『ゼロ、第一高校で何やら不穏な動きが...その顔じゃ心当たりがない事もないようですね』
ゼロは自室にて秘匿回線によるビデオ通話で一人の女性と話していた。
「本日、おそらくその一派...といっても末端に近いような存在でしょうが。ある生徒と接触しました。あくまで正確な魔法を使用して調べた訳ではないですが精神操作を受けている印象を持ちました」
『その予想は合ってるでしょうね。...連中の名前はブランシュ。そして第一高校にはその下部組織のエガリテが潜入しています』
「...達也にはこの事は既に?」
『まだよ。もっとも、あの子でしたら私の情報がなくても辿り着いてしまうかもしれないけど』
「(達也はまだしも、一科生の深雪が対応するのは望ましくない。達也が対応すれば必然的に深雪も付いてくる)」
「母上、達也と深雪にはこの問題に手を出さないように言ってくれませんか? 俺が責任を持って対応しますので」
「十師族として、この国に対するテロ行為は見過ごせません。あなたでしたら容易でしょうが...無理はしないで下さいね」
そう言ってゼロの心配をする女性は微笑む。
『ところでゼロ、学校は楽しい?』
「今のところは上手くやれてますよ」
『入学試験では油断しましたね』
「......」
元々ゼロは一科生として入学する予定だった。魔法師社会では一科生でも下位ではあまり大した事がないが、魔法科第一高校では一科生は一律として優秀として見られる。ゼロは力を出すつもりなどないが、仮に出しちゃった場合一科生の方が都合がいい。二科生なのに強い、と一科生だから強い、では与える印象がまるで違う。保険は仮に使う事がなくとも一つでも多く用意するべきだ。
ゼロは一科の下位として入学するつもりだった。過去10年の合格点をこっそり調べ上げ、点数を調整した。だが、今年は例年に比べて全体のレベルは高かったようで、例年の一科の下位の点数をとったゼロは主席で合格する事になったのだ......二科の。
あと1点高ければ一科の最下位と並び、2点高ければゼロは狙い通り一科の下位として入学できたのだ。
そして二科として入学してしまったために、ゼロはこのように面倒臭い真似をしているのである。
「それでも、二科として入学した事によって大事な友達もできました」
「(レオとはおそらく二科生でなければ今のように仲良くする事もできなかったかもしれないからね)」
『それなら...よかったわ。ゼロ、たまには用事がなくても電話をかけてくるのよ』
そう言ってゼロは自らの母親、四葉真夜との会話を終了した。
四葉真夜さんのキャラが原作と違いますがちゃんと理由があります。
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