どらごんれでぃいらばーず!!!~現代日本で竜娘にTSしたけど同じ超可愛い竜娘(問題児)と支え合ってハーレム生活を満喫します!~   作:囚人番号虚数番

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俺、死す?いいえ今回もいつものです

駅前の大量殺戮から夜が明けた。先日の騒ぎは鳴葉の第二の悲劇として全国的に報道されその日から連日世間を騒がせた。生存者は存在せず、一夜にして鳴葉の駅前から人の消えたあの夜は事件というよりも都市伝説的な扱いをされた。そのせいもあって警察の調査を終え、いつもの景色に戻った駅前にダークツーリズム的な需要が発生していつもより賑やかである。半ばから節電されたビルや地面を求めて一部の物好きが訪れるらしい。噂によれば鳴葉稲荷神社の観光収入も大きく上がったそうな。

 

だが事件の数日後「事件の犯人とされる犯罪組織の発覚、摘発され連続殺人犯の逮捕」がテレビより放送され世間の賑わいは衰退を迎えた。犯人の目的は色々と言われているが不思議な事に有志の行った調査によるとどの理由も頓珍漢な到底信じられないものばかりだそう。しかし所詮は無縁の地での話だ。結局暫くしないうちに話は忘れ去られた。

 

しかし、そんな俗世の話はここでは関係ない。木漏れ日の差し込む森の洋館、水竜コーポレーションの一族の所有する豪邸では今日も一族の新婚家族が過ごしている。

 

その屋敷のとある一室、夫婦の子供の寝室にて死んだように眠る少女の「彼」がいた。

 

 

 

「すぅ……すぅ……」

 

 

 

白い髪、白い服、そして白濁とした柔らかな角を持つ竜の少女。そんな彼女のベッドに腰を掛けるもう一人の少女がいた。彼女は彼と瓜二つである。

 

彼女は彼の頭に顔を寄せ、耳元で囁く。

 

 

 

黎明の名を冠し竜と神を求めなさい。白痴が狂い、目覚めぬままに消え去る前に。

 

 

 

こう言葉を残し彼女はそっと立ち上がる。そして誰にも存在を悟られることなくそっと虚空に消え去った。まるで、彼の夢のように。

 

 

 

 

 

 

「……んぅ……………っは!?」

 

 

 

 

ー--

 

 

 

 

俺はさっきニエに殺されて、いつの間にかベッドで寝ていた。ここはひいろの家の自室だ。起き上がり机に置かれたバッグからスマホを出して時刻を確認すると死亡から丁度2日経っていた。そのままメールも確認すると蕾さんから一通のメールが来ていた。俺はそのメールを開こうと通知に触れようとしたが直前で静止する。

 

 

 

「(何で送信時刻が昨日なんだ!?)」

 

 

 

俺の死の直前に彼女の首が転がってきたのを俺は確かに見たはずだ。なのに何故彼女からのアドレスからのメールが届いているんんだ。不安に考えても仕方がない。きっと誰かに代理を頼んでおいたのだろう。そう心に言い聞かせ勇気を出してメールを開いた。

 

 

 

『多忙につき簡易的な文章で済まない。もし私が起床に気が付く前にこのメールを見たのならすぐに返信してくれ』

 

 

 

俺はすぐに起床した旨の内容を記載して返信する。すると画面を閉じるのよりも早く『今行く』と返信が返ってきた。程なくして扉が開き蕾さんが訪ねてきた。多忙と言いつつ意外と暇なのではないか、ふと疑問に考えた。

 

 

 

「ふむ、ようやく起床したか。あれ程の怪我でもまだ生きているとは感心するな」

 

「あの……俺には一体なにがあったんですか?」

 

「そうだな。治療そのものはいつもの苗床の肉体からだ」

 

 

 

いつもの、つまりひいろの体で再生したのか。彼女の便利な体には何度も助けられている。後で直接会ってお礼を言わなければ。

 

 

 

「しかし実のところ今の君の体には色々と興味深い現象が起きているのだよ。詳細は追って話すから私は君の食事を運んでくる」

 

 

 

蕾さんはそのまま退室しようとしたから焦って引き留める。体に興味深い現象という明らかに怪しい言い回しは大抵ろくでもないことが起きている場合が多い。俺の体に何かあるのなら今すぐにでも知りたい。

 

突然引き留められて蕾さんはめんどくさそうに振り返る。申し訳ない気持ちに目を瞑りつつ俺は遅る遅る彼女に体についての疑問をぶつけてみた。

 

 

 

「あ、あの、今すぐ話せる物はありますか?体に変調があるなら知らないままなのは怖いんですけど」

 

「それもそうか。身体の異変は竜とて恐ろしい物だ。だが、さて、無学なこの私に君の分かるような単純な話があるだろうか」

 

 

 

皮肉めいた言い方をしながら彼女は一応考える素振りをする。10秒考えてから彼女は素っ頓狂な事を口走った。

 

 

 

「簡潔に言えば体が私達竜の側に近づいた。その余波で君の背中に翼が生えてきている」

 

「竜に近づいた?」

 

「私が戻る間自身の体をよく観察すると良い。もしくは二度寝というのもいいかもしれない。背中の違和感を確かめるのに寝てみるのはいい手段だ。何より、君は容認だったのだろう。じゃあ」

 

 

 

彼女が部屋を出て俺は服を脱いで背中をタイマーで撮影する。撮影した写真には俺の背中に小さな2つの突起があり、きっとこれが翼の生え始めなのだろうと予感させる。人に戻るつもりで考えていたのに真反対の方向に進んでいるのは不味い。少しずつ人としての自己が消えつつあるのに恐怖と危機感を感じた。

 

 

 

「……寒いな」

 

 

 

現実逃避だとしても今はこんなものからは早く目を逸らしていたい。寒いというのも服を切る口実だ。俺はベッドに置いた服を手に取り、だがその前に服は触れた部分から手に溶解して消える。すぐに手を離し穴の開いた服を観察する。白くボディラインの目立つ露出の多い服、というより水着に似た構造を基に局部以外の布面積を削いだような感じだ。うっかり空けた所より元から空いている所が多い。

 

 

 

「何でこんなの着てたんだ……ひいろか?」

 

 

 

別に替えの服はある。クローゼットを開き手頃な服を選ぶ。ついでに俺は嫌な仮説をここで思いつきすべての服を確かめた。

 

 

 

「……やっぱり」

 

 

 

俺はこの部屋のクローゼットの服を一度見ている。様々な種類の服があった中には俺が来ていた服は存在しない。詰まる所ひいろの所持品ではないかもしれない。ナツメもあるかもしれないけれど……数日前の彼の家にもこの服は無かった。

 

突然現れる服で思い当たる節といえば……

 

 

 

「…………」

 

 

 

コンコン

 

扉を叩く音が響き蕾さんが朝食を持って入る。洋風の朝食でパンにソーセージにサラダとコーヒーが二つだ。蕾さんはそれらを机に置くと俺をまじまじと見つめる。

 

 

 

「……おい、私を気にするよりも先にするべきことがあるだろう」

 

 

 

彼女はため息を吐き、呆れた表情で一言呟く。続けて空いたままのクローゼットを漁り衣服を見繕って俺に渡す。服を着ずに考えていたから上裸のままだった。俺は急いで服を着て彼女に謝る。

 

 

 

「すみませんでしたァ!」

 

「分かってくれたらそれでいい。だから早く朝食を済ませてくれ」

 

 

 

蕾さんは怒ってはいないようだけど少し気まずそうに食事を進める。彼女はニエが言うに竜だと言っていたが、ニエの例から竜そのものに恐怖と不信感を感じている。だから食べながら横目で彼女を見つつ彼女の言葉の意味を考えていた。

 

『君に分かるような単純な話があるだろうか』

 

皮肉であれど今の俺が分かる簡単な話は多分無い。だから彼女はこの話題を避ける為にあんな言い回しをしたのだ。俺が理解できるようにもっと分かりやすい例えを出すか、もしくは質問をする時間を欲したのだろう。なら後者を選んだほうが無難だ。彼女はノートパソコンを起動しつつ何かの資料の準備をしていた。

 

 

 

「あの、蕾さん」

 

「なんだ、言っておくが質問は受け付けないぞ」

 

「いえ、ただ確認したいだけなんですけど」

 

「なら何をすれば良い」

 

「俺の背中にあるのって本当に翼ですか?」

 

「ああ、そうだ。生えはじめの竜の翼の芽だが」

 

「……じゃあ、俺の服が溶けたのも竜に近づいたせいですか?」

 

「それを語るには君の知識ではまだ早すぎる」

 

 

 

やっぱり駄目だったか。まあ、彼女の性格ならこうなることは予想できていたけど。俺は諦めて食事を済ませる。

 

 

 

「今朝のニュースは見たかね」

 

「いいえ、まだそれどころじゃなくて」

 

「なら丁度いい。テレビをつけてみたまえ」

 

 

 

リモコンを手渡され言われた通りにつける。画面の左上に6時43分の文字が表示されたあと天気予報が始まる。

 

 

 

『今日は晴れのち曇り、所により雷雨になるでしょう。夜は冷え込むので外出の際は暖かくしてお出かけください』

 

 

 

予報が終わると次は女性キャスターが事件の概要を語り始める。

 

 

 

『おはようございます。今日のトピックスをお伝えします。昨日鳴葉市の駅前にて大規模犯罪組織によるテロが……』

 

 

 

画面が切り替わり鳴葉の駅前の惨状が映し出された。俺が見た通り駅前が酷い有様で1年前の大崩落を想起させた。

 

 

 

『……これは酷いですね。犯人の人数は現在調査中ですが目撃者の証言から恐らく300人は超えるかと』

 

 

 

テロ?あれは彼女の突然の暴走の筈だ。なのに……まさか

 

 

 

「勘が鋭いじゃないか。まあ、早い話ひいろが丸め込んだのだ。自分の尻は自分で尻を拭いてもらわないと……いや、面倒事の後始末は私の領分ではない」

 

 

 

彼女はため息を吐きコーヒーを飲む。俺の背の翼を見て少し複雑そうな顔をしていた。

 

 

 

「しかしこちらの方はどうにも手を焼いているのだよ」

 

 

 

彼女はそう言うと用意していたパソコンを見せる。そこには件の駅前のライブカメラのアーカイブが映っていた。再生回数は1000万回を超え、とてつもない注目を浴びている。内容は勿論あの殺戮だった。

 

 

 

「これは緋刃の暴走からの映像だ。公的な防犯カメラの手配はしていたけれどまさか一般人が24時間駅前を監視しているのは計算外だ。しかも既に拡散され削除は困難を極める」

 

 

 

彼女はまた大きくため息をつく。確かにこれでは動画を消しても意味が無い。けれどここまでの事態を引き起こしてしまったことに少し罪悪感を覚える。それから暫く映像を眺めていると映像が傾き轟音と共に映像が途切れた。

 

改めて惨状を見た俺は現実味の無さに映画のワンシーンを見ているようにしか思えない。映像の中で逃げ惑う人々や生き残り、一人生き残り逃げる俺でさえどこか距離があるように思える。それは罪悪感を感じたくない心理が故か、単に映像になり客観視のできる環境故か。否、そのどちらでもない。

 

 

 

「……」

 

「君はこれを見てどう思う。ただの凄惨な殺戮の光景か?それとも……別の何かが見えてこないか?」

 

「……狐が、見えました」

 

 

 

殺戮の少し前、金髪で巫女服の少女がカメラの端に場違いな閃光と共に人々に矢を射る。彼らは明らかに一心に矢を受けているにも関わらず平然として彼女自身にも気づいている様子もない。一方、もう一人の銀髪の彼女はトラックは車の行きかう駅前の大通りの真ん中に立つ。そして突如として紫炎に包まれたかと思うと悍ましい化け物と化し通りかかった一台のトラックに紫炎を包み込んだ。そして、そのトラックが事故を起こして全てが始まった

 

 

 

「彼女らはこの地に根ずく神、その仕事風景だ。確かにこれは人の目には見えない光景ではあるだろう。だが今は緋刃についてを考えてく欲しい」

 

「ニエは、ただ暴れているとしか思えません」

 

「成程。それなら聞き方を更に変えよう。普段の彼女と比べてあの時の彼女はどう映った?」

 

 

 

俺はコーヒーを置き無言で思考してから慎重に答える。

 

 

 

「昂っていた、でしょうか。」

 

「うむ、正にそれを聞きたかった」

 

 

 

蕾さんはノートパソコンを操作し今度は別の資料を映した。何かの調査資料のようで資料の中の写真はこの前泊ったホテルのシャワールームや映画館である。内容の多くは化学的な説明が多くされ理解は難しい。それでもルミノール反応、という単語が俺にある事を想起させ、次のページにはプラネタリウムのように散り散りに光を発する写真の数々が並んでいた。

 

 

 

「これは君たちの遊び回った場所を極秘調査した資料だ。君も感づいていつようにこの光は血痕だ。調査は細かく書いているが要約するとシャワールームには血をタオルで拭いた跡がべっとり、映画館にも僅かに血痕が残っている」

 

 

 

そうか、だからあんなにタオルが濡れていたのか。ニエはシャワーを浴びる振りをして……

 

そこで俺は一度思考を止めた。俺はもしかしてとんでもない思い違いをしていたんじゃないか。でも、あそこに俺達以外の誰かを連れ込めるような隙は無かったし、でもそれじゃあニエはシャワールームの中で誰の血を片付けていたんだ。

 

 

 

「君、どうかしたのか。急に動かなくなるとは」

 

「あの、ここで誰かが死んだんですか?」

 

「いいや。この資料の写真の血は全部緋刃の血だ」

 

 

 

完結に語られたその言葉は真実だろう。しかしいざ自身が導き出した結論が正しいと肯定された途端、俺は頭が真っ白になる。

 

ニエは殺人鬼だ。自身の食料に何人もの人を殺し、殺人衝動に駆られて殺戮を繰り返す。だが俺の描いたニエの像はたった一言で根底から音を立てて崩れた。そういば彼女がひいろと結婚を迫られて精神的に追い込まれた時にも……

 

 

 

「受け入れられないか?認めたまえ。彼女は血に狂い、血の為には自傷までもを厭わない真正の気狂いだ」

 

「! そんな言い方しなくてもいいじゃないですか!」

 

 

 

大声で否定する。突然の大声に暫くはふたりで黙ってにらみ合い部屋に残響する。そして頭の整理が追い付いた俺は彼女に慌てて謝った。

 

 

 

「あ、あの、ごめんなさい」

 

「私からは多くは言わない。しかし相応の覚悟を持って挑むよう私からは忠告しておこう。しかしきっと君にも緋人の理解は出来るはずだ」

 

 

 

……口では協力するとは言うが彼女を信用していいのだろうか。しかし時刻はまだ朝だ。知るための時間は十分ある。俺は早急に朝食を食べ終え蕾さんに片づけを頼む。

 

 

 

「で、君はまず何をするつもりだい?」

 

「ニエのお見舞いに行こうと思います。あの夜のニエを止めるには相当な労力が必要だっただろうし、殺人癖がどうであれ純粋に彼女と話がしたいんです。それにニエには俺が人に戻る為に協力してくれる約束をしていますから」

 

「君は人に戻りたいのかい」

 

「はい。俺は人間ですから」

 

 

 

それから蕾さんが食事の片づけに部屋を出るとの一緒に俺も部屋を出てニエほ部屋に向かう。ニエを知らなければならないという無責任な責任感に駆られて。




ここまで読んでくださり、有り難う御座います! もし面白いと思って頂けましたら広告下より評価★・レビュー等にて応援していただけたら幸いです!! 作者のモチベーションが爆上がります!!!

………とAIのべりすとで出力されたあとがきの廃材アートをコピペしてみた。
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