念には念を   作:アレキさん

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冨樫先生がTwitterを始めて、ノリで書きました


1話

 

 

 

 

「頭が痛い」

 

最初に思ったことである。

 

「臭い」

 

二番目に思ったことだ。

確かにひどい匂いだ。

俺は意識を朦朧としながら、あたりを見渡す。

目のピントが少しずつあっていき、目の前に広がるものを確認する。

そこには、だだっ広い土地に大量のゴミが広がっていた。

 

「少なくとも、日本ではないな」

目の前に広がる現実に、俺は意外と冷静で重い腰を上げると、俺は異変に気付く。

俺縮んでね?

いつもと目線の高さが違う。それも明らかに。

 

「ッゔ」

再び頭痛がする。

少しずつ思い出してきた。

俺は死んだんだ。

仕事が終わり帰宅しよう歩いていたところ、トラックにそのまま突っ込まれたんだ。

おそらく居眠り運転だろう。あの瞬間はスローモーションになっていた。

まぁ明日から仕事行かなくていいと考えたら、最強かもしれん。

 

「ッウ」

今度は顔に何かが覆い尽くす。

 

「んだこれ?」

一枚の新聞だった。

日本語ではない。しかし俺はその文字を見たことがある。

HUNTER×HUNTERの世界で登場する、俗に言うハンター文字と呼ばれるものだ。

 

「もしかしてHUNTER×HUNTERの世界に転生したのか....」

 

 

 

 

 

 

 

 

「転生」

確かに、仕事帰りにトラックに轢かれるなんて、テンプレもいいところだ。

そしてHUNTER×HUNTERの世界

作者の冨樫先生がTwitterを始めたのを仕事中に知った。

HUNTER×HUNTERを描き始めたと思い、ワクワクしたがら帰っていた。

なんなら死ぬ瞬間に、HUNTER×HUNTERを見たかったと願っていた。

もしかしたら、それが叶った結果なのかもしれない。

「死ぬ前にHUNTER×HUNTERかよ」と思ったかもしれないが、俺がどれだけ連載を期待していたか!

何年休載してんだよあの人!

それを楽しみにしていた矢先に死ぬなんて、とことんついていない。

「もう見れないのか、暗黒大陸編見たかったな」

 

いやよく考えれば、この世界が本当にHUNTER×HUNTERの世界なら、自分の目で続きを見ればいいんじゃないか?

天才か?

だが、この世界で生き残るのは困難かもしれないな。

俺の現在地は、空気が悪くスラム街のような場所だ。

治安も悪そうだ。

もしHUNTER×HUNTERの世界なら、ここはおそらく流星街と呼ばれる場所だろう。

原作では詳しく書かれていないが、廃棄物の処分場となっている地域だった気がする。

チンピラやマフィア、犯罪者の隠れ家にも使われている、恐ろしい場所だ。

俺生き残れんのか?

いや、生き残らなければならない。俺はどうしても続きが見たいんだ。

その為には、この場所で生き残る強さが必要だ。

絶対に生き延びてやる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして俺の流星街での生活は始まった。

どうやらこの場所は流星街であっているらしい。

本当にHUNTER×HUNTERの世界にきてしまった。

正直ワクワクしてしまっている。俺の大好きな漫画だ。前世や未練が無いといえば嘘になるが、正直社畜として一生過ごすよりはましだ。ありがとう神様。子供になっているのは、どうにかして欲しいけどな。

俺の姿を池で確認したところ、どうやら俺は子供の姿になっていた。

まぁ全く知らない姿だが、結構かっこいい。おそらく年は5、6歳と言ったところだろう。

知らんけど

 

まぁまず最初に欲しいのは衣食住だ。

当たり前だが、俺は転生したばっかで何も持っていない。

ここの連中は飯をゴミから漁って探している。カラスみたいな奴らだ。

幸いゴミだけは毎日大量に捨てられる。新しいゴミが来たら、ホームレスのような奴らが集まって取り合いを始める。

世紀末だなマジで。

しかし生きるためなら、俺のような弱者もそうするしかない。

俺はゴミを漁り食べれそうなものを確保しに行く。

ある程度食べれそうなものを確保し、住む場所を探す。

ここは空き家のような場所が多い。セキュリティー面はガバガバだが、屋根があるのはでかい。

やばい俺初日で慣れていたかもしれない。

しかし、いつ殺されてもおかしくない為、出来るだけ周りに人がいなそうな場所を住処にしようと探す。

ゴミ捨て場からかなりあるが、一応条件通りの場所は見つかった。

一軒家だ。家賃8万は硬い。

まぁ冗談はさておき、俺は掃除を始めた。今日から住む場所だ。ゴミの中から、食料を持ってきた身として言うのはなんだが、こういうのは大切にしたい。

そしてある程度生活に役立ちそうなものを、漁ってきた為家具として配置する。

さて、今日は寝よう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そしてあれから一週間が経った。

正直に言おう。この生活になれてしまった。

朝起きて食料を取りにいき(ゴミ漁り)

修行をする。この世界で生き残るには強くなる他ないと思う。

俺は暗黒大陸編まで見たいのだ。つまり暗黒大陸に行く強さがいる。要するにネテロクラスになる必要がある。

まぁネテロクラスは厳しいかもしれないが、上を目指して頑張るしかない。どうやら原作まで後20年近くある。

というのも、新聞で「第267回ハンター試験」と見出しで書かれていた為、ゴン達が参加するのは287回だった為、後20年ある計算だ。

時間はたっぷりあるためそれまでに、強くなっておきたい。

念の習得も含めて。

俺は走り込みと落ちていたクソ重い鉄の塊の棒を、毎日振って鍛えている。

少しずつ体つきが良くなっているのがわかる。もっともっと鍛える必要がある。ある程度の力では暗黒大陸どころか、それ以前に死ぬ可能性も十分にあり得る。それが流星街と呼ばれる場所だ。

俺は体力づくりと座禅を大量の時間をかけて行う。

 

そしてついに俺は目覚める。修行をして一ヶ月と言ったところだろうか、俺の体からオーラが溢れ出す。

どうやら俺は天才かもしれない。冗談抜きでこの体は覚えが早い。

一ヶ月で年を修得してしまう成長速度は自分でも驚く。

そして、一ヶ月間で色々生活も変わった。たまたま見つけたゴミの山からおそらく植物の種のような物を見つけた。じゃがいもの種だ。

俺はそれを庭に植えて育てる。幸いなことに俺は植物を育てる知識があった(Dr.stone)

そのためじゃがいもはすくすく育ち、ゴミ捨て場に食料を取りに行くことが無くなった。まぁ日用品が欲しいから、普通に通うんだけど。まぁ要するに、食に困らなくなった。

そして俺は念の修行を始める。

念には四大行と呼ばれるものがある。

「纏」体の周囲にオーラをとどめる

「絶」オーラが全くない状態

「練」通常以上のオーラを出す。

「発」必殺技

まぁこんなところだろうか。

俺は「発」以外を試してみる。

どれもできてしまった。苦戦はしなかったな。強いて言うなら、「練」が超疲れるくらいだろうか、おそらく「練」を常時していないと、暗黒大陸では即死だと思う。だが明らかに消耗が激しく、どんなに鍛えたところで無理だろう。会長クラスのオーラ量が有ればできるのか?

わからんが毎日鍛えて、オーラを増やすしかないかもしれない。

いつもの修行の比ではないくらいに疲れる。生命力が持ってかれている感じだ。今日はもう寝よう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あれからさらに一ヶ月がたった。

一ヶ月で変わったことがある。まず最初に食料だ。

庭には様々な植物が植えられていて、結構ご飯が豪華になったことだ。

ゴミ漁り最高。

そしてもう一つ、武器である。俺も拾い物だ。ゴミ漁り最高。

拾ったのは刀。かなり思いが切れ味抜群だ。まぁ流星街様々だ。

正直素手で闘うのは、リスクだとは思っていた為ありがたい。刀の練習も始める。

そして念だ。相変わらず「練」は大変だ30分も持たない。最近は「発」

を長時間戦えるような物にしようと考えている。

まぁまだ早いが。

念の修行は順調である。応用技ができるようになった。

「周」物にオーラを纏わせる。これで畑を耕した。

「硬」オーラを特定の部位に集める。これで家周辺を整地した。

「堅」練と硬を混ぜた感じ(おそらく)

正直これができれば、念での戦闘は可能だろう。だが強くなる為には練度が全然足りない。もっともっと修行する必要がある。

そして今日は「擬」の修行だ。

まぁおそらくできる。天才だからな。

そして俺は「凝」をする。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その瞬間、当たりは真っ黒になる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

寝てたのか?俺は体を起こす。すると急激な頭痛に襲われる。

俺は瞬間的に理解された。俺は「凝」のせいで倒れたこと、そしてこれが俺の「発」であることを理解させられた。

頭の中でそう言っている。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「俺は未来が見れる」

そう、俺は発を「凝」をすることによって発動できる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「神の目(ヒューチャーダイアリー)」

 未来を20秒みることが出来る。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

これを聞いてツェリードニヒの「刹那の10秒」思い浮かべたひとも多いと思うが根本的に違う。

「刹那の10秒」は「絶」をすることによって時が止まり10秒間を実体験できると言うものだ。

そう時が止まるのだ。

おれの「神の目」は「凝」をすることによって20秒の未来が頭に入ってくる。その結果俺は脳がショートし眠ってしまったのだろう。

要するに脳への負担が段違いなのである。それに俺は戦闘中に使用した場合、一瞬のうちに情報を処理しながら、戦わなければならないという事。

はっきり言って使い物にならない。

大前提に脳への負担がデカすぎる。恐らく初回無料の特典で助かっただけで、もう一度発動させれば廃人になること、間違いない。

つまりおれは、「凝」をした死ぬという呪いにかかっている状態だ。

クソすぎだろ。

まぁいい。取り敢えず切り替えよう、できないことをやっても仕方がない。俺は立ち上がり修行を再開した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

三ヶ月が経過した。

落ちていた気分が晴れ俺は「凝」以外の全てが出来る様になった。

刀の扱いもかなり慣れてきた。刀に念を込めれば大体のものが切れる。

そして念の攻防力移動もスムーズに出来るようになっていた。

「流」って奴だな。「凝」が出来ないと言ったがそれは目以外の話だ。それ以外は可能だ。一流のハンターは念の流れがとても早く、攻撃が読みにくいらしい。なんならフェイントでオーラを混ぜたりするとか。

オーラを無駄なく瞬時に刀に流す。そして斬る。

結構様になってきたな、次戦では「流」が一番役に立つだろう。

「発」使い物にならないしな。

いや、まてよ。もし、もし、仮に脳みそを強化出来たとしたら。

人間は見たものを脳におくる、それ以上の速度で脳をガード出来るとしたら。

 

 

 

 

 

 

 

 

未来を見れるキャラは総じて強キャラだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

俺は強くなれる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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