンド
ハイペリオンルート……有人外宇宙探索(オリ主)に束とクロエがこっそり同行。家族が増えるよ。ルート書いてたら「言われなくてもわかってるっ」ってセリフが出てきた。決してオリ主くんが一夏(プロジェクトモザイカ)のなりそこないな設定とかは生えてこない。
ちっふルート……たぶん、無改造又はカスタム訓練機で勝利してキスしてエンド?
いちかちゃんルート……『ほも以外は帰ってくれないか?(AA略)』は冗談として、愛すると決めたオリ主の愛は深い。いちかちゃんすこ。

●IS版ダブルオーライザー(粒子貯蔵タンク仕様)
ISサイズにダウンサイジングされたもの。武装はGNソードⅢ?のみ?粒子の供給元は専用の補充タンクを輸送されてくる。多分元々イノベ因子のあったオリ主くんの革新を早める為に早々に送られてきた。基本対話しまくりで本編より全ヒロインとの好感度が高め(のほほんさん以外)、でもヒロインはみんな一夏の所へ行く(無情)。たぶん粒子化も少しできる。
●ISダブルオークアンタ
ダウンサイジングしてるだけで他は相変わらず。ついに念願のヒート系の(効果もある)GNソードⅤも入手(使うとは言ってない)。ソースは見つからなかったが、ISコアが時結晶なるものふたつで1コアだったので、2コア4時結晶=数学的にライン(線)からスクエア(面)という理論で、やばやばのヤバという感じ。サラッと乗っている機体が全部に無線誘導遠距離端末搭載機ばかりなため、そうとうBT適性が高い設定が生えた。多分無限に練習してフレキシブル(なんかビーム曲げる高等技術)もできるんだろうな。クアンタってだけでも強いのにビーム曲げまで覚えて、メタルオリ主になって帰ってくるとかこわ……。ダブルオーを見て量子力学をかじったのは私だけではないはず……え、設定厨きも?(´・ω・`)ソンナァ



というわけで、これにてホントに完結です。
見てくださった方、全てに感謝。
それ以上の言葉が出てきません。
ではまた、別の作品を投稿した際は「まーた変なこと考えてるわ(笑)」と温かく見守ってください。
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