我の進む道こそ王道なり   作:ごーたろんす

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怪物祭どーしよ。フレイヤ様が手出せないって前話言ってるんだよなぁ。

なんとかなるべ!


皆様、読んでいただき本当にありがとうございます。

ベートきゅんの人気にびっくりだよ笑

ギル様主人公なのにあまり出てきません。

さーせんっした!!


冒険者は冒険をしてはいけない?あれ?

ーーーほう。ベルのスキルか。

 

 

 

 

 

ーーーああ。ヘスティアが相談に来た。アビリティの伸びが桁違いだよ。私達の元ファミリアでさえここまでのやつは見た事がない。

 

さすが私達の英雄で、メーテリアの子だよ。

 

 

 

……何より私達の愛し子だ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ベルのステイタスをヘスティアが持ってきて、相談しに来た。アビリティの上昇速度が成長のそれではない。もはや飛躍だ。

 

 

酒場での一件以来、ベートを追い越すのを目標に日々アルフィアとの特訓を今まで以上に張り切ってやっている。

 

 

 

「うぉぉぉぉぉぉぉ!!!」

 

 

 

 

「五月蝿い。声を出す暇があるなら攻めろ。」

 

 

 

「ぎゃぁぁぁぁ!!うう。頭痛いよぅ。お義母さん嫌い。」

 

 

 

 

 

………!?!?

 

 

 

 

 

 

アルフィア。ちょっと嫌いと言われただけでオロオロするな。頭でも撫でてやればベルは機嫌が良くなる。

そしてベルめ。やり返すのに一番良い方法に気づきおったな。だが嫌いと言ってチラチラとアルフィアを見て心配になるくらいなら何故やった。

 

 

 

 

刀を持ってアルフィアとベルのところに歩いていくと、二人も気づいたようでこちらを見てくる。

 

 

 

 

「ベル。可愛い息子の仇打ちと行こう。アルフィア。やるぞ。」

 

 

 

「お義父さん!!うん!僕ちゃんと見てるね!」

 

 

 

 

「……私だけ、悪者か。」

 

 

しょんぼりしているアルフィアをどうにかやる気にさせて近接戦闘を挑みに行く。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ーーーシィッ!!居合の太刀!五光一閃!!

 

 

 

ーーー甘い。どれだけ速かろうと一撃など対応できて当然だ。

 

 

 

 

 

初めはアルフィアにも高い勝率をキープできていたが、アルフィアがレベル8になって、病に蝕まれることもなくなり健康な状態に慣れ始めたアルフィアはより強くなった。

 

 

一度見た技は全てこなせ、オリジナル以上の技へと昇華させていく。だが我は英雄王。無様な姿を民にも子にも、何よりアルフィア。至高の宝である貴様だけには見せん。

 

 

 

「シィッ!!」

 

 

 

刀の速度をバラバラにして緩急をつけるがひらりと躱され、我の腹に手刀を刺しにくる。

 

 

多少のダメージはくれてやるがこのままでは逃さん!!

 

 

 

脇腹を抉られるがそれを無視してアルフィアの右肩に刀を投げ捨て全力の殴打をくらわせる。

 

 

アルフィアがその場から浮いて離れ、少し距離ができる。その距離をタケミカヅチに教わった縮地で詰める。

 

 

 

 

ーーーやっと顔色を変えたな。

 

 

 

急に目の前に我が来たように見えたのか目を見開き、口を開く。

 

 

 

 

ーーー「福音っ!!!」

 

 

 

魔法は無しと言っておったのに福音だとっ!?

 

 

 

「ぐぅぅぅぅぅぅぅ!!!」

 

 

 

その場で福音の衝撃波に耐える。そっちが先に使ったからな!プロミネンス・ウェスタを体内に使い、内臓のダメージをくらいながらも治していく。

 

 

アルフィアは吹き飛ばない我に焦って距離を取りにいくがまたしても縮地で詰めて殴打する。しかし捌く。殴る。捌く。蹴る。防ぐ。

 

 

超高速戦闘に移行したところでベルが止めてきた。

 

 

「お義父さん!お義母さん!おしまい!リヴェリア伯母さんとベートさん来たよ!」

 

 

苦虫を噛み潰したような顔の姉上と笑いを堪えてベルの肩を叩き、親指を天高く上げているベートがいた。

 

 

 

 

 

「……ベル君。その、伯母さんはやめてほしい。その通りなのだが、リヴェリアで良い。」

 

 

 

 

「ギャハハハハハハ!!もう無理だ!!伯母さん!!クラネルお前さいっこうだな!!」

 

 

 

杖で殴られて、吹き飛んでいくベートがいた。アルフィアも姉上の気持ちがわかるのか頷いていた。

 

 

アルフィアと我の怪我を治したあと、ベルはダンジョンに行く時間になったので用意をしに家に入っていく。

 

 

 

 

「さて。行き遅れと狼小僧。相手をしてやる。が、待て。」

 

 

 

2人は首を傾げる。

 

 

 

「ベルが行かねば遠慮なくできんからな。あの子は優しいから半殺し程度で止めにくる可能性がある。」

 

 

 

ーーーおいババア。半殺し程度ってなんだ?

 

 

 

ーーー……ヘラファミリアは主神もそうだが、頭と実力がおかしかった。今の私でもあの時の女帝にはなすすべなくやられる。

 

アルフィアは病が無ければレベル7でもそのレベル9の女帝に勝てるらしい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「おーーーい!クラネル!お前も一緒にどうだー??見てるだけでも勉強になんだろ!?なっ!?」

 

 

 

 

目を開いてベートを見て殺気を飛ばすアルフィアとよくやったベートと思うリヴェリアがいた。

 

ベルは天使のような笑顔でこういった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「見ててもベートさん超えられないので今はまだ基礎を固めて、冒険者としてダンジョンに挑みます。

 

レベルが上がったら是非一緒にお義母さんと鍛錬しましょう!

 

 

それじゃいってきまーす!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「…。やはり私の息子は天使だ。その天使を利用しようとした雑音には私の魔法をくれてやる。」

 

 

 

 

ベートは頭をガリガリとかいて、獰猛に笑う。

 

 

「ちっ。ダッセェ事しちまった。音ババア!!ぶっ殺してやらぁ!!」

 

 

 

「ふっ。まったくだ。どうせ貴様を超えなければ私も納得できん。それに先程のギルとの戦い。ギルの実力にも驚いたが…。

 

アルフィア。同胞達は何も言わなかったが貴様、レベル8だな?」

 

 

 

 

「…。まぁ貴様等なら良いか。私はレベル8だ。それと狼小僧。やはり貴様は見込みがある。約束通り英雄の作法を教えてやる。

 

 

終わったらさっきのも含めて5回半殺しだ。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

鍛錬でボロボロにされ、その後回復→福音の5ループを経験し、戦闘スタイル的に上がりにくい上、レベル5になってアビリティの打ち止めかと思っていたのに耐久が170も上がった狼がいたそうな。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ベル君!!なーんで階層が増えてるのかな!?」

 

 

 

ギルドにてハーフエルフにマッピングした地図を渡して、大声で怒られる白兎がいた。というか僕だった。

 

お義母さんに怒られる恐怖を身体が覚えているのか反射的にビクッとしてぎゅっと目を閉じてしまう。

 

 

 

 

ーーーそんな小動物みたいに震えられると私がいじめてるみたいじゃない!!!もうっ!

 

 

 

職員はもちろん、ギルドに居た冒険者も同情の目線をベル君に送っている。受付でやるべきでは無かったと今更後悔して、面談ボックスに連れていく。

 

 

 

「ごめんねベル君。あそこでやるべきでは無かったね。

でもベル君、冒険者になってまだ二週間くらいでしょう。なのに七階層に行くのは冒険どころか蛮行だよ?」

 

 

「うう。ごめんなさい…。」

 

 

「ベル君に何かあったら私もそうだけどヘスティア様やギルガメッシュ様、アルフィア様だって悲しむよ?」

 

 

親を出すのはちょっと卑怯かなと思ったけど私が悪者になってベル君が死なないならそれでいい。

 

 

「で、でもでも!お義母さんに十階層までは行って良いって!それ以上行くとお説教って言われましたけど…。」

 

 

 

え?アルフィア様が??嘘をついている様には見えない。というかベル君は絶対に家族関係で嘘はつかない。どういうこと?

 

 

「……ベル君?アルフィア様がそうおっしゃったのね?」

 

 

コクコク頷くベル君を見て考える。アルフィア様は元ヘラファミリアで今やオラリオ最高のレベル8。ダンジョンの事を分かっていないなんて事はあり得ない。

 

なら、ベル君はアルフィア様が許可するアビリティがあるということだ。確認する?いや、それはベル君だけじゃなく、アルフィア様やギルガメッシュ様への不敬にもなりかねない。

 

母を救っていただいてそのような事はできない。

 

 

 

考えているとドアがノックされた。

 

 

 

 

「チュール。入るぞ。貴様また受付で大声を……。ベル・クラネルだったか。次は何をした。」

 

 

 

ベル君はぺこぺこ挨拶をして、全て説明した。

 

 

「……チュールの気持ちは良くわかる。しかし静寂が許可したか。だがヘラファミリアは頭がおかしかったからな。

 

うーむ。ベル。ギルガメッシュ様はなんとおっしゃっていた?」

 

 

 

「お義父さんですか??お義父さんはレベル1でミノタウロスを倒すならば今は基礎を固める時。だからお義母さんの言う事を聞いてしっかりとダンジョンに潜りなさいって言ってました!」

 

 

 

ーーーレベル1でミノタウロスを倒そうとするなと声を大にして言いたい。

 

 

エイナとロイマンが同時に思った。

 

 

「はぁ。チュール。儂は何も言わん。静寂の判断だ。間違う筈も無いだろう。だが、ギルド職員として他のレベル1に真似されると死人が量産されかねん。

 

儂に報告する必要は無い。だから貴様がベルを連れて一度話をしてこい。それで納得し、秘匿する必要があると思えば秘匿しろ。

 

 

これはギルド職員としての責務だ。もちろん女神ヘスティアにお伺いを立てろよ?ベルのステイタスについては我々は関与しないが他の冒険者を守る責務がある事を忘れるな。」

 

 

ギルド長からの指令という大義名分を得たので、ベル君と共に女神ヘスティアの働く屋台に行く。

おそらくギルド長は私の気持ちに気づいて大義名分をくれたのだろう。

 

 

 

 

 

 

 

「あー。ごめんねエイナ君。なんか面倒かけちゃってるみたいで。それに関してはベル君とアルフィア君、ギル君に任せるよ。それにボク今からじゃが丸くん揚げないといけないし」

 

 

「神様!お土産に買って帰るのでプレーン二個と餡子一個と、エイナさん何にします??」

 

 

じゃが丸くんを買ってエイナさんと2人で歩いて帰る。ただいまー!と家に着いてお義母さんにじゃが丸くんを渡す。

 

 

ーーーん?アイナの娘か。どうした。ベル。これは…。ちなみにだがベル。お前はこしあんとつぶあんどちらが好きだ?

 

 

 

 

私はつぶあんかなぁ。

 

 

どっちも好き!商店街ではこしあんだけど神様のじゃが丸くんはつぶあん!両方とも作ってくれる人と神様が好きだから好き!

 

 

でも甘いのそんなに好きじゃないからプレーンが一番!!

 

 

 

 

 

ーーーああメーテリア。私達の息子は天使だぞ。しかしつぶあんしか認めん。

 

 

 

 

 

その後ギルガメッシュ様も来てくださり、ギルド職員として対応をさせていただく。ギルド長の言葉と共に説明していく。

 

 

 

 

「……ああ。なるほどな。あの豚、本当に変わったな。」

 

 

失礼だが本当にそう思う。ギルド長があれ程真摯に仕事に向き合っているのは私達職員からすれば驚き以外なんでもない。

 

 

ベル君が最初に来た時、私が担当になると怒って言ったことがあった。ギルド職員ともあろうものが早死にする、冒険者の器じゃない。と言い、いつまで続くかと賭け事をし始めた。

 

 

それをたまたま見ていたギルド長。その時に言われたことで誰もが言葉を失ってしまった。

 

 

ーーーふん。そういう冒険者を守るのがギルドではなかったのか?チュール以外の受付嬢は仕事が一切できんらしいな。

 

ならば結構。守るべき対象で賭け事をする愚物などギルドに必要ない。辞めてしまえ。

 

 

ローズ先輩や、ミィシャは沈痛な顔をして俯いてしまった。

 

 

 

ーーー今までの私が横暴であったことは認めるが仕事を舐めたことなど一度も無い。オラリオの為、身を粉にして働いてきた。

私以外の先達も同じくだ。その信頼を貴様等が崩すのであれば私にも考えがある。

 

くだらんことをする余裕があるのならば仕事をしろ。愚か者めが。

 

 

 

 

 

結果としてギルガメッシュ様とアルフィア様の義理とはいえ息子とわかり、私はギルド長本当にありがとうと思ってしまった。

 

他の受付嬢は知らないが、賭け事の対象にしたせいでギルド長がベル君を気にしていると勘違いして露骨に避けるようになった。

 

ミィシャだけはちゃんと謝って仲良くしているが。ベル君も気にしていないみたいで良かった。でもなんか仲良く喋ってて、ベル君が頭を撫でられてるのを見るとモヤモヤするんだよね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「エイナとロイマンならば良いのではないか?ベル。ベルのアビリティの伸びは正直我でも驚くほどだ。幾多の冒険者を見てきたアルフィアやロイマンからすれば未知と言っても良いだろうよ。

 

だから本来ならばステイタスの秘匿はしなければならんが、担当のエイナとロイマンにはこのぐらい伸びましたと教えてやれ。」

 

 

それから見せてもらったベル君のステイタス用紙を見て絶句した。二週間で敏捷、器用、耐久がC。力、魔力がD。

 

そして前回からトータルで250ほど伸びている。前回の更新が4日前?

 

 

お礼を言ってから夜になっていたがギルドに走って戻り、ギルド長に面会を求めた。

 

 

 

 

「……なんだこれは。チュール。ベル・クラネルから目を離すなよ!?これでは他の神々にちょっかいをかけられて、かけたところがあの2人に消されてしまうぞ!!

 

それと嫌な予感がしたから報告せんで良いと言ったのに何故報告してきた!!」

 

 

 

 

 

 

「冒険者は冒険をしてはいけない。そう言い続けましたが、私じゃベル君に言っても冒険じゃなくって普通の事でしたよ?とか言われかねませんよギルド長!!

 

私はギルド職員としての仕事をしただけです!というかギルガメッシュ様がギルド長に伝えろって言ってたんですよ!!」

 

 

 

 

げっそりする私とギルド長は今までではあり得なかったが、その日一緒に食事に行って、愚痴を言い続けた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「何?神々の宴?」

 

 

 

 

ヘスティアが相談があると我のとこに来たので話を聞く。どうも神々の宴とやらに行くらしい。

 

 

 

「うん!それにボクの神友のヘファイストスが来ると思うんだ。そ、それでね?ベル君に、武器を贈りたいなって。あの子が英雄になるための手助けをできる武器を。

 

ボクにとって君達も、アイナ君も大切な子供だよ。でもベル君は絶対に無理をする。無理をできてしまう。それくらい君達を大切に思って英雄になろうと覚悟をしている。

 

ボクはへっぽこだから出来る事は少ないけど、あの子の手助けはできる。だから武器を贈らせてほしい。」

 

 

 

ふむ。やはりヘスティアは我の主神たる神格を持っているな。ならば我とアルフィアの出来ることは……。

 

 

「ヘスティア。貴様は我々の主神であり、母よ。その申し出ありがたく頂戴しよう。だが我々の母をその見窄らしい恰好で行かせては王としての器が知れるものよ。

 

アルフィア!行くぞ。」

 

 

 

ヘスティアを掴み、そのままドレスを買いに行く。髪を結ってやり、ほんのりと化粧をして王の財宝から出した香水をかける。

 

 

 

「ふははは!これでこそ我の主神よ!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ーーーここがガネーシャのとこかぁ。なんてとこ通らすんだい!!んー??なんか心無しめっちゃ見られてる?あ、これおいしい!

 

 

 

 

 

 

ーーーおい、あれ誰だ?

 

 

 

ーーー声かけるか?

 

 

 

 

ーーータケミカヅチさんチィーーーッス!タッパに料理詰めるとかwww

 

 

 

 

 

ざわつく神々。しかし悲しいかな。自己評価がベルと同じく低すぎるヘスティアは気づかない。

 

 

パクパクご飯を食べているとチラチラ見てくるヘファイストスがいた。目をキラキラさせ、満面の笑みでトテトテ走っていく。

 

 

 

「ヘファイストスー!!会いたかったよ!!」

 

 

 

「……え??へ、へ、ヘスティア!?!?」

 

 

 

「「「「はぁぁぁぁ!?!?ロリ巨乳だと!?!?」」」」

 

 

 

 

「む!なんだいなんだい!この神友を忘れるなんて酷いじゃないかい!!そ、そりゃ迷惑いっぱいかけちゃったけどさ!!」

 

 

 

頬を膨らませ怒るヘスティアを見てオロオロしてしまうヘファイストス。

 

 

 

「い、いや違うのよ!その、ドレスとか化粧してて、えと、綺麗で分からなかったのよ!」

 

 

その言葉にニヘラっと笑って嬉しそうに子供達がプレゼントしてくれたんだと伝える。それは本当に嬉しそうに。

 

天界でも引きこもり、下界に来ても引きこもっていた神友がこんなにも変わったのがヘファイストスは嬉しかった。

 

 

 

「……え?ヘスティア?」

 

 

「げぇ!?フレイヤ!?」

 

 

銀髪の女神がやってきた。が、何かおかしい。美の女神は美の権化ともいえるのだがフレイヤに目線がいかず、やはりまだヘスティアを男神は見ていた。

 

「げぇ!?ってひどく無いかしら。それに……。とっても綺麗よヘスティア。食べちゃいたいくらい。」

 

 

ひぇっ!とヘファイストスの後ろに隠れてチラッと顔を出す。

 

 

「それはごめんよ。でも、ボク、君のこと苦手なんだ。アルテミスやアテナ程じゃないけどボクも処女神だからさぁ。」

 

「フレイヤ。あんまりヘスティアを虐めないでちょうだい。ほらヘスティアも。」

 

 

ーーーどう見たってお母さんです。ありがとうございますヘファイストス様ぁぁぁぁ!!!

 

男神の心は1つになった。

 

 

「そういえばヘスティア。あんたのとこってあの2人以外に増えたんですってね。商店街でヘスティア様のとこに兎ちゃんが入団したぞー!ってどの店の看板にも白兎の絵が描かれてるじゃない。」

 

 

「あー。ベル君か。えっと、ヘファイストス。フレイヤもちょっといいかい?」

 

 

ちょいちょいと呼んで少し背伸びをして2人の耳元でコソコソと小声で話す。

 

 

「フレイヤにも説明しとくけどボクのとこにギル君とアルフィア君も所属してるんだ。あとはギルドの受付嬢のエイナ君の母親もなんだけどね。

フレイヤのとこにいるえっと、ヘディン君とヘグニ君には説明してあるから知ってるとは思うんだけど一応ね。

 

それで、あの夫婦の息子がベル君。義理だけど小さい時から育ててたみたいでさぁ。探索系のファミリア全部断られて商店街のスージー君が連れてきてくれてボクの眷属になったんだ。

 

そもそもボクの眷属にギル君とアルフィア君がいるのを知ってるのはギルドのロイマン君とエイナ君。あとファミリアだと2人とロキとデメテル、ゴブニュくらいかな。

 

だからあんまり言いふらしてほしくないなーって。」

 

 

 

フレイヤは思った。探索系全部断られたってウチも???

 

 

 

「そうだね。一覧表を貰って全部回ったみたいだしロキもフレイヤもあったよ。」

 

 

「……そう。これはちょっとその時の門番は説教ね。」

 

 

あの子私のファミリア来てるじゃないっ!!内心荒ぶっているフレイヤだった。

 

 

そのまま3人で食事をしながら話しをしているとうるせーまな板が来た。

 

 

「ファイたん!!フレイヤー!!そんで……誰や?こんな神おったか?」

 

 

 

「ロキ。君は胸と一緒で脳も無くなったのかい?」

 

 

 

「ど、ど、どチビやとぅ!?!?な、なんやねん!!なんであんたがそないなドレス着てんねん!!あ、あれか!!ギ!!ふが!ふが!!」

 

 

飛びかかって、すぐ様口を塞いで耳元で言う。

 

「ばかばかばか!ギル君はウチに所属してるのを内緒にしてるんだ!エルフがこぞって移籍してこないように!!」

 

 

落ち着いたロキは頷いた。手を離してやるとふぅーっと息を吐く。

 

 

「そうなんやな。まぁええわ。んで?珍しい3人やけど何の話してたん?」

 

 

「さっき言った子の話だよ。フレイヤのとこもヘディン君とヘグニ君がちょいちょい来て一緒に鍛錬してるからね。

 

一応違うファミリアだしフレイヤには言っておかないといけないと思ってさ。ヘファイストスはボクが連れて行かれて恩恵刻んだの知ってるし。」

 

 

 

「あれ面白かったわよねー。ギルが来てあんた気に入って恩恵を授けろって拉致していったもの。肩にこう担いでね。」

 

 

ヘファイストスの言葉とジェスチャーにロキは大爆笑してフレイヤもクスクス笑っている。

 

 

「ああ、そうや。あんたのとこのベルたんに謝っといてほしいねん。ウチも後日直接謝りに行かせてもらうけどな、ヘスティア。あんたんとこの子を危険な目に合わせてしもてほんまにすまん。」

 

 

「聞いてるよ。何も無かったしそれで良いとはならないよ。もちろん当事者のベル君が気にして無いし、両親も気にして無い。

 

でもボクにしたら可愛い眷属なんだ。だから思うところがあるのはわかるだろう?」

 

 

ヘスティアの怒り。それは子を大切にする母として当然のことだった。だからこそヘファイストスもフレイヤも、そしてロキも頷き、沙汰を待つ。

 

 

「……ダンジョン内はイレギュラーはあるだろうけど、絶対に子供達に油断、慢心しない様に伝えろ。それのせいで君のとこの子供達が怪我をしたり天界に還ったりしたらボクは悲しい。

 

他の子供達に被害が行くのも同じことだよ。それだけ。」

 

 

ヘファイストスはこの神友を誇りに思う。

 

 

フレイヤは私の子達にも同じように伝えようと、同じ女神として尊敬を。

 

 

そしてロキは………。

 

 

「必ず。必ず伝える。でもな、それだけじゃうちの気がすまん!!」

 

 

本気でこの善神に対して報いたいと思っていた。

 

 

「んー。じゃあベート君がボロボロになってたの許して。」

 

 

 

 

 

 

「あれはベートが悪い。」

 

 

一瞬で切り捨てられるベート。なんのこと?とフレイヤが聞いて、あった事を話して笑ってしまうフレイヤとヘファイストス。

 

 

 

 

 

 

ーーーさーて!ご飯食べようぜ!珍しいメンバーだけどこんなのも良いだろ!折角下界に来たんだ!楽しまないと!

 

 

 

満面の笑みで誘うヘスティアに三神は各々呆れたり、笑ったり、仕切んなや!と言ったりするがヘスティアの後に続く。

 

 

宴の後もロキが奢るわい!と誘って4神で呑みに行くことになる。

 

 

 

 

「聞いてるのー?ヘスティア!私も兎さんと仲良くなりたいのに!アルフィアにデコピンされて真っ赤に腫れたのよ!

 

ヘイズには治すなってミアが言ってるし!!

ヘディンとヘグニなんて無視して部屋出て行くし!!」

 

 

ぐでんぐでんに酔っ払ったフレイヤがいた。知らない名前が出てくるので困ってしまう。

ロキもロキで館は半壊されるしうちのエルフはみーんなあんたんとこに恐縮しまくっとるし!とぐちぐち言う。

 

 

「ヘスティア。あんた一気にトップファミリアね。」

 

 

「勘弁してくれよヘファイストス。ギル君とアルフィア君がボクの言う事聞くわけないだろう!?ベル君が自分から教会に住むって言ってくれなかったらまだひとりぼっちだったんだぞぅ!?

 

あ、でも孤児院の子とか商店街の子がヘスティアファミリアに入りたいって言ってくれてて嬉しいんだぁ。」

 

 

女神達も下界の子と変わらずストレスは溜まるようだ。フレイヤが寝てしまったので眷属の猪人に渡す。

 

 

「……。女神ヘスティア。感謝する。フレイヤ様のあのような姿を見ることができたのは初めてだ。」

 

 

「あはは。良いよー!君も良い子だね!フレイヤのことよろしく頼むよ。ヘディン君とヘグニ君にもよろしく伝えておいて?」

 

 

ペコリと頭を下げて帰るのを見送る。それを呆れた目で見てくるヘファイストスとロキ。

 

 

「あんたあの子誰か知ってるの?」

 

「うん。エルフ以外での唯一のレベル7の猛者君だろう?えっとボクは会ったこと無いけど、ギル君の配下のザルド君って子にボコボコにされたって聞いたよ?」

 

 

「「ちょっとまて!!ザルド!?ザルドって言った(つったか)!?」」

 

 

それからヘスティアを締め上げると聞きたくなかった事実が出てくる出てくる。誰が言ったのかパンドラの箱(アンタッチャブル)の名に偽り無し。

 

 

ロキは疲れて一応フィンには伝えるけどどうしようもないわ。うちなーんも知らないっと。と帰って行った。

 

 

「そ、そんなに凄い子なんだザルド君って。そうだ。ヘファイストス。相談があるんだけど。」

 

 

頭を抱えていたヘファイストスは首を傾げながら話を聞く。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ーーーベル君に、英雄へと至るであろうあの子に武器を作ってほしい。

 




なんとか書けた。

やっぱ掘り下げると長くなるけど許して?


あとヘスティア様の優しさ出そうとしすぎてフレイヤと仲良くなっちまった!!!
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