STARDUST∮FLAMEHAZE 【完全版】   作:沙波羅 或珂

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『SILVER CHARIOTⅢ ~King Crimson~ 』

 

 

【1】

 

 

 

「!!」

 

「アラストール!?」

 

 想定外の提言に、 同時のその瞳を見開く青年と少女。

 

(ペンダントのオメーが、 一体ェどうやって戦う気だ?)

 

「アラストール……まさか、“アノ方法” を遣うつもりなの?」

 

 心中と口頭にて少女と青年がアラストールに問うたのはまた同時。

 

「うむ。 すまぬがおまえの 『器』 借り受ける。

我が、 出よう」

 

「……」

 

「でもそれじゃ、痛みも傷もアラストールが……!」

 

 意味不明の言葉が飛び交う為怪訝な表情を浮かべる青年とは裏腹に、

少女は心痛な瞳で胸元の契約者を見つめる。

 

「よい。 戦場(いくさば)(おもむ)く以上、 血を流すのは必然のコト。

逆に怯懦(きょうだ)に屈し、 己だけ(たし)かな場に在るコトは相手に対し無礼に当たる」

 

「アラストール……」

 

 荘厳だがその裡に緩やかな温かさを遺した王の言葉に、

少女はその名を呼ぶ以外術をなくす。

 

「よいな? 空条 承太郎」

 

 同様の響きを以て、 無頼の青年に問いかけられる声。

 

「……」

 

 青年は訝しげにペンダントを見つめていたが、

代わってやりたいのは少女だけではなかったのだが、

アラストールの心中の想いを察し、 仕方なく折れる。

 

「アンタの戦い、 オレも興味が在るな。 お手並み拝見といかせてもらおうか」

 

 そう己の心を偽り、 白金の青年は炎の魔神に背を向ける。

 

「フッ……」

 

 青年の意図を察したアラストールも、

その口唇から淡い微笑を漏らす。

 

「気をつけて、 アラストール。 手強いわ、 あの男」

 

「うむ、 ソレは解っている。

紛れもない、 『一流』 の遣い手で在るコトはな」

 

 己を気遣う少女に、 アラストールは悠然とした声で応じる。

 しかし、 その裡では。

 

(うむ。 血が騒ぐ、 というヤツか……久しく忘れていた感覚よ)

 

 かつて “彼女” と、 幾多の戦場を駆け巡ったアノ時、 ソノ時、

確かに感じた熱が、 今再びアラストールの心中に甦りつつ在った。

 

(アノ者、 (まご)うコト無き 『一流』

その “技倆(ぎりょう)” は許より心根に於いてもな。

アレほどの遣い手。 ごく稀にしか邂逅出来ぬ)

 

 心中でそう呟き、 紅世の王は眼前で傲然と構える一人のスタンド使いを見る。

 

「では、 御武運を……」

 

「うむ」

 

 最後に少女がそう言って、 その真紅の瞳を閉じた刹那。

 彼女の纏っていた紅世の黒衣 “夜笠” が、

突如海面を走る波紋のようにザワめいた。

 

「!!」

 

「!」

 

「ッ!」

 

「!?」

 

 眼前の騎士を始め、 その様子を遠間にみる3人の男達も、

少女の変異に視線が釘付けとなる。

 そし、 て。

 黒衣は通常の(しめ)やかな風合から一転、

さながら激龍の竜鱗(うろこ)を想わせる硬質な質感へと即座に変貌し、

ソレと同時に彼女の火の粉撒く炎髪が逆巻くように立ち昇り、

その全身から紅蓮の炎が輝度を増した多量の不可思議な紋章と紋字と共に迸る。

 

「!!」

 

 その刹那の合間に一瞬、 少女の背後に垣間見えた姿。

 ソレを彼は、 空条 承太郎は視ていた。

 巨大な漆黒の塊を中心に秘め、 灼熱の衣たる炎を纏その身に纏い、

紅蓮の両翼を天空に向けて拡げた紅世の王。

“天壌の劫火” アラストール、 ソノ真の姿を。

 まるで、 この世界史上最大最強のスタンドを、

眼前で見せつけられたかのように。

 そし、 て。 

 静謐な光を称える胸元の球が深紅に染まり、

通常よりも遙かに紅度を増した炎の片鱗を周囲に振り飛ばしながら、

少女は、 ゆっくりとその双眸を開く。

 その輝度を遙かに増して、 この世に顕現した “本物の灼眼” を。

 そして虹彩の裡で揺らめく真紅の煌めきが、

静かに眼前で屹立する一人の 『スタンド使い』 へと向けられる。

 

「――ッ!」

 

 その、 有無を言わさぬ強烈な威圧感。

 百戦錬磨を誇る白銀の騎士でさえ、

想わずその構えを強固にしてしまう程に。

 開戦の合図も無しに臨戦態勢を執った、 否、 ()()()()()スタンド、

銀 の 戦 車(シルバー・チャリオッツ)

 遠方より蒼き波濤が一際大きく鳴り響いた瞬間。 

 

「待たせたな。 白銀の騎士」

 

 アラストールが喋った。

 

「いざ、 参られよ――」

 

“シャナの声” で。

 

 

 

 

【2】

 

 

 

 

 ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ……!!

 ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴッッ!!

 ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ!!!!

 

 

 

 

 海から吹き抜ける蒼き風が、 伝説上の妖魔や魔獣を象った巨象群の周囲で舞い踊る、

狂った道化師の造りし庭。

 その中心部にて、 少女の躰を依り代として現世に降臨した

一人の強大なる紅世の王。

 その真名を “天壌の劫火” アラストール。

 視線を合わせるだけで、 心は疎か魂までも焼き尽くすような灼紅の神眼。

 その瞳で眼前の白銀の騎士をしんと見据えながら、

少女の姿をした王は口を開く。

 己がたったいま行使した、 紅世禁断の秘奥の名を。

 

霞現(かげん)ノ法” 神器を介し、 契約者を 「休眠」 の状態へと陥らせ、

代わりに()()()()()()()()()()()()()()(いにしえ) の禁儀。

今や遣える者も少なくなったがな」

 

「い、 一体どういう事じゃ?」

 

 遠間で二人の対峙を見据えるジョセフが、

盟友の未だ視ぬ姿に困惑した言葉を漏らす。

 しかしその脇で傲然と佇む実孫は、

先刻の王の言葉を正確に理解していた。

 

「さっきの言葉を鵜呑みにするなら、

おそらくアラストールがシャナの精神を支配し、

その躰を 『スタンド』 みてーに操ってるんだ。

ヤツら、“グゼノトモガラ” とかいうのは、

妙な能力(チカラ)で人形や石像を自在に動かすのはお手の物。

なら “人間” を、 テメーの思い通りに操ったとしても、 別に不思議はねぇ」

 

 そう言って無頼の貴公子は、 いつもより遙かに強い印象で心に灼き付く少女を見る。

 

「フ、フフフフフフフ……コレが、 ()()()異次元世界の能力者、

“フレイムヘイズ” その真の姿か!

ヘカテー嬢から聞き及んではいたが、 まさかコレ程とはなッ!」

 

 少女の風貌を取った王の前で凛然と屹立していた白銀のスタンド使い、

J・P・ポルナレフは驚嘆の中にもそれを上回る歓喜を織り交ぜて、

眼下のアラストールにそう告げる。

 

「相手にとって不足なしッ! いざ存分に剣を交わらせようぞ!!

アラストール殿ッッ!!」

 

 そう言って猛るスタンドの切っ先を、 より鋭く少女へ向ける。

 しかしソレに対してアラストールは、

手にした大刀の柄頭を一度その細い指先で軽やかに反転させ

煌めく刃を己に向けると、 そのまま竜鱗と化した黒衣の内側に納めてしまう。

 

「……ッ!」

 

 疑念から瞳を歪ませる青年に対し、

アラストールは少女の声で端然と告げる。

 

「期待に添えなくてすまぬが。 我は(いくさ)(つるぎ) は用いぬのでな。

代わりに――」

 

 そう言った刹那、 眼前で構えた少女の手の中で

紅蓮の焔が不可思議な紋章と共に燃え上がる。

 

「この “焔儀” にて御相手する。 存分にな」

 

 しかしアラストールのその申し出に対し、

白銀の騎士はやや白けたような表情を精悍な風貌に浮かべる。

 

「これは異なコトを……オレの剣に炎が通用しないのは既に承知の筈。

端から勝負を投げ、 我がスタンドを愚弄するか?」

 

「なれば試してみるがよかろう、 貴殿の剣技で本当に我の炎を封殺出来るか、 を」

 

「ならば予言しよう……貴公は、

“貴公自身の放った炎で滅び去る” というコトを……」

 

 そう言って互いに距離を取り、 その全身から空間の軋むような

威圧感(プレッシャー)を立ち昇らせる。 

 

 

 

 

 

 ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ!!

 ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴッッ!!

 ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴッッッッ!!!!

 

 

 

 

 

 両者とも、 超の付く一流の遣い手同士。

 真正面から向き合えば、 付け入る隙は無きに等しい。

 そうして視る者の神経を否が上にも張り詰めさせ、

下腹部に緩慢な痺れを催す緊迫感が周囲に滲みだした刹那。

 

紅 蓮 珀 式 封 滅 焔 儀(ぐれんひゃくしきふうめつえんぎ)……」 

 

 アラストールがシャナの声で、

これから刳り出す己が存在を司る、

究極焔術自在法大系内の一領域の深名を、 静謐に呟く。

 その声の終わりと同時に、少女の足下から迸る深紅の灼光。

 そしてアラストールは己の眼前で握った拳から、

厳かな仕草で人差し指をピンと立てる。

 

(えん)

 

 少女の声でそう呟くと同時に、

銀のリングで彩られた白き指先に灯る、 紅い炎。

 

【挿絵表示】

 

 

(がい)

 

 続いて同じように立てられた中指に。

 

(ごう)

 

 薬指。

 

(れん)

 

 小指に。

 

(だん)

 

 そして最後に立てられた親指に。

 真紅の炎はそれぞれの指先で気流に揺らめくコトもなく、 寂然とその光を称える。

 

「ムゥ……!」

 

 ソレを認めたアラストールは鋭い呼気と共に

もう一度堅く握った拳を己の内側に大きく引き込み、

そして荘厳なる言葉を凛然とした少女の声に乗せて告げる。

 

「その身に受けよ……報いの劫火を……!」

 

 声と同時に、 アラストールの灼眼が大きく見開かれ、

堅めた拳が竜の(あぎと) を想わせる勢いで開きその指先から、

5つの巨大な炎弾が凄まじい存在感を伴って飛び出してくる。

 そのたった一つだけでも、 眼前に屹立する重装甲で覆われた白銀の騎士を

跡形もなく灼き尽くすのは可能と想わせる、 超絶の焔儀。

 神炎爆裂(しんえんばくれつ)灼絶(しゃくぜつ)煉撃(れんげき)

 天壌の流式(ムーヴ)

炎 劾 劫 煉 弾(えんがいごうれんだん)

流式者名-アラストール

破壊力-AA スピード-AA 射程距離-AA

持続力-AA 精密動作性-AA 成長性-完成

 

【挿絵表示】

 

 

 

 

 ソノ己を灼き尽くさんと向かってくる5つもの巨大炎弾を

銀髪の男性は鮮鋭に見据えると、

 

「無駄だ!! 如何に威力が在ろうと “炎は” オレに通用しない!!

我が剣の斬撃は真空を生み出しッッ!!」

 

精悍な声でそう言い放った刹那、 その5つの巨大な炎の塊は

嘘のようにスタンドの繰り出す旋風斬撃にスベテ斬り裂かれ、

後に遺った無数の炎の断片は捲き起こった真空に拠り自由を奪われ、

空間に固定されたように縛り付けられる。

 

「“弾き返す” と言っただろう……」

 

 周囲で紅蓮の迸りと共に己を照らす炎の断片に精悍な風貌照らされながら、

白銀の 『スタンド使い』 は勝利を確信したように微笑を浮かべる。

 

「“真空の中で炎は存在出来ない”

故にソレを極めれば、 炎を支配するなど至極簡単なコト。

貴公の技は確かに素晴らしいが、 『風』 制するオレのスタンド能力は

どうやら()()だったようだな?」

 

 そう言ってその強靭な意志の宿った青い瞳は、

目の前の少女の姿を執った王を見据える。

 

「不憫だとは想うがコレも勝負ッ! 引導を渡させて戴こう!!」

 

 鮮烈なる声と共に、 スタンドが眼にも止まらぬ剣捌きで旋風を巻き起こし

ソレが空間に拘束されていた総数30以上の巨大な炎の断片をスベテ、

超高速で前方へと弾き飛ばし微塵の回避空間も遺さずにアラストールへと襲い掛かる。

 

 

 

 

 ヴォッッッッッッッグオオオオオオオオオオオオォォォォォ

ォォォォォ――――――――――――!!!!!!!!!!!!!

 

 

 

 

 凄まじい爆熱音と共にアラストールの放った超絶の焔儀が、

形容(カタチ)を換えしかし威力はそのままに、 否、

ソレ以上の猛威を以て弾き返され、 華奢な躰に全弾直撃する。

 

「――ッッ!!」

 

 声は発しなかったがその全身を周囲の空間数十メートルと共に炎で覆われ、

その内で瞳も口唇も判別出来ずただ黒い影が微かに蠢くのみとなった少女の姿。

 

「……ア、 アラストール……己の放った炎が余りにも強すぎるので、

自分自身が灼かれてしまっている……!」

 

 輪郭を震わせながら、 紅蓮狂い乱れる眼前の驚愕に

ジョセフが信じがたいといった表情で声を漏らす。

 

「……」

 

 その脇にいた無頼の貴公子もまた同様に、

しかし視線はあくまで、 炎の中で揺らめく少女の影に釘付けになったまま。

 

「……ッ!」

 

 やがて青年の淡いライトグリーンに映るその “影” は、

まるで生きた屍のように両手を大きく開いて前に突き出し、

ゆっくりと、 本当にゆっくりと眼前のスタンド使いへと前進を始める。

 己の放った劫火の嵐の中を、 まるで死出の路を彷徨うかのように。

 その姿を認めた白銀のスタンド使いは、

 

「フッ……全身を炎で灼かれながら、

それでも尚戦おうとするソノ気概は称賛に値するが、

貴公ほどの遣い手。

コレ以上長引かせて苦しみを与えるのもまた不憫。

このオレが介錯仕ろう!!」

 

そう言って青年は、 炎の燃焼圏内からようやく抜け出そうとしていた少女の影に、

微塵の躊躇もなく白銀の斬閃を繰り出す。

 瞬く間に上下左右ありとあらゆる方向から斬り裂かれ、

空間に5つに分かれて崩れ落ちる少女の影。

 

「――!?」

 

 だが、 次の刹那。

 確実に止めを刺した筈のその青年の方が、

手の先から伝わる違和感に両目を見開く。

 

「な、 何だ!? 今の奇妙な手応えは!!

まるで紙人形でも斬ったかのように、 手応えがない!!」

 

 その青年の驚愕と同時に彼の背後死角の位置から、

静かに到来する少女の声。

 

「炎の揺らめきに、 その眼が眩んだか……?」

 

「!?」

 

 己の背後に、 先刻確かに自分の放った炎で灼かれた筈の少女が、

纏った硬質な黒衣にも焼け焦げ一つない清冽なる姿で

その長く美しい焔髪を紅蓮の火の粉と共に熱風へ舞い踊らせていた。

 

「……!」

 

 無防備な、 背後の死角の位置を取られる。

 コレは、 実力の拮抗した強者(もの)同士の戦いなら、

その決着を意味するのに十分な光景。

 云わば、 己の首筋に剥き出しの短刀を宛われているに等しき状況。

 互いにそのコトが解っているのか、 青年は何も言わず、 否、 言えず、

少女の姿をした紅世の王は、 静かに言葉を続ける。

 

「貴様が先刻斬ったのは、 我が己の存在の裡で生み出せし “陽炎(かげろう)

いわば空身(ウツセミ)の如きモノ。

貴様が我の焔儀を制した時点で、 もう既に生み出し始めていた。

そして貴様が我の炎を弾き返した刹那、

その第一波が我に触れ得た瞬間にソレと入れ替わった。

後は燐子(りんね)と同じように “陽炎” を自在法で操り、

虚を実と貴様に想い込ませるのみ」

 

「……ッ!」

 

 己の背後で、 静かに響き渡る少女の声。

 

「己が異能に脚を(すく)われたのは、 貴様の方だったようだな?

さて、 今 生(こんじょう)への別れはすんだか?」

 

「……ッ!」

 

 騎士らしく潔く散るという選択肢も在る。

 しかし、 ただでヤられるのは誇りが赦さない。

 

 

 

 

 ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ!!

 ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ!!!!

 ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ!!!!!!

 

 

 

 

銀 の 戦 車(シルバー・チャリオッツ)ッッッッッ!!!!!』 」

 

 乾坤一擲の想いで、 己がスタンド名をアラストールに刻み付けるにように叫び、

白銀の一閃を背後の少女に振り下ろすJ・P・ポルナレフ。

 しかし、 ソレよりも一瞬速く。

 

「その意気や良し……」

 

 眼前のスタンド使いに告げたアラストールの指先スベテに、

先刻と同様の寂然なる炎が宿っていた。

 

「改めてその身に受けよ……炎劾劫煉弾ッッ!!」

 

 その巨大な5つの炎弾は、眩い真紅の閃光を放って再び、 一斉に散華した。

 

「グオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオォォォォォォォォォォォォ

――――――――――――――――――――!!!!!!!!!!!!!!!!!」

 

 鋼の融解する音。

 鉄の蒸発する音。

 ソレ以上に、 鼓膜を劈くような大爆裂音。

 その何れもを絡まり合わせながら、 背後に超高速で吹き飛ばされる騎士のスタンド、

銀 の 戦 車(シルバー・チャリオッツ)

 

「……」

 

 その姿を静かに見据えていた真紅の王は、

 

「紅世の王足るこの我に “予言” で戦いを挑もうとは、

幾星霜の時の流れを経ても、 ()だ遠かったようだな……」

 

森厳なる少女の声で、 そう漏らすのみだった。

 

【挿絵表示】

 

 

←To Be Continued……

 

 

 

 

 

『後書き』

 

 はいどうもこんにちは。

『挿絵』のアラストールは“イメージ”です、

シャナの代わりに彼が『スタンド』みたいに

戦っていると解釈してください。

(ってか『スタンドの設定』も当初はそうする予定だったらしいですね。

解りずらいのであくまで「ヴィジョン」がお互いに見えてる、

と云う風にしたようですが)

 あと何気に気に入っている「サブタイ」ですね。

元の『スタンド』が好きというのもありますが。

『ジョジョの設定』にシャナのキャラクターが綺麗に嵌め込まれると、

まぁ()が嫌いな作品にも『愛着』が生まれるようです。

 ソレでは(≧▽≦)ノシ

 

 

 

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