我の進む道こそ王道なり   作:ごーたろんす

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本日二話目ですのでまだ読んでいない方は是非一話前もお読みください。


最近暑かったり雨が降ったりと寒暖差がそこそこございますので体調にだけはお気をつけください。

作者は完全にノドやられました。


ベル・クラネル

ーーーお義母さん、お義父さんへ。

 

お義母さんとお義父さんがオラリオに行ってもう3年以上経ちましたね。

 

僕とザルド叔父さん、お祖父ちゃん、お祖母ちゃんはとっても元気です。でもお祖父ちゃんが時々、ゲッソリしてるのはなんでだろう?

 

ちょっと心配ですが、お祖母ちゃんが大丈夫って言ってるし大丈夫だと思います!

 

僕は毎日お兄ちゃんお義父さんとやっていた鍛錬をしています。

 

その後ザルド叔父さんと一緒に狩りに出かけたり、模擬戦をやってもらっています!

 

色々な武器を試したけど、僕はナイフや短剣の二刀流!二刀流が良いと思ってます!だって二刀流だよ!

 

 

 

 

 

 

ザルド叔父さんには一回も攻撃が当たりません。でもいつも強くなってるって言ってくれます!

 

 

 

お義母さんのお手紙は全部宝物だから箱に入れてとっています。いつもお手紙ありがとう!

 

お義父さんもいっぱいオラリオのものを送ってくれてありがとう!でも金ピカの鎧はいりません。ちょっと恥ずかしい!

 

 

僕ももうすぐオラリオに行くからね!叔父さんはお祖父ちゃんとお祖母ちゃんの為に残るんだって!

 

 

また会える日をとっても楽しみにしてます!

 

 

大好きだよ!2人共!またね!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ーーーよし!今日も鍛錬だ!

 

 

 

 

 

朝の5時に起きて近くの山の山頂まで走って降りる。それを2往復して家の庭でナイフと短剣の二刀流でザルド叔父さんと昨日戦った時のことを思い出しながら武器を振るう。

 

 

 

 

 

 

 

 

ーーーほう?昨日の俺との模擬戦をなぞってるのか。この子は才能こそ無い。ぶっちゃけあの馬鹿サポーターの血だろう。

もしかしたらメーテリアかもしれんが、あの子は立つ事すらままならんかったからな。

 

しかし愚直に反芻して何度も繰り返し、地道な努力をひたすらできる素直な子だ。

 

ステイタスの無い状態で基礎をしっかりと固める。これは神時代となった今、やっているものはほとんどいないだろう。

 

何をするにしても恩恵ありきだ。だがベルはその基礎に莫大な時間をかけた。恩恵を貰った時に飛躍するかもしれんな。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

何よりこの子の覚悟は生半可なものではない。ゼウスファミリア全盛期だった頃にもここまでの覚悟を持っているやつはいなかったんじゃ無いだろうか?

 

 

 

 

 

しかし本当に倒れるまでやるのはやめて欲しい。ヘラに睨まれるしアルフィアは怖いし。

 

 

 

「ベル!朝ご飯だぞ!汗流してこい!」

 

 

「あ、叔父さん!おはよ!わかった!ありがとー!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ご飯を食べて次は柔軟体操をしっかりとやる。お兄ちゃんがこれをすると怪我をしにくくなるって教えてくれた。

 

 

あっまたお兄ちゃんって言っちゃった。お義母さんと結婚したからお義父さんなんだよね?

 

お祖父ちゃんに連れて行ってもらった村で僕くらいの子がお母さんと手を繋いでいるのを見て羨ましかった。

 

なんで僕には両親がいないんだろうって思って、泣いた日もあったけどあの日から全然違う世界になった。

 

 

本当のお母さんのお姉ちゃん。それに瞳がそっくりなお兄ちゃん。お父さんと同じファミリアだった叔父さん。それにヘラお祖母ちゃんもできた。

 

 

家族がこんなにもあったかいんだって、教えてくれた。

 

 

 

 

 

 

僕は絶対にこの幸せを失いたくない。家族みんなを助けられる、守れる英雄になりたい。

お義父さんは英雄王。下界みんなを護るんだって言ってた。

 

 

でも1人じゃダメな時だってある。なら息子の僕がお手伝いする為に、護る為に強くならないと。

 

 

 

 

毎日毎日苦しいし辛い。でもその為なら幾らでも頑張れるんだ。だから僕は、僕である為の原点を心に思い描く。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「うむうむ。やはりベルはベルよのぉ?アルフィア。泣くなら泣いて良いが手紙を置け。シワシワになるだろう。」

 

 

 

 

「う、うるさい。私のベルはなんて可愛いんだ。……今からベルを迎えに行ってくる。」

 

 

 

「あの子が自分で来る時を決めているんだ。それは無粋と言うものだぞ。それにあの子の道はあの子が決める。

 

ファミリアも自分で選ぶだろう。ベルは英雄になる。我達にとっての英雄にな。ならばその過程を特等席で見せてもらおうではないか。」

 

 

 

 

「……わかった。だが別のファミリアになれば気軽に会えないかも知れんぞ。」

 

 

 

「ははは!!我が会うと言えば会う。以上だ。」

 

 

 

2人はくすくす笑いながらまた手紙を読んでいく。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ーーーえ?ファミリア??お義母さんとお義父さんのとこじゃだめなの??

 

 

 

 

 

 

ーーーベル。この手紙には一回もファミリアがどこか書いていなかった。それは恐らく自分で決めろということだ。

 

英雄となるならばその道は自分で決めて歩かないとな?

 

 

 

 

 

そっか!そうだよね。英雄の道は簡単なんかじゃない。頑張らないと!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ーーーヘラのやつがおるせいで若い女子と遊べんではないか!くそう、死んだフリして逃げるしかないかのぉ?

 

いや、それをするとヘラが怒り狂って追いかけてくる……

 

それよりベルを悲しませたとギルとアルフィアが本気で殺しにくる可能性もあるのぉ……

 

 

わしゼウスぞ?オリュンポスのトップぞ???

 

 

 

なんじゃザルド!!!そのまだ懲りて無いのかクソジジイみたいな目は!!!

 

 

何?その通りじゃと!?ぐぬぬぬぬ!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ーーーこのアホ主神とヘラの護衛かぁ。俺もベルについて行こうかな。しょーもない夫婦喧嘩を毎日見るのは苦痛だ。

 

だがあっちはあっちでアルフィアと王様の夫婦かぁ。

 

 

 

………俺も嫁さん探した方がいいか?

 

 

ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ーーーギル。本気か?本気で言っているのか?

 

 

 

 

 

 

 

 

ーーーアルフィア。我は嘘は言わん。遺憾ながら父と言わざるを得ん愚王と増長した馬鹿なエルフである母に会わせよう。

 

未だに王と王妃という立場にしがみつく道化よ。民には見抜かれておる。それでも奴らの持つ王家の証が無ければアルフィアを伴侶として公式には迎えれん。

 

 

最悪粉々にしてやっても良いが道化達にも我をこの世に産んだという最初で最後の全うした責務がある。

よってその褒美として最初は会話をしてやる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その日、エルフの森は2度の大歓声が巻き起こる。

 

一つ目はエルフの民全員が求め、待ち望んでいたギルガメッシュ・リヨス・アールヴが王に即位した。

 

 

二つ目はその王が自らの手で選んだ伴侶を連れてきた。

 

 

 

 

 

「我こそが王の中の王。ギルガメッシュ・リヨス・アールヴ。我が民よ。待たせてしまいすまなかったな。

 

今はまだエルフの王。これは下界の王たる我の一歩目よ。王とは孤高。それは確かな事だ。王の事は王しかわからぬ。

 

だが民無くして王は成り立たん。だからこそ我は貴様ら民の前を常に先頭で歩き、導き、そして護ろう。」

 

 

 

 

 

「「「ギルガメッシュ王!ギルガメッシュ王!」」」

 

 

 

 

 

「それともう一つ。我が伴侶を見つけた。我はこやつ以外と契りを結ぶことはない。オラリオの冒険者。ヒューマンのアルフィアだ。

 

今日からアルフィア・リヨス・アールヴになるがな。」

 

 

 

アルフィアが堂々とドレスを着てギルの横に立つ。その瞬間歓声が湧き上がる。

 

 

 

「「「アルフィア王妃!アルフィア王妃!」」」

 

 

 

 

アルフィアは一歩前に出て口を開く。

 

 

 

「私はヒューマンだ。だがギルガメッシュ王を愛しているし、これからもそれだけは変わる事は無い。

 

それと気に食わないやつは直接言いに来い。不敬にもしない。ギルガメッシュ王を慕い、敬っているのはよくわかった。

 

ならば私がすることは気に食わないやつを力でねじ伏せ、何故ギルガメッシュ王が私を選んだかその身に刻んでやることだ。」

 

 

 

 

 

 

 

ーーー間違ってますよアルフィア王妃!!

 

 

 

ーーーそうだそうだ!ギル様、あ、ギルガメッシュ王が選んだなら間違いなんて無いんだ!

 

 

ーーーそうよそうよ!この森に、エルフの森の住民にギル様、あ、ギルガメッシュ王の事を疑うエルフなんていないわ!

 

 

ーーーでもアルフィア王妃の覚悟は私達もきちんと見ましたよ!

 

 

 

 

 

「ふははは!!これは一本取られたなアルフィアよ。それでこそ我が民よ。それと今まで通りギルで良い。」

 

 

 

そこからはお祭り騒ぎだった。といってもエルフなのでオラリオの祭りのような盛り上がりではなく、各々が祝うという大人しいお祭りだが。

 

 

 

「我はまたオラリオに戻る。何かあればすぐに文を飛ばせ。頼むぞ宰相。」

 

 

「はっ!この命に変えましても!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

オラリオでは号外が飛び交っていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【エルフ族!ギルガメッシュ王が即位!

 

伴侶にはアルフィア・リヨス・アールヴ!!】




ちと短いけど許して!

次はちょっとした報告(リヴェリア煽り)してからキングクリムゾンの覚悟ガンギマリのベル君オラリオ到着って流れでーす。

毎日19時か20時に投稿します!

土日祝日はストックがあれば複数話投稿するかもです!
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