月と花   作:しらたま_1213

4 / 6
最初に言っときます!めっちゃ長くなりました!ww
これくらい大丈夫やろーと思ったら思いのほか長くなってしまいオリジナルならではの話ができたと思います!
ではさっそくどうぞ!!


五人の問題児

らいは「お兄ちゃん今頃家庭教師頑張ってるかなー。よし!今日は奮発しておかずに卵焼き作っちゃお!」

 

らいはは風太郎の仕事の頑張りを楽しみにしつつ夜ご飯を作っている。

だが当の本人はただ今苦戦中である

 

 

風太郎and翼side

 

翼「しかしまさかほんとに五つ子だったなんてな...流石の風太郎でもこれは苦戦しそうだな...」

四葉「そうですね〜まさかお二人がストーカーだったなんて...」

 

翼が独り言を言った傍から四葉が入ってくる

 

翼「何しれっと入ってきてデマを信じちゃってるの?」

四葉「ええ!!嘘なんですか!?」

翼「はぁ...確かに家までついて行ったのはほんとだけどそれは五月と風太郎がちゃんと話せる機会が欲しかったんだ。」

「そんで俺はそのサポートをしただけ」

四葉「そ、そうだったんですね。すみません勘違いしちゃって(アハハ...)」

「そういえばまだ初めましてでしたね!私は中野四葉です!」

翼「あ〜そういえばそうだったな、如月翼。よろしくね」

四葉「はい!これから家庭教師よろしくお願いします!」

翼「?俺は家庭教師やらんぞ?」

四葉「ええ!?そうなんですか!?サポートって言ってたのでてっきり家庭教師なのかと!!」

翼「もしかしたらまだ色々勘違いされてるかもな...」

 

 

そして風太郎は五つ子のお父さんに改めて仕事の確認をし電話をかけている

 

風「五つ子!?な...中野さん...娘さん達が五つ子というのはホントなんですか?」

中野父『ああ、彼女達は正真正銘の一卵性の五つ子だ。君には卒業まで導いてやって欲しい。』

風「そ...それはちょっと自信ないかな......とか言って」

中野父『それなら、サポートメンバーに手伝ってもらうのも結構だよ』

風「?それはどうゆう?」

中野父『私の運転手から聞いてね。五女の五月君が君以外に教えて貰おうとしている人がいると聞いた。』

風「(まさか.....翼の事か?)」

中野父『その人と一緒にやっていくのも構わない。それでも難しいなら君のお父さんに押し切られてしまった件だが仕方がない。この話は無かったことに...』

風「いえ!自信がみなぎってきました!」

「娘さん全員を無事卒業させてみせます!!」

中野父『期待しているよ。そのサポートの子もやることになったらその子にも報酬は5人分払おう。所で娘達はそこでしているのかい?』

 

中野父からそう聞かれた風太郎。実際は誰もリビングにはいなく勉強所ではなくなっていた。

 

中野父『どうかしたかい?』

風「ま、全く問題ありませんよ!おいおい、押すんじゃないよ。全く困った生徒たちだ!そしたら僕はこの辺で...」

中野父『ああ、頑張ってくれたまえ』

ピッ

中野父「しかし、江端から聞いたサポートの子、如月...どこかで...」

 

風太郎は中野父を何とか誤魔化し切り替えようとする。

風「はぁ...あいつら...一体どこに...」

四葉「みんな自分の部屋に戻りましたよ」

翼「こりゃ大変なことになったな」

 

風太郎の独り言を言ったそばから四葉と翼が話しかけに来た。

 

風「ああ、ほんとだよ。そんで...四葉...だっけ?0点の...」

四葉「えへへ...お父さんとは話せましたか?」

風「ああ、お前らが本当に....なぁ眉間に皺を寄せてみてくれ」

四葉「?こ、こうですか?」

 

四葉は風太郎に頼まれると眉間に皺を寄せて風太郎に見せる

 

風「ほんとに五つ子なんだな...ってかなんでお前は逃げないの?」

四葉「し、心外です!上杉さんの授業を受けるために決まってるじゃないですか」

上杉「!」

四葉「怖い先生が来るかと思って嫌だったんですが、同級生の上杉さんとなら楽しそうです!」

上杉「四葉。抱きしめていいか?」

翼「何サラッとセクハラ発言言ってるの?」

四葉「さー他のみんなを呼びに行きましょー!」

翼「ま、1人は協力的にはなったな。じゃ、俺の仕事はもう終わりだから今日はここでお暇にするよ」

 

翼は風太郎の状況を見てなんとかなると判断し颯爽と帰宅するところだったが...

 

ガシッ

風太郎は翼の肩を掴む

 

翼「な、何?どうした風太郎」

風「お前は今日から正式にこの仕事を受けてもらう」

翼「は!?お前サポートのことはさっき下で話したばっかだろ?」

風「その事なんだけどな。実は...」

 

風太郎は翼に中野父から正式に翼にも働いて良い許可を得た事、報酬の事、など詳しい事情を説明した。

 

翼「う、嘘だろ......」

「つまり、俺は正式にここで働く事になったのか?」

風「ああ、もちろんバイトがある日は仕方がないが基本的には俺と一緒にやってもらう」

翼「お、お前な...」

風「さすがの俺でも五人相手は厳しいからな、頼むよ」

翼「はぁ...なんでこんなことに......(トホホ)」

 

風太郎は少し笑顔で翼に協力をお願いする

 

翼「......わかってると思うけど、俺はそんな勉強得意じゃねえぞ?」

風「大丈夫だ。一緒に手伝って貰えるだけで充分だ」

翼「......まぁ、やれるだけやってみるよ...」

風「ああ、ありがとな。」

四葉「よし!じゃ早速みんなを呼びに行きましょ!」

 

風太郎と翼と四葉は残り4人を集めるためそれぞれの部屋に着く

 

四葉「手前から五月、私、三玖、二乃、そして一花ですね」

風「まさか五人から集めるところから始めるとはな...」

四葉「大丈夫ですって、クラスが一緒なら知ってると思いますが五月は凄く真面目な子です。余程事がない限り協力してくれますよ!」

 

四葉は五月に勉強を誘うが

 

五月「嫌です」

四葉「あれー」

五月「そもそもなぜ同級生のあなたなのですか?この町にはまともな家庭教師は1人もいないのでしょうか」

「それに、あなたに教えて貰うなら如月君に教えてもらいたいです。」

翼「まぁまぁ五月、俺はあくまでサポートだからさ(アハハ)」

五月「如月君…ですが…」

風「そうだ、それに昨日は俺に勉強教えて欲しいって言ってたじゃん」

五月「! 気の迷いです!忘れてください!」

バタン!

 

五月に勉強を誘うが当の本人は拒否しドアを強く閉める

 

風「...」

翼「こりゃ...先が思いやられるな...」

四葉「あはは、五人もいれば1人くらいこうなりますよ」

「次いきましょう、三玖は私たちの中で1番頭が良いんです。上杉さんと気が合うんじゃないかなー」

 

3人は三玖の部屋に向かう

 

三玖「嫌」

四葉「あれれー」

三玖「なんで同級生のあなたなの?この町にはまともな家庭教...」

風「分かった!さっきもそれ聞いたそれ!」

 

三玖も五月と同意見で勉強を拒否する

 

翼「こいつら今日家庭教師来るの知ってるんだよな?」

四葉「つ、次いきましょう!、二乃は人付き合いがとても上手なんです。たくさんのお友達がいるので上杉さんもすぐに仲良くなれますよ」

 

そして二乃の部屋に向かうが

 

風「部屋にもいないってどうゆう事!?」

翼「どっか逃げたのかな?」

風「自信なくなってきた...」

四葉「大丈夫です!まだ一花が残ってます!一花は.........」

風「何その間!!」

四葉「その...驚かさないでくださいね?」

翼「?それってどうゆう...」

 

そして一花の部屋を開けた途端

 

翼「こ、これは強烈だな......」

風「ここに人が住んでるのか?」

 

一花の部屋は他の4人と比べてゴミ屋敷の用になっていた

 

一花「人の部屋を未開の地位にして欲しくないなぁ」

「ふぁ〜おはよ、まだ帰ってなかったんだね」

四葉「も〜...この前片付けたばかりなのに」

風「足の踏み場もねぇ...」

翼「よくこんなとこで寝れるもんだな」

一花「も〜ツバサ君も酷いことゆうな〜」

「まさかフータロー君達が私たちの先生とわね〜それで五月ちゃんを見てた訳だ」

翼「俺はさっき聞かされたけどな」

一花「そうなんだ?でもお友達の協力はするんだね?」

翼「風太郎じゃなかったら俺はこんな仕事やらねぇ」

一花「でも五月ちゃんの勉強も見てくれるんでしょ?」

翼「知ってんのかよ...」

一花「これでもお姉ちゃんなんでね」

風「そんなことはいいからとりあえず居間に戻るぞ」

 

風太郎は翼と一花の会話を遮り一花を連れ戻そうとした

 

一花「あーダメダメ、服着てないから照れる」

風「なんでだよ!//」

四葉「あわわわわ!!」

 

一花が服を来ていないとわかった途端風太郎は慌てて四葉は風太郎の顔を抑える

 

一花「ほら私って寝る時基本裸じゃん?あ、ショーツは穿いてるから安心して」

翼「いや上も着ろよ」

一花「こうした方が寝る時開放感あるんだよ。あれー脱いだ服どこだ〜?四葉そこら辺にある服適当にちょうだい」

翼「寝る前提かよ...お前って意外と怠惰だな」

一花「むぅ、ツバサ君って結構冷たい事言うよね(ムス⋯)」

翼「ホントの事言っただけだ。」

一花「そんなこと言って、せっかく同級生の女の子部屋に来たのに、それでいいの?(ニヤッ)」

四葉「いい一花!?」

 

一花は翼を誘うかのように揶揄う

 

翼「(こいつ...食堂の時と言い面倒くせぇ、こうなったら…)」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「じゃあ、何をしたって良いって事だな?」

 

一花「えっ!?//」

 

翼はそう言い一花の所に近づくと掛け布団に手をかけ剥ごうとしようとした。

 

一花「ちょっちょっと!!///何してんの!?」

翼「なんだ?お前から誘ってきたんだ。だったらそれに答えなきゃいけないよな?」

四葉「如月さん!?それはちょっとやばいですよ!!」

風「翼!?お前何しようと!」

一花「そ、それは…///いや...なんて言うか...その...//」

 

これには一花でも困惑してしまい四葉は慌ててふためき風太郎は四葉に顔を抑えられてる為何が起こっているのか分からなかった

 

翼「(ったく...やっぱその反応になるか)」

 

そして翼は足元ににあった一花の部屋着を取り

それを一花に投げ渡す

 

一花「え?...ツバサ君?」

翼「男は何仕出かすか分からないからな。俺で良かったものの他の奴だったら襲われてるからな?」

一花「えっ...うん」

翼「分かったらさっさと着替えて居間に来い」

 

翼はそう言うと一花の部屋から出ていく

 

四葉「い、良いんですか?」

翼「うん、もし来なかったとしてもまた呼べば良いよ」

スタスタ

四葉「上杉さん」

上杉「なんだ?」

四葉「如月さんってぶっきらぼうなんですか?二乃とか三玖はそう言ってたんですが、私にはそんな風には見えないんですが...」

風「まぁ仕事だからそうやってるんじゃないか?」

四葉「んーそうなんですかねー」

 

 

 

一花「(はぁ〜びっくりした〜。てゆうか食堂の時もそうだけどツバサ君って予測つかないな......」

 

----------

翼「なんだ?お前から誘ってきたんだ。だったらそれに答えなきゃいけないよな?」

----------

 

一花「ホントに襲われるかと思うじゃん[ムスー]///)」

 

 

 

 

 

翼「あれぐらいしないと自覚が持たねぇからな…」

 

----------

一花「そんなこと言って、せっかく同級生の女の子部屋に来たのに、それでいいの?(ニヤッ)」

----------

 

 

翼「(ったく...アイツ、ホント自覚もてよな(ムカッ)///)」

三玖「ツバサ?」

翼「!...えっと......三玖だっけ?」

三玖「うん。どうしたの?顔真っ赤だけど」

翼「いや!//。なんでもない!それよりどした?なにか用か?」

三玖「うん。ツバサ、聞きたいことがあるの」

翼「?」

三玖「私の体操服がなくなったの、赤のジャージ」

翼「そうか」

三玖「さっきまであったの、ツバサが来る前はね。盗...」

翼「ってない!!」

四葉「三玖〜どうしたの?」

三玖「四葉、私の体操服知らない?」

四葉「いや?見てないけど」

風「どうした?みんなして」

四葉「三玖の体操服がないんです、上杉さん知りませんか?」

三玖「まさか…盗…」

風「ってない!!」

 

三玖は体操服をないことに翼と風太郎を怪しむ

 

翼「もっと探してみたら?」

三玖「ありそうなところは一通り調べた。残るは…」

 

そうゆうと三玖は一花の部屋を指さす

 

翼「じ、冗談じゃねえ…」

風「そんなことしたら日が暮れちまう」

 

そう思った時、その部屋で着替え終わった一花のナイスアイデアが飛ぶ。

 

一花「前の高校のジャージでいいんじゃない?」

風「ナイスアイデア!」

三玖「あんな学校の体操服なんて捨てた」

風「もったいないな!転校前の学校になんの恨みがあるんだよ!」

 

風太郎がそう言うと三玖は急に黙り込んでしまう

 

風「え?」

翼「どうしたの?」

一花「あんなことがあったらね…」

三玖「知らない方がいい。少なくともフータローとツバサは」

風「俺関係ないだろ…つーか興味ないし…」

四葉「……」

翼「四葉?どうかしたか?」

四葉「え!?いえ!なんでもありません!」

翼「そ、そうか」

 

翼は少し表情が曇っていた四葉を気にかけたが本人は問題ないと言う。すると

 

二乃「おーい。そこで何やってんの〜?」

風、翼「!」

二乃「クッキー作りすぎちゃった、食べる?」

 

何故か二乃が下のキッチンでクッキーを多めに作っていてみんなを誘おうとする。

 

三玖「二乃、今はそれどころじゃ」

四葉「あ、あのジャージって…」

三玖「私のジャージ(ムスー)」

 

二乃の羽織っている服をよく見ると三玖のジャージだと気づく。そして五月以外の4人をなんとか部屋からリビングに出す事ができた。

 

風「よしこれで四人だ。五月はいないが始めてしまおう。まずは実力を測るためにも小テストをしよう!」

 

四人「いただきまーす!!」

 

いざ勉強を始めようとしたら四人は二乃の作ったクッキーでお菓子パーティーを始めてしまった。

 

三玖「なんで私のジャージ着てたの?」

二乃「えー?だって料理で汚れたら嫌じゃん」

三玖「今すぐ脱いで」

二乃「ちょ!やめて!」

翼「誰もやる気ねぇな…」

風「クッ……」

四葉「上杉さんご心配なく!私はもう始めてます!」

風「よーし!名前しか書けてないがいいぞ!」

一花「……」

四葉「一花?どうしたの?」

一花「!、いや!なんでもないよ(アハハ)」

「(あーもう//さっきのがフラッシュバックする//)」

 

二乃と三玖が痴話喧嘩し四葉は勉強に取り組んでる所。一花はお菓子を食べるが先程の翼との部屋の一件で思い出しで赤面する。

 

風「お前らも勉強するぞ」

三玖「勉強するなんて言ってない」

風「三玖!体操服も見つかったんだからやつまでくれよ」

二乃「ねーねー、せっかくの土曜日だし遊びに行かない?」

風「絶対ダメ!!」

一花「んーでも食べたら眠くなってきたかも」

風「さっきまで寝てたろ!」

「(こいつら...どうしようもねぇ...)」

 

風太郎が勉強を始めようとするも二乃、三玖、一花は未だに拒む。

 

翼「まぁまぁ三人とも。そしたら、このパーティーが済んだら勉強するって事で良い?」

風「翼...」

三玖「だから私は勉強するなんて...」

二乃「別に良いわよ」

一花「二乃?」

二乃「せっかく作ったんだし食べなきゃもったいわよ。あんた達も一緒に食べてくれたら勉強してもいいよ」

翼「(小声)風太郎、これで大丈夫か?」

風太郎「(小声)すまない、助かった」

 

翼の提案で勉強の約束をもらい風太郎は翼に感謝すると同時に安堵する。

 

翼「(...だが意外だな。あんなに俺達を毛嫌いしていた二乃が賛成するとは...)」

二乃「クッキー嫌い?」

翼「いや、そんなことはないぞ」

二乃「なら一緒に食べましょ♪」

翼「お、おう(なんか態度も変わってるよな?)」

二乃「あんたも食べないの?」

風「いや...そうゆう気分じゃ...」

二乃「警戒しなくてもクッキーに薬なんてもってないわよ」

翼「(いや危なすぎだろ...ほんとに盛らねえよな?)」

風「(さっきとは打って変わって、こいつ何を企んでやがる…)」

 

翼が二乃の警戒心を伺いつつ風太郎も同様に二乃に対して警戒するも二人ともパーティーに参加する

 

二乃「うわっモリモリ減ってる!そんなに美味しい?」

風「あ、ああ美味いな...」

二乃「如月はどう?美味しい?」

翼「ああ、美味いぞ」

二乃「やった!作ったかいがあるわ〜。あ、そうだ」

 

「パパとどんな約束したの?」

 

風 翼「!」

 

クッキーを食べてる途中、二乃が父とどんな話をしたのか問だし風太郎と翼は困惑する

 

風「特に何も…」

二乃「うっそー君ってこんなことするキャラじゃないでしょ。如月は何か聞いてないの?」

翼「あー俺はサポートだし今日知らされたからあんま分からないんだよね」

「(ここで報酬のこととかバレたら尚更こいつらに拒絶されるだろうな...どうしようか…)」

 

風太郎が困惑してる間翼はどう乗り切ろうか考えてる時二乃が本音を言い放つ

 

二乃「そっかそっか、まぁでもぶっちゃけ家庭教師なんていらないんだよね〜」

 

二乃の発言により風太郎と翼はともかく他の三人も静かになった。

 

二乃「なーんてね。はい、二人ともお水」

風「お、おう...サンキュ...」

翼「俺は飲み物持ってきてるから大丈夫だよ」

二乃「...そ、そう。ま、喉が渇いたら飲みなさい」

翼「?おう(なんだ?今の反応)」

 

翼はお水を拒んだ時二乃の反応が違和感を覚えた。

 

風「ゴクゴク…(結局五月は部屋から出てこなかったな...だがここからだ。五人を卒業させるしか俺には道がない!)」

 

風太郎は心の中で覚悟を決めコップを置いたその時

 

フラッ

風「あ...れ...?」

ガタッ!!

 

翼「!?風太郎!?」

二乃「あー、結構効きすぎちゃったわね」

四葉「上杉さん!?どうしちゃんたんですか?」

三玖「二乃?何をしたの?」

二乃「別に?ただ寝てもらっただけよ」

翼「!」

 

----------

二乃「警戒しなくてもクッキーに薬なんてもってないわよ」

----------

 

翼「(まさか、睡眠薬!?)」

一花「そ、そこまでする?」

二乃「あんた達だってホントは勉強嫌いだからしたくなかったでしょ?」

三玖「それは...」

一花「まぁ...否定はできないけど...」

二乃「ま、あんたが逃れるのは少し驚いたけど、でも家庭教師がこんな状況じゃあね?」

「あんた一人でできるの?」

翼「………!」

 

 

______________________________

ガタッ!!

?「おいおい、お前一人で出来んのかよ?どうせ力もねぇくせによ」

?「あいつが大事なら降参したらどう?楽になるよ〜?」

?「そんときはお前が恥さらしの番かもな」

?「ざまぁねぇぜ」

 

ハァーハッハッハッハハッハッハッハ!!ハァーハッハッハッハ!!

━━━━━━━━━━━━━━━

 

 

 

二乃「あんたみたいな家庭教師じゃない奴ができないわよね。さっさと出ていったら?」

五月「どうしたのですか?」

 

風太郎が倒れ姉妹たちが言い争ってる中、五月が部屋から出てきてリビングに降りてきた。

 

二乃「あ、五月ーあんたの邪魔者はもう大丈夫よー」

五月「これは!?何があったんですか?」

三玖「二乃がフータローを寝かせた。」

五月「さ、流石にやりすぎですよ!それに如月君も困って...」

四葉「如月さん?」

三玖「ツバサ?」

 

姉妹たちは翼の方に目を向くと

 

翼「……ハァ………ハァ」

一花「ツバサ君?大丈夫?」

翼「!!」

 

翼は呼吸が荒くなっていたが一花の気にかけで目が覚める

 

翼「......い…ちか...」

一花「大丈夫?」

翼「...ああ。」

 

翼は一花に返答すると、今度は二乃の方に向き

 

二乃「な、何よ」

翼「…風太郎に…何をした?」

二乃「は?なんでそんなこと言わ」

翼「何をしたって聞いてんだよ(ドスドス)」

二乃「ヒッ!」

 

翼は怒りの顔を滲ませながら二乃に近づいていく

五月「き、如月君!落ち着いて下さい!」

四葉「だ、ダメですよ!喧嘩は!」

翼「俺は落ち着いてる。あいつに何をしたのか吐かせるんだよ。」

二乃「な、なんでそんなこと言わなきゃ」

翼「(睨)ギロッ」

二乃「ヒッ!」

 

翼は頭は冷静になっているが感情は上がっている一方だ

 

翼「風太郎に何した!!そんで謝れ!じゃねぇと力ずくでも」

四葉「ダ、ダメですよ!暴力反対です!」

五月「そうです!ほんとに落ち着いてください!」

 

四葉と五月は翼を止め落ち着かせる

 

翼「俺は落ち着いてる!!」

三玖「二乃!何したのか言って!」

二乃「な、なんでよ!」

三玖「元は二乃がやった事!早く!じゃないとツバサが...迫ってくる…」

 

そう言うと三玖は両足が震え少し涙目になっている

 

二乃「わ、私は...あんた達を守るために...」

翼「守る為ならなんだってやっていいのかよ!!」

二乃「う、うるさい!だいたい私は家庭教師なんかいらないし、頼んでないわよ!」

翼「!...ふざけんな...そんなことで...もう許さねぇ!!」

四葉「如月さん!」

五月「如月君!」

 

翼は四葉と五月の制止を払い二乃に迫ろうとした時

 

一花「やめて!!!」

 

一花以外「!!!!!」

 

一花の大きな声が聞こえみんながびっくりする

 

一花「もうやめよ?...二人とも」

二乃「でも!」

一花「二乃。流石にやりすぎだよ。二乃の気持ちも分かるけど、一緒に謝ろ?」

二乃「......」

翼「一花...」

一花「翼君も。そんな顔したら誰だって怖がるよ、冷静になろ?」

 

一花は二人を冷静と落ち着きを取り戻させていく

 

翼「あぁ...すまなかった」

一花「ほら、二乃も」

二乃「......悪かったわよ」

 

翼は礼をするも、二乃はそっぽ向きつつ言う。

 

翼「すぅ......はー......よし、今日は帰る」

四葉「え?もうですか?」

翼「ああ、風太郎がこんなんじゃ話にならんからな。どっかの誰かさんのせいで(ジトー)」

二乃「わ、悪かったわよ!」

 

翼は多少の落ち着きを取り戻しつつもまだ二乃の事はゆるしてはいないようだ。

そして翼は風太郎の腕を肩にかけて帰ろうとした時

 

翼「よっこいしょと!そんじゃぁな」

五月「待ってください!」

翼「?なんだ?」

翼「手伝います。いいえ、手伝わせてください!」

翼「え?いや、俺一人で大丈...」

五月「そうじゃないです!元々は私達がご迷惑をおかけした事です、せめて償わせてください」

一花「私もいいかな?」

翼「え?一花も?」

一花「流石に翼君一人でも重たいでしょ?」

翼「(まぁ...確かに少し重いけど)でもお前らがやる事でもな...」

五月「お願いします!」

 

翼は断ろうとするが五月の圧にやられてしまう

 

翼「っあ〜分かったよ。じゃあもう肩の方お願いしてもいい?」

五月「はい!」

一花「おっけー、みんなはお留守番ね!」

四葉「はーい!」

三玖「分かった」

二乃「......」

 

そして翼と五月と一花そして睡眠中の風太郎は部屋から出て風太郎の家に送り迎えする

 

 

三玖「行っちゃった」

四葉「いやー、一時はどうなるかと思ったよ(アハハ)」

二乃「......」

三玖「二乃、まだ怒ってる?」

二乃「怒ってない!怒ってないけど...私は、家庭教師なんかいらない」

三玖「それは私も同意見。でも流石にやりすぎ」

二乃「分かってるわよ!でも...あいつらは...あたし達の邪魔者よ」

四葉「ん〜私はみんなが楽しければそれでいいと思うんだけどな〜」

三玖「四葉は楽しそうだね」

四葉「うん!だって上杉さんと如月さんなら、なんとかなりそうだもん!」

二乃「何の自信よそれ...私は絶対無理!!」

三玖「私もそう思う。(…そうだよ、どうせ無理だよ...特に私なんかが...)」

 




さぁ〜オリジナルの展開をちょいちょい入れていきました!
その分長くなってしまったのは申し訳ないです!
楽しんでいただければ幸いです!
1巻の終わりまでいけるかな〜w
まぁでも頑張っていきます!

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。