聖杯戦線記録!@SE.RA.PH   作:いちのさつき

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聖杯戦線5日目

「うっわ。すっげえ嫌がらせだ!」

 

 マップを見た藤丸の第一声である。というのもBBの後ろに銀色の宝箱があるからだ。さっさとサーヴァントを決める。

 

「今日はメルトリリスか。配置的に……うんおっきー、ごめん」

 

 アサシン枠の刑部姫に合掌。もちろん瞬殺された。これに関しては、完全に藤丸のミスである。

 

「さあて。まずセンパイのサーヴァント1騎倒しましたし、このままやっちゃいますか。ヘラクレスをさっさと倒したいところですが」

 

 BBとしては厄介なヘラクレスをいち早く倒したいところだろう。だがそう簡単に戦略が成功させるような藤丸ではないのだ。

 

「メデューサはヘラクレスの前に行って、フォローしておいて」

 

「分かりました」

 

 位置を考え、ライダーのメデューサにフォローするように指示を出した。BB側のトリスタン(円卓)と対面し、メデューサは宝具を使って戦い、倒した。

 

「さあて。メルトリリス、やっちゃってください。センパイの戦略をおもいきり崩しちゃってください」

 

 相性が悪いため、メデューサはここでダウン。相性が悪くても耐える刑部姫がだめなら、他のサーヴァントもアウトである。

 

「ヘラクレス、メルトリリスを倒しちゃってね」

 

 ヘラクレス達が戦っている間、他のところも戦闘が起きていた。助っ人枠の水着玉藻と妖精騎士トリスタンがフェルグスとブラド3世(EX)と対面していた。

 

「ふーん。此奴らが相手か。ねえ。マスター。テンションがやけに高い奴って誰」 

 

 テンションガン上げの玉藻を見ながら、トリスタンは藤丸に聞いた。うざったいように言っている気がする。藤丸は慣れたように答える。

 

「玉藻」

 

「やっぱりな。いや。見たことはあるからそうだろうなって思ってたけど。夏の魔力ってやべえな」

 

 派手な音が聞こえる。ちょうど玉藻が宝具を使ったところなのだろう。

 

「そうだね。どうにかなりそう?」

 

「相性も悪くねえしな。ゲージは持ってかれると思うけど、まあ倒せるだろ」

 

 トリスタンの言った通り、本当にゲージを持ってかれたものの、2騎倒すことが出来た。残酷に。容赦なく。というわけではなく、夏の魔力でぼっこぼこだった。それでもサポートがあったからこそ、耐えることが出来た。

 

「センパイは3騎、私の方は2騎。数としては不利……え、何で変な動き取るんです?」

 

 生き残っているサーヴァントが合流。BBのことなので、ある程度センパイの動きは分かっている。敢えて聞いたのだろう。

 

「だって宝箱」

 

「ですよねー! 残念ですが、後ろのだけは譲りませんから」

 

「マジであり得そう! てか、BBも動け!」

 

「センパイも動いてくださいよ!」

 

 藤丸とBBが茶番をやっている間に3騎はBBがいる近くまで移動。HPが2桁の玉藻はライダーのマルタにやられてしまう。さり気なく、BB側のナーサリーライムはヘラクレスの攻撃でダウン。そしてトリスタンは彼女相手に互角……どころかそれ以上の戦いをする。これは藤丸でも大誤算である。

 

「もうちょっと加減してくれると助かるかな!?」

 

「それ最初に言えっての!」

 

 ギャーギャー言い合いながら、トリスタンはマルタに呪いをかけていく。ヘラクレスが呆れながら、見守っている。

 

「とりあえず距離取ってみよう!」

 

「了解!」

 

 トリスタンとヘラクレスはマルタから距離を取る。

 

「なんで殴りに行くんだよ!? 呪いで限界だろうが! ああもうくそったれ!」

 

 マルタが積極的に殴りに来ていた。トリスタンは突っ込みながら、やけくそな攻撃を仕掛け、ゲームセット。

 

「またダメか。最後の銀の箱の中身はっと」

 

 取り損ねた1つの宝箱を確認。素材はそこまで必要性のないものだった。時間がもったいなかったため、前みたいにもう1度やることはしなかった聖杯戦線5日目であった。

 

 

 

 

 

 

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