僕はミスタービーン!   作:スカイラインボーイ

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第1話 ビーンのワル乗り

ここは様々な人が住む神名川県横坂市。

本当に様々な人が住んでいる。例えるならば、美少女達やロックバンド。あぶないお巡りさんやスーパーヒーロー!

この物語は、そんな街に住む1人の男の物語である。

その男とはそう、ミスタービーンだ!

 

ビーン「あーあ、暇だなぁ。なんかこう、心を刺激させてくれる事でも起きないかな~」

 

平日の昼間からほっつき歩いている様に見えるビーンだが、実は有給休暇をとっているのだ!

 

ビーン(わざわざ書かなくてもいいっつうの!)

 

その時である!

 

「きゃー!」

 

ビーンが前を向くと、丁度前から男が走り去っていった。どうやらひったくりの様だ!

 

ビーン「これは大変だ!急いで追いかけなくちゃ!待てー!」

 

来た道を引き返し、ひったくり犯を追いかけるビーン!

 

ひったくり犯「何だと!だがな、このまま捕まるかよ!おい貸せ!」

 

少年「ちょっと!うわ!」

 

男は歩いてた少年の自転車を盗んでしまった!

 

ひったくり犯「あばよ!」

ビーン「あーあ!自分から積みを重ねるなんて!ドジなひったくり犯だな!」

 

そんなひったくり犯にビーンが呆れてる内に、男はどんどん逃げて行く!それを追うビーンだが、流石に体力の限界が近づいていた!

 

ビーン(まずいな!このままじゃ逃げられる!)

 

その時だった!後ろから1台の原付がビーンの横につく!

 

「おい!乗りな!」

ビーン「その声は、ゴルシじゃん!」

 

その正体なんとウマ娘であるゴールドシップであった!

 

ゴールドシップ「あの男追ってるんだろ?だったらあたしも協力するぜ!」

ビーン「ありがとう!原付なら追い付けそうだ!」

 

※原付の2人乗りは原則禁止なのですが、ギャグの世界なのでOKです。

ゴールドシップ(皆は真似するなよ!)

 

ゴールドシップ「行くぞぉ!捕まってろよ!」

ビーン「イエーイ!」

 

スロットルを回すとバイクはロケットの様な加速をする!

 

ビーン「スゴいスピードだ!まるで原付じゃないみたい!」

ゴールドシップ「へへっ!あたしの友人が改造したからな、かなりのスピードが出るぞ!」

 

後ろを見た男は一瞬怯んだが...

 

ひったくり犯「なにを!捕まってたまるかよ!」

 

男は猛スピードでペダルを漕ぎ始めた!

そして二台はそのまま大通りへと出てしまった!

 

ビーン「ああ!遂に出てしまったか!にしてもあそこまで速い自転車もスゴいな...」

ゴールドシップ「一体どこまで逃げるんだろうな?」

ビーン「それはわかんないけど、絶対に捕まえるぞ!ゴルシ!スピードアップだ!」

ゴールドシップ「よっしゃあ!」

 

更にスピードを増して行く自転車!それを追うバイク!

挙げ句の果てには、思わぬ場所に入っていった!

 

ビーン「奴は歩道橋を登ってる!こっちも行こう!」

ゴールドシップ「全く無茶な奴だ!」

 

自転車に続き歩道橋を走るバイク!そこでは激しい戦いが繰り広げられていた!

歩道橋を降り再び道路に戻った二台はとある事に気づく!

 

「前の二台!停まりなさい!」

 

なんと!近隣住民が警察に通報したらしく、大量のパトカーが追って来ていた!

 

男「何ー!?ひったくりしただけでこんなに追われるのかよ!」

ビーン「ひったくり以外にも多くの罪を犯したからな!」

男「あ!いつの間に!」

ビーンはその隙に横に並び、カバンを取り返したのだ!!

 

ゴールドシップ「イエーイ!やるじゃん!」

ビーン「さ、このまま返しに行こう!」

 

バイクはそのまま細い路地に入っていったが、自転車はブレーキが効かなくなっていた!

 

男「うわー!どいてくれー!」

 

自転車はそのまま前に止まっていた布団屋のトラックに突っ込んだが、布団のクッションで何とか衝撃を和らげ止まった!

 

男「もうひったくりなんてやるもんか~...」

 

警察が駆けつけ男は連れていかれた。

 

警官「あのバイクはどうする?」

警官2「見た感じ通報のあったひったくり犯を追っていたらしいから、まあ見逃しておこう」

警官「ま、こっちの方が大惨事だからな」

 

~~交番~~

 

交番では先程カバンを盗まれた女性がいた。

 

お巡りさん「ほら、来ましたよ」

 

そこには、カバンを持ったビーンとゴールドシップが立っていた。

 

女性「私のカバン!ありがとうございます!」

ビーン「お礼はいらないさ!無事に取り返せたからね!」

お巡りさん「確かに危険な行為は多数見受けられましたが、いいでしょう!ご協力感謝いたします!」

ゴールドシップ「いやいや!礼には及ばねぇよ!」

 

ビーンとゴールドシップは感謝の言葉を掛けられていた。

 

ビーン「いや~それにしてもありがとうゴルシ!君がいなかったら捕まえられなかったよ!」

ゴールドシップ「ま!このゴルシちゃんにかかればこんなの簡単よ!」

ビーン「そういえばあのバイクどっから持ってきたの?」

ゴールドシップ「ん?学園にあったやつをそのまま乗ってきただけだけど」

ビーン「返して来なさい。僕も謝るから」

ゴールドシップ「大丈夫だよ。世界を救う為に使ったって言うから」

ビーン(バレると思うぜ)

 

その後学園に行ってエアグルーヴにお説教をされたゴールドシップだったけど、何故かビーンもお説教をされてしまったらしいね。

まあこんな感じで今日も横坂は平和ですたい!

 

ビーン(何で僕まで怒られるんだ~?)


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