真面目に考察する馬鹿転生者は、やっぱり一夏とバカ話をする。   作:目此

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(昨日投稿しとけばエイプリルフールとして投げれたことに気づいたので)初投稿です



少し話の毛色が違うので一応注意をば。


エイプリルフール特別編②

EX2 真面目に考察する馬鹿転生者は、やっぱり一夏とバカ話をする。

 

 

「さけ、ツマミ、おしゃく」

「学生にやらせんでください」

「……うるさい」

 

 

 

【オリ主くん流IS世界のキャラ婚活考察】

 

 

 

“IS学園・スタジアム”

 

『はぁ、はぁっ、俺の……勝ちですっ……!』

『あぁ、そして私の、敗北だ……』

 

「す、すげー……マジかよ、立秋の奴……」

「織斑先生に、勝っちゃった」

「まさか、打鉄同士の一騎打ちで……」

「…………」

 

『はぁっ、はぁ……()()()

『全くもって締まらんな』

「無茶、言わんで……ください……」

『私に勝ったのだ。そのくらい言われて当然だと思え』

「は、はは、肝に銘じます……」

 

 

「で、勝者にお酌させる気分はどうです?」

「うむ、最高だ」

「もー、千冬さん飲み過ぎですよー」

「そう言っている山田先生も顔真っ赤ですよ?水飲みます?」

「あ、ありがとー、小室くん」

「なんだ?真耶(まや)には甘いでは無いか」

()()()()の酒豪っぷりは知っているので、付き合わされる方をいたわるのは当然でしょう?」

「ふんっ、()()も偉くなったもんだ」

「そりゃ、かの()()()()()()()に一勝してみせたんです。少しくらい偉ぶってみせないと相手の格に差し障りますよ」

「……その名は好かん」

「ええ、ですからしばらくはやめておきます」

「……いいなー」

「なにがです?」

「小室くんと千冬さん、とっても仲良い……」

「あはは、千冬さんにはお世話に……お世話……あれ、介護か家政夫してた記憶しかない?」

「おい」

「さすがに冗談ですよ。まぁ、付き合いも長いですし、たくさん恩もありますので」トクトク

「……ふんっ」グビッ

「ううぅ、羨ましい」

「山田先生はお付き合いされてる方とか居ないんですか?お付き合いとまでいかなくても、良い関係の方とか」

「昔から男の人と縁がなくて……。学校もほとんど女子校一本で来てしまい……うぅ」

「(意外と泣き上戸?)意外……ではないですね。言ってはなんですけど、ちょっと男慣れして無さすぎますし」

「随分と言うようになったな」グビッ

「……正直言いますと山田先生くらい男慣れしてない方が今の世の中(本作中世情的に)は結婚が明るいと思いますよ?正直、今の結婚市場って相当冷えきってますし」

「女尊男卑……か」

「ええ、戦後一度上がってから緩やかに減ってたのがここ数年の結婚率はかなり急勾配で低下してるらしいですし」

「ううぅ」

「ふーむ、ぶっちゃけどうなんです?少し突っ込みすぎかと思いますけど、おふたりとも若いし実際結婚願望ってあるんです?」

「私もか?」

「ええ、いい機会ですし、千冬さんにもあるのかなって。まずは山田先生」

「わ、わたしですか?うーん、結婚……まではあまり想像できないですね。その、女所帯の職場に就職したのを親が知ってるので、時々煽られるから、男の人と付き合ったらとか、……は、意識してますけど」

「私はないな。正直激務すぎて、夫婦はおろか恋仲となんて、時間が取れないから付き合いが続かんと思う。実際、学生の頃に付き合いのあった同性の友人すらほとんど(縁が)切れてるからな」

「なるほど……」

「そういうお前はあるのか?」

「俺ですか?ないですね、健康優良児なので女性そのものに興味はありますけど」

「あれだけ囲まれているのにか?」

「全員一夏狙いですよ。中学の頃も一夏との顔繋ぎを何度か頼まれましたし」

「……一夏はモテたのか?」

「ええ、顔よし、運動は得意、勉強もほどほど、性格は明るく社交性がある。上は分かりませんが同年以下からならかなり頼りがいのある優良株でしたから」

「ふんっ」

「安心してください。一夏は誰とも深く付き合いになってませんよ」

「……どうして、そこで安心しなければならない」

「顔に書いてありましたから」

「……ふんっ」グビックイッ

「はいはい」トクトク

「……で?そこまで言うならお前なりのナニカあるんだろ」

「え、あぁ、俺的には山田先生が向いてるのは、……まぁいっか、下世話(げせわ)ですけど美人ですし、スタイルも良いですから」

「スタっ!?」

「おい……」

「別にいいじゃないですか。んで、ぶっちゃけ、どんなに繕ったって人間外見から印象って入りますから、男側に余程拗れた問題がなければ、その時点で第一関門の外見は問題なくクリア。そうすると今度はようやく内面ですけど、内向的ではありますがコミュニケーション能力に問題もないですし、内気なところはむしろ庇護欲を誘う……という言い方だと少し語弊がありますが、やはり男性的には外で稼ぐ、自分が大黒柱の自覚っていうのは働くモチベーションにもなりますからね。お付き合いしてる、または結婚まで視野に入ってるなら守ってあげたい、養ってやる!って思わせてくれる相手ってのは働く男性にとって十分考える余地が生まれるんですよ」

「なんだか論理的すぎて恋愛するの怖いんですけど……」

「一種のサイコパスだな、やはり」

「失礼にも程がありますよ……あくまでロジカルな考え方で言えば、です。本当にぶっちゃけちゃえば、好みに差はあれどスタイル抜群で、性格が良い美人と出会ったならお付き合いしたいって考えちゃうのが男の(さが)なんです。あとは外からの印象で言えば、教職についてるのもあって高校生程度の相手とはいえ子供の相手も苦手では無いというのは、……いわゆる『“妊活”とかも問題ない』んじゃ、と男性的には考えるわけですよ。そうでなくても付き合いたい止まりでも、邪な考えのつよい人なら山田先生に見受けられる押しの弱さを利用して……まぁ、ゴックンボディだけでも堪能したいと思う輩はいるでしょう」

「にんっ!?」

「(ゴックンボディ……)……続けろ」

「千冬さん!?」

「これも人によりけりだってのを念頭に置きますが、そうなればあとはもう距離を詰められれば解決かなって、ところまで行くと思います。まとめると外見良し、内面良し、夜のお相手としても良しならむしろ男の方がこぞって寄ってきそうですねって感じです。俺が知ってる限り家族仲にも問題無しなんで、その点もかなりの加点になりますよ」

「」

「…………」

「個人的にはかなり好み……っと少し赤裸々に語りすぎましたね。おつまみ追加で持ってきます」タタタッ

「……」

「……だそうだぞ、真耶?」

「ううぁ、あんな真っ直ぐ褒められるものなんですかぁ?」///

「目をガッツリ合わせてたな(これは一夏の方にも確認しないとな)」

 

 

「……」モグモグ

「あ、おいしい、このおつまみ」

「半殺し*1した山芋を磯辺焼き*2にしたものですよ」

「シャキシャキするのにモチモチしてる」

「山芋自体は処理が大変ですけど、副菜やおつまみとしては最強格だと思ってますので(レパートリーに困らない的な意味で)」

「…………」モクモク、グイッ、ククッ

「はいはい」トクトク…

「(うわぁ、千冬さんが無口に……。もともと多い方じゃないけど、確かにこのおつまみすごく美味しい。あれ、もうお酒無くなっちゃった?)」キョトン

「どうぞ」トクトク

「あ、ありがとー」

「おい」

「わかりましたから、そう急かさないでください」タタタッ

「???」

 

 

「あれ、千冬さんの追加のものが欲しい時の合図なんですよ」

「なるほど」

「……そういえば、一夏の周りはどうなんだ?」

「周り?」

「小娘共だ」

「あぁ、そんなんは千冬さんの見た通りですよ」

「お前の、意見が、聞きたい」グイッ、ククッ

「私もちょっと気になるかも(すごくモテモテですからねー織斑くん)」クイッ

「えー、じゃあさっくりとだけ。大前提として全員子供の恋愛なので、若さのバイタリティありきだと思いますね。もちろん俺も含めて大人の恋愛なんて知りませんけど」

「(嘘だー)えっと、よく一緒にいる子だと篠ノ之さん達ですかね?」

「篠ノ之?アレは不器用すぎますね、可愛げを超える『私に構って』が今後どの程度になるかだと思います。想いの強さだけで苦手を改善しようとする一途さは凄いですね」

「凰鈴音」モクモク、グイッ、ククッ

「感情の迷子、直情的な行動をある程度改めるか、それの手網を上手く握れる相手じゃないと……。ただ、その部分もある意味相手に向き合うひたむきさであるので悪い所ばかりではないかと」トクトク

「オ、オルコットさん」クイッ

「多少の男卑が治まったのはあくまで一夏相手のリスペクトありきなので、誰に対してもある程度隠せるようになればグッと魅力的になれるんじゃないかな?本人的にはそれなりに想い慕っているんでしょうけど、見た限り身近な異性に父性を求めてるだけに見えますね。あとお貴族様らしいので学生のお遊び範囲なら、本人にその気があるかは知りませんけど」トトトク

「シャルロットさんは?」クイィ

「一番あの中だと対応そのものに問題は無いんじゃないですか?距離感の取り方が絶妙なので良い彼氏彼女の距離感は保てると思います。時折出てくる試し行為の様な測り方がマシになるか、それをひっくるめて包める相手ならってとこですかね?」

「ラウラ」モクモク、グイッ、ククッ

「それ以前の問題ですね。情緒が幼いのと一般常識が追いついてないです。ただまぁ、本人自体はある種無垢なので、相手にある程度寄る染まり方しそうなので、育て方次第っていう娘とか幼い妹相手にしてると思えれば」

「……(なんだかすごいこと言ってるなぁ)」パクッ

「……(同級生をすごい視点で語らされた……)」

「っ!?これすごく美味しい!」モクモク、クッ

「なめろうはお気に召したようですね」トクトク

「私結構生魚好きなんですよ!」クイッ

「…………」モクモク、グイッ、ククッ

 

 

「しゅとー?」チョップノカマエ

酒盗(しゅとう)、ですね。和製アンチョビだと思ってもらえれば」

「……チーズと合うなぁ」クククッ

「…………」モクモク、グイッ、ククッ

 

 

「ンンッ!炙りチーズ(のソルトクラッカー添え)にこの酒精はっ」クイィッ

「あの、バーボンでその飲み方は……」

「レーズンとクリームチーズってこんなに合うんだぁ……」ククッ

「…………」モクモク、グイッ、ククッ

 

 

「ふぅ、暑い」ヌギッユサッ

「…………」モクモク、グイッ、ククッ

「あ、あの、そろそろ俺部屋に戻りますね(ヤバそう……)」

「待て」

「えっと、ち、千冬さん?」

「私はどうなんだ?」

「恋愛的にって、こと……ですか?」

「そうだ」

「……えーっと」

「…………」ジロッ

「生活能力が破綻してるので、そこを補って愛してくれる方でないと……」

「愛……か……」グイッ

 

「えっ━━

 

ズキュゥゥゥン

 

━━!?!!?!!!???????」

 

「ほぉ、存外可愛らしい反応だな?」

「え?え?え?」

「あ、すごい、男の子ってこんな感じなんだ」ペタペタ

「え、ちょ、山田先生?」

「真耶って呼んでください」ジー

「えっと、真耶さん?」

「はい!」ペカー

「(あ、おわった……)ちふュンッ!?」

「おい、まや、三ぴ……、まぁ、いいか」ヌガセヌガセ

「あ、ダメ、R指定無━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 

 

 

━━アッー!」

 

 

 

 

 

 

==よくあさー!==

 

「」ズーン、テカテカ

「」ズーン、テカテカ

「」シオシオォ…

 

 

 

おしまい!

 

*1
形が完全になくならない程度に素材を潰す料理技法の別称

*2
この場では醤油で味をつけて海苔巻いたものを指す




話をモルペコしたらすごいことになった侍。


土曜日辺りにもう一話投稿(予定)
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