ではどうぞ!楽しんでいただけたら幸いです。
第11話 入学
side 天滝 燕
あの姫島家での一件から様々なことがあった。
あの後家に帰ると、玄関前で母さんがニコニコと笑いながら立っていた―――――――――――
―――――――――――――――ヤバい。あれは今までの経験上、ものすごく怒ってる!
母さんに恐る恐る「ただいま」と声をかけると家に連れていかれ、居間で正座の状態で二時間もの間説教をされ、ようやく終えた時には足が痺れて立てなかった・・・・・・・・心配をかけたのだ。仕方ないと思うも少し理不尽だと思ってしまった。
次の日に神器の制御についての約束していたため、姫島家に行くとバラキエルさんが居て、朱璃さんと朱乃の事を聞くともう別のところに移り住んでいるとのことで、その場所は私にも教えてはくれなかった。
私が知ってもし万が一の事があって親族に知られては厄介だからということを理解し、そのまま追求せずに制御方法について教えてもらうことにした。
制御方法についてだが、まず精神を常に落ち着かせることが重要と言われ、基本座禅を組んだり厳しい自然環境での平常心を保つ(よく聞く滝に打たれたり、崖などの高所で座禅を組んだりなど)といったことを行い、その後は基礎トレーニングを重点に行っている。
修行は最初の頃は付き添ってもらっていたが1年ぐらいたってからは基本一人で行っている。
どうやらバラキエルさんは堕天使の組織の上の立場らしく、あまり組織から離れられない、それに朱璃さん達の事も心配なのだろう、。
私は彼にそこまで頻繁に見てもらわなくていい、もし危なくなったらすぐに連絡すると伝えた。
彼はそのことを拒否するも表情からすぐに戻らなければならないことと家族が心配なことが分かり、なんとか彼を説得した。
なんとか説得できたが手伝うと言いながら付き添えないことに申し訳なく思っているようでそれから顔を出すたびにとても申し訳なさそうな顔をしていて、そのたびに私は苦笑いを浮かべた。
――――――――――――――――――――――――それから3年の年月が過ぎ。
私は中学生になった・・・・・・・・・・・・・が、相変わらず友達は朱乃以外にできず、少し自分でも諦めていた。
休日、今日は修行はなく、一人で街を歩いていると三人の男が声をかけてきた。
「ねぇねぇそこの君ぃ~もしかして一人?だったら俺たちと遊びにいかない?」
「遊びに行こうぜ!絶対損はさせないって!」
「そうそう、行こうZE!」
・・・・・・・・・・へぇ~、これがナンパというものかな?
実際に見るのもされたのは初めてですね。
「いえ、用事があるので失礼します。」
「えぇ~そんなこと言わずにさ!」
「絶対楽しいぜぇ~」
「後悔させないZE!」
そう言いながらナンパをしてきた三人の男は私の前に立ち、邪魔をする。
「すみませんが通してください。」
「一緒に遊んでくれるならいいよ~。」
「そうそう。」
「俺たちが楽しませてやるZE!」
・・・・・あ~、面倒ですね。
ナンパがここまで面倒なものとは思いませんでした。
さてどうしましょうか・・・・・・というかなぜ三人目の方は語尾に「ZE」つけるのでしょうか?
そんなことを考えていると――――――――――――――――――――――――――
「おい!お前ら!その娘が嫌がってるだろ!!」
(ん?)私は声のした方を見ると、そこには一人の少年がいた。
「ああッ?なんだテメェ?」
「邪魔すんじゃねよ!」
「痛い目見ることになるZE!」
「うるせぇ!女の子が嫌がってるのを見てほっとけるかよ!!」
・・・・・・私は彼の行動に驚いた。
私がナンパをされている際、周りの人たちは見て見ぬふりをしていた。
当然でしょう、誰も厄介なことに関わりたくないしもし関わって痛い目を見たくない。
にもかかわらず、目の前の少年は私を助けようとしている。
なぜ・・・・・・・・・・
「ちッ!いい加減目障りなんだよッ!」
そう言い、ナンパをしてきた男の一人が少年に殴り掛かった。
「クッ!!」
少年はその攻撃に身構える・・・・・・・・・・・・・が
パシッ
「なッ!?」
「えッ!?」
「こらこら、暴力はダメでしょう。」
私は少年に当たるはずの拳を男の腕をつかみ、阻止した。
「私に声をかけてる時、まだ暴力を振るったり無理やり連れだそうとしなかったから穏便にどうにかしようと思ってたけど。」
ギリリリッ
「いででででででっ!!??」
そう言い、手に力を入れ、握りしめると男は悲鳴を上げた。
私はその後すぐに男の腕から手を離し、他のナンパをしてきた男二人にも目を向け――――――――――――――――――
「――――――――――――――さっさとどこかに行きなさい。」
「ヒィ!!にッ逃げるぞ!!」
「あッああ!」
「もッもちろんなんだZE!」
三人にそう告げると一目散に逃げて行った・・・・・・・・・・・・・というか最後の男、最後まで「ZE」だったよね?
「・・・・さて、大丈夫だった?」
「えっああうん。大丈夫だけど・・・・・・・」
「そっか。それとさっきは助けに入ってくれてありがとう。」
「いやいやッ!お礼なんていいよ!結局助けられちゃったし・・・・」
「それでもだよ。・・・・・・・・・少し気になったんだけど君はなんで助けに入ってくれたの?」
「えっ?なんでって、そんなのおっ女の子がこっ困っているのを見て、ほっとけるわけないし。」
彼は少し照れくさいのか顔を赤らめながらもそう言い、それを聞いて私は納得した。
彼はとても優しく正義感のある人なんだと。
「・・・・・・・・・そっか。
そう言えば自己紹介がまだだったね。私の名前は天滝 燕って言うの。よければ燕って呼んで。」
「あっああ、俺は―――――――――――――――――――――――――――――
―――――――――――――――――――――兵藤 一誠《ひょうどう いっせい》って言うんだ。友達からイッセーって呼ばれてる。」
それが彼と出会ったきっかけでした。
それから私たちは喫茶店に立ち寄り、色々な話しをし、彼と仲が良くなることができ、そして私は二人目の友人ができた。
その後、彼からの紹介で松田と元浜と知り合い、また友達が増えた。
彼らとは運よく学校が同じだったため、前みたいに一人になることもなくなり、学校生活がより充実したものとなりとても嬉しい。
他にも彼らにはアニメやゲームといった娯楽を教えてもらい、私も少しだがアニメやゲームを見たり、やるようになった。
しかしいろいろなものを教えてもらえるのは良いのだがセクハラは自重してほしい。
前世と比べ、身長はとても伸び、胸も大きくなった。(これは昔より栄養面がとても良いからだと思う。)
それにより彼らの視線がよく胸にいくことが多くなり、年齢に上がるに連れ、胸のことを堂々と言ってくるようになった。
友達に遠慮がなくなってきたことは良い事だと思うのだができればそれは自重してほしい。
そんな日々をおくっているとあっという間に時間は過ぎ、中学を卒業、高校は三人とも駒王学園に入学した。
もともと女子高だったため男性の人数が少ないにもかかわらず、彼らが入った理由はなんでもハーレムを作るためだそうで、聞いたとき少しの間硬直してしまった。
ちなみに私がそこに入った理由は学園が家に近いということと彼らがそこに行くというので興味を持ったからであり、決して彼らと離れるのが寂しいというわけではない・・・・・・・・・本当ですよ。
そして駒王に入学し、過ごすも彼らは目標にしていたハーレムはできず、逆に他の女性から敵視され、変態3人組と呼ばれるようになった。
そんな中、私は彼らの行動に注意をしていることで彼らのストッパーとして認識されている。
後、この大学に入り、新しい友達を作ることができ、名前は桐生 藍華《きりゅう あいか》といい、イッセー、松田、元浜を除いて、女子で唯一仲がいい。
彼女は特殊な観察眼を持っており、何でも「男性の尊厳」を数値化できるそうですが、男性の尊厳とは何でしょうか?
それともう一つ嬉しいことがありました。
どうやらこの学園に朱乃も通っているようです。
しかし会いに行こうと思ったのですがなぜか避けられており、一向に話をすることができません。
いったいどうしたのだろうか・・・・・・・・とても心配です。
そしてそのまま朱乃と話すことができず、一年が過ぎていった。
主人公の口調がやっと決まってきました。
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