ちなみに章名は別に意識した訳ではありません。気が付いたらなんとなくです。
第1話 転生
これはどういうことだろうか?
俺は小さい頃、親に売られ、奴隷として扱われるようになった。そこに軍が来て俺と俺と同じ奴隷の子供たちを少年兵として買い取り、戦争の道具として使われた。
ここでは泣き叫んでも誰も助けてくれない。そう思った少女であった「私」は女であることを捨てるため「俺」と言い続け、そしてそれが定着した。
戦火が飛び交う中、俺は殺されないように死に物狂いに生にしがみ付き、そのために何人もの大人や俺と同じような少年兵の子供を殺してきた。・・・が最後には銃で撃たれ、自分の体が動かなくなっていくのを自覚しながらそのまま死んだ。
・・・・にもかかわらずなぜか意識もある。目はなぜか開けられないが生きていると自覚できる。
声をあげてみるも「オギャァー」と声がうまく出せない。なぜだと考えていると―――――――
「――――無事に生まれてよかった」
女性の声が聞こえてきた。無事に生まれてきてよかった?それは誰に向けてなのだろうか、もしや俺に向けてなのか?そう混乱していると自分の手に触れて女性はこう言った。
「あなたの名前はつばめ、天滝 燕《あまたき つばめ》よ。」
side 天滝 燕
あれから3年という時間が過ぎ、自分の身に何が起きたのかある程度知ることができた。まず俺は転生?という前世の記憶と人格を引き継いだまま生まれてきたようだ。まったく神というものを信じたことはないがなぜこの様な事をしたのか。・・・それはさて置き、このことは今の両親(前の両親のことはあまり覚えてないが)である父親の「天滝 望《あまたき のぞむ》」と母親の「天滝 光《あまたき ひかり》」には伝えてはいない、言ったらまず気味悪く思われるだろう。次にここは前世で住んでいた国とは違い、日本という国であり戦争とはほぼ無縁に近いことがわかった。とても嬉しい事である、誰も好き好んで人が死ぬところなど見たくはない。容姿に関してはそれなりに整っていると思われ、髪型はロングヘアーで前世では銀髪だったが今では黒色である。言語に関しては喋れるようになるにつれて徐々に日本語をうまく話せるようになり、今では普通に大人と会話できるほどになった。(しかしこれのせいか他の子供たちと話が合わなくなり孤立するようになってしまった。少し寂しい)
再び手に入れた命、俺はどうすればいいのか正直に言うとわからない。今までと環境が違うのだから・・・・・・・とりあえず有事に備えて体でも鍛えてみようかな。
side out
side 天滝 光
私の子供は少し変わっている。
初めて私が産んだ子、どんなことが起きるかわからない、頑張らなくちゃ!と様々な情報を親や育児本、時には友人にも訪ねるなどで調べた。
しかし成長するにつれて全く手がかからなくなり、その上我儘もまったく言わない。親からは泣かない子供は知っているが、我儘も全く言わない子は見たことがないと言われ、友人にも同じことを言われた。他の子供たちと接するために公園に行くも近所の子供たちとどこか違う。
望さんに相談してみるもわからず、私も望さんも不安になっている。
そのまま3年という時間が過ぎ、燕の他の子との違いがはっきり分かるようになってきた。服の着換えやご飯など他の子供でも時間がかかることが全くかからず自分ですぐにしてしまい、言葉も会話が普通にできるようになっている。子供の成長を喜ぶ半面、不安がとても大きくなってくるばかりである。さらに他の子供と違いすぎるせいか徐々に孤立するようになってきた。
私は何とかできないかと悩んでいたそんな時、ある事件が起きた―――――――――――――――
初執筆のためとてもまごつきます;
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