オラリオの覇王   作: 朔夜

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アストレアファミリアのステイタスは、ちょっと改変させてもらいます。( ;∀;)

ステイタスアニメ勢なので、何か違うコトとかミスあったら教えてもらえると嬉しいです。


覇王、眷族契約とステイタス更新をする

 

アリーゼが十数分の部屋の掃除を完了させ、今、俺はアリーゼの部屋の前で待っている。理由は、アリーゼの眷族契約の為だ。契約とステイタス更新のためには裸となり、背中を見せなければならない為、締め出されているというわけだ。

 

 

待つこと、15分前後。甲高く、耳障りな笑いと満面の笑みを浮かべて、アリーゼは部屋から出てきた。

 

 

「ふふふ、シンドバッド、次はあなたの番よ!まあ、神にすら愛された私のステイタスには勝てないでしょうけどね!…ちなみに私はスキルが発現してたわ。これもあれも、私のアストレア様への忠愛とアストレアからの寵愛による相思相愛が成せる業よね。ああ!私はなんて罪深い眷族なのかしら!」

 

 

 余程、ステイタスの内容が良かったのか。アリーゼは気分が高揚し、興奮しているのが言葉の節々からわかる。加えて、アリーゼは俺に向けて自身のステイタスが書き写された羊皮紙をこれでもかというほどに見せびらかしてくる。

そんな絶賛興奮中のアリーゼの後ろから、軽いチョップが飛んでくる。

 

 

 「アストレア・チョップ!…こら!アリーゼ。ステイタスの内容はファミリア内でも極秘事項なの。こんな声の通る所で、大声でいうものではありません。それにステイタスの用紙まで見せてしまって…次からはダメですよ。メッ!」

 

 

 「い、いったーい!ですけど、わかりました!私はえらい子なので、次からは気をつけます!えっへん!」

 

 そういい、アリーゼはアストレアに抱き着く。アストレアは我が子の楽しそうな姿に苦笑いしながらも、嬉しそうな笑みを浮かべる。

 

 

 「わかればよろしいです。くれぐれも今後はステイタスの取り扱いに細心の注意を払ってくださいね。」

 

 

 アストレア様がアリーゼに注意を促している様子を視界に入れながら、俺はアリーゼのステイタスが書き写された羊皮紙に目を向ける。気になっていなかったといえば、

嘘になるため、じっくりと見させてもらう。

 

 

 

 

-------------------------------------

アリーゼ・ローヴェル

Lv.1

力:I0

耐久:I0

器用:I0

敏捷:I0

魔力:I0

《魔法》

《スキル》

【正華紅咲】

・正義への想いにより、任意発動。

・正義への想いにより、戦闘時にて全能力高補正・戦闘後に成長補正。

・正義への想いの丈により効果向上。

-------------------------------------

 

 

その羊皮紙には、確かにスキルの発現とその内容が見て取れる。このスキルは珍しいのだろうか。俺には他と比較する程の情報を持ち合わせてはいない為、正直凄さがわからない。

 

 

「ふむ、ステイタスの話は色々な人から聞いてはいたが、このような表記で表されるのか。それでは、アストレア様、俺の眷族契約とステイタスもよろしくお願いします。」

 

 

 「予め言っておくけれど、契約したばかりでスキル・魔法の類いが発現することは極めて稀よ。もし出なかったとしても、落胆する事ではないわ。」

 

 

 「はい。わかっていますとも。でもアストレア様、俺、なんとなくスキルか魔法が出る気がするんです。俺を何かが呼んでいる。そんな感じです。」

 

 

他人からしたら、「何をいっているんだ?」と心配されてもおかしくない言葉を言っている自覚はある。が、アストレア様は俺が嘘を言っていないことがわかるのだろう。俺の眼を一瞥したのち、眷族契約とステイタス更新の準備に取り掛かった。

 

俺も上着を脱いで畳んだ後、昨夜アリーゼが寝たであろうベッドにダイブする。ベッドからほのかに香る匂いに、アリーゼが乙女であることを思い出し、感心する。

 

 

 「シンドバッド、後でアリーゼに殴られても知りませんよ。」

 

 

 「いえす、まむ。二度とクンカクンカはしません。」

 

 

 「…まったく。シンドバッド、それじゃあ眷族契約とステイタス更新を始めるわね。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

 

 

 ー----ガチャリ。

 

 眷族契約の儀式とステイタス更新が終わり、アストレアとシンドバッドが部屋から出てくる。部屋の前で待っていたアリーゼは、シンドバッドのステイタスが気になってしかたないのか、満面の笑みを浮かべながら話しかけてくる。

 

 

 「シンドバッド!ステイタスはどうだった!?何か発現した?」

 

 

 「……アリーゼ」

 

 

 「どうしたのよシンドバッド、悩んでいるような暗~い顔して!」

 

 

 「アリーゼが見せてくれたから、俺のも見せるが、ステイタスの内容に関しては他言無用で頼む。」

 

 「アリーゼ、私からもお願い。」

 

 

 「え、えっ…!?わ、わかりました……アストレア様まで、一体絶対どうしたってのよ」

 

 アリーゼはアストレアとシンドバッドの深刻な面持ちに萎縮してしまう。アストレア自身の時は、契約時に貴重なスキルを発現した為、これからの未来と活躍を想像し高ぶりを抑えられていなかった。また、アストレアも嬉しそうな笑みを浮かべて喜んでいた。

 しかし、シンドバッドとアストレアの様子を見るに何が起こったのか想像できなかった。アリーゼは考えを巡らすが、考えてもわからなかったため、シンドバッドが渡してくれた羊皮紙をみる。

 

 

 

「……は?一体なによ。この馬鹿げた内容」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

-------------------------------------

シンドバッド

Lv.1

力:I0

耐久:I0

器用:I0

敏捷:I0

魔力:I0

《魔法》

【バアル】

・精霊魔法

・雷属性

・詠唱式【憤怒と英傑の精霊よ、汝の力を示せ】

《スキル》

【七海覇王】

・全アビリティ高補正・高成長補正。

・富・名声の丈に比例して、効果上昇。

【精霊寵愛】

・精霊魔法のみ魔法所有数の限界突破。

・詠唱量の増減により、強化補正増大。

【精霊魔装】

・契約した精霊の力を己に顕現する実行権付与。

-------------------------------------

 

 

「スキル2つに加えて、魔法も?……どういうこと?……ア、アストレア様これは一体……初めてのステイタス更新でこんなことって」

 

 

 シンドバッドのステイタスの内容が記載されている羊皮紙を見て、その内容にアリーゼは絶句する。

 アリーゼは現実が受け止めきれずに、アストレアに助けを求めようと目を向ける。

 

 

「ごめんなさいアリーゼ。私もどういうことかわからないの。この信じ難い現実が受け入れないのは私も同じなの……とりあえず、ここではなんだから、部屋の中に入って話し会いましょう」

 

 

 「は、はいアストレア様。って、なんでずっと黙っているのよ、シンドバッド。はやく中に入るわよ。」

 

 

 アリーゼは最初から今まで、深刻な面をしているシンドバッドに声をかけるが、シンドバッドは上の空で反応が薄い。

 

 

「しゃっきとしなさい!シンドバッド!……ほら、とりあえず中に入りなさいって!」

「お、おう」

 

 

 俺はアリーゼに手を取られて、3人でアリーゼの部屋に入った。

 その後、3人でステイタスの再確認と今後の方針に関して、話し合った。

 俺は終始黙っていて、アリーゼとアストレア様で話し合っていたようなものだったが。

 

 

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