作者はギル様と言えば王の財宝と乖離剣・エアによる天地乖離す開闢の星のブッパ。それと天の鎖が強く頭に残っていました。
王の財宝
今作においては過去、未来、別次元に置いて集められた宝具やその他諸々が入っており、使用可能なのは今作のギル様ただ1人という設定にさせていただきます。
乖離剣・エア
頭おかしいドリルですが、色んなfateシリーズに出てきて何で無銘だから真名も無いはずやのに天地乖離す開闢の星が真名解放なん?など作者が原作を理解できていません。
しかも創造神エアの権能、つまり神代の能力で神霊に近いサーヴァントが持ってるやつやんか!!と気づいて、神性をカットしている今作のギル様は逆立ちしても使えません泣
そもそも威力頭おかしいしあれ、神造兵器やん。
ということで原作と全然違いますが王気を持つ者の魔力を消費して使用可能になる的なヴェルフの魔剣の上位互換として使うことがあれば使わせてみようかなと思います。
天の鎖
ギル様大好きズッ友チェーン。
ダンまちにおいて恩恵は人の器を数値化し、レベルが上がるごとに神の器に近づくとのことなのでレベルが高ければ高いほどギル様との相性が悪くなります。
長々と言い訳みたいな設定を書いてしまい、申し訳ありません。
これでも良いという方は是非ご覧ください。
アルフィアが横ですやすやと気持ち良さそうに寝ている。頭を撫でてやり、ゆっくりと起こさないようにベッドから出る。
安心して寝ているアルフィアはベルに似ているな。ベルがアルフィアに似ているのか。
さて、アルフィアはあまり体力のある方ではない。今日は家から出んだろう。我はタケミカヅチと作った刀もぼろぼろになったことだし噂のヘファイストスファミリアに行ってみるか。
同胞の雑種共を黙らせたのを民に見られていたみたいで商店街を通る度に声をかけられ、子供たちは目をキラキラさせて飛びついてくるようになった。
「ギル様!あのねあのね!僕昨日お母さんのお料理のお手伝いしたの!」
「ギル様!私は今日ね!パパを起こしてあげた!」
「ふははは。そうかそうか。」
1人ずつ目を合わせ、頭を撫でて名前を言い、褒めてやる。もちもちのほっぺをうっすらと赤く染めて嬉しそうに笑う子供達。
やはり子は宝よ。これからこの子たちが何を成すのか。それを見守るのが我の王としての、人生の先達としての責務よのぉ。
明るい未来を想像して笑顔になるギルは色んな人に挨拶をされながらもバベルについた。
ヘファイストスファミリアのテナントについて飾られている剣や槍などの武具を見ていく。
ーーーなんだこのなまくらは。これに三千万ヴァリスだと?
そうポツリと呟いてしまった。
ガッと肩を掴まれた瞬間にその手を掴み返して地面に叩きつけた。
ぐぅっ!!と苦しそうな息を吐き、睨みつけてくる女がいた。
「エルフに何がわかる!!手前の剣がなまくらだと!?」
眼帯をして肌が黒い。アマゾネスか?いや違うな。ハーフドワーフか。
そうこうしていると主神が来たようで執務室に連れて行かれる。
「なるほどね。しかし椿。ムカつくのは分かるけれどエルフに触りに行くなんてそうされても仕方ないわよ?」
ムスっとしている椿とやらは放っておいて訂正すべきことを伝えておく。
「ヘファイストス。別に我は触られたからといって拒絶などせん。ただそこの雑種からは敵意を感じたので叩き伏せただけだ。
我は王。王とは煌びやかなものと思う民も多いが、死に誰よりも近い。だが我は英雄王。このオラリオにいる雑種共などどうとでもできる。」
その喋り方と内容を聞いてすぐに気づく。
ーーーこの子。いやこのハイエルフは最近噂になっていた下界の王。ギルガメッシュね。なるほど。なまくらと言ったのはそういうことか。
「……ねぇギルガメッシュよね?貴方にはとんでもない魔法があると聞いているのだけれど……。」
指をパチンと鳴らすと波紋から剣先、穂先が出てくる。その光景をみて固まる椿とヘファイストス。だがヘファイストスは目を細めて出てくる武器を見ていた。
「これが普段射出している我の宝よ。これと見比べればそこの雑種の剣などなまくらも良いところだ。」
ポイッと渡すと椿はワナワナと震えていた。ヘファイストスは椿の気持ちがわかるのか苦い顔をしている。
ばっと顔を上げた椿はギルの元へ一直線。
そして極東の奥義、土下座を敢行する。
「先程は本当に申し訳なかった!!確かにこの剣からすれば手前の剣などなまくらも同然!!だが手前は手前の鍛治に誇りを持っている!!
どうかこの剣を貸してほしい!!この剣を越える物を作りたい!」
また始まったと言わんばかりにヘファイストスは頭を振る。
「ほう。面白いことを言うな雑種。我が宝物庫の宝を貸せだと?王の持ち物を借りようなど不敬ではないか?」
脚を組んで気品全開で煽り散らかす。しかし椿は土下座をしたまま頭も上げず動かない。
「ふははは。良い良い。貴様はそこいらの雑種とは違うことを認めよう。だが足りんな。ふむ。ちょうど良い。
この刀は我と武神タケミカヅチが共に作ったものだ。素人同然の出来だが愛用している。これをより美しく、強く打ち直せ。
結果次第で1つ我が宝を貸してやろう。」
椿は真剣に刀を隅々までみて感嘆の息を吐く。
「これが鍛治のアビリティを持っていない、え、と、王様が作ったとは思えんぞ。……思えませんぞ?」
「普段通りの喋り方で良い。我のことは好きに呼べ。我には宝具が、見本とも呼べる武器が大量にあるからなぁ。」
ニヤニヤしながら煽る煽る。ヘファイストスは椿のあんまりな敬語にガックリと肩を落としていた。
それからすぐに椿は走って出て行く。ヘファイストス曰く刀の打ち直しと同等以上のものを作るために出て行って今日は帰ってこないとのことだ。
ヘファイストスも鍛治神。やはり宝物庫の武器は気になるようでソワソワしているので神殺しの槍。ロンギヌスの槍を出してやる。
「っっっ!!これ、ど、どこで!?私達すら消滅させる武器じゃない!」
「そこの商店街の果物屋のキヌタさんが代々受け継いでいたらしくてな。先程我にくれたのだ。」
「嘘でしょう!?なんでそんなところにあるのよ!!」
「嘘だ。落ち着け。神は嘘だと分かるはずだろう。我の宝物庫には過去、未来、そして全ての次元の宝が入っておる。我しか使えんがな。」
その言葉が嘘では無いと分かって頭を抱えてしまうヘファイストス。
ーーーふはは。この鍛治神は中々に面白い。椿とやらも雑種ではない。己の仕事に誇りを持ってやっていた。
ここは当たりだな。
そこに誰かが入ってくる。
「ヘファイストス〜。誰かお客さんかい?」
「…………紐の神か?」
「違うよっ!?!?しかも嘘じゃないっ!?ボクはヘスティア!炉の神さっ!聖火や孤児の保護者って面もあるけどねぇ。」
ーーーちょっと待て。それが本当なら、いや、本当なんだろう。我のプロミネンス・ウェスタは聖火に近い。そして孤児の保護者だと?
ヘスティアが我の唯一認める女神だったか。
「我は下界の王。英雄の中の王でもあり、英雄王のギルガメッシュ・リヨス・アールヴだ。ちょうど良かった。主神を探してはいないがいたら良いなくらいには思っていたのだ。
ヘスティア。我らの主神になれ。」
ヘスティアは固まっていた。天界ではグータラして下界にみんな降りたから僕も降りてみよっとと降りて神友のヘファイストスのところに厄介になってグータラしていたら、王がボクの眷族に!?
「……え?いいの?ギルガメッシュ?この子、本当にグータラ神よ?そりゃこのオラリオでの神格は誰よりも高いし、天界だとあのヘラすらいい子って言うくらいだったんだけど……。
でも、グータラよ?」
「ちょっ!!待って待ってヘファイストス!!せっかく探さなくてもボクの眷族になってくれそうな子が「ちなみにだが我らの家には住まわせん。我と我の至高の宝である伴侶の2人で住むからな。
それと我らの稼ぎは税金に回して必要最低限の金額しか渡さん。嗜好品が欲しいのならば働け。」……う、うう!!わかったよ!!」
泣きそうになっているヘスティアを肩に担いでヘファイストスに挨拶して帰っていった。
ーーーあの子大丈夫かしら。噂が正しいとギルガメッシュの伴侶ってあのアルフィアよね??
ーーーこんなの聞いてないよ。なんで最初の眷族がレベル4になれる下界の王で元ゼウスファミリア。ボクでも知ってるけどオラリオで1番レベル高いのはロキのとこのハイエルフ君とフレイヤのとこの3人だったかな?
その4人のレベル7だよね!?
なんで元ヘラファミリアでレベル8がボクの眷族なんだい!?
それにギル君のステイタス……。これってボクが恩恵を与えたから変化したのかな??
【プロミネンス・ウェスタ】
詠唱
我が民は病無し 怪我無し 呪い無し。全てを守ろう。全てを癒そう。我の原初なる炉の神に誓いし聖火。我が名はギルガメッシュ
炎属性浄化治癒魔法。
全ての病、怪我、呪いを焼き尽くす聖火。
女神ヘスティアの祝福により任意的に範囲指定可能。
詠唱破棄時効果減少。死者には効果無し。
ふむ。やはり女神ヘスティアとの相性は抜群だったな。ほらアルフィア。膨れるな。可愛いだけだぞ。
こちらもか。
スキルが消えている。まるで燃え尽きたように。そして新しいスキルか。
【家族一途】
家族に対する愛情の深さにより効果の増減。
愛情がある限り限界がなくなる。
ーーーふははは。可愛い奴よな。あの時ベルに会わせて本当に良かったぞ。
ヘスティアを追い出し、買い取った教会の地下部屋に案内する。新しい眷族を増やしても良いが我らのことは言うなと伝える。
恐らく新人くらいしか入らないだろう。新人と我らでは文字通りレベルが違いすぎるので意味がない。
ヘスティアもそれは分かっていたのか頷き、明日ギルドに登録をしに行く約束をして別れた。
ーーーなんだこの醜い豚は。
ーーーギ、ギルガメッシュさまっ………
ストック切れちゃった。
金土日くらいしか書けないから更新遅くなります。
とりあえず一日一話は続けていきます!