聖杯戦線記録!@SE.RA.PH   作:いちのさつき

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聖杯戦線3日目(※二部設定です)

「おーこの配置か」

 

 マップを見た藤丸の第一声がこれだった。バーサーカーはいつものヘラクレス。アサシンは刑部姫(多分また文句言われそうだが)。アーチャーは妖精騎士トリスタン。残りは3騎。コストを考えると、高レアは控えておきたい。いや。コスト面の話だけではない。宝箱全て回収となると、耐久よりの低レアが欲しくなる。

 

「そうなるとやっぱうちの後輩でしょ! 流石に確認はいるか。マシュ! 参加できる?」

 

「はい! ダヴィンチちゃんから許可を貰ってます!」

 

 エクストラ枠にシールダーの可愛い後輩マシュ・キリエライトを選ぶ。メンテも終わっているため、出動可能なのか、張り切った声で返事をしていた。

 

「はーい。そっちに送るからね」

 

 というダヴィンチちゃんの声が聞こえた後、盾を構えてる後輩がやって来た。

 

「よろしくね。マシュ」

 

「がんばります!」

 

 軽くやり取りをし、マシュはスタート地点に行った。

 

「あと2騎はどうするつもりなんですか?」

 

 BBの問いに藤丸は楽しそうに笑う。

 

「キャスターにアンデルセン。アサシンに頼れるハサン。こんな感じかな」

 

「ひょっとしてこのコストだと呪腕のハサンさんですか?」

 

「大正解」

 

 耐久でなおかつ低レアとなったらこうなった。

 

「全員揃ったことだし、始めるよ! 聖杯戦線3日目!」

 

 とまあこんな形で3日目が始まった。

 

「うわーヘラクレスさん、めっちゃ暴れてますね」

 

「まあバーサーカーだしね」

 

 ヘラクレスがいるだけで敵が少なくなる。そういうものである。今日もヘラクレスは大活躍なカルデアである。強敵枠の神様を倒し、その他のサーヴァントもなぎ倒す。バスター3枚は強い。それだけではない。耐久もあるため、ゲージブレイクが来る気配一切ないのだ。

 

「向こう側はどうなってるかな? マシュ、大丈夫?」

 

 遠くにいるマシュに連絡をする。

 

「流石にこれだけ相手をしてるとキツイです! アンデルセンさんがさきほどやられました! そのアンデルセンさんから『もう二度と出すなよ』だそうです」

 

「あとで何か美味しいものでも持ってこ」

 

 アンデルセンの台詞に困ったような顔になる。

 

「私もお手伝いします」

 

「助かるよー。さーて」

 

 藤丸は気持ちを切り替える。マップを見て頭を抱えた。マシュの近くに味方がいるとは言え、相手の方にも3騎いる状態だ。その内の2騎が神霊(ライダーのイシュタルと石像のガネーシャ)なので、守るだけで精一杯という部分もある。

 

「これはひでーや」

 

「そう言いながら倒してるっすけどね」

 

 ジナコが突っ込みを入れた。宝具とクリティカルで倒しているのもこれまた事実なのだ。

 

 

「そりゃ育成してるからね。弱くないに決まってるでしょ。マシュ、頑張って耐えて! 妖精騎士トリスタン(宝箱回収もあるからゆっくりめだが)も駆けつけるようにしてるから」

 

「はい!」

 

 このようなやり取り後、流石にあれだけ攻撃されたら耐えられなかったのか、マシュは撤退。ゴリゴリに削ってくれたし、サポートしてくれたので、先輩としては大満足の結果である。

 

「すみません。マスター。ギブです!」

 

「よくやったよ! お疲れ様、ゆっくり休んで」

 

「はい」

 

 藤丸はマップを改めて見る。細かい指示を出しておこうかと思った矢先、

 

「まーちゃん! ギブ! もう無理!」

 

 刑部姫がやられてしまった。相手のサーヴァントは残り僅か。助っ人枠のカルナとヘラクレスのサポートをしてくれただけでありがたかった。バフの内容も何だかんだかみ合っていただけで大きい。

 

「お疲れ様!」

 

「もう招集しないでよ! 帰って引き籠りたい!」

 

 藤丸は残りの日数を数え、苦笑いして返答する。

 

「まあ出来るだけ出さないようにやってみるよ」

 

 本音は内容次第で確実に出す。声だけでのやり取りなので、悟られたりはしない……はずである。

 

「おーい。マスター。此奴倒しちゃってもいいわけ?」

 

 ちょうど妖精騎士トリスタンが呪腕のハサンと合流したようだ。

 

「うん。スキル温存で」

 

 簡単に伝えた。HPがあまり残っていないガネーシャ(石像)だったので、今後を考えての指示である。

 

「はい。仕事完了」

 

 そしてさっさとやったトリスタンである。

 

「あとはもう1騎のガネーシャのみか。カルナ! あとはよろしく!」

 

「ああ」

 

 このあとカルナの宝具で最後のガネーシャ(石像)を倒した。それまでに宝箱も回収しきっていた。藤丸はガッツポーズをした。

 

「よっしゃあ!」

 

 明日も上手い具合に全部回収したい。そう思いながら、3日目の聖杯戦線の幕が閉じたのであった。

 

 

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