ヴァンパイアに転生したんですけどスローライフしたいです。 作:麗紫 水晶
いやぁ、ベッドの中でヴァンパイアとしての衝動を抑えるのに必至だった転生したヴァンパイア“雅 煌太(みやび こうた)”ことリュードです。
改めて皆と団結出来たようで安心している所ですが、次の日から早速役割り分担で工事を開始しました。
ルージェとミレーナ、メリザの3人で道路工事を。
って、任せて欲しいと言う位ですからちゃんとした道路になるんだろうと望んでますが……大丈夫かな?
私の方はと言うとアリシア、サリーナの3人で近々に必要な建物を建造する事に。
勿論、アリシアとサリーナには内装をお願いしてます。シンプル・イズ・ベストが望ましいので、派手にする事はないと話してありますが……。
バルジオには資産の運用と、雇った人材に給金等を支払い、道具や必需品を仕入れてもらう為に管理を任せました。とは言っても、まだ雇うのはこれからなんですけどね……。
そして、冒険者ギルドも作ってマスターさんや受付嬢にもこちらでお願いし、護衛や魔物討伐と言った今までと変わりはないですが冒険者さんに仕事を斡旋し、街に馴染んでもらう予定に。
少しずつですけど、街にするために頑張りたいと思います!街が安定して経営を任せて、スローライフがしたい……ダメですか?
それで、私はルージェ達が伐採していく丸太を斬って加工し、建物を組み上げていきます。ホントに大工見習いみたい……少しずつですけど、良くはなってるんですよ造りは。先ずは部屋の確保でしょうね、一間8畳~12畳位でしょうか、2人部屋や3人部屋等の大きさの部屋も確保しながら総三階建てで45部屋の大きな宿屋が出来あがりました。
多人数を雇っても大丈夫そうです。後は早速アリシア達に内装の方をお願いします。
サリーナが、自身の武具屋の職人達を呼び寄せて手伝わせてました。後でエールとツマミを差し入れますか……。
次に食事処を建てていきます。間取りを広くしてカウンターや厨房を別に作ります。椅子やテーブルも作り、これも内装はアリシアとサリーナ達に並べてもらって室内の掃除を。
あと、怪我や病気の対応にポーション屋の建物も建てます。
残るは公衆浴場を、これもまた結構な広さの物にし、勿論男女別で脱衣場も別にして分ける様に建てていきます。最初のうちは無料で提供して後々安い料金設定にしましょう、とバルジオと決めました。
そしてなんと言っても、外壁です!魔獣や外敵から人々を守る為にも必須です。伐採した丸太を使い、メリザさんが魔法で街の外周を土魔法と合わせて立派な壁が出来上がります。その外回りの地面を掘り、滝の水を流す事に。堀が出来上がり、凄い事に……。
なんと動物達が堀の水を飲みに来ている…winwinてやつデスネ。
後は、それぞれの場所で働いてくれる人材を募って雇い、迎い入れるだけです。
これだけ建てるのに、やはり5日は掛かりました………え!?普通はもっと掛かるって?…はい、ごもっともです……。
ルージェ達の道路工事は、スケルトン達の頭数が半端ないので順調に進んでいる様です。
力仕事なので、それぞれの箇所で数体ずつ協力して物を運んだりしてます。凄い統率力……。
進んでいると言ってもまだまだなので、今暫く掛かる事でしょう。何事もなく終わって欲しい。
そして何とか建物は出来上がり、ようやく街へと向かう事になりました。
先ずは街の長に面会と説得、次に街の人々を集めての説明会、それに人材の確保……それはもう悩みだらけですよ。だって、どれだけの人々が理解してくれるか分からないんですから……。
「さてと、道路工事は継続してもらって私達はラザルドの街に向かうとしようか。アリシア、サリーナ、それとバルジオも一緒に来て欲しい。街の長に面識がある2人なら、割りと素直に話を切り出せると思うし。」
「そうですな、私も顔見知りでもあるので取り次ぎはお任せ下さい。」
「頼りにしてるよ。」
「大丈夫ですわ、旦那様なら人々を説得出来ます。」
「はは……3人が傍に居てくれるから勇気が出るよ。」
「リュ、リュード様……照」
「旦那様……照」
「ほっほっ…罪なお人ですなww」
ホント、女性2人は見ていて飽きない可愛さ。誰にも渡しませんからね~~!
「じゃあ行こうか!」
「「「はいっ!」」」
こうして4人で、ラザルドの街に突入!?となったのです……。
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「…あの領主め……真っ先に財産を持って逃げやがって………くそっ!」
机を拳で叩きつけたのは、私達が会おうとしているラザルドの街の長でラジール。
人の良さそうな顔の御仁が乱暴に見えるのは、人々を残し街から真っ先に1番に逃げ出した情けない領主に対して怒りを隠せず、やるせない状況の為です。
「今は、いち早く民を助け、復旧を急がせねばなりません。」
彼は、ラジールの側近でドナウド。ラジールの良き理解者で、信頼を置いている人物です。2人は、あるだけの予算を投じて人々を救う為に動いていました、ギルドとも協力して……元からこの人が領主をしたら……と言っても、簡単ではないでしょうけどね。
「進捗はどうなっている?」
「はい、資材を仕入れようとしても量が著しく乏しく、外の商人から仕入れようと思っても王国の騎士達が全ての門を閉鎖していて、自由に出入りが出来ません。交渉はしているものの全く話が通じず……。」
「何故だ!何故国が外との繋がりを絶つのだ、我々が何をしたと言うのか……。」
「こちらで、独自に探りを入れていますが……まだ返事は届いておりませぬ。」
「なんと言うことだ……我々にここで滅びろとでも言う気か……。」
机に両肘を付いて、両手で顔を覆うラジール。
「長……。」
ドナウドは彼の肩に手を掛け、目を紡錘っていました……策が無いと切なさに駆られながら……。
と、その時です!誰かが扉を叩きます!
「何事か!」
「はっ!至急に面会をしたいと申し出ているもの達が……。」
「面会?」
「何者か?」
「はっ、宝石商のバルジオと武具屋のサリーナと側近だそうです。」
2人はその名を聞いて顔を見合せました。珍しい客人なのでしょう、バルジオの言う通り顔見知りの様です。
「分かった、通してくれ。」
「はっ、こちらに……。」
邸内の者が、扉を開けて中へと促します。4人は中へと進みました。私にとっては初めての人物です、こっちの提案を呑んでくれるのか……。
「バルジオ、サリーナ、久し振りだな。」
「ラジール殿も。少しお疲れのご様子…お察し致します。」
「無事な顔が見られて安心しましたよ、お二人とも。」
「ドナウド様も、無事で何よりですわ。」
「して、そちらの二方は?」
「はい、彼女はアリシアと言いまして我々の仲間で御座います。そしてこちらに居られるのは、我らの主であらせられる“リュード”様に御座います。」
「はっ!?主……とな?」
ラジールとドナウドが驚いた様子で、私を見つめます。ちょっ恥ずかしいんですけど!
「お初にお目にかかります。リュードと申します。若輩ながら、この者達の主をさせてもらっております。以後、お見知りおきを。」
私は流暢な(合ってるのかなこれ?)丁寧語で挨拶をしました。どんなときでも最初が肝心と言われるだけに……。
「いや、丁寧な挨拶痛み入る。私はこの街の長をしているラジールと言う。そして彼の者は私の側近でドナウドと言う。」
「ドナウドです。初めまして。」
2人とも穏やかそうな顔をしていますが、目が笑ってない……まあ、警戒するのは当たり前かと……。
「先ずは腰掛けてくれ。話しを聞こう。」
「ありがとうございます、では。」
私達はソファに腰掛けました。向かい側に長が座り、後ろにドナウドさんが立ったまま傍に。
メイドさんが紅茶を出してくれました。ひと口喉を潤すと、長が切り出しました。
「それで、どの様な用件かな?」
「はい、実はこの街の全体の事で提案があって参りました。」
私は、出来うる限りの丁寧語で話を切り出しました。
「先ずはこれを見て下され。」
バルジオがテーブルの上に地図を広げます。それは、大陸全体の地図ではなく、一部の場所を大きくある程度細かく記した地図でした。要はこの街から、新しい街までの範囲……。
「これは何だ?」
「この街と……こちらはエンルージュの樹海ですか?」
「その通りです。」
「ラジール殿、エンルージュの樹海にこの街の人々全員引っ越しませんか?」
ラジールとドナウドの2人は目を広げて顔を見合せました。
「なっなんだとぉっ!」
暫し沈黙のあと、ラジールが紅茶をひと口飲んでから口を開きました。
「エンルージュの樹海は魔物や魔獣の巣窟だ、街の民を危険な場所に連れて行くわけにはいかない。」
「そうです、他の安全な土地なら兎も角危険な樹海とは……。」
まあ、当然そうですよねぇ。
「我々はこの樹海の一部に街を創るべく行動を開始しています。外壁を作り、建物を建て、街道を整備し安心して往き来が出来るように開拓を進めています。
街の復旧の為に、移住は勿論人々を雇って働いてもらいたい。給金を得て、安心して暮らしてもらえる街を創りたい。但し、この場所では撤去から新築まで莫大な費用が掛かります。まして、外敵からの対策が万全には作れない。今回の様に1人のヴァンパイアに壊滅させられる程に……。」
「しかしだからと言って、貴殿の言う通り民を新しい土地に移住させたとして身の安全の保障はどうなんだ?」
「はい、私を含め私の部下達が全力で街を、人々を護ります。この街の惨劇を繰り返さない様に……。」
私は両手の拳を握り締めます。それを見たラジールさんは不思議そうに尋ねて来ました。
「バルジオ殿、彼はどうしてそこまで……?」
「彼も直接、この惨劇を体験した者だからです。」
「惨劇を…体験した…?」
「そうです、あの襲撃して来たヴァンパイアを倒したのは実は彼なのです。」
又も2人は驚きの声を上げてました。
「なんとっ!この街を救ってくれた英雄殿か?」
「い、いやいやいや英雄なんてっ!おこがましいですって!」
待って待って!とんでもないですって!大半の人達を救えなかった人間……いや、ヴァンパイアですけど。誉められた事じゃないですって!
「何を言う、貴殿があのヴァンパイアを倒してくれねばこの街は滅んでいた……確かに犠牲は大きかったがこの街を救ってくれた事にはかわりない。民の代わりに代表して感謝を。」
2人は深々と頭を下げて来ました。
「とんでもない!あの後、サリーナの家まで送ってもらった時に見た光景は……今でも目に焼き付いて離れません。二度と同じ目に遇って欲しくないと思ったんです。だからこそ、守ると誓いました。その為には新しい街を……と思い立った訳ですが……どうでしょうか?協力してもらえないでしょうか?」
私も頭を下げていました。
「いや!?頭を上げて下さい!それで、我々はどうすれば?」
良かった、乗り気になってくれたみたいです。バルジオとサリーナも頷いてくれました。先ずは長の説得は成功です。
「では、これからの事をお話しします。」
地図を示しながら今後について説明します。最悪の時は、人々の説得に長も助言してくれる事になりました。助かります、人々の協力がなければ話しは進みませんから……。
それで早速、広場に人々を集める事にしました。手分けして1件ずつ回り、集まってもらう様に指示していきます。大声で呼び掛けると、門に居る騎士達に気づかれると思ったので。
それでも、騎士達に気づかれないように人々は集まって来てくれました。
「みんな集まってくれて済まない、実は皆に提案があって集まってもらった。これからの皆の生活に関することだ……。」
人々がざわつきます。そりゃあね、自分たちの復旧作業に追われて周りに目を向けている余裕があるわけが無い……その気持ちはよく分かります。
「このお方がある提案を持ってきてくれた。聞いた上で判断してほしい。」
長が私の方を向いて頷いてきます。私も一歩前に出て人々を見回しました。勿論誰だ?という顔ばかりですが……。
「みなさん、初めまして。私はリュードと申します。この街に来てからは日が浅いですが、色々とお世話になり助けられて今ここに居ます。今回のこの惨状を私も直に目の当たりにし、つらい気持ちで一杯です!ですから、居なくなってしまった領主に成り代わり財産を投げ打って皆さんを助けるためにここに集まってもらいました。聞いていただけますか?」
「いったい何をしてくれるというんだ?」
「そうだ、私財をと言っても何もしてもらっていないが?」
「そうだそうだ!」
「私たちにどんなメリットがあるというの?」
そうですよねえ、疑いたくなるのも分かります。
「まずは話を聞いてくれ。」
長が、皆さんを静めます。そのまま私は新しく街を作っていること、移住してほしいこと、労働力を雇って給金を払い生活が出来るようにすること。身の安全を保証すること、決して前領主のように見捨てて逃げないこと等々……。詳しくまではないものの、人々に訴えかけました。皆さんの暮らしを幸せにしてほしいと思って……。
「樹海の中に街って……大丈夫なのか?」
「この街には思い入れがある……移住と言われてもな……。」
「今更別の場所でって……大丈夫なのかしら?」
不安になる気持ちも分かります。
「私はこの方の提案に乗ろうと思っている。」
長が補足してくれました。ですが、不安の顔は無くなりません。
「皆聞いてくれ。今回の街を襲ったヴァンパイアを倒してくれたのは、実は彼なのだ……。」
それを聞いて人々の表情が変わります。
「え、彼があのヴァンパイアを?」
「そうだ、だからこそこの街の惨状をよく分かっている。とても悔やんで悩まれていたそうだ、大半を助けることが出来なかったと……。」
その言葉に人々が静まりました、思い返しているのでしょう。涙を滲ませている人たちも居ます。
「しかし、彼があのヴァンパイアを倒してくれて居なければこの街自体が滅んでいた。だからこそ、彼を信じ彼の話に乗ろうと思う。」
「この街で再興するというのは駄目なのか?」
一人が疑問を投げてきました。最もです、ですが再興できたとしても安全性や強度等が足りない事や予算がかかりすぎることも話しました。例え出来るとしてもいく年もかかり、その間に襲われれば守り切れないと……。
「それに、恩を売るような事を言って済まないがこの前皆に配ったサーペントの肉のことを覚えているか?」
長がダメ出しをするかのように話を切り出しました。
「ああ、あれは有り難かった……食べ物も乏しくなっている状態であの差し入れには感謝している。しかし、あの差し入れはそこに居られるバルジオ殿とサリーナ殿のはずだ?」
「そうだ、直接はこの二人が配ってくれた……それを指示してくれたのは他ならぬこのリュード殿なのだ。」
それを聞いて更にざわついてました。説得するのは……難しいでしょうかね……?
「俺は、樹海に行くぞ!」
一人の男性が声を上げてくれました。
「そうだな、俺も行く!」
「だったら私も!」
「俺も!」
「俺もだ!」
次々に、声が上がっていきます……おじさん涙もろくていけない……。
「あと、一つ話して置くことがある。」
みんな静まって長に注目していました。
「みんなには知っていておいて欲しい。実はリュード殿はヴァンパイアだ……。」
あ、固まった……ですよねえ、騎士団でもないのにどうやって倒したんだという顔をしてましたからねえ、一気に不安が逆戻りするのは分かりますよ~~ってあれ?
急に一人の女の子が私の元に歩み寄りました。私の足に抱きついてきます……。
「付いてくの!!」
「え?お嬢ちゃん、良いのかい?」
「うんなの。」
抱きついたまま頷いて離れません、私はしゃがんでその子の目線で話しました。
「分かった、ありがとう。」
「うんなの!」
更に抱きついてきました。小さな女の子が信頼してくれた……これほど勇気の出る返事は無い……。
「そ、そうだな。ヴァンパイアでありながら同族を倒してくれたんだからな。」
「少し、よろしいかしら?」
サリーナが前に出てきました。人々がサリーナに注目します。
「実はわたくしとバルジオはここに居られるリュード様に忠誠を誓い僕となりました。他にも数名おりますが、全員リュード様とともに皆様をお助けする所存です。どうか、協力してください……よろしくお願い致します。」
サリーナ……君のダメ出しのお陰で人々がその気になってくれた……感謝です……。
「では、門の騎士達に悟られぬように身支度を整えよ。準備でき次第、ここから南側にある私の所有する倉庫がある。多少崩れては居るが、その中に集合してくれ。そこから新天地へ移動する。各自行動に移ってくれ。」
長の号令で、みんな無言で散らばっていきます。蜘蛛の子を散らすとは正に当てはまるかと。
「では、我々も参りましょう。」
長に促され私たちも移動します……って、いや、この子離れないんだけど……何で?
「君はお家は何処だい?お父さんかお母さんは居るの?」
さっきから抱きついて離れない女の子が……。その子がイヤイヤと首を横に振って離れません。
「……おうちないの……ママもパパも死んじゃったの……グスッ。」
まだ、5,6歳の感じですが……着ていた洋服がボロボロで汚れて……身寄りも無いとは……。
金髪の長い髪で整った顔立ちをしています……なかなか可愛い……ってそっちの趣味はありませんから!!
「おじさんはヴァンパイアだよ?怖くないのかい?」
「怖くないの。」
彼女は首を縦に振ります。ずっと私から離れようとしません……。
「じゃあ一緒に来るかい?」
そう話しかけたとき、彼女が驚いて私を見て破顔しました……まるで何かを得たような顔で……。
「うんなのっ!!」
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それからすう時が立ち、長の倉庫に人々が続々集まりました。老若男女様々ですがかなりの人数が居ます。
私は、アリシアとバルジオに最初の人たちの組と一緒に転送してもらうことに。馬車等で移動するにも大がかりになることですし各門には騎士達が居て、外には絶対に出してくれそうにありません。そこで、もたつくぐらいなら大変ではあるんですけど、サリーナの転送魔法で人々を順々に送った方が賢明だと思いました。それで予定を変更し長の倉庫を借りた訳です。
人々が順調に転送されていきます。樹海ではルージェにも人々を先導してもらい、早速宿屋や食事処の店員を雇い、料理人や商人、ポーションを作れる者を雇い入れ、店に配置することに。街道や建物を建てていく人工も雇い入れ、バルジオが割り振りしていきました。想定よりも多い人数だったので、急ぎ宿屋の追加を建て、公衆浴場も解放してみんな喜んで入浴してました。やっぱり人の笑顔を見られるのは良い……。
最後に私たちと長達が確認し合って転送しました。騎士達に気づかれることの無いように……まあ時間が経てば分かるでしょうけどね。ただし、何処に行ったかまでは分からないかと……。
「樹海の中がこんなになってるだなんて!」
「な、なんだか信じられない!」
「しかも仕事がもらえて食事付きで寝床もあるなんて……いったいどうなっているんだ?」
「本当に有り難い事じゃ……。」
皆さん驚きと安堵で、気持ちが追いつかないようですね。ですが、これからここを故郷として拠点として皆さんと共に街を守っていきたいと思ってます……。
皆さんも安心して疲れが出たのでしょう、食事や入浴の後、早速部屋に戻ってベッドの中に……。
私たちもそれを見て静かに微笑んで顔を見合わせたのは言うまでも無く……ただ、これからが本番になると自身の気持ちを引き締めたのでした………………。
読了ありがとうございます。次話をお楽しみに……では。