愛子は、別れた夫に会うために大阪へやって来た。
「敏夫さーん。」
「おっ、愛子。」
「今、来たのか。」
「ええ、そうよ。」
「やっと、会えたな。」
「ええ。」
「前の夫は酷かったわ、暴力するし、うちの娘に出を出すから、あの後離婚したんだから。」
「そうか。」
そう言って、2人は9時05分発の福知山線経由の観光列車「エーデル鳥取」に乗った。
ファーン!
9時05分、「エーデル鳥取」は大阪から倉吉まで結ぶ、観光列車である。
大阪を9時05分に発車し、途中停車駅は福知山、和田山、豊岡、城崎、浜坂、鳥取、終着倉吉には13時51分に到着する。
「久しぶりね、あなたと旅行するなんて。」
「ええ、いつもは仕事ばっかりだったから。」
「見て、川が見えるわ。」
「本当だ。」
愛子が乗った「エーデル鳥取」は余部鉄橋を通った。
「今日は、どこへ行く。」
「鳥取へ行こうか。」
「いいわね。」
そう言って、彼らは鳥取へ行って、鳥取砂丘を観光し、その後は城崎温泉で1泊、明日は島根県の出雲へ行く予定である。日程は次の通りである
1日目
大阪から鳥取へ、観光列車「エーデル鳥取」に乗車、鳥取砂丘を観光後に城崎温泉へ。
2日目
城崎から出雲へ、玉造温泉で1泊
3日目
松江を観光 出雲から「やくも」に乗り、岡山で新幹線「ひかり」で東京へ帰京
13時15分、「エーデル鳥取」は定刻通りに鳥取に到着した。
「素敵な列車だったわ。」
「ああ、さて、どこへ行こうか。」
「じゃあ、鳥取砂丘へ行こうか。」
鳥取砂丘は、鳥取県鳥取市の日本海海岸に広がる広大な砂礫地で、代表的な海岸砂丘である。山陰海岸国立公園の特別保護地区に指定されており、南北2.4km, 東西16kmに広がる。観光可能な砂丘としては日本最大で、一般に立ち入れない場所も含めると、猿ヶ森砂丘に次ぐ規模を誇る。
「わぁ、まるでエジプトの砂漠みたいだわ。」
「だろう、俺と愛子で初めて行ったところだ。」
「ああ、クラブの旅行ね。」
「そうだよ。」
そう言って、愛子と夫は鳥取砂丘へ観光した。
そして、城崎温泉へ行く事になったにこと希たちは南に切符を見せてもらうことにした。
「へぇー、城崎温泉か。」
「にこが福引で当てたのよ。」
「本当か、それ。」
「うん、東海道新幹線と山陰本線の切符のあるんだから。」
「ほう、新幹線に乗って特急に乗り換えて温泉へ行くのか。」
「そうよ。」
そう言って、にこと希と彼方と一緒に北近畿の旅が始まった。
東京駅
「来てたの。」
「うん、一緒に旅行するのも楽しいやね。」
「本当だわ。」
そして、事件は起きた。