真面目に考察する馬鹿転生者は、やっぱり一夏とバカ話をする。 作:目此
こっそり作中時間が進んでるのは内緒(考察例の関係
04 真面目に考察する馬鹿転生者は、やっぱり一夏とバカ話をする。
「さて、少し長引いたな。飲み物が空だ」
「とりあえず片して……でも補習助かる。正直授業よりわかりやすい」
「言うてやるな、出鼻で転んだのは一夏なのだから。ついでに言えば女子生徒は早ければ小学校でもやる内容を今更教えてるんだ」
「ぐぅの音も出ねぇ」
【ISについて②‐2】
「怪我の具合はどうだ?」
「もうバッチリよ!」
「なら、座学ももう少し厳しくするか」
「何卒お手心よろしくお願いします」(ドゲザ
「善処しよう。さて、前回はISのIIfの発展を中心に、第二世代の特徴まで話したな」
「おう、第一世代がISの基礎を作って、第二世代がそのサポートになる装備をあとから追加できるようにしたんだっけか?」
「その通りだ。一夏は一度理解してしまえば覚えられるな」
「へへっ、生徒手帳だって読み込んでるぞ」
「それは少しキモイな。活用できるのか?」
「なにをー、意外と制服の規則緩いな、とか知れるんだぞ」
「そんなんはフリル増し増しとか世紀末スタイル見てればわかるわ。見てみろうちのマスコットを、萌え袖だぞ」
「……あれってどういう構造してるんだ?」
「普通に長いだけで中は普通だったな、生地も上等なだけだったし。袖に暗器でも隠してたなら面白かったが」
「え、なに、そんな仲なの?」
「たまたま話す機会があったんだよ。それより、勉強の時間だ。前回の続き、今度は第三世代について触れていくぞ」
「お、おう」(気になる)
「第三世代は“次世代機”だ。一夏の白式、オルコットのブルーティアーズ、二組の
「次世代機ってワクワクするよな……オラわくわくすっぞ」
「くれぐれもツインテの前で言ってやるなよ」
「そう思うなら名前呼んでやれよ……」
「如何せん、俺の中で位置が定まらないんだ」
「普通に鈴でいいじゃん」
「言うて一夏越しの仲だからな。その辺はおいおい。んで、話を戻すぞ、第三世代は“IIfを用いた特殊兵装”の実験機だ。……今のところはな」
「今のところ?」
「言った通り、第三世代は現状……まだどの国も研究途中で技術試験機の側面が強い。今後技術の発展如何では現行の第三世代は二・五世代と呼ばれるようになるかもしれん」
「あー、〇ンダムの世代分けみたいなものか、モノコック構造からムーバブルフレーム、そんで可変機みたいな」
「俺はわかるからいいが、さては一夏、お前相当なガノタだな?」
「へへっ、角付き最高」
「ダム談議は惹かれるが、今は戻るぞ。とりあえず現状第三世代と呼ばれているからそれに合わせて言うが、第三世代の特徴は先にあげた通り
「特殊兵装?」
「ブルーティアーズの特徴は?」
「ファン〇ル」
「BT兵器な。遠隔無線誘導武装だ」
「あぁ、
「たぶん、
「願いを叶えてくれる」
「今日の一夏どした?衝撃砲な?」
「空気砲だったっけ」
「前回、ド〇えもん要素出した俺が悪いのか?おおよそ、仕組みは間違いないと思うが……ちなみに兵装名は《龍咆》だったな」
「俺も遠距離武器欲しい」
「やめておいたほうがいいぞ」
「なんで?」
「一夏はぶきっちょ」
「なんで?」
「今度打鉄借りれたら実践して見せてやる。あとお前のIS近接特化だから補助機能色々足りないぞ?目隠しとまでは言わないが、薄目くらいで射的できるか?」
「うぅぅ」
「その分、一夏の刀振ってる姿はかっこいい」
「ヾ(*・ω・*)ノ」パァァァ
「(ちょっろ)んで、BT兵器と衝撃砲、戦った一夏ならその特徴が何となくわかるだろ」
「え?」
「え?」
「……」
「……さっき第三世代はIIfを用いた特殊兵装って言っただろ?」
「おう」
「IIfは?」
「イメージを読み取る装置」
「オルコットはBT兵器を使う時、手に持ってたか?」
「持ってない」
「セカンド幼馴染みが龍咆を撃つ時、引き金を引いたか?」
「引いてない」
「篠ノ之の胸は?」
「盛ってない」
「あれで寄せ上げ無しなの!?」
「おぅ……って知らねーよ!」
「嘘つけ、スケコマシ!」
「うっせー、陰キャぼっちコミュ障!」
「……何もそこまで、酷い(´;ω;`)」
「あー、悪かった悪かった。さすがに酷すぎたな」
「俺もごめん、悪口言った、お互い様」
「おいやっぱ悪口か」
「えふん、……さて、話を戻すぞ」
「なにその強メンタル」
「BT兵器、龍咆、両者に共通するのは“手に持たない”ことだ」
「お、おう。確かに二人ともその辺は手に持ってなくて、代わりにレーザー銃?とかデカい青龍刀とか持ってたけど」
「ならどうやってとなるが、これが最初にあげたIIfを使うこと、つまりイメージだけで撃ってるってことだ」
「……え?」
「え、ではない。ブルーティアーズも甲龍もどちらも浮遊ユニットでの攻撃していただろ。メリットは戦った通り両手が塞がらないから別の武器を持てる事だ。オルコットなら狙撃銃による火力、鳳なら近接武装による対応力の強化に繋がってるな」
「ズルじゃん」
「ズルじゃない、それなり以上にデメリットがある」
「え、そうなの?」
「当たり前だ。大まかなデメリットは扱うにはかなりの集中力が必要らしい。何せイメージだけで武器を使わないといけないんだからな、さもありなん」
「うーん、二人がバシバシ使ってたからピンと来ない」
「それだけ二人の技量があるということだが……。一夏よ、コルトパイソンを想像してくれ」
「え、凝る?何それ」
「拳銃だ」
「拳銃……」ooO(オートマ拳銃らしきもの)
「ちなみにリボルバーだぞ、せめてニューナンブ辺りを思い浮かべろ」
「お、おう」
「さて、浮かべたな?」
「おう」
「撃ってみろ」
「???」
「撃つ手順を口に出して言ってみろ。ちなみにシングルアクションでな」
「えっと……引き金を引く?」
「引き金を引くだけだと最悪自分に当たるぞ」
「あ、そっか、なんか構えて、照準をつけて、……シングルアクションってなんだ?」
「シングルアクションってのは自分で撃鉄を起こしてから引き金を引くタイプのことだが、まぁ、手順そのものは重要じゃない」
「おい」
「中身ではなく、今みたいに手順分けて想像するくらいには頭を使わないといけないのがBT兵器や龍咆と言った第三世代の兵装だ。さて、ここまで言えば分かるな?今言ったようなことを動きながらできるか?しかも、試合中に?その上相手はカカシじゃないんだから相手も常に動いて攻撃してくる中で狙うんだぞ?」
「ひぇ、そういう事か。とんでもないことしてたのか、あの二人」
「もう少し落とし込むなら、100m走をしながら、利き手で数学のテキストを解き、逆手で真円を書くのを同時にこなす、とかなら想像できるか?」
「できないから想像できない」
「まぁ、ある程度は補助するシステムも入っているだろうが、それでも適正云々の話も関係してくる」
「適正?」
「あくまで外から読み取れた情報だけで考えるが、オルコットのBT兵器なら空間把握能力が必要不可欠だな」
「あぁ、ムゥさん」
「寄せた言い方した俺も同罪だが、名前は控えような?よし軽い実験だ」ポケットゴソゴソ
「実験?」(後ろ向いて何してるんだ?)
「……準備完了」くるっ(左手隠し
「左手後ろに隠してどうしたんだ?」
「さて、俺が隠してるものを当ててみろ」
「え、見えないじゃん。ヒントくれよ」左手の先を探す
「言ったら答えになるな」
「単純な物か。左手で持てて、背中で隠せる……うーん、後はすぐ用意できるもの?……わからん」
「答えだ」ヒョイ
「え、何も無い━━ツンってされた!?なに!?」
「答えはボールペンだな」右手にペン
「ズルじゃん」
「ズルじゃない、俺は一言も“左手に”隠してるものとは言ってないし、答え合わせの時に取りだしたからそこも嘘をついてない」
「えぇ……」
「それにこれは空間
「ならこれがどう関係するんだよ」
「言っただろ、視野を広く持つことだって。俺はこんな短時間で完全に隠し武器のように仕込めるような訓練は積んでない。だから、左手に意識が集中するよう小手先のテクは使ったが、ぶっちゃけ袖の下に隠した物を器用に取り出せないからペンを支えるのに右手が不自然な形になってたはずだぞ?たぶん、オルコットなら気付けたな」
「……左手に集中しててわかんねぇ」
「はっはっは、一夏の視線をクギ付けにするのは得意だからな」\キャー!!/
「HAHAHA、こやつめ……なんか騒がしくね?」
「久しぶりの
「目と頭?」
「ああ、目はハイパーセンサーの補助があったとしても見る能力。この場合の見るとは視覚的に捉えるのではなく、状況を把握する能力を指す。あとはIS側が理解できる状態に落とし込む力でもあるな。頭は割りとそのままだ。特に近年、ISの試合は高速化してもいるから、ちんたら考えてる暇もないだろう。いかに早く場を理解し、場を支配する事がBT兵器を扱う上での肝要さになると思う」
「なんかもう頭から煙でそうなんだが?」わけわかめ
「そうだな……一夏はチェスとかのボードゲームはわかるか?」
「得意なのはオセロだぜ!」
「
「いい加減飽きてきたから新しいの買おうぜ」
「チェスも将棋もやりたがらないお前のせいで、トランプも飽き始めてるからな。っと話が逸れた。言いたいことは、オルコットはチェスやオセロでもいいが、その辺のボードゲームを複数面打ちさせてもおそらく強いぞ」(ルール知ってて、遊べればの話だが)
「ま?」
「見てる限り三面打ちくらいなら余裕じゃないか?」
「マジで!?」
「多分だがな。そのくらいの情報処理能力はあると思うぞ。後は癖なのか知らんが、BT兵器を扱う時に自機を中心とした絶対値で把握してそうだなって感じだ」
「……質問いいか?」
「いいぞ」
「自機中心はいけないのか?」
「お、いい質問だ。その前にオルコットと試合してた時、たぶん彼女の弱点見つけたよな?」
「あぁ、BT兵器扱ってる時は手元のレーザー銃で攻撃してこなかったし、逆もそうだった」
「つまり、兵装同士の連携に今のところ難があるってのだが、恐らくこれは自機を中心に兵装の位置を考える癖が付いてるからだろう」
「それがいけないのか?」
「いけないというよりは勿体ないな、とは思う」ペン回し
「勿体ない?」
「ああ、もしオルコットが自身を含めた全部を相対的に把握できたら」ペン弾く
「できたら?」(ペンがどっか飛んでったな)
「戦場すら彼女にとっては武器や罠のひとつになる」カコンッ!
「え?(振り向き)……ペンがコップに入ってる!?」すげー!
「まぁ、それはさっき片付けた時に仕掛けたやつなんだがな」床に落ちたペンを拾いに行く
「おいっ!」ずこー
「さて、俺的にもBT兵器はどう見てもファ〇ネルだったからつい詳しく考察してしまったが、龍咆もなかなかだと思う。試合を見た限り、仰角の限界もかなり広そうだ」
「あー、全方位向けられるとか言ってたかも」
「それが本当なら恐ろしいけど、ツインテはそこまで習熟できてなさそうだな」
「え、そうなのか?」
「側面に対する射撃の反応が鈍く感じた。だがアリーナでの試合を見る限り、一夏に合わせてか前に出てばかりで正確にはわからん。どこまでがブラフだったかもわからないが性能が言葉通りで、俺なら……」
「なら?」
「ハイパーセンサーを頼りに一夏がこっちの背後とっていい気になってるところをズドンと行く」
「ひぇ……」
「ぶっちゃけ、一夏相手なら無理せず近接に持ち込まず、引き撃ちだけ戦えば勝てただろうな」
(と言っても、遠近きっちり戦えてるのは素直に凄いな、距離による武器の切り替えも早いし。一夏に見せた正面からの射撃だって、相手を常に正面で捕えた正道を行く立ち回りなだけだろうから存外試合運びのセンスも抜群なのかもな)
「うぐっ」
「とはいえ知ってる限りの性格を考えれば、そんなんで勝っても本人が納得しないから結局前に出るんだろうな。(一夏の
「うぐぐ、確かに」
「青龍刀、でいいのか?双剣として使えて、且つ連結しての長物、ついでに投げ武器……重さを利用した強撃とリーチを生かした中距離……うん、一夏には扱えないタイプの武器だな。ついでに言えば苦手な技巧タイプでもある」
「……良いもん、俺には千冬姉の剣があるし」
「イジけるなよ、その分《
「へへっ、だろ?」
「だが、その後の龍咆を使った《瞬時加速》は普通に危ないからやめような?」(おこ
「ひぇ、すんません。ところでさ」
「なんだ?」
「最初の時に白式も第三世代だって言ってたけど、どの辺がそうなんだ?白式の武装って《
「すっかりお前のISの説明を忘れてたわ。第三世代の説明にわかりやすい二機を上げて終わった気になってたよ」
「分かりやすかったけど、いちばん重要だろ。頼むぜ?」
「そも、これは一夏がISを理解しやすいよう噛み砕いた補習(という体の考察欲を満たす行為)なんだがな。武装面や一夏のバトルスタイルについて語る講座ではない(つもり)」
「頼むよぉ〜」
「しかたない。※ここで説明しないと話分けないといけないので(メメタァ)※少し専門的なことが増えて長くなるが、ついてこいよ」
「よろしくお願いします!」
「白式の前に、前提知識としてだが、さっき語った内容でさらに端折った内容がある」
「おう」
「それが《
「セカンド・シフト?」
「ああ、一夏は白式に乗る際、色々と登録をしたよな?」
「おう、《パーソナライズ》?だっけか」
「そうだ、そしてオルコットとの試合中“この機体は俺専用になったらしいな”とかドヤってた、あの白式の形状変化だ」
「おい」
「照れるな、あれが《
「なるほど、確かに最初乗った時よりもなんかスムーズに動かせたのは覚えてる」
「んで、お前もフワッとは知ってると思うがISが登場して十年くらいの間に発展の中、たくさん試合があった。大きな大会で言えば“モンドグロッソ”なんかも有名だな」
「……おう」
「……それでそうやって試合が数多行われるんだから参加する選手はもちろん皆ISのパーソナライズは終わらせてる。この辺はわかるな?」
「あぁ」
「パーソナライズの終わったISが活躍する中にちょっとずつ変化するISが見受けられたんだ」
「変化?」
「そうだ。搭乗者とISが最高潮に噛み合った時起きる変化、それが《第二次移行》。大抵がスラスターの出力向上や搭乗者に合わせた形状の変化程度だったんだが、中には武装面で大きな変化をするものがでてきた。それが第三世代のような“手に持たなくても使える装備”。というより、そう言った装備を再現するのが第三世代のコンセプトというのが正しい」
「???」
「……たまたま《第二次移行》で神コーンのシールドファンネルが生まれたから、後追いで研究して作られたアッザムやエルメスが第三世代だ」
「おお、そういう事か!」
「これで伝わるの相当だぞ。んで、こんな長ったるい説明を挟んだのは《第二次移行》した機体に乗ってた人の中にお前の姉、織斑先生もいたんだ」
「千冬姉も?」
「ああ、そして発現した能力、専門用語でいう“
「零落白夜……千冬姉の使ってた能力」
「それで白式の様子を見る限り、機体のコンセプトが零落白夜の再現か一次移行の時点で使えるようにするってところだな。そのせいで《後付武装》もできないほど容量を食ってるだろうね」
「なるほど、ただの欠陥機じゃないんだな」
「いや、普通に欠陥機だぞ。あくまで“常識的なISの範疇”としては、な」
「おい、その接頭語はかなり重要だぞ」
「そも、ISは未だ発展途中の技術。歴史的にも十年そこらの技術なんだ。紀元前から続いた農作技術に比べれば言葉すら危うい赤子同然よ。産業革命による機械の水平展開を基準にしてもよちよち歩きすらできてるか怪しいんだ。もしかしたら数年後には白式みたいなスタイルが主流かもしれん」
「
「そのくらいの気概で戦うしかないということだ。くれぐれも白式に欠陥機だ、なんだと言うなよ。お前さんのパートナーなんだから。使えるものを最大限使うのも勉強のひとつだ」
「おう」
「話を戻すと白式は零落白夜という“単一仕様能力”の再現が第三世代の(現)定義に当てはまるからだ。もう少しIIfの説明に近づけると一夏のイメージで零落白夜のON/OFFが切り替えられる点もわかりやすいんじゃないか?」
「なるほど、そういうことだったのか。確かに零落白夜発動!みたいに思わないと雪片パカッとしないな」
(というか“ブリュンヒルデ”である織斑先生の過去の映像を見る限り《零落白夜》は剣に纏うGNソード系列のイメージだったんだが、一夏の言う通り刀身がエネルギーの刃に変わってるんだよな……果たしてアレは
「っと、長くなったがまとめに入るぞ。今日までのまとめもついでにしておくと、ISの発展には“搭乗者の想像を読み取る装置”であるIIfが深く関わり、特に世代別でそれが顕著に現れている。第一世代はISの基本動作、第二世代は基本の応用で幅広い道具の拡充までできるようになった。その中で《第二次移行》という状態が確認されるようになる。次世代である第三世代は《第二次移行》で見られたIIfによる“手に持たなくても使える道具”の研究が進められている。っとこんな感じだ」
「おお、なんかわかった気がするわ」
「気がするではなく、早急に理解してくれ……」
セカンドのアレ、世紀末スタイルじゃなくてスリットなんよぉ(よく見たら脇の下の生地は繋がってる
本編に出なかった解説と考察
・零落白夜の違い
原作でフワッと白式が第四世代の技術試験機として兎さんが手を加えてるってのがあったはず
白式から第四世代の特徴を抜くと雪片が実体剣のまま零落白夜を使う→暮桜の零落白夜とほぼ同じ=GN粒子を纏ってビームとも切り結べる実体剣に近い状態だったのではと予想
それから良ければ、アンケートとか活動報告での質問にお答えください。
活動報告
ぶっちゃけ、天災さんの扱いに迷ってます
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純黒兎(原作以上の拗れ具合)
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マイルド束(原作ほどキツくない)
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白兎(さらにマイルド)
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改心兎(たぶんオリ主君の介入ルート)
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なるたけ、原作寄りに