怠惰の鬼   作:堕落の鬼

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次の話の繋ぎの回の為短いです。


変な装備と書いて変装と読む

 

流浪は9年の間に様々な事を知った。

最初の一年は頭の中に変な声が聞こえたが、ふと頭に浮かんだ熱血な男の声援を永遠と浮かべていたらいつの間にか消えていた事。

藤の花には毒があるが頑張れば解毒可能であり、慣れると効かなくなる事。

鬼同士が出会うと謎のムカつきが発生して殴り合いになる事。

そして鬼を喰らうとほんの少し強くなった気がする事。

『鬼殺隊』という組織があり、その者達が使う刀で首を切られると鬼は消滅する事。

その刀を回収して溶かして別の武器にしても効果は発揮される事を知った。

 

そしてこれ以外にも不思議な力を複数使えるようになったり、鉄の扱いが上手くなったりした。

 

そして9年間、鬼と殴り合いをしつつも、鬼に殺された鬼殺隊員から刀などを回収し、鉄を溶かして武器と装備を作成した。

 

装備の見た目は天蓋を被り鉄の装備を着込んだ武僧という感じであるが、流浪本人は胴体部分に座り、残りは不思議な力によって動かす形だ。

因みに天蓋と繋がる部分はは空いており立ち上がれば視覚が確保できる。

そして天蓋自体も鉄製である為、防御面は完璧である。

 

武器は全て鉄で出来た錫杖であり、どんな風に使おうが折れず曲がらずなので使いやすい。

 

そして錫杖と装備を山で取れた色を付けれそうな物で色付けをして、不自然さを消した。

 

これで見た目は僧侶に見えるだろうと確信した流浪は、胴体部分に入って扉を閉めると座って動かし始めた。

 

鉄で出来ているが動作はスムーズであり、ガシャンガシャンと騒がしいが今の所不具合はない。

 

そのまま人里に降りた。

 

9年ぶりの人里は余り変わっておらず、人で賑わっていた。

 

9年間のうちに色々と物珍しい物が増えた為、辺りを見渡せば見知らぬ物ばかりという状況に流浪もウキウキしていた。

 

しかし、それと同時に思うのが

 

(なんか奇抜な髪色の人増えたな…?)

 

チラホラと桃色や赤色、黄色と言った奇抜な髪色の人が見えるのだ。

 

更に何か背負ってる少年や猪の被り物をしている者を見かけたりもした。

 

通り過ぎた時に少しばかり視線を感じたが、まぁ良いかと流浪は進む事にした。

 

 

 

 

 

 

 

 

一通り人里を見て回った流浪は日が傾き始めている事に気付く。

 

(そろそろ鬼が出始める時間帯か…ちょっとあっちの山気になったし、行ってみようかな)

 

流浪は『なんかすっごく気になる山』を目指して歩き始めた。

 

流浪が知る由もないがそこはとある鬼のテリトリーであり、鬼殺隊が結構な数動員されている山……那田蜘蛛山だったのである。

 

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