念には念を   作:アレキさん

2 / 2
ワンピースが一ヶ月休載らしいですね。
その間にHUNTER×HUNTERやらないかな


2話

 

 

自分の「発」の修行を始めて1年が過ぎた。

過ぎてしまった。

勿論「念」自体の質が、桁違いに良くなっているのがわかる。

そして量自体も増えた。

しかし、目から脳への念の移動はどうしても、タイムラグができてしまう。

最近は本当に可能なのかと、疑ってしまっている。

念の移動自体も繊細で、さらに速さを強いられるし、強化しにくい脳への移動は苦難を極める。

おそらく時間が解決してくれるだろう。

そう自分にいいか聞かせて、授業を繰り返す。

 

 

1年という月日で変わったことがある。

それは、俺の噂が段々広まってきたことだ。

というのも、腰につけている刀を高そうという理由で、スラムの馬鹿どもに狙われている。

そして、その中にマフィアという人種もいる。

ここで言うマフィアは、日本で言う裏の警察とは全く持って異なる。

ただの金稼ぎに走る、犯罪者集団だ。

恐らく、協会や警察に見つからないように行動したいが為に、ここに拠点を作っている。

そして、俺は降りかかる火の粉を払った。

この刀は俺が見つけて、俺が拾った。最近ようやく手に馴染んできたところだ。

まぁ、マフィアの方々二、三人を殺めてしまったわけで、絶賛命を狙われています。

殺した事に、そこまで抵抗はなかった。

相手も命を狙ってたんだ、殺されても文句は言えないと思う。

マフィアに喧嘩を売ってしまった事により、俺は賞金首になってしまった。

俺を捕まえると、賞金が出るらしい。(狙ってきた、スラムの奴に聞いた)

何人か襲い掛かってきたが、返り討ちにした。まぁ実戦の練習になると考えればいいが、かなり過ごしにくくなってしまった。

拠点を少し動かす事にしよう。

 

 

 

 

 

 

 

命を狙われるようになってからだが、「円」を覚えようと思う。

「円」オーラを広げて索敵出来る

俺は「円」をしようと、オーラを拡大させる。

信長は4メートルまで広げれるらしい。

キルアのお爺ちゃんともなると、300メートルまでいけるらしい。

流石だな。

斯く言う俺は、3メートルと言ったところだろうか。

実用性には欠けるな。

そもそも、燃費がすごく悪い。

念自体の質が良くなっているが、戦闘には使いづらい。

どうしようか迷っていたが、そもそも索敵するなら一瞬で良くね。

俺は目を瞑り、全オーラを一瞬だけ放つ。

薄い膜上にして。

オーラの勢いだけで200メートルは行った。

オーラは体の一部。

俺はソナーの容量で生き物、地形を感じ取る。

(索敵ならこれの方がいいな)

オーラの消費もほとんど無いし、効率がいい。

もはや「円」ではないが、まぁ一緒だろう。

もう少し、修行すればも少し広げれることが出来そうだ。

そして、再び「円」いや、「索」とでも呼ぼう。

俺はオーラを広げる。

 

「!!」

早速役に立ったな、誰かが近づいてくるのがわかる。

おそらく、俺の命を狙っている、チンピラの一人だな。

マフィアなら仲間を引き連れてくる筈だ。

正直俺はこの一年と少しで、相当実力を上げた大抵は何とかなるだろう。

そして、茂みの中から人が現れる。

現れたのは、俺と恐らく同じくらいの子供だ。

 

「これは珍客だな。死にたくなければ帰んな」

俺は刀を構えたままだ。

この流星街という場所は「油断=死」を表す。

それは相手が子供でも変わらない。

 

「あんたが噂の溝鼠か?」

 

「溝鼠って言われてんのかよ、もう少しなんかあるだろ」

 

どうやら俺は溝鼠と言われているらしい。

 

「その刀、灰色の髪、死にそうな目、あんたで間違いなさそうだ」

 

「初対面でそこまで罵るとは、最近のガキはマナーがなっていないな」

 

見るからに、只者ではないガキだ。

それは「オーラ」でわかる。

こいつは「念」使いだ。

 

「その構えからして、相当場慣らしてるなお前」

 

「そう見えるか?生憎、刀を握り出したのは一年前なんだわ」

 

念能力者と、やり合うのは初めてだ。恐らく相手は子供だが手練れ。

何人も殺した冷たい目をしている。

 

俺が考察してると、飛びかかってくる。

俺は刀を振り払うようにして、近づかさせない。

(早いな、念の使い方も相当慣れてる)

今の一瞬も、ただ「堅」で殴りかかってきたわけではない。足に一瞬でオーラを溜めて加速させていた。

 

「凄いな、今の一瞬で決めるつもりだったんだけど」

 

だが、今の動きで分かった。

俺はこいつより強い。

足へのオーラの移動が雑で力任せだ。

 

「お前のような若い才能を積むのは嫌いだが、仕方なよな」

 

俺は降り掛かる火の粉を払うだけだ。

 

「同じ年くらいだろ」

 

俺もそいつを真似して、オーラを一瞬で足に込める。

全オーラを

つまり、その間俺は攻防力が足以外は「0」

しかし俺は一瞬で刀にオーラを込める。

俺のオーラ移動は今の段階でも異常なまでの速度だ。

足から刀への移動は、容易であった。

俺は刀を振るう。

 

「悪いな、相手が悪かった」

 

俺は子供の首を刎ねる。

そして、後ろにあった木々も倒れる。

しかし、血は一切出てこない。

そしてなにより手応えがない。

 

「いやー借りといて、正解だったな」

 

後ろから、声がする。

なるほどな、そういうことか。

 

「お前、名前は?」

 

「俺はクロロ、クロロ=ルシルフルだ」

 

「なるほどな」

 

クロロ=ルシルフル Aランク賞金首集団幻影旅団の団長だ。

なるほどな、こんな幼くても相当強いのがわかる。

流石団長だな。

クラピカには悪いが、俺は幻影旅団が好きだ。

かっこいいし、可愛いいし、強い最強集団だ。

俺がここで殺したら、間違いなく未来は変わるな。

 

だが、俺は刀を納めない。

戦うのがこんなに楽しいなんて、知らなかった。

俺はクロロに敬意を払う。

 

「さて、殺りあおう」

 

俺は加速して、クロロの首を切る。しかしまた手応えはない。

すると今度は、クロロが何人も現れる。

(8人に分身した?)

おそらく分身の類の念能力だろう。

8人のクロロが俺殺そうと、襲い掛かる。

 

(8人のコンビネーションがいい、本人同士だからか?)

 

(しかも一人一人のポテンシャルが高い。刀を握りだして1年足らずなのを、分かっているな)

 

嫌な相手だ。

どんどんと弱点を出されているような感じだ。

すると、急に弾丸が飛んでくる。

 

(ッまだいるのか)

 

今出した8人以外にも分身がいる。

危なかった、この一発で決められてもおかしくなかった。

運がいいな。

相手の能力の底がしれない。

間違いなく、念の基礎は俺の方が上だが、上手くそれを活かさない。

いや、活かさせてくれないと言うべきか。

 

(まずいな)

 

一体倒しても、次々と出てくる。

足に弾丸が命中する。

まずは動きから止めさせる作戦か。

弾丸にも、しっかりと念が込められている。

流石と言うべきか。

 

(やるしかないな、今ここで)

 

俺はクロロの攻撃を受けながら

 

一瞬だけ「凝」をする。

 

その瞬間俺の脳内に大量の情報が流れ込んでくる。

どうやら成功らしい。

 

「アドレナリンって最高だよな」

 

俺は全ての攻撃を捌き切る。そしてそれは、

まるで「分かってたかのように」弾丸を斬る。

そして、再び「凝」いや、「発」をする。

 

これが確変って奴だな。

絶体絶命、それは人が成長するチャンスでもある。

全ての分身を斬り、俺は次の行動に移す。

 

「今のもかわされた?」

クロロは自分の攻撃が当たらない事に違和感を覚えていた。

すると一瞬不気味なオーラが自分を覆う。

 

「昨日来れば、結果はわからなかったかもな」

 

クロロは分身の中に紛れてはいない。

俺の近距離のスキルを見てリスクだと思ったんだろう。

 

「だからこうやって、安全な場所から遠距離で狙っていると思ったんだ」

 

「なぜ俺の場所がわかった」

 

「お前も感じた筈だ、俺のオーラを」

 

俺は「索」を使ってクロロを見つけだした。

 

「楽しかったぜ」

 

「ああ、」

 

クロロは悟ったかのように、目を瞑っていた。

そして笑っていた。

どうやら、オーラが相当消耗しているらしい。

おそらくだが、この能力はマフィアから借りたんだろうな。

俺を殺す条件でマフィアから能力を提供する。

まぁマフィアとはドンパチやってたからな。

俺は刀を納めて帰る。

 

「殺さないのか?」

驚きの表情を見せる。

まぁ幻影旅団のことは好きだからな。

 

「あぁ今日は楽しませて、貰ったからな。それに」

 

俺の刀が急に割れる。急に強いオーラを混ぜすぎたな。

 

「お前を殺す獲物もないしな」

 

刀は壊れてしまった。今度はもっと繊細に扱おう。

 

「また、やり合おう」

俺はそのまま歩き始めて、クロロはその場で寝転がっていた。

それにしても、クロロは何歳だろう?

原作の時点で26歳だった気がするから、7歳くらいか?

バケモンだろ(同い年)

もっと鍛錬が必要だな。

刀も探さないといけなくなってしまった。

流石に今日は疲れたから寝よう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「で、なんでいるんだ?」

 

この目の前にいるやつを、殺そうか迷っている。

 

「まぁ家は知ってたからね、ちょっと相談したい事があってね」

「マフィアの奴らはどうしたんだよ、俺の命は?」

 

「あーあいつらなら昨日壊滅させたよ」

 

いや、何やってんのお前?

 

「俺が失敗したからって、うるさくてね。まぁ失敗したんだけどさ」

 

そういえばこいつ、将来のAランク賞金首だったわ。

 

「生憎俺は忙しいんだ、帰れ」

 

「忙しいってどうせ、修行でしょ?俺もやらせてよ」

 

そういうとこは、まだ幼さを感じる。

 

「念の修行は企業秘密なんだよ」

 

「まぁいいや。今日は話したい事があってきたんだ」

 

「なんだよ」

 

「俺と一緒に組まないか?」

 

「はぁ?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。

評価する
※参考:評価数の上限
評価する前に 評価する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。