「ほう、これが鳥取の砂か。」
「ええ。」
「これが鳥取砂丘の砂か。」
「ええ、これは美しいな。」
「そうか、使用された砂は鳥取砂丘の砂だったのか。」
「ええ。」
「問題は、どうやって殺害したのでしょうか。」
「兵庫県警の原野警部の話だと第一の事件は撲殺の後に城崎で遺棄し、砂をかけたと言っている。」
「なるほど。」
そして、高山は1人の男を連行し、話を聞くことにした。彼の名前は沖村 龍太郎である。
「ええ、確かに城崎へ行った後に鳥取へ行きましたよ。」
「そうですか。」
「おう、証人もちゃんといるぜ、これ任意だよな。」
「ええ。」
「確認してくれよ。」
「わかった。」
高山は沖村が城崎温泉へ泊まった事を話した。
「そうか、やはり1泊したんですね。」
「ああ、そうだよ。」
高山は城崎温泉の女将の五郎に確認してもらった。
「はい、ああそうです、間違いありません、この旅館に1泊されていますよ、その日にチェックアウトされています。」
「そうですか、どうもありがとうございました。」
と、電話を切った。
「やはり、あなたは城崎へ泊まっていましたね。」
「だから言っただろ、俺はアリバイがあるって。」
「そうですか。」
「やはり、城崎と鳥取へ行っていたのは確かですね。」
「そうか、アリバイ成立か。」
「ええ。」
「彼は列車に乗っていたのか。」
「ああ、確かにね。」
「それに被害者は、どうやって殺害して列車トリックを使ったのでしょうか。」
「そこなんだよな。」
「被害者は確か「エーデル鳥取」に乗ってたんだよね。」
「ええ、確認したら大阪から乗って鳥取へ行った事は確かだ。」
「問題は何処で「エーデル鳥取」に乗ったかだ。」
「そして、どうやって殺害したかだ。」
「沖村はどうやって殺害したかだ。」
「ええ。」
そして、次の日。
「にこ、この前の山陰温泉旅行、大変だった見たいだね。」
「ええ、露天風呂で死体を見たんだから。」
「その山陰旅行で2人も殺されたんだよね。」
「そうだよ、あれはサスペンスみたいだったよ。」
「それは怖かったわね、にこっち。」
「そりゃそうだよ。」
「これで、ウチらで行こうか。」
「うん、後真姫ちゃんも誘うか。」
「そうやな、3人で行けば怖くないよね。」
「何か、にこは誰かに狙われているよンな感じなんだ。」
「それで、何でにこっちが狙われるんや。」
希はにこに言った。
「にこは露天風呂に入りに行った時に、死体を見たの、そしたらあの人が犯人かなって。」
「それで、にこっちが。」
「ええ、きっとそうよ。」
果たして、彼のアリバイは崩れるのか?