【プロフィール】
名前:南里 久里須(みなざと くりす)
誕生日:4月23日
身長:160cm
体重:54.2kg
趣味:和菓子作り
【容姿】
腰ぐらいの長さの漆黒のロングヘア
ミントグリーンの瞳
普段着はタンクトップのインナーに肩出しの七分袖シャツ
黒のプリーツスカート
【どんな子?】
便利屋を営む養子縁組の両親と共に暮らす少女
誰に対しても丁寧な言葉で話す生真面目な性格だがトゲのある言葉が飛び出す事も
文武両道で容姿も悪くは無い為、クリスナイフが由来である日本人離れした名前ではあるがファンも多いものの彼女は生涯独身を考えているらしく、告白をされてもその悉くをフッている為【孤高の女王】の異名を付けられている(本人は知らない)
第一話:転校生
教室……かつての自分では考える事も無かったその空間にその少女は座していた
一年の頃は半月程居心地が悪かったものの、今は普通に過ごせている自分の適応力もだいぶ高められているのだな……と考えながら歴史書を開いている
彼女の名は
「南里さんおはよー!」
黒板側のドア辺りから聞こえて来た声の方に顔を向ける。クセッ毛のレイヤーボブの女子生徒がコチラに向かってくる。新庄 美咲…………吹奏楽部に所属しており久里須の最初の友人である
「その本、ソレ日露戦争の奴だよね?」
「えぇ、そうですよ」
「ホンット本読むの好きだよねぇ」
「好き……というよりもこれくらいしか時間の使い方が思いつかないだけですよ」
自分の席につくや否や身体を反転させて他愛のない話をしていると、ふと思い出したかのように話題を切り替えられる
「そうそう。今日から転校生が来るって知ってた?」
「転校生?」
初耳だった。友人は少ない訳ではないが特段親しくしている訳でもない
遊びに誘われたら行くし、声を掛けられれば返事もする。あくまでも必要最低限の交流してこなかった為、そういった話が合った時も気にも留めていなかったのだ
「そうそう、女子らしいよ?しかも五人!」
「…………」
「あれ……?そういうのはあんま興味ない感じ?」
「興味はないといいますか……そうなんですね。としか」
「あーうん。ま~そんくらいの反応しかしないよね南里さんなら」
そうこうしているうちにクラス担の教師が入ってくる
ソレを把握するや否やそそくさと自分たちの席に戻ろうとする級友達。久里須も読んでいた本に栞を挟み込み、机の中にしまうとスイッチを切り替える
「おーいお前ら席に着け~これから転入生を紹介する」
ざわめきを聞き流しながらも入ってくるであろう地点を注視する
件の人物は……
「中野二乃です。よろしくお願いします」
蝶の意匠が施されたリボンを左右に付けた美少女だった。美少女が自身の姓名を名乗ると刹那、教室のざわめきが一段階上がったような気がした
「オイ、あの制服って黒薔薇女子の……だよな?」
「マジで?まじもんのお嬢様じゃん」
「イヤイヤじゃあなんでウチみたいな所に?」
所々聞こえて来た言葉を要約すると、彼女は元々お嬢様学校に通っていたらしい。ソレが何らかの事情があってココ、旭高校に転校してきたようだ
(なんだか気の強そうな人ですね……)
ソレが久里須の第一印象だった
何故かは分からない。だが、自分の第六感がそう告げたのだ
「席は……南里の隣だな」
目が合う二人。それとなく久里須が微笑みながら会釈をすると、二乃も少し面食らった様子で返礼した
―――――――――――――――――――――――
授業の後、二人は改めて会話を交わす
「えっと、改めまして『南里 久里須』と申します。宜しくお願い致しますね、中野さん」
「二乃で良いわ、ややこしくなるし。しっかしへぇんな名前ね」
「よく言われますね。誰も短剣が由来とは思いませんから」
「短剣?」
そんな会話をしている二人を遠目から見ている男子生徒達
「オイオイオイオイ。ウチのクラスでもトップレベルの女子二人が隣同士かよ」
「いやぁ~眼福ですなぁ」
ひそひそ話を聞いて眉を顰める二乃を見て苦笑しながらも釈明する
「ねぇ、もしかしてアンタってかなりモテてる?」
「入学当初からこんな感じで……予め彼氏を作るつもりはありません。と釘を刺したのですが……」
「うっそホント?やっぱ清楚系ってモテるのね~……ってちょっと待って、彼氏作らないってどういう事よ?」
身を乗り出しながら捲し立ててくる二乃の対応をしながら自分の予想が正しかった事を実感する。後、どうも恋バナに興味があるらしい事も解った。まさに今時のJKといった感じだ
「私は既に卒業後の進路が決まっているので、この町を出る事が確定しているんですよ。だから告白をされた所で……なんですよね」
「そ、そうなの?あ~……なんか大変ね」
「………もう慣れました」
窓の方を見てそうポツリと呟く彼女の反応から二乃はそれ以上追及はしない事にした