真面目に考察する馬鹿転生者は、やっぱり一夏とバカ話をする。 作:目此
02 真面目にバカする転生者がフランスのお嬢様と仲良くする話
「リシュー!」
「すまない。愛の国出身だが君の気持ちに答えられない」
「ちげーよ!」
【当たり前のように出てるアレ】
「勉強を!教えて!ください!」
「強い語気を使うな、情けなく見えるぞ」
「頼れるのはお前だけなんだ……」
「情けない言葉が出てきた……」
「…………」
「…………」
「なんかしっくりくるな、このやり取り」
「奇遇だな、俺もそう感じていた」
「いや、マジで困ってんだ。助けてくれ」
「とりあえず、何に困っているか聞こう」
「全然授業について行けねぇ……」
「お前IS発祥地かつ唯一の国連認定教育機関がある国で何学んで来たんだよ」
「義務教育……」
「教育要項の練り直しから始めるべきか?」
「了解した」
「誰だ今の」
「つまり、オリムラの頭がオメデタというわけか」
「“い”の重要性を忘れるべからず。……って、誰の頭がおめでたいって?」
「キミだろうな、ミスターオリムラ」
「すんませんm(_ _)m」
「さて、これ以上はさすがに遊びすぎるな。それで今はどこに躓いてる?」
「全部って言っても許して貰えますか?」
「私は許そう。
「ヒェ、 して…… 許して…… 」
「……ふぅ。ではひとつひとつ、解きほぐしていこう」
「あ゛り゛が゛と゛う゛ご゛ざ゛い゛ま゛す゛!゛」
「さて、ではなぜISが現行兵器を駆逐する勢いで発展や市場の拡大されているのかから説明しよう」
「あー、確か戦闘機とかよりも強いってやつだよな?」
「その通り。戦闘機以上の制空性、戦車並みの装甲、歩兵並みの携行性
「比較対象があるとわかりやすい……けど、比較できるからこそ凄さがわかるな」
「元々が宇宙開発用のパワードスーツだったことを踏まえれば、これらに加えて宙域行動まで可能と考えられるからな。文字通り技術を一歩も二歩も先取りしてる感がすごいぞ。まさにジャパニメーションから飛び出たような傑作よ」
「……アニメとか見る民?」
「アニメだけではなく、特撮もよく見るぞ。ネット配信様々のいい時代の空気吸ってる自覚はある」
「勇者?」
「指令」コウホガオオイ...オウゴンデハジマッテモヨイ
「ファイティング?」
「ニンジャ」
「推し戦隊」
「シンケン、ゴーカイ、ダイレン」
「推しライダー」
「ZO、ダブル、オーズ」
「推し━━」
「ゼアス」
「…………」
「…………」
\ピシガシ、グッグッ/
「さて、話を戻してこれだけの発展ができているISだが、その発展には大きくわけてふたつのことが大きく関わっている」
「そうなのか?」
「あくまで大きく分けて、だけどね。その二つというのが、現行兵器からの転用と、新技術の流入、だ」
「転用と流入……?」
「どちらも難しく考える必要は無い。転用はそのままの意味で、現行兵器よりも勝る点が多いとはいえその補給経路等にはこれまで各国が蓄積してきたものがそのままのラインで使えることだ」
「???」
「例えば
「あー、デュノアってそういうの売ってるのか」
「軍需専門ではないがな、関連会社まで含めたモットーは“ゆりかごから老人ホームまで”だ」
「そこは墓まで面倒見てくれよ……」
「そこは事業主に言ってくれ。とまぁ既存の技術が無駄になることなく使われていることでISの発展の健全性は保たれてるのを関係者としては知ってて欲しいのさ。否応無くISに関わらないといけない同性の関係者としてはな?」
「うーん、壮大すぎる」
「ま、既存の技術が使えるからそれまで兵器を作っていたところがIS開発に乗り出してるおかげもあることを忘れないでくれという話だ。過程をすっとばしているように見えて、きちんと地続きではある。まあ、地面所か
「なるほど」
「(無視された……)転用に関してはこの程度でいいだろう。少し多めに時間を割いてしまったが、ここからの方が重要だから、よく覚えておくように」
「ウッス」
「さて、もうひとつはなんだったかな?」
「新技術の流入……だっけか」
「正解。新技術……PIC、絶対防御及びシールドエネルギー、量子変換……ぶっちゃけ多すぎてひとつひとつ挙げるだけで時間が無くなるし、もう本編で考察したこともあるから今回はその中でも“マニュピレーター”を説明していこう」
「まにゅぴれーたー」
「ようは腕部や脚部の関節群のことだ。さて、ここにもかなりの技術が詰まっているが、分かるかオリムラ?」
「うーん、確かISスーツがどうの、微弱な電気がどうのってやつか?」
「当たらずとも遠からず、だな。普通に考えろ、“人の手と変わらない動きをするロボットアーム”がどれだけ画期的かを」
「ん?あー、確かに?」
「オリムラは少しジャパニメーション・ロボットに影響を受けすぎだ。いいか?人間に“近い動き”のできるロボットアームは確かに過去幾つも存在する。だが、人間と“変わらぬ動き”のできるロボットアームは存在しなかったんだ」
「え、そうなの?」
「当たり前だ。いいかよく覚えておけ?人の手とはただの肉袋ではない、木の根の形をした“センサー”と幾条もの“ワイヤー”が“鉄骨”の周りを覆ってる、地上類を見ない唯一無二の“超高精度ロボットアーム”なんだぞ?分業がせいぜいの木っ端鉄くず程度がおこがましくも再現できるものでは無いんだ」
「???……矛盾してね?」
「してない、確かに世の中には光センサーを用いて万分の一ミクロンすら判別できる測量機はある。だが、
「なんか“手”を推しすぎじゃね?」
「手を推してるんじゃない、
「おおう、そうなのか」
「ふむ、わかっていないようだな。予定変更だ、練習スペースは借りてあるから行くぞ」
「え……、勉強……、え……」
━━━━━━
「なにやってんのアンタら?」
「ん?あぁ、
「その発音やめなさい。どこぞのサッカーコメディ映画を思い出すわ」
「ンンッ、失礼、鳳女史」
「んで、アンタら何やってるの?」
「見て分からないか?」
『ぎゃー!また割れたー!?』ペキャ
「訓練だ」
「いや、ISで卵割ってるのがなんで訓練なのよ……」
「アレは一夏が失敗してるだけだ。どうだ、オリムラできそうかー!?」
『できるわっきゃねぇだろぉおお!』
「甘ったれた新兵みたいな声を上げるな!」
「いや、無理でしょ」
「ふむ……専用機持ちのご令嬢でもそう仰るか」
「なんかやめて、アンタに畏まられるとよく分からない鳥肌が立つ」
「ひどい……オリムラ、さっきの話を覚えているか?」
『あー、手フェチ?』
「そこじゃない。いや、手フェチでもないんだが……。ISのアーム、いや、パワードスーツとして装着される下腕部や脚部には大量の
「それら人工筋肉へと伝える操作信号は腕部内に収まった生身の下腕部表面から微弱な電気信号を読み取り増幅したものを転用している。指にとどまらず手首や、なんなら掌を広げるようなことも可能だ」腕部部分展開
(部分展開っ!?それも講釈垂れながらなのにスマートっ!何なのこいつっ!?)
「つまるところ、人間側がきちんと操作してやれば人間の手にできることは……」ヒョイッ
『え……!?』
「この通り、“摘む”ことだってできる」部分展開されたアームの指で生卵を潰さず摘んでる
「ウソ……」
「ちなみに、単純な
「え、キモ」
「……ひどくね?」
『わりぃ、滑らかすぎてキモイ』
「……こほん、オリムラ。お前さん、武装がブレードだよな?」
『え、ああ、そうだな』
「俺もブレードを装備してるんだが、構えてくれるか?」両腕部分展開
『……せめてきちんと装着してくれ』
「面倒、それに本気で斬りかからせる訳じゃないから安心しろ」近接ブレード召喚
『……構えたぞ』正眼
「ISは近接ブレードだけでやり合うわけじゃない。それでも近接戦の縺れ合いは有り得る、それはわかるな?」正眼に構えて鎬同士を軽く触れる距離で構える
『ああ、言っても
「そんな状況だからこそ━━」キンッ
『っ!!?』
「━━こんな“
「手首の返しだけで一夏のブレードを弾いた?」
「半分正解だ。ブレードを捻りで弾いて、懐に剣先を通した。まぁ、見ての通り頭頂差があるから切り上げの形になってるけどISを纏ってたら、刃が上に向いてて、反りの分腕を避けて鳩尾に切っ先を通せるからIS相手でも
『ヒェ……』ゾゾゾッ
「とまぁ、近接ブレード……特に一夏は刀を扱うなら、こういう細やかな手先の動きを覚えておいて損は無いだろう?そのための力加減を覚える訓練だったのさ」
「やりすぎよ!」
「そのやりすぎを加減できるようにするのも大切だぞ?格闘技だって、水月や人中とかを学ぶだろ。“ここを狙うと効率的に人が壊せるから、危機的状況以外ではなるべく避けてね”ってな」
『千冬ねぇに真剣渡された時のこと思い出す……』
「お、ブリュンヒルデと同じ教え方できてたのは光栄だね。とまぁ、手先だけになったが、動かそうと思えばこれだけ細やかな動きも可能なのがISに搭載されたマニュピレーターの性能よ」IS解除
『……そういや、そういう始まりだったな』
「思い出せてよかったな」
☆☆☆
「んでシャルロット、そのクリームを塗りたくった手はなんだ?」
「リシューが手でされるのが好きだって噂で……」
「そんな噂を流したのは誰だー!?引っぱたいてやるぞコラ!」
『( ゚д゚ )ガタッ』
『やっぱエムの人おるーっ!?』
フィクションのロボット手の形をしたマニピュレーターで殴りがち、精密機械やぞ一発で壊れるわァ。
考察のきっかけ1
今回は腕のマニピュレーターのみ語ってましたが実は足がきっかけ。
っていうのも鉄血のオルフェンズ放送当時、グレイズアイン登場の時のラフタの「気持ち悪い」が理解できなかったんですよね。
最近改めて見る機会があってよく見たら奴さん。片足立ちドリルキックとか軸足切り替えての低空水平キックとかかましてたの見てようやく理解が追いつきました。
コヤツ機械のくせに片足立ちできるとかキモ……と。
人間何気なく歩いたり、立ったり、なんなら“けんけん”とか誰しもやったと思います。
でも、これらは人間が持つ類まれな体幹(機械で言う水平の測るセンサー)があってできることなのです。
現実の人型のロボットが二足歩行で歩くとき、妙に膝が曲がってますよね?あれって確か足を着いた時の衝撃を逃がすために真っ直ぐにしてないんですよ。(うろ覚え)
ついでに言えば、ガンダムに登場する“キック”のシーンって多いですけど、一部を除いてだいたい空中が宇宙なはずなんです。赤い彗星さんとかSEEDのキラさんとか有名ですね。例外はGのMFくらいかな?
でも、あれって人型の下半身に生えた棒状のものを当てる広義的な“キック”であって、地面に片足立ちで宙ぶらりんになってるもう一方を振り抜く狭義的な“蹴り”では無いと思うんですよ。
だから、ラフタがもし宇宙空間でグレイズアインの蹴りを見ても“キック”だとは思っても気持ち悪く感じなかったのではないかなと感じるのです。
想像をしてみてください。時に仲の良くないクラスメイトor同僚が久しぶりに会ったら手足だけ15センチほど骨延長して、目の前でキレッキレのブレイクダンスをキメて見せてくるんですよ?
骨延長だけなら驚きはするかもしれない。
盆踊りなら平気だったかもしれない。
でも、骨延長した上でプロも真っ青なご機嫌なウィンドミルを披露されるんですよ?
怖いですよね、これがラフタの感じていた“気持ち悪さ”です。(多分違う)
この気付きが今話のきっかけです。
きっかけ2
(そういや、マクロスでたまごがどうのってあったな。なんだっけ?)
↓
(ん"ん"ッッ見つからないソースはどこだ?あっこれか)
↓
バルキリーのマニュピレーターで持つとかどんだけあの大雑把に見える操縦桿でできるんだよ……
↓
バルキリー→ヴァルキリー→ブリュンヒルデってヴァルキリーのひとりだったよな
↓
そういえばアニメ一期かなんかであのゴツい腕は筋肉だかの電気信号を読み取ってるんだっけ……
↓
なんかできてた◀今ココ
ちなみに個人的なマニピュレーターで殴る合理的な構造は“機動戦艦ナデシコ”のエステバリスの手の甲からアーマーが展開されるアレです。
シーンの映えとかもありますが、単純に構造的に一番弱い指関節を丸めて保護した上で、アーマーが受け止めた衝撃はマニピュレーターを通り越して手首近くへ逃げるはずですので、負担が少ないと思うのです。
でも、ブラックサレナの貫手は百万回見たのは私だけでは無いはず。
ロボットのしばきあいに理屈はいらねーんだよ!という方は感想いただけると幸いです。
ちな、途中に出てきた特撮やらはただの筆者の趣味。
仏オリ主くんのISは……狼が
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王になる
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アグニカ・カイエルの魂!
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残り物には福がある……
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ところで、イオク越えって相当な罵倒では?
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頭トリニティと
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頭ブルゴスのどっちがマシ?