あなたは傍観者 作:GM
田舎と町をめぐることになりました。
それと3人の方から感想をいただきました。
ほすさん、こたつ犬さん、ななしさん(非ログインユーザーさん)感想ありがとうございました。
それからというもの、必要最低限の体力と、薬学を学んだ(と思う)私は、音楽と歌を練習することにした。
体力と薬学はあくまで吟遊詩人のようなことをするための土台、前世で言うところの義務教育で、そんなに大事じゃない。
大事だけど、妹という私より戦闘も薬学もできる頼もしい人がついてきてくれることになっているので、妹に任せて私は歌に集中することにした。
妹は妹で、そもそも戦うのが好きな男勝りな人柄で、嬉々として自衛団に混ざり同年代どころかいい年のおっさんも含めて男どもをボコボコにしているようだ。
といっても強い人には勝ててはいないのだが、妹は10歳にもなっていない。
うわようじょつよい。
そんで、私が10歳、妹が7歳のころに、本格的に歌の練習を始めたのだが、やはり特殊技能なだけあってそれはとても上達した。
前世の記憶はあまりはっきりとしていないが、特に記憶に残っていた歌や音楽は今でも鮮明に覚えていたので、洋楽あふれるこの中世ヨーロッパ風な世界に近未来的な音楽を持ち込んだ。
最初は口ずさむ程度で、大っぴらにしていなかったのだが、妹という名のシスコンにストーカーされているのに気づかずそのまま歌ってしまった結果、何それかっこいい!となってそれからというもの、近未来的な歌を歌う羽目になったのであった。
私は以前からスーザンはもしかしたら転生者なのではないかと疑っていたのだが、この反応でほぼその可能性はないと判断した。
まぁ、転生者だったからどうということはないのだが。
逆に素であのバカみたいなステータスだったことに驚きだ。
もう勇者一向に加わる運命とかだったんじゃないかと思うくらいにスーザンは強い。
あれか、パワー系ヒーラーにでもなるつもりか?薬作っていて非力かと思ったらメンバーの戦士よりも力が強いとかいうギャグなのか?
もしスーザンが本当は勇者一向とかになるはずだったのならすまんな、私のこと好きなんで(彼氏面)。
スーザンに前世の歌がバレてしまうというアクシデントはあったものの、順調に歌が上手くなっていった、だが、私はある時致命的な問題に気づいた…!
楽器がねぇ、と。
◆◆◆
傍観者はせっかく吟遊詩人になるのならば、前世で有名であった歌を歌うことを勧めたが、転生者バレを避けたかったホルンの意思を尊重し、ならば中世ヨーロッパ風な世界にふさわしい曲を俺らで作ってやろうと傍観者の間で勝手に曲を作っていたところ、あっさりと妹もといゴリラにバレてしまった。
妹が内緒にする、なんてこともなく、うちのお姉ちゃんかっこいい歌歌うんだぜ☆とあちこちに吹聴して回った結果、結局前世の歌を歌う羽目になってしまったホルンであった。
こうなったら歌ってもらうしかない、と考えた傍観者たちはやはり歌ってほしい歌を彼女に勧めた。
さすがに電波ソングなどの未来すぎる曲は避けたのだが、ロックやアイドルといった概念を中世ヨーロッパ風なこの世界にぶち込むことになった。
もはや彼女は吟遊詩人などではなく、旅するアイドルとなったのだ!
…APPがCなのは気にしないでもらう方向で。
歌上手かったらええやろがい!ってとでアイドルになることになった。
とはいってもアイドルなんて言葉があるはずもなく、ちょっと変わった吟遊詩人として、デビューすることになりそうだ。
こうなったら俺らでアイドルソングを作ってやろう!ってことで現在傍観者たちはアイドルソング絶賛制作中である。
傍観者たちの趣味、某有名アイドルなんたらとか、バンドのなんちゃらとかを悪魔融合したような曲や、まんまやないか!と叫ばずにはいられないような曲が出来上がっていくのだが、その歌が異世界にぶちこまれるのはそう遠い未来ではないのである。
◆◆◆
相変わらず楽器はないけれど、歌を歌うこと数年、相当うまくなってきた自信がある。
それと最近思い当たったのが、楽器がないならヒューマンビートボックスや!ってなわけで挑戦したのだが、どうやら特殊技能の範囲ではなかったらしく、点でできなかった。
口でブーブーしていると妹からすら変人を見るかのような目で見られてから練習しなくなったのはご愛嬌。
妹に、楽器がないから口でやろうと思った旨を話したところ、妹が動物や魔物を倒して稼いだお金で買ってくれることになった。
もちろん私にも少なからず貯金はあるものの、ちょっとくらいの貯金では買えないほど楽器は高価で、そんな高価なものを親にねだるわけにもいかず今まで買えなかった。
そんな高価なものを妹に買わせることに気が引けた私は、最初断ったのだが、妹はたびたびやってくる行商人に私には内緒で楽器を頼んだ挙句、私に内緒で購入、そして私の誕生日に渡してきたのである。
ハープという楽器で、なんと弦に馬型の魔物の毛を使っているらしく、楽器の中でも高価な部類であったらしいそれを妹に渡されたとき、申し訳ないやら不甲斐ないやら嬉しいやらで泣いてしまった。
妹が頑張って稼いだお金を私のために使ってくれているのだ、と気合をこれまで以上に入れて楽器と歌と、練習に励んでいった。
そして、私が16歳、妹が14歳になったときには、楽器を弾きながら歌を歌えるまでになっており、ハープも自分の手足のように操れるまでになっていた。
そして、家族や村のみんなに惜しまれつつも、当初の目標通りに妹とともに旅に出ることになった。
急いで都会に行きたいわけでもないので旅になれるまで、最初は田舎をめぐりながら、旅をしようということになり、私と妹の旅が始まったのであった。
なお、私はあんまり見た目がよくない(普通)こともあって仮面をつけて、妹に関してはガッチガチにフルプレートアーマーを着込み、だが重さを全く感じさせない速さで歩いていく。
ふと、前世の記憶が、不審者なんじゃ?とささやきかけてきた気がしたが、気にせずに、ワクワクする心を落ち着かせながら異世界へと旅立つのであった。
なにをアンケートで決めるか悩みますね…。
感想でアンケートの内容や、物語についてどしどし意見下さい!
他力本願なんですこの小説…。
これから起きるハプニング
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強い魔物と遭遇する
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厄介ファン出現
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厄介荒くれ者出現
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厄介貴族出現
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迷う
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その他(感想ください)