どらごんれでぃいらばーず!!!~現代日本で竜娘にTSしたけど同じ超可愛い竜娘(問題児)と支え合ってハーレム生活を満喫します!~   作:囚人番号虚数番

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街に潜伏(お出かけ)する竜 その2

ゲームセンターでひとしきり遊び、昼食の後俺達は別の場所で遊ぶことにした。

 

 

 

「ここは……」

 

「映画館だよ」

 

 

 

上映中の映画の看板を見上げる彼女に俺は答える。ここならば学生でも入れるだろうと事前に候補に入れていた場所だ。中に入ると既に沢山人がいて賑やかにしていた。映画は定期的に友人に誘われるからまあまあ見ている。今上映している映画はいくつかある。どれにするかな……

 

 

 

「ねえ、これ見てみたいんだけどいいかしら?」

 

 

 

そう言って指差したのは『セイクリッドガール』というタイトルの映画だった。聞いた事の無いタイトルだが、何となく面白そうだなと感じた俺は了承しチケットを買う。

 

 

 

「えへへ、ありがとう!楽しみにしてるわね!」

 

 

 

彼女は嬉しそうに微笑んだ。

 

 

 

ーーー

 

 

 

館内に入り、指定された座席に着く。そして暫くすると照明が落ち、スクリーンに映像が流れ始めた。

内容はよくあるファンタジー物。主人公の少女が悪と戦う話。

 

隣ではニエが目を輝かせながら食い入るように見つめている。

 

 

 

「(すごいわね、まるで本物みたい。人間ってこんなにも面白いもの作れるなんて感動しちゃった)」

 

「(ストーリーも最近にしては高品質だな)」

 

 

 

迷惑にならないように小声で感想を語り合う。大きなスクリーンに映る大迫力の映像に興奮している。物語が素晴らしいからよりもどうやら「映画」自体を気に入っているみたいだ。

 

やがて物語はクライマックスを迎え、主人公と仲間が黒幕のボスが対峙する場面になった。戦いは佳境を迎え主人公が敵を倒すために必殺技を繰り出すシーンになる。俺も手に汗握って見入る。ここまで熱くなったアニメ映画は久々かも知れない。

 

 

 

『いっけええええええ!』 ドカァァァァァァン!

 

 

 

轟音と共に画面いっぱいに広がる爆発エフェクト。必殺技らしくかなり派手で重低音の響く破壊音も合わさり良い演出だ。タイトルと反してかなりアクションにも力を入れた作品だ。たまたま出会った映画で大当たりを引いた。ふとニエはどうだろう、横に座る彼女に目を向ける。

 

 

 

「…………」

 

「(……絶句してる)」

 

 

 

彼女の顔を見ると目が爛々と輝き、頬を紅潮させながら画面に釘づけになっている。そして無意識にニエは何故か俺の腕を掴んで自分の方に引き付けてきた。震えた体で胸の前で力強く抱くように握る。彼女の腕は汗ばみ、生暖かくどこか臭う。

 

 

 

「…………ニエ?」

 

 

 

瞬間、エンドロールが流れ終わり周囲が一斉に明るくなる。いつの間にか映画は終わっていたらしい。腕は……無事だ。特に異常はない。ぞろぞろと退席する中ニエは腕を掴んで一向に立つ気配は無い。まだ余韻に浸っているのか、それとも他に何か理由があるのだろうか。

 

 

 

「おい、終わったけど。大丈夫か?」

 

 

 

肩を揺すって声を掛けるとようやく意識が戻ってきた。

 

 

 

「ええ、うん。……ってあっ!」

 

 

 

我に返って自分が何をしているかを自覚したようだ。そして恥ずかしかったようで顔を真っ赤にしている。けれど離そうとせずそのまま立ち上がり、映画館を出て少し離れた所にあるベンチに座り飲み物を飲みつつ休んでいた。話題は勿論先程の映画についてだ。あれだけ楽しそうな彼女を見たのは初めてだった。

 

そして今は落ち着いているが、映画が終わる前はまだ腕を離してくれない。平日昼間の公園だから人こそ少ないから俺もそのままにしているが道中では周りの微笑ましい視線が痛かった。けれど彼女は気にする様子も無く、むしろ嬉しそうにはしゃいでいた。

 

 

 

「……なあ、何でさっきから俺にくっついてるんだ。映画館では恥ずかしそうだったのにどうしたんだ」

 

「別にいいじゃない。減るもんじゃないでしょ。それにこうしていた方が安心できるのよ」

 

 

 

確かにその通りだけどさ……。俺は溜息を吐いて考える事を止めた。もう慣れてるし好きにさせておけばいいかな。諦観しながらコーヒーを飲むと、口の中に苦味と酸味が広がった。

 

 

 

 

 

 

 

さて、気が付けば予約した潜伏先のホテルへのチェックインにもちょうどいい頃だ。ニエは名残惜しそうだがまだ時間はあるしまた今度遊ぼう。

 

夕食の後に駅から歩いて十数分、俺たちはその建物の前で立ち止まった。外観は普通のビジネスホテルだ。ナツメの事だしラブホでも予約したのかと不安視してたが、これはこれであいつらしくない。フロントで鍵を受けとり、エレベーターに乗って部屋へと向かう。中に入って見るとそこはごく普通な造りの部屋だった。内装や家具の類は綺麗で、落ち着ける雰囲気だ。

 

 

 

「お、ベッドが広いな」

 

 

 

ダブルサイズの大きなベッドが部屋の真ん中に置かれている。これなら2人で寝ても大丈夫だろう。

 

うん、2人で寝ることができるけれど肝心のベッドが1つしかないからそうするしかないのだ。

 

 

 

「ねえ、ちょっとシャワー浴びたいんだけど使ってもいいかしら?」

 

「ああ、構わないよ」

 

「分かったわ。じゃあ……」

 

 

 

ニエは荷物を置くと風呂場の方へと向かっていった。そして一人になったホテルの一室でベッドに腰掛け頭を抱える。あの野郎、やりやがった。ラブホにぶち込めないなら普通のホテルでラブホ紛いな事が出来る部屋にぶち込みやがった。いやまあ俺もそういう展開を期待していないわけでもないから文句は言えないのだが、しかしだなぁ……月を眺めながら思い悩む。

 

そんな風に悶々と考えていると扉が開きバスローブ姿の彼女が現れた。自分で生成した衣服らしく彼女らしい真っ赤な血に濡れたような色だ。

 

 

 

「お待たせ、次貴方の番よ」

 

「……おう、サンキュー」

 

 

 

バスルームに向かい、鍵を閉める。蛇口を捻り、頭から熱い湯を浴びる。

 

 

 

「(……ふう)」

 

 

 

ベッドの件は一先ず置いておこう。彼女とはもう一度寝た仲だ。今更気にする事態でもない。これでもう解決にしよう。問題はこれからの2日後までだ。死なず、彼女を鳴葉駅前に留めて救助を待つ。今日の反応を見る限り彼女は現代の生活に適応は可能だ。殺人癖を起こす兆候もない。このまま生活できれば……きっと俺は生き残れる。

 

 

 

「(……希望を抱いていいんだよな。あいつと離れれば、助かる。二度と会わずに元の体へ戻るのに専念できる)」

 

 

 

蛇口を閉めシャワーを止める。頭の整理は着いた。後は体を拭いて……と、バスタオルがビショビショになっていた。別のタオルも全部濡れている。早速希望を抱いた途端不幸な目にあった。ついでにトイレットペーパーまで濡れている。仕方なくタオルを絞って使った……けど、そこで更にタオルの違和感に気が付いてしまった。

 

 

 

「このタオル、一枚だけ皺だらけ。……まさか、ニエ?」

 

 

 

………………いや、考えすぎか。恐らく誰かが悪戯目的で置いたのだろう。俺は服を着て部屋に戻る。すると既に彼女はベッドに潜り込んで眠っていた。

 

 

 

「早えなお前。まあいいか、疲れたもんな。俺もそろそろ寝るか……」

 

 

 

電気を消して俺も布団に入る。ベッドは広く、隣には彼女がいる。彼女の体温が感じられる距離で横になっている。眠るまで少し話そう。

 

 

 

「おい、起きてるんだろう」

 

「レイトこそまだ寝ないの」

 

「俺はお前と違って寝付きが悪いんだよ。だからもう少し起きている」

 

「ふーん、そう」

 

「あの映画面白かったよな。特に主人公がヒロインを助けるところとか」

 

「……ああ、そう。あのラストシーンの……」

 

 

 

ここで彼女は言葉を止め部屋には静寂が戻る。しかし次第に荒い息遣いが俺のすぐ隣で聞こえる。

 

 

 

「どうしたんだ?具合でも悪いのか」

 

 

 

暗闇の中で目を凝らすと、ニエは顔を紅潮させながら自分の手を股間に持っていき、動かしていた。その様子は自慰行為そのもの。

 

 

 

「なっ!?お、おまえ何を……」

 

 

 

慌てて飛び起きた俺は彼女を止めようとするが、それより先に彼女の方から俺に抱きついてきた。そしてそのまま唇を奪われてしまう。

 

 

 

「んぐっ、うぅ!」

 

 

 

突然の出来事に頭が混乱する。必死になって引き剥がそうとするが、力では敵わない。舌を入れられ口内を蹂躙される。

 

 

 

「ぷはあっ!いきなり何すんだ!!」

 

 

 

やっと解放されて怒鳴る。だが彼女は止まらない。今度は胸元に顔を埋めてくる。

 

 

 

「ごめん、実は昼間からずっと我慢してて……」

 

 

 

そう言ってニエは自分のバスローブを脱ぎ捨て裸になった。そして俺の上に跨がり馬乗りになる。

 

 

 

「ねえ、お願い……抱いて。これ以上はもう抑えられないの」

 

 

 

潤んだ瞳が俺を見つめる。彼女は暗闇でも分かるくらいに頬を赤く染め、興奮しているようだ。

 

 

 

「ちょ、待てって!そんな急に言われても困るっていうか……それにここは普通のホテルだし、そういう事はやっぱり家に帰った方がいいんじゃないかなぁと」

 

 

 

焦った俺は何とか言い訳をしてその場を逃れようと試みるが、無駄だった。彼女は俺の首筋に噛み付く。鋭い痛みが走り、血が流れる。傷口を舐められ、そこから全身に快楽が広がる。

 

 

 

「ふ、ふふふ、あはは、ヤバい、もう犯していい?」

 

 

 

今の彼女は完全に理性を失っている。犯される、本能的に悟った。

 

 

 

「……いいぞ、好きにしてくれ」

 

 

 

諦めた俺はそう言うと両手を広げ彼女に身を委ねた。

 

 

 

「ありがとう、じゃあ遠慮なく使うわね」

 

 

 

彼女は嬉しそうな表情を浮かべると俺の服に手をかけ脱がしていく。抵抗しないでされるがままにされていると、いつの間にか全裸になっていた。続いて彼女もバスローブを取り去り生まれたままの姿になる。月明かりに照らされた彼女の体は美しく、艶めかしくて思わず見惚れてしまった。

 

そんな俺の視線に気付いたのか彼女は微笑む。ああ、今日は眠れないな。

 

それから彼女は本能のままに俺を犯す。止まぬ嬌声と水音、肌のぶつかり合う音が暗闇の中に部屋中に響き渡る。気付けば俺達は互いの体液に塗れ、汗と愛液の匂いが充満していた。何度も絶頂を迎え、意識を失いそうになるがその都度激しい快感によって無理矢理覚醒させられる。しかし限界を迎えた彼女は俺の上で果て、同時に絞りカスとなった俺も汚れた布団の上で気絶した。

 

 

 

 

 

 

ー--

 

 

 

 

 

 

 

彼らは部屋の外について気が付かなかった。この階には全員で6人は居る。逆に言えばその6人以外の何人も存在しない。この階層は俺達の部屋を除きある1人によって買収されている。

 

ある1人が動く。俺達の部屋の扉を開けた途端に余りに濃い体液の臭いに咳込んだ。

 

 

 

「うっ、けほっけほっ……ああ、くっさい匂い♡こんなに乱れちゃって……全く愛おしいですね」

 

 

 

その人物はスマホを取り出し緋刃の寝顔を何枚も角度を変えて何枚か写真を撮る。黎人の写真も少し撮ってはいたが緋刃と比べれば遥かに少ない。

 

 

 

「ふふふ、これでよしっと。黎人さんも女の子同時で盛っちゃうなんて。まだ男の子なんですね」

 

 

 

そう呟いた後、彼女は静かに立ち去った。

 

 

 

「メイド、そろそろ帰りますよ」

 

「承知しました。ひいろ様、蕾から連絡です。『勝手な行動は止めてくれ。作戦が失敗したら君も辛い筈だ』だそうです」

 

 

 

 

ある者はひいろと連れのメイド、このホテルの部屋を予約した本人だ。

 

そして要件を済ませたひいろはホテルを去る。この階層の者が2人減った。

 

 

 

 

そして残りの二名はというと……

 

 

 

「人と竜の混種とは彼のことか。巫女の言った通りだ。彼らは我らに似た人外だな……ってお主何赤くなっておる」

 

「だ、だだだって目の前で、しかも女の子同士ですよ!」

 

「性交ごときで騒ぎ立てるな。見えぬとて大声だと肝が冷える。さ、顔も見たし帰るぞ」

 

 

 

彼らはそう言うとホテルの外壁から手を放す。そして高層のホテルから身一つで飛び降りた。

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