ウマ娘に捧ぐ歌   作:Xthought

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1998年世代(スペシャルウィーク、グラスワンダー、エルコンドルパサー、セイウンスカイ、キングヘイロー)

世代への歌

 

夢を見て世界を知って躓いて それでも諦めないのが「私」

 

 

 

 

スペシャルウィークへの歌

 

とびきりの笑顔も涙も苦しみも今日だってそう「日本一」のため

こんなことあったよ聞いてと文字を紡ぐ 母2人への小さな感謝

異次元に夢を重ねて魅せられた 今は私が夢を見せてる

雪原も野原になるほど暖かい 君の笑顔はみんなの太陽

ラーメンとお寿司と人参ハンバーグ あっ 忘れてた ステーキ追加で!

 

 

 

 

グラスワンダーへの歌

 

呼び名など所詮他人事 私は私 胸に刻むは「不退転」

燃え盛る炎を秘めてほほえんだ 怪物の名はグラスワンダー

大和撫子 話せば水仙 走る姿は岡止々支

 

 

 

 

エルコンドルパサーへの歌

 

泣き虫で弱気な私と最強のエルはいつも二人で一人

覆面をつけているのに日本よりぼやけて見えるロンシャンの空

「おめでとう」九割で言った だってほら一割は負けてほしかったから

負ける気がしないといつも声に出す 負けるビジョンを打ち消すように

 

 

 

 

セイウンスカイへの歌

 

それなりでいいよそんなに頑張らなくても レースに勝てればそれで

負けちゃった 顔は笑っているけれどやれやれしばらく筋肉痛か

本心は上手く隠しているはずなのになぜかバレちゃうレース前

青雲を目指す彼女の行く先は野原か花野か空が知る

 

 

 

 

 

キングヘイローへの歌

 

煙水晶みたいな君とガーネットみたいな僕で一流になろう

宝塚?秋天?ダービー?菊花賞? それでも主役は私のものよ

出る杭も出過ぎた杭も打たれてく だけどね杭は折れはしないの

もがいても歪みも妬みもしない貴女はさながら泥に咲く蓮

 

 

 

 

 

 

 

ここからはそれぞれの歌についての解説です。気になった方だけお読みください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

世代への歌

この世代全体に対しての歌です。皆さんもご存じの通り、最強世代や黄金世代と呼ばれる1998年組はスターが多く、また日本競馬が世界に対して力を示し始めた年です。けれども、ウマ娘の世界でこの年代を見た時には、、特に「挫折」が強調されたストーリーになっていると私は感じます。スペシャルウィークの皐月賞。セイウンスカイのダービー。エルコンドルパサーの凱旋門。グラスワンダーの毎日王冠。そして、キングヘイロー。それぞれのウマ娘が挫折を経験しながらも、諦めずに努力し続けるということを表現したかった歌でした。

 

スペシャルウィークへの歌

1首目 言わずもがな、スペちゃんの目標は「日本一のウマ娘」。それはレースだけでは判断できませんし、レース以外だけでも判断できません。だから、日ごろの努力や結果、態度ひっくるめて目標のためになっているということですね。

 

2首目 アニメでスペちゃんはことあるごとにお母ちゃんに対して手紙を書いています。もちろん育てのお母ちゃんに向けているのは当たり前として、産んでくれたお母ちゃんに向けても書いてるんだと私は思います。2人のお母ちゃんのことをスペちゃんは誇りに思っていますしね。

 

3首目 「異次元」とは異次元の逃亡者、サイレンススズカのことですね。スペちゃんはスズカの走りに魅せられて夢中ですよね。でも、そんなスペちゃんも最後は夢を与える側になってる、そういう歌です。

 

4首目 スペちゃんの笑顔がかわいいという歌。それ以上でも以下でもない。

 

5首目 説明不要でしょう。

 

グラスワンダーへの歌

1首目 アプリの育成ストーリーより。読んだ方ならなんのことかは分かるのではないかと思います(分からなかったら私のせい)。

 

2首目 グラスって、ニコニコ顔の下に色んな感情を隠してますが、特に強調されるのは負けん気ですよね。それがまるで燃え盛る炎のようだなと感じたのでこう表現しました。

 

3首目 有名な諺から。大和撫子は言わずもがな。水仙はとても奇麗な花なのですが、実は毒があるのでグラスのキャラクターに合っているかと。最後も植物で、「おかととき」と読むのですが、これは桔梗の別名です。桔梗の花言葉は「気品」「誠実」「清楚」などグラスにピッタリ。また、なぜレース中の姿になぞらえたかというと、「執着」という花言葉もあるからです。レース中、基本グラスはスペちゃんだけを見てましたからね。レース中だけじゃないかも?

 

エルコンドルパサーへの歌

1首目 マスクを外すとほぼ別人。でも、どっちもエルコンドルパサーですからね。

 

2首目 残り100m。半馬身差。現地フランスメディアも「今年の凱旋門賞にはチャンピオンが2頭いた」と手放しで称賛する強さでしたが、負けは負け。きっとレース後に見たロンシャン競馬場の景色は涙でぼやけていたと思います。

 

3首目 皆さんはどのレースを想起したんでしょうか。私はスペちゃんが勝ったジャパンカップについて詠みました。結果としてスペちゃんは1着、凱旋門賞でエルコンドルパサーを破ったモンジュー(ブロワイエ)は4着。もちろんエルは喜んでお祝いに行ったでしょうが、心のどこかではこういう思いもあったのではないかと私は思います。ブロワイエは自分が倒したい、それまでは負けてほしくない……。いつかウマ娘の世界では再戦できているといいですね。

 

4首目 これもエルの心境を詠んだ句。マスクをしてる間は虚勢をはっていますが、ほとんどの人が虚勢をはる理由は見栄を張りたいか、自分に発破を掛けているかのどちらかです。エルは後者ですし、育成ストーリーではそれすら出来なくなった時もありました。この気持ちはものすごく分かるんですよね。

 

セイウンスカイへの歌

1首目 セイウンスカイは努力する子です。口では句の最初のようなことを言いますが、本心は最後。レースに勝つためなら努力を惜しまないということを表現したかったんですが、ちょっと力不足でした。

 

2首目 これも1首目と同じ。表情は笑っていても内心は悔しさでいっぱい。だから明日から猛練習を繰り返すという決意をもうしてるんですね。

 

3首目 セイウンスカイって本心を隠してますけど、レースの時だけめっちゃバレてますよね。気合がすごいんだろうな。

 

4首目 青雲って高い地位という意味もあるんですよね。だから、この句の意味としては、「G1勝利を目指してるウンスの今日の行き先は、原っぱか、ニシノフラワーのところか、ウンスだけが知ってるよ」ってことです。勝手気ままですからね、ウンス。

 

キングヘイローへの歌

1首目 煙水晶、英語でスモーキークォーツ。石言葉は「責任感」「くじけない心」。ガーネット、和名でざくろ石。石言葉は「情熱」「繁栄」「実り」。この二つのパワーストーンの相性はとても高いです。

 

2首目 全部この世代相手に負けたレースです。

宝塚記念:8着 1着スペシャルウィーク

天皇賞(秋):7着 1着スペシャルウィーク

東京優駿:14着 1着スペシャルウィーク、エルコンドルパサー(アニメIF)

菊花賞:5着 1着セイウンスカイ

でもキングは世代の主役を諦めてません。1流ですからね。

 

3首目 よく出過ぎた杭は打たれないといいますが、打たれてます。ただ出た高さが違うから沈んだ高さが目立たないだけです。でも、何より大事なのは折れないこと。どれだけ叩かれて凹んでも、折れなければまだチャンスはありますから。

 

4首目 あれだけ苦しんでもがいて様々な避難や憐憫にさらされても、キングは歪まないんですよね。他人のせいにしない。まさに泥中の蓮、けがれた環境の中でも美しさを保っています。

 

 

ここまで読んでくださった方、ありがとうございます。初めて短歌を詠んだので、質はアレだと思いますが、何か感想、疑問等あるかたはコメントくれると喜びますし、誠心誠意返答させていただきます。

また不定期に投稿します、よろしくお願いいたします

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