我の進む道こそ王道なり   作:ごーたろんす

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そろそろギル様のランクアップ考えないと。

これ本日2話目ですのでお間違えなく。

皆様評価・感想ありがとうございます。

日間ランキングの11位に入ってました。皆様のおかげです。
本当にありがとうございます。

軒並み赤バーのなかにオレンジバーがいて居た堪れない笑


原作突入
なんだ。相談とは?


ーーーあ?てめぇみたいなガキはウチにはいらねぇよ。

 

 

 

ーーー兎みたいで可愛いな。愛玩動物としてなら飼ってやるぞ?

 

 

 

ーーー我等の女神の寵愛を受けれるとは思えん。帰れ。

 

 

 

ーーーオラリオトップのロキファミリアに入りたいだと?ふざけるな田舎者め。幹部は全員ダンジョンに遠征に行っている。

貴様など試験に受かるはずもない。帰れ!!

 

 

 

ーーーわざわざ来てくれて嬉しい。俺がタケミカヅチだ。本当に申し訳ないんだがちょっと貧困を極めていてだな……。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ぜ、全滅……!?」

 

 

 

 

ギルドに行って受付嬢のエイナ・チュールさんに貰った探索系ファミリアの一覧に全てバツマークが付いていた。

 

そりゃそうさ。僕が自分で行ってダメだったとこにバツを付けたんだもん。お義母しゃん。お義父しゃん。ザルド叔父しゃん。お祖父ちゃんにお祖母ちゃん……。

 

英雄になる前に冒険者になれません……!!

 

 

 

「うぅぅ。お義母しゃんとお義父しゃんに逢いたいよぅ。」

 

 

 

 

半泣きで噴水前に座って俯いている。

 

 

 

 

 

 

いや、僕は馬鹿か!家族の英雄になるんだろ!冒険者?ファミリア?知らないもん!!古代の英雄は恩恵無かったって言ってたし問題無い!!

 

 

よーし!ダンジョン行こっと!

 

 

 

 

 

「……君大丈夫かい?落ち込んだり元気になったりしてるけど。」

 

 

心配しておばs、ひっ!!背中がぞくっとした。お姉さんが声をかけてくれた。

 

 

「あ、だ、大丈夫です!!ちょっとファミリアを探して面接行った35件全部ダメだっただけなので!古代の英雄は恩恵無かったですし僕も英雄になるために来たので問題ないです!!

 

ダンジョン行ってきます!!」

 

 

 

「待ちなさい。問題しかないわよ???……それにしてもなんでそんなに面接に落ちるんだい?

そりゃ大手は難しいかもしれないけれど、中堅くらいなら恩恵くらいくれるだろうに。」

 

 

「弱そうなのと田舎者だからダメって言われました!」

 

 

お姉さんはうーんと考えてこっちを見てくる。

 

 

「えっと兎ちゃん?私そこの商店街の果実屋をしてるんだけど、この商店街の守護をしてくれてるというか、みんなが大好きな女神様がいるんだよね。

 

兎ちゃんはいい子そうだし紹介してあげようか?」

 

 

 

それにギル様とアルフィアさんだけしかいないし、ヘスティア様は1人教会で過ごしているからねぇ。寂しいとも言っていたし大丈夫でしょ。

……しかしこの兎ちゃん、髪の毛灰色にして伸ばしたらアルフィアさんに後ろ姿そっくりになりそうだね。

 

 

そんな内心を一切出さずにベルをジャガ丸くんの屋台に連れていく。

 

 

「ヘスティア様ー?この子オラリオに来たばかりで面接も全部ダメだったみたいで落ち込んでたんだよ。ヘスティア様眷族探してたでしょう?

 

だからどうかなって。」

 

 

ジャガ丸くんという美味しそうな物を作っている女神様がいた。……ジャガ丸くんの神様なんだ!!

 

 

 

「え!?スージー君本当かい!?これあげるからちょっと食べながら待ってておくれ!」

 

 

揚げたてのジャガ丸君をもらってスージーお姉さんと座って待っているとエプロンを外したヘスティア様がこっちに走ってきた。

 

 

「……あれ?ジャガ丸君の神様じゃなくて、紐の神様??」

 

 

 

「違わいっ!!前にも紐の神様って言われたけど違うからね!!炉の女神だよ。ボクはヘスティア。兎みたいな君の名前は?」

 

 

 

あっ!!スージーお姉さんにも自己紹介してない!

 

 

「ごめんなさいスージーお姉さん。自己紹介まだしてませんでした。僕はベル。ベル・クラネルです。

 

オラリオに英雄になるためにやってきました。それとお義母さんとお義父さんに会いに。」

 

 

「そうか!ベル君だね!英雄はとってもいい夢だね!ボクは応援するよ。ご両親はオラリオにいるのかい??」

 

 

 

「はいっ!と言っても義理なんですけど。それでも僕にとって大切で、唯一の家族なんです!色々あって渋るお義母さんをお義父さんと一緒に行くように説得したので先にオラリオにいるんです!」

 

 

にぱっと満面の笑みで両親の話をするベル君をみるとこちらも不思議なことに笑顔になる。

 

今の話にも一つも嘘偽りはない。純粋でいい子だ。これならあの問題児2人も納得してくれるだろう。

 

それに眷族できたのに1人で教会に住むのさみしい。いつも晩御飯呼んでくれるけどそのあと1人で帰るの寂しい。

 

 

 

 

 

ベルと2人で教会で暮らすのは楽しいだろうなー!!と嬉しくなってきた。

 

早速恩恵をあげないと!!と張り切って恩恵を与える。

 

 

 

 

 

 

ベル・クラネル

 

 

LV1

 

力: I 0

耐久: I 0

器用: I 0

敏捷: I 0

魔力: I 0

 

 

[スキル]

 

【英雄願望】

能動的行動に対するチャージ実行権

チャージ時間により、精神力、体力を消費する。

 

 

【家族一途】

家族に対する愛情の深さにより効果の増減。

愛情がある限り限界がなくなる。

 

 

【聖火の灯火】

憧憬を持ち続ける限り早熟する。

女神ヘスティアの祝福がある限り呪い、魅了を含む異常を無効。

 

 

[魔法]

 

【マキシマ・ウェスタ】

詠唱

燃え上がれ 燃え上がれ 汝を救おう 厄災は燃やし尽くそう 私は既に救われた ならばこの身は父の為 母の為 家族の為に。

この白炎の輝きに勝るものはありはしない。

全てを救ってみせよう。私はアルゴノゥト。さぁ前に進もう。

 

超広範囲浄化回復魔法

 

任意で浄化、回復、精神力譲渡を選択可能。

範囲を絞れば絞るほど効果増大。

 

詠唱破棄可能。詠唱破棄時、効果減少。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ーーー本当に待って。え?アルフィア君と同じスキル?あと聖火の灯火って何!?ボク別に祝福してないよ!?

 

あ、ギル君にも出てたや。もしかしてボクの恩恵のこと?でもアルフィア君には出てないし……

 

とりあえず聖火の灯火は消そう。早熟とか良くわかんないし。

 

しかもこれからあの問題児2人を紹介しないといけない……。どうかベル君は毒されませんように!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「え!?お義母さん!!お義父さん!?」

 

 

 

 

「「ベル??どうしてヘスティアと一緒に??」」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ヘスティア様に恩恵を刻んでもらって、ギルドにも一部を除いて内緒にしてる人を紹介するって言われて一緒に晩御飯を食べに行くことにした。

 

 

 

 

 

「ベル君。ボクの眷族は君が4人目なんだ。それを知ってるのは眷属以外だと、ギルドの受付嬢のエイナ君とギルド長のロイマン君だけだ。それと今言った受付嬢のエイナ君の母親でアイナ君って言うんだけど、そのアイナ君が3人目の眷属なんだ。

 

冒険者登録しに明日ギルドに行くと思うけど今から会う2人のことはその3人以外には言っちゃダメだよ。」

 

 

「え??は、はい!!わかりました!!」

 

 

「誓って悪い子じゃないよ。ただ立場上、公にしなかっただけだから。ちなみに夫婦だしその子の家だからホームと勘違いしちゃダメだぜ?

 

ヘスティアファミリアのホームはさっきの教会さ!」

 

 

ふんふんと頷き、2人で楽しく話をしながら歩く。どこに何があるのかを教えてもらいながら到着する。

 

 

 

 

「おーい!新入団員が来たよー!とってもいい子だよ!」

 

 

 

ヘスティア様が中の人を呼ぶと2人分の足音が聞こえた。

 

 

「大声を出すなヘスティア。私が騒音と雑音が嫌いなのを知っているだろう。」

 

 

「ついに新しい眷族を作ったのかヘスティア。してソイツはどこに……」

 

 

 

そりゃぁもう驚いた。会いたくて会いたくて仕方ない2人がそこには居たのだから。思わず走って2人に抱きついてしまった僕は悪くない。

 

 

 

夕食が用意されて、今まで実家でしていたこと。ヘラお祖母ちゃんが来てくれて実家からちょっと離れた街にお出かけしたりしたことを話す。

 

 

 

 

「……なんだいなんだい。ベル君が君達のいつも言ってる息子だったのかい。やっと帰っても1人じゃなくなると思ったのに…。

 

でも良かったねベル君!これは君が諦めないで主神を探したご褒美さ!やっぱり家族が一緒にいるのはボクとしてもとっても嬉しいよ!」

 

 

 

「え?神様?僕ここには住みませんよ??あの教会に住みます!」

 

 

 

「「「え?」」」

 

 

一緒に住む気満々すぎてうずうずしていたアルフィアは絶望感溢れる顔で反抗期だ……マリア。反抗期キタ。と呟き、ヘスティアはなんで??と本気で首を傾げ、我もどういう事だ?と疑問に思う。

 

 

「だってあの教会はメーテリアお母さんの大切な思い出の場所なんでしょ?なら僕がお母さんの思い出を守るよ。それも僕の決めた家族の英雄になる為に必要なことだから。

 

 

あとさお義母さん。お義父さん。ヘスティア様だって家族でしょ。僕は1人の辛さを知ってる。それにその辛さを消してくれる家族が増える嬉しさも知ってるよ。

 

ヘスティア様が1人で寂しい思いをしてるなら僕は家族として寄り添うよ。それが英雄。でしょ??」

 

 

 

にっこりと笑うベルに我はついつい微笑んで頭を撫で、アルフィアはさすが私達の英雄だ。と笑う。

 

ヘスティアは涙を目尻に溜めてベルに抱きついていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ーーーそれはそれとして諦めないでファミリアを探したとはどういう事だ?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あ、やば。ベルくぅぅぅぅぅぅんんんん!!2人を止めるの手伝ってくれぇぇぇぇぇぇぇ!!!

 

オラリオが!オラリオが更地になるぅぅぅぅぅ!!!

 

 

 

 

 

必死で止めて、止めるなら相応の実力が必要だとお義母さんに言われ、庭で戦う事になってダンジョンに潜ってないのにアビリティの耐久の数値が120も上がりました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

お義母さんのばかぁ!!




もう覚悟ガンギマリしてるベル君に豊穣の女主人でのベートイベント必要ねーんだよな。

あと原作より強いとはいえど逃げ出したトマトジュースミノには勝てまてん。

名前をお出しして良いのかわかりませんので出しませんが、毎回誤字脱字報告をしてくださる方がいます。

作者のミスを読者様に指摘させるなどあってはいけないと思います。ですが見捨てずに毎回報告してくださり、本当にありがとうございます。

作者も今まで以上に気をつけるようにしますので今後ともよろしくお願いします。

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