真面目に考察する馬鹿転生者は、やっぱり一夏とバカ話をする。   作:目此

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何故か浮かんだシリーズ


インチキ科学目白押し




えとせとら

etc. 真面目に考察する馬鹿転生者は、やっぱり一夏とバカ話をする。

 

 

 

「考察オリ主、リターンズ」

「伊達さんは良キャラ」

「それな」

 

 

 

【偏向射撃とかいう魔物】

 

 

 

  一夏『━━っ、━━っ』訓練中

 オリ主『……━━っ』訓練中

 

セシリア「………………」

   鈴「あれ、セシリアー?一夏たちのとこ行かないの?」

セシリア「え……?あ、鈴さん、ええ、これから伺いますわ」タタタッ

   鈴「……何焦ってるんだか?」

 

 

 オリ主「んで、わざわざ夜分に何の用だ、お嬢ちゃん(マドモアゼル)?」茶しばき中

  一夏「それな」茶しばき中

セシリア「……えっと、その……実は立秋さんにご相談が……」

  一夏「あれ、それ俺居ていいやつ?」

 オリ主「お前居ないと俺が死ぬ(社会的に)」彼女持ち

セシリア「あ、いえっ、その勉強というか、装備のことで」あたふた

 オリ主「???尚更読めんな。俺より優秀だろう?装備なら開発元の方に行った方が懸命では?」

  一夏「まぁまぁ」

セシリア「実はその……偏向射撃についての教えていただきたく……」

  一夏「フレちゃんシルブプレ?」

 オリ主「偏向射撃(フレキシブル)な。頼み事ではあるが」

セシリア「(無視)私、最近伸び悩んでまして……模擬戦の戦績も」

 オリ主「確かに多少負け越してるようだが……それとどう関係がある?」

セシリア「私のISがBT(ブルーティアーズ)の一番機で試作機なのは把握しておりますよね。ですけど、そのおかげ(せい)で武装が……」

 オリ主「遠隔無線攻撃端末四基にミサイル、手持ちの長射程光線銃は偏りあるとはいえ十分だと思うが?」

セシリア「その、ワガママなのは承知してますが、もう少し自分好みのものを……と開発元へ希望したんですが……」

 オリ主「あぁ、試作機にそこまでリソース割けないとかか」

セシリア「加えて、現状装備のサンプルデータの方が重要……と」

 オリ主「実機データは重要だからな、さもありなん」

セシリア「それでその、立秋さんのバンシィ*1には装備でビーム砲があって、その……偏向射撃をなさってるのを見かけたので……」

  オリ主「まだ、試合で使えるほどの練度ではないがな」

セシリア「!!!それですわ!」

 オリ主「どれだ?」

  一夏「あれじゃね?」

セシリア「おふたりとも?」(#^ω^)ビキビキ

 ふたり「ひぇ」

セシリア「こほん。その偏向射撃についてのご教授をお願いしたいのです」

 オリ主「と言われてもな」

  一夏「なんか問題あるのか?」

 オリ主「根性、以上だ」

  一夏「俺でももう少し説明してやれと思うぞ」

 オリ主「しかし、それ以上の説明をと言われてもな……」

セシリア「教えて……くださらないのですか?」美少女の上目遣い

 オリ主「それ、俺には効かんからな」

セシリア「……」ガチ涙目

 オリ主「やめろ、それは効く」

  一夏(この辺すげー親父って感じするよな)

 

 

 オリ主「と言ってもホントに根性だからなぁ。俺自身だって、理論的に行えるならもう少し安定するんだが」

  一夏「言うて結構曲げてるように見えたけど」

 オリ主「それで的に当たらんのなら撃ててるとは言わない」

セシリア「まずその曲げるところから教えていただきたいのです」

 オリ主「ふーむ……」

セシリア「やはり、ダメですか?」ショボーン

  一夏「おい」

 オリ主「あ、いやそういう訳じゃないんだ。どこら辺説明すればいいのか考えてるんだ」

セシリア「どこら辺……ですか?」

 オリ主「そもそも、オルコットは自分の武器がどういう仕組みか把握してるのか?」

セシリア「……どういう意味ですの?」

 オリ主「正直俺の見解だが、ブルーティアーズと俺のバンシィでは仕組みが違うから偏向射撃の仕方も変わるはずなんだよ」バンシィ「キュン///」

 ふたり「???」

 オリ主「良し、まずは確認事項を整理しよう。オルコットは偏向射撃を習得したい、偏向射撃を行うのはBT兵装でいいんだよな?」

セシリア「その通りですわ」

 オリ主「その上で、BT兵装はレーザー兵器、つまり収束光線である。この点は合っているか?」

セシリア「間違いございません」

 オリ主「ならやはり仕組みが違うな」

  一夏「???」

セシリア「???」

 オリ主「セシリアはその辺までは詳しくないか、それと一夏はメニュー増確定」

  一夏「なぜ!?」

 オリ主「お前には一度説明してるからだ」

セシリア「どういうことですの?」

 オリ主「BTがレーザー兵装で、俺のバンシィの持つビーム兵装だからだ」

 ふたり「???」

 オリ主「BTの仕組みがすっごい明るい懐中電灯で、バンシィのが熱い水鉄砲だから、曲げるのに必要な考え方が違う」

  一夏「おお、なるほど」

セシリア「懐中電灯!?」

 

 

 オリ主「さて、基本となる仕組みについては過去話を参照こんな感じだから、そこからなぜ考え方が違うかを説明するぞ」

 ふたり「お願いします」

 オリ主「さて一夏、俺が以前ビームを撃つ三要素はなんだと教えた?」

  一夏「えっと、電気とミノ〇スキー粒子と……なんだっけな?」

セシリア「???」

 オリ主「それはガン〇ムの方だ。ビームの仕組みは“電気”で分解した“電子”を“電磁波”で制御して打ち出すものだ」

  一夏「おお、そういえばそうだった」

 オリ主「んで、バンシィはこの仕組みに相当するがBTは違うのはわかるな?」

セシリア「えっと、たしかにレーザー銃なので電気は使っても電子を飛ばしている訳ではありませんわね」

 オリ主「そうだ、レーザー光線銃は光そのものを銃弾(たま)として打ち出すから発光に電気は使っても、電磁波による制御は受けない。この点が今回、俺がバンシィとBTで偏向射撃をする上で仕組みが違うと言ったのだ」

 ふたり「???」

 オリ主「一夏、バンシィの能力は?」

  一夏「え?えっと、あー、あっ!IIf(イメージ・インターフェイス)の送受信波が強いってやつか?」

 オリ主「正解。そして、俺の理屈的にはこの強い送受信波、今回なら送信波のおかげで偏向射撃が行えてる」

セシリア「……バンシィの兵装が電磁波制御で電子を打ち出す仕組みであるなら、電磁波制御に送信波で干渉するのですね」

 オリ主「その通り、バンシィは兵装の基礎に電磁波制御を多用している」

  一夏「お、おい、いいのかよ?」

 オリ主「なにがだ?」

  一夏「IIfで干渉できるなんてバンシィの弱点教えてよ」

 オリ主「なんだそんなことか、言っただろ?バンシィの送受信波は強化されてる、たしかに受信も強化されていて、他の送信波も受け取ろうと思えば受けられるが……」

  一夏「が……?」

 オリ主「俺がバンシィへの送信量(想いの強さ)で負けるわけないだろ?」バンシィ「キュキュン///」

 ふたり「」

 オリ主「ってのは冗談で、その辺の対策を取ってないわけないだろ」

  一夏「そ、そうだよな(言えない)」

セシリア「そ、そうですわね(目がマジでしたわ)」

 オリ主「と言った感じで俺の偏向射撃には兵装の特徴とバンシィの能力ありきで行っているので俺のやり方をBTへ転用するのは難しいだろう」

セシリア「なるほど、確かにそれでは難しそうですわね……」(´・ω・`)

  一夏「(おい……)」

 オリ主「(わかってる)……とまぁ、俺の方法では難しいが、ヒントになりそうなことで良ければ意見を出そう」

セシリア「っ!あるのですか……?」

 オリ主「偏向射撃なんて名前が付いてるくらいだから本来なら覚書くらいあってしかるべきだと思うんだがね?それをオルコットに言っても仕方ないし、あくまで俺が光線銃の偏向射撃を分析するならこうだろう……という話で良ければだが?」

セシリア「お願いします」

 オリ主「まずそもそも光の性質を答えてみてくれ、ほい一夏」

  一夏「えぇ、俺!?えっと、早い?」

 オリ主「他には?」

  一夏「ええっと、眩しい?」

 オリ主「他には?」

  一夏「うーん、わりぃ、わかんねーわ」

 オリ主「オルコット」

セシリア「私も似たような認識ですわ。あとは真っ直ぐ進むとかですわね?」

 オリ主「ようやくひとつか、光の性質は主に三つ。真っ直ぐ進む(直進)物に当たると跳ね返る(反射)、そして曲がる(屈折)。だが、それらはきちんと条件あってだ」

 ふたり「条件(ですの)?」

 オリ主「まず、今回の説明で一番関連が少ないと考えてる反射からだ。これは言葉の通り、光は物体(物質)に当たると跳ね返る性質。明るいところで鏡を見れば自分が映るけど、暗いところでは姿は見えないだろ?あれは体に当たった光が反射して鏡に届き、その光が鏡でさらに反射して目に届いているから自分が写っているように見えるんだ」

セシリア「そうですわね」

 オリ主「反射にも色々細かい現象で名前は付いているがとりあえず置いておいて、物に当たれば跳ね返るという特徴だけ押さえておけばいい」

  一夏「わかった」

 オリ主「次にセシリアの挙げてくれた直進性、これは“均一な空間”であることが条件だ」

  一夏「均一な空間?」

 オリ主「例えば真空中、酸素や窒素などの濃度がゼロに近い環境だな」

  一夏「え、でも空気があるところでも普通に真っ直ぐ見えるぞ?」

 オリ主「それは空気という気体がある程度均一に近いことと人側が誤差を認識できないからだ。分度器の一度のズレを遠目では分かりにくいようにな」

  一夏「あっ!そういや、昔理科の実験でやってたな!水槽が綺麗だと光が抜けてたけど、底に溜まった砂利が舞ってると通り抜けないみたいなヤツ!」

 オリ主「然り、それこそがまさに均一でない物質と光が衝突した時の現象で、先に語った反射の性質が前面に出ている。前者では水という均一物質だから通り抜ける直進性が出て、後者だと水の中に浮かぶ砂利に当たって無差別に跳ね返り水槽から光が抜けない。これを“光の散乱”という、……光が卵を産むという意味(産卵するわけ)ではないぞ?」

  一夏「流石にわかるわ!?」

 オリ主「なら良かった。ついでに一夏、水槽から出た光は入るときの光に対して“どう”なってた?」

  一夏「え、うーん、あっ、角度が変わってたな」

 オリ主「その通り、それが三つ目の性質、“屈折”だ。均一した空間から別の均一した空間へ移る時に光は曲がるんだ」

  一夏「え、なんで?」

 オリ主「そういうものだと言ってもいいが、一夏に分かりやすく説明するならアスファルトと砂場では足の()()()方が違うだろ?目標も無くまっすぐ進まされた上、アスファルトと砂場を交互歩かされれば、まっすぐ進めないのは想像しやすいんじゃないか?オルコットもイメージできるか?」

  一夏「あー、確かに」

セシリア「たしかに目標も無く真っ直ぐ進むのは難しそうですわね……」

 オリ主「ああ、光のように早いものでもそれが起きてしまい、故に屈折す(まが)る。この性質を受動的に利用しているのがメガネだ。あれは目に入ってくる光をあえて屈折させることで視力の悪い人でもある程度矯正してくれる」

  一夏「なるほど、言われてみればたしかに」

セシリア「私たちが気にしていないだけで利用されていたのですわね」

 オリ主「そして、なぜこの例えにしたのかと言うとまさにメガネに使用されている技術、レンズによる屈折ならレーザー光線を曲げる……偏向射撃を可能にできるかも、と考えている」

  一夏「確かにそう聞くと曲げられそうだな!」

セシリア「いえ、おそらく無理でしょう」

  一夏「ええっ!?なんで!?」

 オリ主「セシリアの光線銃のレンズが可変式でないからな」

セシリア「その通りですわ」

  一夏「ダメじゃねぇか!?なんでわかってて自信満々に言ったの!?」

 オリ主「光線銃のレンズ……光源から収束させるんだから可変式なんて不安定な物を使うわけないからな」

  一夏「えぇ、じゃあどうするんだよ」

 オリ主「レンズがなければ作ればいい」

  一夏「つ、作る?」

セシリア「均一な空間のままだと直進してしまう……なら均一で無くしてしまえばいいのですね」

 オリ主「然り。手っ取り早いのは空気の密度を変えてしまえばいい」

  一夏「???」

セシリア「その方法は可能なんですの?」

 オリ主「あくまで理論上だが、IIfとPICなら可能だろう」

  一夏「???」

セシリア「つまり、本来機体の慣性制御に用いられるPICで銃口周辺の空間密度を変化させて曲げる……ということですわね?」

 オリ主「俺の考えではな」

セシリア「…………」

  一夏「???」

 オリ主「ガオガ〇ガーのガト〇ングドライバー(あれは収束方向だけど)」

  一夏「おお、なるほど!」

セシリア「???」

 オリ主「あとはもう一つあるがこっちの方が難易度が高そうだな」

セシリア「もうひとつ?」

 オリ主「光が曲がるもうひとつの現象“重力レンズ”だ」

  一夏「重力……?」

セシリア「レンズ……?」

 オリ主「基本的な考え方はレンズの屈折と一緒だ。ただし、透過する空間の密度を調整して屈折させるのではなく、空間そのものを歪ませる方法だからおそらく不可能に近いな」

  一夏「???」

 オリ主「要は小型ブラックホールを生成して、直進ルート自体を曲げるんだ」

 ふたり「思ったより不可能だった(ですわ)!?」

 オリ主「理論上は可能だぞ?」

  一夏「え、できるの?」

 オリ主「試算の段階でISのエネルギーが圧倒的に不足してるがな」

セシリア「それならなぜできるのです?」

 オリ主「さっき上げたPICの制御ができれば、の仮定だからな」

  一夏「え、なんで?」

 オリ主「ブラックホールの仕組みがざっくり言うと自分の産んだ慣性の力で自分自身を押しつぶして産まれるもの、だからだ」

  一夏「???」

 オリ主「作用反作用……と言っても伝わらんだろう。簡単に言えば、一方向に力が働く時、同軸の反対方向に必ず力がかかっているというものだが……例をあげるとすればコマが回っている時、コマに水滴を垂らすと外にはじき出されるよな?」

  一夏「おう」

 オリ主「これはコマの周辺は強い遠心力が働いているからだ。だけど、遠心力は軸に近いほど弱くなる……つまり、軸の近くでは外に弾き出そうとする力が弱い分軸方向へ引っ張られる力、引力の方が大きくなる」

  一夏「え、でも、弾かれてるのしか見た事ないぜ?」

 オリ主「それはコマの質量が軽すぎるのと軸から生まれてる作用という遠心力が360度生えてるのと同じように軸から360度反作用も生えてるからだ。軸のA方向への作用の矢印は同軸上の反対側にあるB方向の反作用と同じ向きなるんだ」

 

“←・→”矢印が力の向き、点が軸を表してる。

 

 オリ主「回転軸を基準に考えれば、軸を通る限りどの方向に伸びてる作用・反作用は結局逆地点の作用・反作用が逆になってるだけで、常に外に向いてる力が釣り合ってるからコマは回るんだ。言うなれば大岡裁きで両手とも離されていない子供が軸になるわけだ」

  一夏「その例えだと余計わからんわ!?」

 オリ主「実際遠心力は凄いんだぞ?丸く見える地球が実は赤道付近が広がる楕円形だったり、宇宙に飛び出すのには自転の遠心力を利用したりな。宇宙探査機の燃料の節約に“スイングバイ”と呼ばれる方法を利用したりな?」

「スイングバイ?」

「階段で外側を歩くより内側の手すりを掴んで少し体重を外に傾けて折り返すと早く折り返しを行えるだろ?あんな感じで星の重力を利用して加速するんだ」

「わかりやすい」

「とまぁ少し話はズレたけど、この遠心力とかの力ってのは質量が大きくなればなるほど強くなる……結果質量がある一定を超えると引力が遠心力を上回り、軸方向へ引き寄せられる。あとは引き寄せた物体が集まるから必然と密度が上がり質量も高まる、そこからは加速度的に高まり続け最終的には超高密度の“点”になった星と極大の引力圏、光すら逃がさない()ができ上がるわけだ」

  一夏「」

セシリア「……ですが、それでは吸い込まれて曲げられないのでは?」

 オリ主「それは引力圏に入るからだ。だけど外周ギリギリであれば、空間の密度が違う関係で擬似的にレンズのような状態になって光を屈折させるんだ」

  一夏「えっと、質問いいか?」

 オリ主「良いぞ」

  一夏「なんで、そのブラックホールを起こす方法を別にあげたんだ?どっちも屈折?が関係してるんだろ?」

 オリ主「良い質問だ。答えるなら“目の前にある物質の違い”だな」

  一夏「物質の違い?」

 オリ主「最初に言った空間にレンズを作る方法は作る空間にある物質に左右される。例えばレンズに使われる結晶体で作るのと水で作るのと空気で作るのでは屈折率が大きく変わる。だけど、真空のようにそもそも屈折率を変えられるほどの物質がなければ行うことができないんだ」

  一夏「確かに」

 オリ主「だが、後者のブラックホールの場合はその制限“だけ”はない。何せ中心核となる物質がなんであれ、ブラックホールが生まれるほどの圧力を、外力としてかけてやれば理論上どの物質が中心でもブラックホールという結果が変わらないため、屈折そのものは起こせるからな」

  一夏「最初から不可能は不可能で解決すんなや」

 オリ主「何を言っている?AIC*2がある以上、ある程度コントロールが可能なのは立証済みだ。ならISにPICが標準装備されているのだから、そこに存在するのは操作難易度だけ」

  一夏「それを“だけ”の一言で処理するのはあまりにも暴が強い」

 オリ主「だから、最初からこちらの難度は高いと言っただろ。より例えるなら紙の上にペンで曲がったレールを書くのが前者で、後者はペンを箸のように扱って紙そのものを折り曲げて真っ直ぐ書いたレールの形を変えるんだからさもありなん。そもそも、ヒントだと言っただろうが、極論曲がるレーザーを撃ちたいだけなら光線銃内を眼球に見立ててレンズ形状を外力で変形させるわ」

  一夏「例えの割に難易度のイメージが合わねぇ。ちなみになんで眼球?」

 オリ主「眼球内部には水晶体というゼラチン質の生体レンズが収まっていて、それを眼球内の筋力によって変形させて焦点を合わせているからな」

  一夏「え、中身でそれできるなら、それで良くない?」

 オリ主「その分普段の使用難易度が跳ね上がるがな、常にレンズの形状を意識的に固定しなければ収束率が安定しないと思うぞ。お前は二百メートル走をしながら、右手で数IIの問題を解いて、左手で真円を描き、両足で小論文をタイピングできるか?」

  一夏「できるわけねぇよ!どうやって走りながらパソコン弄るんだ!?」

 オリ主「俺の想像でもこのくらい難易度が高いのが予想されるんだという話だよ」

セシリア「…………」

 ふたり「……」チラッ

 オリ主「あー、すまん。さすがに脅かしすぎたなオルコット。さすがに参考にならない話をしすぎたかもしれん」

  一夏「わりぃセシリア。俺が理解できなかったから余計な話に逸らさせたかも」

セシリア「え、いえっ!とても参考になりましたわ!ただ、自分の浅慮を恥じるばかりでしたわ」

 ふたり「???浅慮?」

セシリア「兵装の扱い方への理解が足りなかったのがよく分かりますわ。良く考えれば実弾兵装ならコリオリなども考えなければならないのですから、光学兵装を扱う上で光学知識は当たり前だと思って修めて然るべきでしたのに、発想すらしませんでしたの」

  一夏「コリコリ?」

 オリ主「コリ()リな。銃弾とかは目標物が遠いほど風や地球の自転などの周囲の影響を受けやすいって感じの理論だ。あと話聞いてやれ」

  一夏「おう、サンキュ」

セシリア「ブルーティアーズが遠隔無線攻撃端末だとはいえ、無敵ではありません。レーザーを曲げる武装相手には不利、事実立秋さんのバンシィに対して有効打は与えられず負け越していましたわ」

  一夏「そいや、なんでバンシィの盾で曲げられるん?」

 オリ主「たぶんIフ〇ールド」

  一夏「わぁお」

セシリア「ブルーティアーズはわたくしの半身同然、なのに私が()()のことを知らないのはあまりに不誠実でしたわ」

 オリ主「……気づきは得たんだ、それでいいだろう」

セシリア「いえ、ここからですわ。これから知っていかなければいけません。彼女のことを、そして私のことを……」

 オリ主「そうか、応援だけはさせてもらう」

  一夏「俺らにできることがあれば言ってくれな」

セシリア「ありがとうございますわ。あら、いつの間にこんな時間。そろそろお暇させていただきます」

 オリ主「おう、気をつけてな」

  一夏「おやすみ、セシリア」

 

 

━━━━━━

 

 

【速報】紳士淑女の怪しげな密会!3人の熱い夜の行方は如何に!?男子生徒は両刀使いだった!?【夜の個人授業!?】

 

  ふたり「この記事を書いたのは誰だぁあああ!!」

 

 のほほん「立秋くーん!!?」

ヒロインズ「一夏ー!!?」

 

 セシリア「あらあら、ふふっ♪」

*1
オリ主のIS。すんごい第三世代のもの

*2
アクティブ・イナーシャル・キャンセラー。ラウラ・ボーデヴィッヒのIS“シュバルツェア・レーゲン”の装備する指向性の慣性制御兵装





……実際、劇中のフレキシブルってどうやって曲げてるんやろや。(白目)

ビームを曲げるならやっぱフォビドゥンガンダムのビームよね!

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