・・・・・・・・・・・あれ?シリアスしか書いてないような。
できればギャグも書きたいです。ハイ。
ではどうぞ!楽しんでいただけたら幸いです。
side 三人称
姫島家の三人と燕は机を囲って座り、一息つき話を始めた。
「君が朱璃と朱乃が話していた天滝燕だな。私は名はバラキエル。朱乃の父親だ。二人が危ないところを助けてくれてありがとう。」
バラキエルは燕に向け、頭を下げた。
「あっ頭を上げてください!こんな小娘に簡単に頭を下げちゃだめですよ!」
「そんなことはない。君は私の家族を危機から救ってくれた。礼を言うのは当たり前のことであり、それに私自身の気が済まない。」
「・・・・・・・・ハァ、わかりました。」
「フフフ、それじゃあさっきのことについて話しましょうか。」
朱璃はそう言い、先ほどの件についての話しを始めた。
「ああ、まず私たちのこと話さなくてはな。それと天滝君にはこの話は他の人にあまり話さないでもらいたい。」
「わかりました。それと私のことは燕と呼んでもらって構いません。」
「わかった。それでは話そう。まずこの世界の裏についてだ――――――――――――
――――――――世界には君たち人間の他に悪魔、天使、堕天使といった種族が存在し、できる限り人間に知られぬように生きている。そしてその中には私たち家族のように堕天使の私と人間である朱璃が結ばれるといった特殊な家庭もある。」
「・・・・・・となると朱乃ちゃんは・・・・・・・」
「ああ、堕天使と人間のハーフだ。」
「なるほど。」
そう言い、燕は納得するとバラキエルと朱璃は少し驚いた顔をしていた。
「・・・・・意外だな。話しておいてなんだがもっと驚くかと思ったが。」
「まぁ、少しは驚いてます。しかし先ほどの事もあったのである程度は予想してました。」
彼に言った通り、燕は先ほどの一連の事で人間とは違った存在がいることそれも複数いるということをある程度は予測していた。
「ほぅ、とても子供と思えないくらいだな。まぁ朱璃達を助けた時点で君を子供と同じ様に考えない方がいいのかもしれないが。」
「・・・・・・よく言われます。」
(前世も含めるとさすがに子供とは呼べないし)そう燕は心の中でつぶやいた。
「次に人間を除く悪魔、天使、堕天使の関係についてだが正直なところ良いとは言えず、過去にこの三種族での争いがあり、今では休戦状態にあるが三種族が睨みを利かせていることには変わりない。各地で小競り合いも少なからず起きているのが現状だ。」
「それでは今回の一件も。」
「いや、少し調べてみたところどうやら違うようだ。今回、襲ってきた奴らは朱璃の親族の者が雇い、けしかけた様だ。」
「「「えっ!」」」
バラキエルが言ったことに三名が驚く。
「燕君が気絶させた二人を尋問したら吐いてくれてな。」
「そんな・・・・・」
朱璃はそれを聞き、ショックを受けた。まさか親族の者が命を狙って来るとは思わなかったのだろう。
「お母様・・・・・」
朱乃は母親を心配し、母親の近くに寄り添い、そっと手を握った。
バラキエルも朱璃を心配そうに見ていたがすぐに燕に目を向け、話を続けた。
「次に、君の先ほどの力についてだが。」
「ッ!!知っているんですか!!」
「ああ、あれはおそらく神器《セイクリッドギア》だ。」
「セイクリッドギア?」
「そうだ。知らないのも無理ないだろう。神器は聖書の神が作ったもので特定の人間や人間の血を引いたハーフの様な者の身に宿る規格外の力のことだ。人間の歴史に残されている偉人にもこの力が宿っていたことが多い。」
「そんなものが私に」
燕はそれを聞き、ジッと自分の手を見つめながらバラキエルの言葉に耳を傾けた。
「神器には様々な種類があり、それにより力が異なる。その中でも特に強い神器があり、それを神滅具《ロンギヌス》と言い、神をも葬ることができる力を有している。」
「神をも葬ることができる・・・ですか。」
「ああ、それで君の神器だが・・・・・・・正直に言おう。この神滅具よりも恐ろしいものだ。名は『魂喰《ソウルイーター》』という。」
「ソウル・・イーター・・・・」
「『魂喰』の力は所有者が認識した任意の相手の生命力を吸収し、自身の力に変えることができる。しかもそれは所有者が対象者に近ければ近いほど吸収の力が強まる。しかしこの力のもっとも恐ろしいところは他にある。」
「・・・・・・・制御・・ですか?」
「その通りだ。魂喰らいは制御が他の神器に比べ難しく、暴走すると神器に意識を乗っ取られ周囲全ての生命力を吸い尽くし、最後には所有者自身の生命力をも吸い尽くす。過去の所有者もそれにより亡くなってしまうケースが多い。」
「・・・・そんな神器が私に・・・・・」
side out
side 天滝 燕
燕は自身の力の事を知り、恐怖した。
「(もしこの力が暴走してしまったら私を受け入れてくれた母さんや父さん、友達の朱乃ちゃん、その家族の朱璃さんやバラキエルさん達の命が・・・・・・・・)」
そう考え、もしもの事を想像してしまい、必死に否定する。
何か方法はないかと考えるも上手く思考ができずに混乱し続けた。
どうしたらどうしたらどうしたらどうしたらどうしたらどうしたらどうしたらどうしたらどうしたらどうしたらどうしたらどうしたらどうしたらどうしたらどうしたらどうしたらどうしたらどうしたらどうしたらどうしたらどうしたらどうしたらどうしたらどうしたらどうしたらどうしたらどうしたらどうしたらどうしたらどうしたらどうしたらどうしたらどうしたらどうしたらどうしたら
答えも出ず焦り続け、思考していると―――――――――――――――――――
「――――――――――――私でよければ制御のための手伝いをしよう。」
バラキエルが提案した。
「えっ?――――――――――――――――――――――――ほっ本当ですかッ!!!」
「ああ。」
「でもっ!もし暴走したら―――――――――――――――――――――――――――――」
「君には私の家族を助けてくれた恩がある。それにこれでも私は君より遥かに強い、暴走したら抑えられるはずだ。」
「バラキエルさん・・・・・・」
「それに神器はその人の意志の強さ、想いの力に反映される。・・・・・・・・・・・・最初から暴走すると考えていてはだめだ。」
ッ!!―――――――――――その言葉を聞いて私は頭を冷やすことができた。
可能性がある。
そう思うと、先ほどまで混乱していたことが嘘のように溶けていき、徐々に冷静な思考ができるようになった。
「・・・・・・ありがとうございます。バラキエルさん。」
「礼など構わんよ。―――――――――――――――――――朱璃。」
「・・・・・・ハァ、言っても聞かないのでしょう。こちらもまだ先ほどの事で混乱しているというのに・・・・・・」
「すまんな。」
「いいですよ。それに私も燕ちゃんに助けてもらいましたから恩を仇で返すことはしたくありません。」
そう言いながら、先ほどまで顔を伏せていた朱璃さんはこちらを向き、微笑みを浮かべた。
「朱璃さん・・・・・ありがとうございます。」
「フフフ、どういたしまして。」
ようやく神器の話ができました!
能力ですが少しBL◯ZBLUEと似てるかもしれませんが気にしないでください。お願いします。
一応自分なりに考えたのですが少し似通ってる部分があるかもしれません。
よろしければ質問・感想をお願いします!