真面目に考察する馬鹿転生者は、やっぱり一夏とバカ話をする。   作:目此

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無くしたケータイが見つかったので初投稿です()


D04

04 真面目にバカする転生者がフランスのお嬢様と仲良くする話

 

「━━━━」

(ニコニコ)

「━━━━」

 

【好きと好きが合わさり最強に見える】

 

「………………」

(ニコニコ)

“おーい、リシュー!”

「はっ!?あ、()()()()()!」

「っ!お、おう、どうしたリシュー!」

「やるぞ模擬戦やるぞさぁやるぞ今すぐやるぞやるんだよォ!」

「え、なに、こわ」

「こほん、すまん、取り乱した……」

「どした、話聞こか?」

「とりあえず大丈夫だ。一時的狂気を乗り越えた」

「え、SAN値チェックに失敗したん?」

「まあ、正気(sanity)では受け止められなかったのかもな……」

(ニコニコ)

「(なぁ、さっきから()()()()()()笑顔のままお前見てるんだけど)」

「(…………聞かんでくれ、俺も覚悟が必要なんだ)」

「(???……おう?)」

「さて、一応今回の趣旨を説明するぞ。俺のISがこの度、《第二次移行(セカンドシフト)》をしたから、その性能やその他もろもろの確認で()()には模擬戦や訓練に付き合ってもらう」

「おう、しっかしその為に色々説明してくれるって聞いたけど、良いのか?じょーほーせきゅりてーだの、企業秘密だのあるんじゃないのか?」

「ある程度の情報開示はIS学園で運用試験を行うんだから折り込み済みよ。それにこれは性能試験だって言っただろ?ビックリドッキリメカを見せるんじゃないから、ある程度反応してもらわないとこちらとしても正しいデータが取れない。……まぁ、不意打ち特化とか夜討ち朝駆けが基本コンセプトでもないからな、マジでアンブッシュに意味が少ない」

「その発想が出る時点で俺はこえーよ」

「バカを言うな。ISの運用は()()モンドグロッソ等のスポーツ内での運用を想定されてるんだ。そこそこの広さしかない闘技場形式でお互いに見合ってヨーイドンで始まるのが前提上、不意打ちが起きるのは対戦相手の卑劣ではなく、試合中に見誤る自身の力量不足でしかない」(もっとも上層部(うえ)の方々はそんな建前を振りかざしてるだけなのは暗黙の了解だがな)

「ぐぅの音も出ねぇ」

「というわけで少しばかり独自設定マシマシのデュノア系機体の歴史を絡めた、俺の相棒(きたい)を紹介しよう。と言っても格納庫へ来てもらったのは目の前の彼女(IS)の通りだ」

「……なんか前より色々ついてるな」

コイツ(このIS)がこの度、第二次移行を済ませた“ルプス・バエル”だ」

「色味が全体的に青っぽくなってるし、色々付いてる割になんか細いと言うかスマートになってね?」

「さすがに気付くか。まず、第二次移行前の“Bルプス”の経緯について語るが……。さて、一夏はそもそもラファール・リヴァイブについて知ってるか?」

「あー、わりぃ、結構よく見るくらいしか分からん」

「まあ、そうだろうな。車やバイクのように興味が無ければ調べない部類のものだし」

「(ん……?)そっちも少し触れるってことか」

「まあな、簡単な説明になるがラファール・リヴァイブシリーズは現行機である第二世代ISの代表機のひとつと言われているもので、現在そのシェアは第三位。特徴として、第二世代としては最後期(さいこうき)に開発されたものでその性能は次世代機である第三世代ISと比べても遜色ない。加えてスラスターや装甲、兵装などを初期装備(プリセット)の段階での選択肢が多く、武装の近遠距離だけに留まらず、防御や機動力面でも拡張性に優れている。と言った感じだ」

「そういや、授業で使ってるのはみんな似てたけど、他の代表候補生が使ってるのとかは結構ラファール・リヴァイブなのか?ってカスタムされてるのあったな」

「然り、その拡張性こそラファールに()()Bルプス……その系譜がラファール・リヴァイブ系と量産機化を賭けての社内コンペで負けた理由だ」

「ん?社内コンペ?」

「うむ、社内コンペだ。ガ〇ダムでも度々出てきた設定のあれよ。当時の状況も考えるとまさにラファール・リヴァイブは“ゲル〇グ”、Bルプスは“ギ〇ン”だな」

「えぇ、いや、えぇ……」

「その為、Bルプスの系譜は少数生産と言っていいのかわからんぐらいしか生産されてない古い物になる。実質技術試験としても機体として組み上げられていたのはコンペ用の物とコイツ以外ないからな」

「ま、またそれはなんとも……なんでラファール・リヴァイブじゃなかったんだ?言っちゃあなんだけどデュノア社の関係なら最新鋭機としてそっち(ラファール・リヴァイブ)の方が支給されてもおかしくなかったんじゃないのか?」

「…………」

「え、なんか変なこと言ったか?」

「いや、ロボ物が伝わるから多少は共通言語としてわかる部分があるだろうとは思ってたが、そこまで察せられる洞察力に驚いただけだ」

「おい」

「すまんすまん。ただ、一夏の想像通り、当初はラファール(ラファール・リヴァイブ)のカスタム機が支給される予定ではあったが、俺が開発主任(親父殿)に要望書を出した結果こっちが引っ張り出されたんだ」

「よ、要望書?」

「うむ、ちなみに内容は“初期武装少なめ・装甲トルク(マッスルパッケージ)マシ・HP(シールドエネルギー)マシマシ”だ」

「某ラーメン系の注文じゃねえか」

「要望が通りやすいように“四肢に接続、または非接触浮遊装甲(アンマウント・フローティングユニット)に一部機能をIIf(イメージ・インターフェース)による操作する武装”を加えてたから第三世代である技術試験機の側面を満たしてるぞ」

「え、お前と模擬戦してて使ってるところ見たことないんだが」

「そりゃそうだ、BT兵装や龍砲を想像してるようだが、コイツの第三世代の要素は腕部についてた側面のバルカンくらいしかないからな」(それだってせいぜいトリガーしか機能が満たしてないし)

「え゙っ!?」

デュノア(ウチ)は残念ながらイグニッションプランという欧州連合の次世代開発計画から外された“負け企業”だからな。そも、イギリスのBT兵装(ブルーティアーズ)が出てきた時点でウチが勝てる要素がないんだ。性能はともかく、遠隔無線誘導端末なんて完成されて、それを超える物なんて早々できん。救いは扱いの難易度だけだが、それだって時間が解決してくれる」

「」

「ハッハッハ、さすがにこの年で“企業間”の闇を見せられると言葉に困るか」

「困るのわかってるなら言ってくれるなよ……」

「スマンスマン。まあ、そもそも俺も通るとは考えないまま作った要望書ではあったんだ」

「???どゆこと?」

「試しに主任だった親父殿へ要望書叩きつけながら論破したら全部通っちゃったんだ☆」

「おい、……おい」

「俺としては全部通らなくても良かったんだよ。せいぜい武装を多く付けずにその分防御面やシールドエネルギーが多めになってくれればそれで十分だったんだ」

「???」

「正直、一夏の白式は極端すぎるが、武装やコンセプトは割と俺としての理想に近かったんだ。一夏のは現行の第三世代としてはポピュラーな線を行ってるからな」

「ブレオンがポピュラー?……???」

「いや、さすがに俺もプレオンはピーキーすぎるからそれで来てたら断ってたぞ」

「おい」

「自分でもわかってるだろデメリットは」

「いや、まぁ、そうだけど」

「白式には“バリア無効攻撃(零落白夜)再現”ってコンセプトがあったからああなったが、ウチはそこまで極端なカスタムはしないだろうし、それならスラスターの性能もそこそこ、特殊機構も少ないから容量にも余裕がある。ならそこに最低限の武装と防御面に力を入れれば素人でもそこそこの継戦能力を維持できると思ったのよ。素人に高火力避けアタなんてじゃじゃ馬すぎるわ、厚い装甲と堅実な操作性で癖の少ない得物を手堅く扱えるようにするので精一杯よ」

「なる、ほど?」

「そ、そして、それを満たすなら少し話を戻してラファールでも十分だった。んだが、ここでチェス盤をひっくり返された」

「???」

「“逆に考えるんだ、ラファールじゃなくても良いんだ”と」

「???」

「まあ、そうだよな。俺も当時はそうなった」

「そこでなんでギ〇ンをカスタムしたん?」

「うむ、そもコンペの時点で経緯もギ〇ンに似ててな。コンペとは名ばかりでこいつの系譜はただの技術試験機だったんだ」

「技術試験機?」

「Bルプスを見た時どう思った?」

「え、あー、“なんか西洋甲冑みたい”?」

「間違ってないな。何せ全身装甲(フルスキン)だしね、これはな“第一世代の技術限界点”を見極める意味もあったんだ」

「技術限界点?」

「うむ、第一世代と第二世代。見た目が大きく違うが、これはシールドエネルギーの効果の“信頼性”が証明されたのとISスーツの発展のおかげで、全身装甲のように装甲で防御面を高めなくても良くなった分、軽量化が図られたんだ。まぁ、もう少し俗物的な視点で言うと“安全面が保証されたなら顔面や身体のライン隠すよりも晒した方が需要が高かった”事だ」

「おい」

「一夏とて見たことがないとは言わせんぞ。代表候補生たちにアイドル人気があって中にはグラビアとかも参加してる人がいるだろ━━」

「そりゃあ、そうだが━━」

ゴゴゴ

「「━━っ!?」」バッ!!

(ニコニコ)

「「……………………」」

「……こほん、そんな感じで、安全面で問題がない以上、これからISという産業にはアイドルのような人気商売が関わるため、一般需要の高い“見目麗しさ(ビジュアル)”面の強調としても全身装甲よりも今後を見据えた発展が見込めたラファールの開発は全社かけての総合プロジェクトであった。反面、ウチは軍需産業として活躍してきていた面もあって、やはりラファール系列に搭載できる人工筋肉(マッスルパッケージ)等の付属的な経済効果は無視できなかったんだよ」

「???どゆこと?」

「ふむ、一夏分かりやすいところだとケータイだな。あれは確かに本体は通信会社やパソコンなどの電子機器メーカーがメインだが、他にもいろいろあるだろ。画面保護のフィルムや外装のカバーなんかが」

「お、確かに、なんか本体以上にレパートリー多い時あるよな」

「あれだって、通信会社や電子機器メーカーが専売してる訳じゃない。例えば保護フィルムをガラスメーカーから出していたりとかあるし、中には林業メーカーが木製の保護カバー作ってたりもするだろ?」

「あー、確かに、言われれば全部自社生産とは限らないか。そういうコーナーとして“純正品”なんて区枠で売られてるのはそれか」

「そ、今一夏の言った純正品のように販売メーカーから作ってるものもあれば、規格だけ合わせた“社外品(サードパーティー)”もある。他のもので例えるならプリンター本体は買い切りだったりするが、インクは都度都度買う分売上の比率はバカにできん、とかな。んで、ルプスの系譜はそういったラファールで運用できない範囲の技術を確認する意味も含めた面が強いってことよ」

「へぇー」

「具体的に言えばさっき言った人工筋肉だな。コイツは全身装甲を骨格(フレーム)として扱うことで飛躍的に……というか意図的に搭載量を超過させて“PIC”で補わせてる」

「???」

「つまりこいつはPICっていう“慣性を打ち消す装置”を自重を支える点に特化させてるんだ。だから、こいつの飛翔能力は“試合会場”以上の範囲への対応力は極端に落ちてる。スラスターやバーニアで無理やり飛ばしてる部分もある」

「」

「おかげでその気になれば、ISすら砲丸投げのように投げ飛ばせる腕力が手に入った。これによってラファールでは難しい重量の武装も軽々と持てて、俺がよく使ってた大型メイスなんかはコイツだから片手で扱える。流石にラファールだと両手武器としてみても扱うのにデメリットが大きいからこの辺は大きな利点だな」

「そういや、みんなお前の武器見て“蛮族”扱いしてたわ」

「ふむ、その話は今度聞くとして、ついでに言えば装甲も厚めだから並の兵装ではピクリともしない。全身装甲も傾斜装甲(丸みを帯びてる分)でなかなかに硬く、現行機の中でもシールドエネルギーの持ちの面で頭一つ高いな」

「そういや、まともに正面から叩き合ってたのは鈴くらいか……セシリアは露骨に嫌な顔してたし、あとは箒が無策で突っ込んで投げられてた」

「と言っても積んでる人工筋肉の効果はトルクだけじゃなくて、瞬発力にも影響してるから、戦い方という面では一夏相手は見てからの引き撃ちで十分よ」

「何度それで攻めきれなかったか……数えたくない」

「ハハハ、まあ、コイツの系譜も全く今に繋がってない訳では無い」

「そうなのか?」

「ああ、得られた運用データは後々の兵装関連に生かされたし、人工筋肉関連でもだいぶウチの技術蓄積にはなったからな」

「なるほど」

 

━━━━

 

「というのがデュノア社のIS開発史から抜粋した情報だ」

「うーむ、ISが新しい技術とはいえ、その開発にも歴史ありってことか」

「そして、第二次移行したルプス・バエルは……端的に言うと、そういった歴史を文字通り進化させてるな」

「そうなのか?」

「ああ、まず性能面は見ての通り背中にウィングバインダーが追加されたために格段に飛翔能力が向上した」

「確かに前はヅダの土星エンジンばりに一個のドデカイバーニアと腰にスラスターがあったくらいか?」

「それらもなくなったわけじゃないが、補助的な意味合いなのか小型化してたな……口径だけ小さくなって性能変わらずなのは色々ツッコミたいが」

「確かに……性能変わらず小型化はえぐいよな」

「加えて、腕部についてたバルカンはウィングバインダーに移ったのかと思えばレールガン化してる」

「おい」

「いや、俺もわからん。積むなら薬莢式の方だと思ったんだが、それもなく。とはいえレールガンとしては小型の分射程はそこそこよ(それでも試合会場“よりも広めで威力もあるが”)」

「というかさ」

「なんだ?」

「両手ごつくね?なんか長い尖った部分あるし」

「そうだな、腕の部分がバルカンがなくなった分スマートになったのかと思えば、“サブアームに”主兵装の剣がひと振りずつマウントされてて、肘に沿った腕の部分が鋭角だな」

「え?」

「手に取って振るうこともできれば、ある程度フレキシブルに動いて牽制程度の攻撃もできるし、肘打ち・手刀の要領で腕全体に切断能力が乗ってる分格闘戦の間合いも行けそうだな。その割には腰部にもマウント可能そうな短いアームのホルダーもあるから可動範囲も困らないな」

「うわぁ」

「マウントされてる剣も片手で扱うのに不安があるように見えるサイズの剣……というより中国の大刀に近いのか?……刃の形状は朴刀(ばくとう)みたいな幅も反りもあるやつだが」

「肉厚で幅広、長さもそこそこ……こんなん振れんのか?」

「ところがどっこい、こんな形でも振れちゃうくらいトルクがあるのは確認済みだ。というか、“素材は分からん”がクソほどに頑丈で極端に重いわけじゃない。“折れず曲がらず”が名刀の証なんて聞くが、それにしても限度があるわ」

「え、素材がわからない?」

「ああ、どういう訳かコイツの各所に成分不明の新素材……便宜上“高硬度希少合金(レアアロイ)”と呼ぶこととなった謎の合金属が構成されてる」

「」

「うん、わかるよ。俺もそうなったわ。現状確認されてる限り、タングステン合金すら超えてるからな。その辺の調査はもうデュノアに投げたわ。ついでに言えば、人工筋肉周りもそれに近い物に変わっててこの細さで前と変わらずかそれ以上だからね。もうツッコミが追いつかん」

「なぁ……」

「言うな」

「これホントに《第二次移行》ってやつなのか?」

「言うなと言っている。便宜上《第二次移行》だということにしなければ諸問題でやばい事になるんだ。具体的にはお前の姉君たちが対応に追われて徹夜&徹夜で阿修羅すら凌駕する存在に成り果てる」

「黙っておきます」

「よろしい、では模擬戦と行こう」

 

━━━━━━

 

「あれ、たしか一夏のクラスメイトの……」

「凰鈴音さんだっけ?貴方も訓練?」

「クラスメイトの付き添いよ、んであなたは」

『うぉおおおおお!』

『お前に足りないものは、それは!情熱思想理念気品優雅さ勤勉さ、そして何よりもぉ!』

「何やってるの、あれ?」

「模擬戦だよ」

『っ!零落白━━』

『速さが足りない!』フリッカージャブ

『━━ぐはっ!』

『足を止めるな、一夏!近接戦(たたかい)流れを掴むヤツ(ノリのいい方)が勝つんだ!』腕取ってからの投げっぱなし一本背負い

『ぐぅううえ!こなくそぉ!』

「なに、あれ、ISで格闘戦?武器使いなさいよ、武器」

「武器抜いたら速度と手数と一撃の重さでゴリ押しできちゃうんだってさ」

「全部負けてるじゃないの一夏……」

「“見ての通り”前までイマイチだった制空力が補われたから拮抗しづらくなってるんだ」

「……あんた、性格悪いって言わない?」

「言われたことないかな〜?凰さんが()()()()の様子見ついでに情報収集してても私達は気にしないし、凰さんのISはリシューが一通り研究してたしね」

「じゃあ言うわよ。それを伝えるあたり性格が悪いって言ってるのよ」

「え〜、ここは各国のIS研究の坩堝だよ?“見せ札”同士の張り合いで、このくらいのスパイ合戦も牽制にすらならない言葉回しなんて、普通じゃない?」

「それをアンタの彼氏の前でやって見せなさいよ」

「そんな……彼氏……だなんて」クネクネ

「はぁ?腹立つ!?」

「ふふ、私は割と凰さん織斑くんとお似合いだと思うけどね?」

「この流れで一夏の名前ださないでよ!」

「あ、ごめんごめん。でも、リシューも凰さんは“あり”なんだって」スンッ

「え、こわ、情緒どこに行ったのよ」

「織斑くんは“みんな良い奴なんだ”で終わるけど、リシューはその辺気にするからね」

「(急に語り出した)」

「織斑くんに“お熱”な人……例えばシノノノさんは“努力の方向音痴なりに頑張ってる”、オルコットさんなら“学生の火遊びなら良いが、その先はどうかによる”、それに凰さんは……」

「この流れで聞きたくないんだけど」

「“本人の意思次第、但し短気は損気”だってさ」

「はぁ?失礼すぎない?」

「そう?私も同意見なんだけど……」

「アンタらが失礼すぎない?」

「だって、ねぇ?成功すると物語が終わっちゃうとはいえあの織斑くんがせっかく気付いたのにヘタレちゃうんじゃ……」

「はっ倒すわよ」

「織斑くんは悪意以外ハッキリ言わないと基本伝わらないんだから、女の子の方がモジモジしてても始まらないよ?」

「わかってるけど、一夏のせいでしょ!」

「その織斑くんに惚れたんだったら、織斑くんに合わせた方法でアプローチしないと」

「……人の事好き勝手言ってるけどアンタはどーなのよ」

「???私はキチンと伝えてるし」

「ほんとぉ?」

「うん、さっきもベロチューかまして、(重い)想いを伝えてきたよ?」

「」

「リシューもねぇ、好意とかそういうのを察してはいてくれるんだけど、私相手だと“庇護対象(かぞく)”ではあっても“交際相手(こいびと)”としては踏み込んでくれないし」

「」

「だからね。リシューにはめいっぱいの愛を込めての直接行動がいちばん分からせられるんだ。“私はこんなに思ってるんだぞ”って━━」

「」

「━━ありゃりゃ、こっちも黙っちゃった……()()()()()()()

『』

『……試合終わってもくっちゃべってたらわかるわ。データは?』

「ばっちりー!」

『なら良し…………なぁ、()()()()()()()()()()()

「なーにー?」(ニコニコ)

 

『……好きだぞ』

 

「……っっっ!」

 

 

 

“私も大好きだよ、リシュー!!”

 

 

 

 




分かりづらかったかもな部分。
ラファール系、機体そのもののカスタムができる、装備できる武装も豊富、顔見せできる
Bルプス系、機体は人工筋肉マシマシ全身鎧、武装はラファール以上に選択肢がある、顔見せできない

段階ごとに仲良くなるところを見せつけた話の別バージョンとか盛大に告白させるしかねーじゃん。

というわけでフランス少女編終了でござい。

続きはいつか思い浮かんだ何時かで。
下にほんペで書ききれなかった設定とか諸々のオマケ

一夏の疑問符はいつもなら「相手の情報を抑えることも大切だ」くらい言いそうなことをスルーされたから。(オリ主に動揺が残ってる)

・フランス生まれのオリ主くん
魂的フィーリングが日本に辿り着かずフランスに生まれ落ちた。相変わらず筆者妄想の語り部。日本で生まれるよりも家庭環境は大変よく、デュノア社幹部の家に生まれたので前世から続くメカ好きが暴走し、会社のISコアにラブコール(ただの声かけ)する奇行を数年続けてたらISに乗れるようになってた。手フェチではないが、本人が器用さを練習回数で補うぶきっちょなので職人の手捌きに憧れがある。魂レベルでの癖は尻、転生してから出会う人で新しく癖が開発されていたりする。詳しい外見は決めて話に盛り込むのもあれなので、その辺は読者の好き好きにどーぞ。

・フランス両親
揃ってデュノア社勤務、父がシャル父の兄弟、母は父とラブラブしてること以外決まってない。父親が某ジャソプ漫画に出てきそうなのは筆者の趣味兼…………。普通じゃないオリ主くんが子供でも、愛情込めて育ててた人格者なんだろうな。お隣さんがまさか兄弟の隠し子だったのは偶然だが、いい子なのでオリ主シャルのカプ推しするね、させろした。ふわっとした裏設定的には子宝に恵まれなかったところへオリ主くんが無事生まれたから、様々な面でハッスルしてデュノア社へ貢献してるのでイグニッションプランなるIS開発以外はかなり盛り返した立役者的存在かもしれない。

・シャルロット・デュノア
フランス生まれのヒロイン。基本的な出生は原作と同じだが、筆者によって隣に幼馴染としてオリ主を配置された結果、原作では与えられなかった父性のパンチで性癖をベコベコにされたことで好き好きビーム(物理)でわからせるパワー系に転向。サジェストで「シャル あざとい」が出てこない方。シャルちゃんのあざとさに関する考察は纏まってるが書くかは悩んでる。望む感想が多ければもしかしたらまとめるかもしれない。

・アルベール某
シャルちゃんの父親。フランス編一話でオリ主くんにボコボコに叩かれてるが、ぶっちゃけアニメ一期と生徒会長が出るか出ないかくらいまでは原作読んでた筆者が後年IS関係の資料を読んだ時に判明した設定を見た時の感想のまま書いただけ。個人的感想はこれ以上ないが、ISのSSスレは読み漁ってた筆者的にはその分設定を好きにできると意図的に原作見てないところもある。

・他キャラ
ほぼ原作通り。オリ主くんがフランス生まれなので影響を与えられるわけが無い。
でも、たぶん束さんだけはなんかあって白くなってるんだと思う。

・デュノア社
オリ主くんが生まれ落ちたことで地味に影響を与えたことになった会社。次期主力機開発以外はいい感じ(ふわっと設定)。少なくとも経営不振で少女を男装させて女子校へ送り込むようなことはないので変な確執はないが、多少の銭闘はしかたないので火種になりそうなのは安全な所へ送って手を出しづらくされてる。

・ルプス・バエル
外見イメージはガンダム・バエルにガンダム・バルバトス・ルプスの特徴を4対7くらいでミキシングして、腕だけSIC仮面ライダーオーズのカマキリアームのような要素を盛り込んだ感じ。IS単体で見るとスマートよりゴツめだが、元となったBルプスがゴツいのでバエルみのスマートさが足された。言葉にするなら虎に翼。

・バエルソード
標準的な両刃の西洋剣から片刃の幅広大剣へ、組成不明の超硬合金製で折れず曲がらずを体現する。普通のISでは両手持ちしても難儀する重量だが、バエルは問題なく振れる。原作バエルソードと形状を変えたのはバルバトス・ルプス(またはルプスレクス)にバエル要素が加わった姿にするのに原作のままだと小ぶりになるかなと考えたのと、MA討つために抜くアグニカの剣(抜剣=討伐(殺す))とスポーツとして運用する剣(必ず討つ(殺す)必要が無い)では形状に対する意義が別になるのではと考えたから。ぶっちゃけマンロディ系のハンマーチョッパーはなかなかケレン味があって好き。正直な話、武装面だけならアスタロト系列はかなり癖に刺さってる。火薬式ダインスレイブとかロマン。

・コアNo.47(ヨナ)
オリ主くんがフランスに生まれたことで父性のパンチに晒され、自我未満の人格の性癖を捻じ曲げられたかわいそうな子。でも幸せなのでオーケーです。筆者的には悲劇多めの作品に父性強め(オブラート)のキャラを出すと癖が歪んで整う()のに合わせて歪ませたかった。あとクロスレイズを今更初めてOOF系のキャラがなかなか癖に刺さったのもある。コアのセリフが出るシーンは元々敬語調だったが、幼さの意味も込めて語尾を外したらすげー圧が強くなった。ヤンデルんじゃないお父さん大好きっ子なんだよ(震え声)

裏設定
単一仕様能力(ワンオフアビリティ)“阿頼耶識(アラヤシキ)”
他と呼び分けるとしたら《阿頼耶識システム・typeIS》。
効果的には、操縦の応答力を強化するナノマシンを生成、副次的にハイパーセンサーの情報をより直感的に把握できるようになる。ナノマシン操作とかだと某生徒会長のものと似てるが、こちらは内的使用に特化してる。言うなれば機動戦艦ナデシコの“IFS(イメージインターフェースシステム)”。あちらは人のイメージをナノマシンが作った擬似脳が機械言語に落とし込んでエステバリスを操作してたが、こちらは元々ISに人格みたいなものがあるのでその連携を強めるためのもの。特徴として()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()。見守りアプリ?バックドア?ハハハ、さらば!

つけるか迷った設定
・ナノラミネートアーマー
原作ではエイハブリアクターの発する重力波に反応する特殊塗料の塗られた装甲で、光学兵器に対してめっぽう強い。
筆者が調べる限りを元に考察すると重力波で塗料内の構成が整列して多層構造化したところへ一定以下の衝撃や熱量が当たっても拡散している感じなので、通常より強い(と設定されたオリ主機体の)PICなら似たような現象が起きてもおかしくない。

それではまた。
____目此

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