才災勝作ANOTHER STORY   作:交響魔人

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ここでいったん完結とします。


才災のシンクロ召喚!

 帝楊学園。そこで、才災は新しいデッキを手に待ち構えていた。

 

 斎王家の事情を、才災は明かされた。

 

 

 破滅の光と呼ばれる存在が、斎王 賢人(さいおう けんと)の息子に宿るという未来を見通した親族の命令を受けたため、息子と娘を逃がすためにあえて追い出した事。

 だが、息子に破滅の光の意思が宿ってしまい、その先兵が向かってきている事。

 

 

 以前であれば信じられない内容だったが、才災は引き受ける事にした。

 海馬コーポレーションが開発したという、新たな召喚法に興味がわいたからだ。

 デッキ調整は済ませた。

 

 

 

 出入口を固めていたはずなのに、密室で誰かが倒れる音が聞こえたため、才災は即座に部屋に入る。

 斎王賢人に覆いかぶさる、白い靄のようなモノ。

 ソレは、新手に気づくとそちらに目を向ける。

 

 

 

 

『…ん?』

「そのデッキを、返してもらおう」

『人間風情が!まぁ、良い。このデッキの試し切りをさせてもらうとするか!』

「奇遇ですね。私もこのデッキを実戦で使うのは初めてですよ。」

 

 

 白い靄が手をかざすと、光の結界が張られ、才災と白い靄を包む!

 

 

 

「「デュエルッ!!」」

 

才災 ライフ4000

手5 フィールド 

    魔法・罠 

光の先兵 ライフ4000

手5 フィールド 

    魔法・罠 

 

 

 

『我の先攻、ドロー!フィールド魔法、光の結界を発動!さらに永続魔法、神の居城-ヴァルハラを発動し、効果発動!手札の天使族を特殊召喚…いでよ!アルカナフォースXXI-THE WORLD!』

「攻撃力、3100ですか…」

『光の結界により、正位置の効果を得る!カードを1枚伏せ…ターンエンド!』

 

 

 

才災 ライフ4000

手5 フィールド 

    魔法・罠 

光の先兵 ライフ4000

手2 フィールド アルカナフォースXXI-THE WORLD(表)

    魔法・罠 神の居城-ヴァルハラ 光の結界 伏せ1

 

 

 

「私のターン、ドロー!」

『永続罠、死神の巡遊を発動!正位置、よってこのターン、汝はモンスターの召喚と反転召喚が行えない…』

「なるほど。私は手札のチューナーモンスター、クイック・シンクロンの効果発動!手札のサイバー・ドラゴン・ヘルツを墓地に送り、手札から特殊召喚!墓地に送られたヘルツの効果発動!デッキからサイバー・ドラゴンを手札に加えます!さらに、魔法カード、ワン・フォー・ワンを発動!手札のジャンク・シンクロンを捨てて、デッキからダークシー・レスキューを特殊召喚!」

『そんなモンスターを並べてどうするつもりだ?通常召喚は出来ないのだぞ!』

「魔法カード、機械複製術を発動!デッキから二体のダークシー・レスキューを特殊召喚!レベル5のクイック・シンクロンに、レベル1のダークシー・レスキュー3体をチューニング!S召喚!Lv8!ロード・ウォリアー!」

 

 

 星が光となり、輪を作り上げる!その中を進む三体のダークシー・レスキュー達。

 その光景に、白い靄は動揺する。

 

 

 

『?!な、何が起きている!その攻撃力3000のモンスターはどっから現れた?!』

 

「3体のダークシー・レスキューの効果で3枚ドロー!ロード・ウォリアーの効果発動!デッキからレベル1か2の戦士族か機械族を特殊召喚!現れろ、サイバー・ヴァリー。魔法カード、シンクロキャンセルを発動!ロード・ウォリアーをエクストラデッキに戻し、素材のモンスターを特殊召喚!蘇れ、クイック・シンクロン!そして3体のダークシー・レスキュー!」

『?!シンクロ…キャンセルだと?一体何が狙いだ?攻撃力3000のモンスターを手放して…』

 

 

 

「レベル5のクイック・シンクロンに、レベル1のダークシー・レスキュー3体をチューニング!再び現れろ、ロード・ウォリアー!3体のダークシー・レスキューの効果で3枚ドロー!2枚目の機械複製術を発動!今度はサイバー・ヴァリーをデッキから2体特殊召喚し、効果発動!サイバー・ヴァリーを2枚除外して、二枚ドロー!」

『だ、だが何をしようと!我が、アルカナフォースXXI-THE WORLDには及ばない!』

 

 

 大量ドローする才災に対し、白い靄は虚勢を張る。

 相手の手札が増えていき、状況は悪くなっている。だが、たった100ポイント。100ポイントアルカナフォースXXI-THE WORLDの攻撃力が、ロード・ウォリアーより上回っている事実に白い靄は縋る。

 

 

「ロード・ウォリアーの効果発動!デッキからシンクロン・エクスプローラーを特殊召喚し、サイバー・ヴァリーの効果発動。サイバー・ヴァリーとシンクロン・エクスプローラーを除外して2枚ドロー!魔法カード、サイバー・リペア・プラントを発動!デッキからサイバー・ドラゴン・ドライを手札に加えます。2枚目のシンクロキャンセルを発動!ロード・ウォリアーをエクストラデッキに戻し、素材のモンスターを特殊召喚!蘇れ、クイック・シンクロン!そして3体のダークシー・レスキュー!」

『ま、まさか…』

 

 

「レベル5のクイック・シンクロンに、レベル1のダークシー・レスキュー3体をチューニング!現れろ、ジャンク・デストロイヤー!3体のダークシー・レスキューの効果で3枚ドローし、ジャンク・デストロイヤーの効果発動!S召喚に成功した時、チューナー以外のモンスターの数だけ相手の場のカードを破壊する!光の結界と神の居城-ヴァルハラとアルカナフォースXXI-THE WORLDを破壊!」

『ば、馬鹿な…!光の結界が、アルカナフォース最強モンスターが、こうも容易く…!』

 

 

「。魔法カード、エマージェンシー・サイバーを発動!デッキからサイバー・ドラゴン・コアを手札に加えます。魔法カード、アドバンスドローを発動!場のレベル8のモンスターをリリースして2枚ドロー!」

『ふっふっふ…』

「おや?」

『破壊衝動に身を任せ、私の場のカードを一掃した事でプレイングミスをしたな!お前は攻撃力2600の強力モンスターを維持するべきだった!』

 

 

 得意げに言う白い靄に対し、才災は待ち望んでいた魔法カードを発動する。

 

 

「魔法カード、パワー・ボンドを発動!手札のサイバー・ドラゴンと2体のシンクロン・エクスプローラ-、カードガンナー、2体のニトロ・シンクロン、3体のサイバー・ドラゴン・コアとサイバー・ドラゴン・ドライを融合!現れろ、キメラテック・オーバー・ドラゴン!」

 

 

 現れたキメラテック・オーバー・ドラゴンは10の首を持っている。

 

 

『?!き、キメラテック・オーバー・ドラゴンを…手札融合するだとぉ!』

「攻撃力は融合素材のモンスターの数×800ポイント。融合素材は10体なので攻撃力は8000!そしてパワー・ボンドにより攻撃力は倍になります!」

『攻撃力、16000だとぉ!だ、だが…』

 

 白い靄はにやりと笑う。

 

「永続魔法、禁止令を発動!私はアルカナフォースXIV-TEMPERANCEを宣言。」

 

 

 才災が発動した永続魔法を見た破滅の光の先兵は、戦意喪失する。

 

 

「バトル。キメラテック・オーバー・ドラゴンで、ダイレクトアタック!!」

 

 

 悲鳴すら残さず、破滅の光の先兵は消滅。

 彼の手札は、二枚のアルカナフォースXIV-TEMPERANCEだった。

 

 

 

 

 

「何とか、破滅の光とやらの作戦は阻止できましたね…」

 

 

 才災は落ちているアルカナフォースのデッキを回収した後、自分のデッキを見つめる。

 粗削りだったが、回ってくれた。シンクロ召喚デッキならば、シンクロ召喚で戦うべきなのだろうが…。

 才災は、サイバー流のカードであるキメラテック・オーバー・ドラゴンやキメラテック・ランページ・ドラゴンを活躍させたいため、デッキにサイバー・ドラゴンのカードも入れていた。

 

 

 

 

 

 

 

 その一時間後。

 地球から遠く離れた星雲にて。

 

 

 

 

「何?!【アルカナフォース】の奪取に失敗しただと!」

「はっ…。新手を送り込みます」

「いや…手に入らなかったという事は、アルカナフォースのデッキは、わが手に舞い込む運命には無かったのだろう…。よし。」

 

 

 破滅の光の盟主は、決断する。

 

「精霊界にある、魔導書院ラメイソンを攻略せよ!」

 

 




魔導法士ジュノン「?!」
神聖魔導王エンディミオン「?!大変だ!一刻も早く、ラメイソンを勢力圏に収めなければ!」


この世界線の才災は今後、【サイバー流】と【シンクロン】の混合デッキを時折使いつつ、西湖に支援していた黒幕の老人や、デュエルモンスターズを悪用する者、魔法カードを相手だけ封じる装置を製造していた一派と戦っていく事になります。

後、破滅の光の使用テーマが【魔導書】になります。ハイライトが消えた、魔導法士ジュノンが大暴れするでしょう。


本編の猫崎俊二と、この世界線の才災がデュエルした場合、才災が負けます。
シンクロ召喚使いとの対戦経験が猫崎の方が上だからです。その差が埋まっていけば、拮抗出来るようになるでしょう。


この世界線の猫崎はOCG経験者が憑依する事も無く、義務教育終了後に村を飛び出して海馬コーポレーションへの就職を果たし、その後サイバー流と共に様々な事件を解決していくうちに、才波さんとめぐり合います。
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